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1、高温傾向はいつまで続く?・・・最新データ


 天気予報を見ていると、週間予報の解説の中で「高温傾向は来週半ばまでにはひと段落」というコメントを耳にするようになりました。

 高温傾向の農作物への影響を心配していた方々にとっては朗報。
 今日も最初は、向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしておくことにしました。

週間気温傾向181108


 これで3日連続・・・高温傾向は13日(火)頃には終わり西~東日本では平年を大きく下回ることが予想されています。

 農家の方もこれで一安心ということになりそうですけど、(今後のこともありますから)このような気温のアップダウンの原因が気になります。
 そこで向こう一週間の(地上の空模様の骨格といえる)上空の気圧配置(大陸の寒気を運ぶ偏西風強風帯の位置)と、(地形の影響を受けにくい)上空約1500mの寒気の動向をまとめておきました。

週間高層天気図181108
(図をクリックすると拡大します)

 (左側の図)とにかく向こう一週間、偏西風強風帯が日本付近で大きく蛇行。
 蛇行が大きすぎて、偏西風の南側への蛇行域には寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が発生、北側への蛇行域にはいわゆるブロッキング高気圧が発生。
 二つの渦がせめぎ合い、上空の気圧配置=地上の空模様の骨格の変化の速度が遅くなっているようです。

 また、寒冷渦とブロッキング高気圧の位置関係によって(大陸の寒気を運ぶ)偏西風の南側への蛇行が小さくなったり大きくなったり・・・また、その状態が長引いたりするようになっていると考えることもできそうです。

 で・・・12日(月)頃まではブログキング高気圧が北海道より東側に位置するものの、13日(火)以降は北海道の西側に移動。
 これを境に偏西風が大きく南に蛇行し、(右側の図)地上付近の冬の寒気(高い山で雪の目安=0℃以下の寒気)が太平洋側まで南下してくることが予想されています。

 このため、来週半ばには高温傾向に終止符が打たれることになるようですけど・・・

 偏西風の大きな蛇行が続く限り再び高温傾向が訪れたり、急転直下の低温傾向になったり・・・
 また、気温の急変時には、寒気と暖気のせめぎ合いによって激しい気象現象が発生したりするおそれがあります。

 この状態がいつまで続くのか?・・・で、今回の冬の天候が左右されることになりそうです。
 (暖冬と言われていますけど、アップダウンが大きく平均すると暖冬というパターンかも?)


2、週末の空模様、最新データ!


 続いて連日お伝えしている今週末の空模様(Kasayan自身のため?)。
 高温傾向なら秋の行楽を楽しんでおきたいところですけど・・・

 まずは10日(土)の空模様

GSM10日181108
(図をクリックすると拡大します)

 昨日の予想とほぼ同様!

 低気圧がサハリン方面へと進み、寒冷前線は早々に東海上へと抜ける模様。
 また、上空約1500m 0℃以下の南下は東北北部まで?
 
 午前中北陸以北は西寄りの風が強く北海道は夜にかけても荒れ模様の天気が続きそうですけど・・・西~東日本は急速に天気回復
 「計算値通りに推移するなら」穏やかな秋晴れになり、西日本の太平洋側では暑く感じられるかもしれません。

 続いて11日(日)の空模様

GSM11日181108
(図をクリックすると拡大します)

 一目瞭然・・・北海道は強風の時雨模様が続き、西~東日本はポカポカの行楽日和

 北海道の高い山では雪の可能性もありますから、雪不足のスキー場には良かった・・・ということにして・・・週末はまずまずの行楽日和になりそうです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


2、今日の空模様・・・西から下り坂だけど・・・本州東岸でも・・・


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平181108

 雲の隙間から日差しはあるものの、青空は見えません
 特に志賀高原や菅平高原など関東との境に連なる東の山々上空の雲が厚く、天使の梯子が神々しく感じられます。
 (09時前後から急速に青空が拡大してきました)

 長野市の最低気温は11.5℃(04時30分)。
 平年を6℃も上回る暖かい朝になりました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況181108

 上空の気圧の尾根(水蒸気画像:水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)後面東シナ海を、低気圧と寒冷前線が北東進中
 低気圧に吹き込む暖湿気の通り道にあたる九州西岸や山陰沖には、すでに雨雲が観測され始めています。

 一方、上空の気圧尾根に対応して高気圧に覆われている東~北日本では晴天優勢
 ただ、暖湿東風や冷湿北東風が吹き込む本州東岸付近には下層雲が広がり、弱い雨雲が点在しているようです。

 ということで・・・どうやら西から下り坂
 本州東岸の雨雲も気になりますが・・・どうなりますやら?

昨日21時から今日09時までのレーダー画像
全国レーダー09時まで12時間181108
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM8日181108
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。 

 東~北日本を通過中の好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)の動きはゆっくり
 このため、後続の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)の動きもゆっくり

 西から下り坂といっても、本格的な下り坂は今夜以降といった感じです。

 このため地上では・・・下段の図・・・寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して、低気圧や前線の降水帯が活発化し、南寄りの風が強まるものの・・・本格的に下り坂に向かうのは今夜から明日にかけて

 西日本の雨は、低気圧に吹き込む暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、山岳風上斜面などを中心に発生する小さな雨雲の影響に留まるようです(たた局地的な激しい現象の可能性はあります)。

 一方、上空の気圧の尾根に対応して高気圧の晴天域優勢の東~北日本・・・
 尾根と対応して高気圧が北偏していることと、南東海上に停滞する気圧の谷の影響も加わって、寒暖湿った空気の流れ込みが続き、夜には強まる模様。

 このため、本州東岸を中心に、弱い雨が降り出すかもしれません。

相当温位181108
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 西日本の今日の雨は寒冷前線前面に吹き込む暖湿気の影響が主体。
 そして、本州東岸付近・・・東からの暖湿気の流れ込みが強まってくるのが分かります。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ181108
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳しくはアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・
 本格的な下り坂は今夜以降ということがわかります。


3、明日の空模様・・・北日本中心だけど、全国的に荒れ模様


 ということで、本格的な下り坂・・・荒れ模様も想定される明日の空模様
 特別にチェックしておきました。

GSM9日181108
(図をクリックすると拡大します)

 急速に発達する低気圧に近い北日本、そして日本海側中心荒れ模様の天気が予想されますけど・・・

 降る時間が短いとはいえ、活発な寒冷前線が西~北日本を通過
 前線通過時の竜巻等の激しい現象が心配されます。

 ということで、今夜の予報・・・しっかりとチェックしてくださいね。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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