・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


1、高温傾向はいつまで続く??


 ご存知のように、天気予報番組では「しばらく高温傾向が続く」ことが伝えられています。

 高温が続くということになれば、長期間紅葉が楽しめるとか暖房費が助かるとお考えになる方が多いと思いますけど・・・
 Kasayanの住む長野県では、リンゴの蜜入りが悪くなるなど農作物への影響を気にしている方もいらっしゃいます。

 ということで、一度高温が続くという情報が伝わったのなら、早くも関心事「高温傾向はいつまで続くの?」ということに。
 早速、向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしておきました。

週間気温グラフ181107

 昨日までのデータと同様、少なくとも今週末までは全国的に平年より高い状態が継続。
 北海道では平年を10℃近くも上回る日もあって、「高温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されていることも納得できます。

 ただ、西日本と東日本・・・13日(火)頃から平年を下回る気配。
 高温傾向もこのタイミングでひと段落するかもしれません。

 ということで、グラフの一日先・・・15日(木)21時の空模様気温の様子を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしておきました。

GSM15日181107
(図をクリックすると拡大します)

 晩夏・初秋の空気を北上させる上空の太平洋高気圧(高度5880m)が天気図上から消え・・・
 日本付近では大陸の寒気を運ぶ偏西風太平洋まで南下
 -30℃以下の冬の寒気こそ南下しないものの、-20~25℃以下の晩秋・初冬の寒気が太平洋まで南下してくることが予想されています。

 また、地上では西高東低・・・と言うより北西高南東低変則的な冬型??の気圧配置になって北~北東の風が強まり、高い山で雪の目安=上空約1500m 0℃以下の寒気が関東平野~瀬戸内まで南下
 今季一番の寒気の南下が予想されています。

 この寒気の南下が季節を進めることになるのか?一時的なものに留まるのか??まだ分かりませんけど、昨日と今日、2日連続で同様の予想・・・
 目先の高温傾向は来週半ばにはいったん?解消することになりそうです。


2、週末の空模様、最新データ!


 続いて連日お伝えしている今週末の空模様(Kasayan自身のため?)。
 昨日よりさらに詳しくチェックしておきました。

 まずは10日(土)の空模様

GSM10日181107

 天気が急速に回復する点は昨日と同様。
 「計算値通りに推移するなら」北海道を除いて、午後には日本海側も含む広範囲で秋晴れになることが期待できそうです。

 続いて11日(日)の空模様

GSM11日181107

 引き続き北海道の天気はイマヒトツですけど、西~東日本は移動性高気圧の晴天優勢
 「東海沿岸の気圧の谷が深まる方向に変化しない限り」暖かな秋晴れ・・・行楽日和で推移することが予想されます。

 週末、新潟県で外仕事を予定しているKasayan・・・
 日曜日に作業を進めたいと思うのですが・・・残り2日、計算値はどうなりますやら?
 明日もしつこく最新データを追いかけたいと思います。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


2、今日の空模様・・・北陸と外房の雨は??


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平181107

 青空は見えるものの、上層から下層まで雲が入り乱れている状態
 上空に跳ねる巻雲から地上を這う層雲まで、雲のカタログのようです。

 最低気温は10.3℃(06時04分)で、平年より5℃も高め
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況181107

 目につくのは週末から停滞している関東沖の気圧の谷(黄色の点線:等圧線の高気圧側への湾曲域:低圧部)。
 暖かく湿った南東風が比較的冷たい北東風と収束線(上昇気流帯)を形成し、雨雲を発生させ続けています。

 また日本海には高気圧が移動中
 全国的に高気圧吹き出しの北東風が優勢になっていて、北陸沖では日本海の水蒸気を含んだ北東風が収束し、雨雲の帯を形成しているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると、天気変化の境界線にあたる偏西風強風帯津軽海峡付近南海上に停滞中。
 北と南で何かが起こりそうですけど・・・どうなりますか???

昨日18時から今日06時までのレーダー画像
全国レーダー06時まで12時間181107
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM7日181107
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。 

 太平洋沖の偏西風強風帯に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の比較的浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に北東進
 ただ関東沖には、上空の浅い気圧の谷が通過していく波長の長い上空の気圧の谷が停滞していることがわかります(大きな偏西風の蛇行域を小さな蛇行域が通過していくイメージ)。

 一方日本海では、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の浅い気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が停滞
 日本海側は好天ベースで推移すると思われますが・・・
 -20℃以下の寒気を伴う上空の浅い気圧の谷北海道へと北東進。

 空気が乾燥しているので影響は少なそうですけど、何かしら局地的な影響が気になります。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の谷の停滞に伴い関東沖気圧の谷(黄色の点線)が停滞

 気圧の谷に暖湿南東風が吹き込み続け北東風との収束線上で降水帯が停滞し、上空の気圧の谷が通過するには房総半島の東海上で降水が活発化することが予想されています(海上主体。沿岸への影響は?)。

 また、上空の気圧の尾根に対応して北海道付近まで高気圧が移動するものの、寒気を伴う上空の気圧の谷の影響で東北日本海側弱い気圧の谷(黄色の点線)が発生
 降水域は予想されていないものの、影響に気配りしておいたほうが良いかもしれません。

相当温位181107
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 関東沖の気圧の谷には、引き続き南東方向から暖湿気が流入
 この影響で関東付近はハッキリしない空模様が継続することが予想されています。
 (伊豆諸島では大気の状態が不安定)

 ただ・・・この空模様・・・
 沿岸部を中心にぐずついた空模様になる点はいわゆる北東気流による空模様と似ていますけど、沿岸に気圧の谷が停滞するため暖かく湿った南東風がかなり関与している点が異なります。

 今朝見た某局の天気予報では「高気圧から吹き出す北東風によって関東は曇りがちで・・・」と解説されていましたが・・・
 (間違いではないにしても)腑に落ちないカタチで天気予報を見終わりました。

 なお、東北の日本海側非常に弱い前線帯が発生する模様。
 寒気を伴う上空の気圧の谷の影響と思われますが・・・どれだけ影響するんでしょうか?
 秋田沖を小さなヨットで航海するとしたら・・・Kasayan的にはかなり悩みそうです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ181107
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 GSMモデルではあれこれ重箱のスミをつつきましたが、大崩れはない模様
 ヨットを意識しすぎて細かいことにこだわり過ぎ??

 むしろ低気圧や前線が朝鮮半島方面に進みそうな明日以降の下り坂のほうが問題になりそうですね?


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212