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1、北半球上空の寒気・・・暖気エリア日本へ!次の寒気 成長中!!


 今日も最初は北半球上空の寒気と気圧配置の動向(芸がない?)。
北半球アニメ181202
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 日本付近・・・寒気南下エリア(偏西風の南側への蛇行域)が東に抜け西から暖気北上エリア(偏西風の北側への蛇行域)に入ってきました。
 これからしばらく高温傾向が続くことになるわけですけど・・・

 ロシアには北極圏から寒気が流出中
 次の寒気南下エリア発達しながら東進していることがわかります。

週間気温グラフ181202

 これは向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データ。

 昨日のデータと同様・・・
 暖気北上エリアの通過による(異常?)高温傾向が週の中頃まで続き・・・
 週の後半には次の寒気南下エリアによる「今季最初の寒波?」の到来が予想されています。

 ということで具体的な空模様・・・
 大幅な低温傾向が予想されている7日(金)~9日(日)の空模様を、高層天気図とともにまとめておきました。

GSM週末3コマ181202
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子
 下段の図は、地上気圧と降水量、そして地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子

 なんと7日(金)の夜から9日(日)の夜までまる3日間、西高東低 冬型の気圧配置と、北陸以北日本海側中心の降水・・・そして、平地で雪の目安=上空約1500m -6℃以下の寒気の太平洋側までの南下が予想されています。

 また、等圧線日本海西部で大陸側に大きく湾曲して、活発な降水(雪)帯(JPCZ:日本海寒帯気団収束帯)が能登半島の西側を指向
 どちらかといえば里雪型の降雪になって、日本海側平野部中心に降雪・積雪が増加することが考えられます。

 まあ・・・一言でまとめてしまえば「北陸以北では日本海側沿岸平野部中心に大雪の恐れがあって、太平洋側でも関が原など日本海の雪雲の通り道になる地域では降雪・積雪の可能性がある」ということ。

 もちろん「計算値通りに推移すれば」という前提ですけど、週間予報を作成する予報官の頭にもこんなシナリオが(も)あると思います。

 季節外れの高温があれば、季節外れの低温や大雪でツジツマ合わせをするのがお空の神様。
 お手柔らかに願いたいものです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・移動性高気圧優勢!季節外れの高温へ!!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝は新潟県境の信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔181202

 葉が落ち切ってしまった木立を透かして見える空は「ミルク色」(Yumingの歌詞が頭に浮かびました)。
 昨夜までの「12月の雨」は上がり、遠く新潟県方面(ほぼ日本海)上空には、回復を期待させるオレンジ色の朝焼けの空が見えています。

野尻湖畔室内181202

 屋外に設置してある温度計の最低気温は-0.6℃(地上高 約3.5m)。
 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は-2.7℃(05時27分)。

 夏場は最寄りのアメダスと0.5℃以内の温度差しかありませんけど、放射冷却現象が顕著になると、森の中の温度計と開かれた土地のアメダスの温度差は2℃前後に広がります。

 いずれにしても氷点下の朝。
 デスク脇の窓は結露で曇りガラスのようになっています。
 (ガチガチに凍っていないだけマシですけど)

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況181202

 気圧配置は・・・大きな高気圧が優勢!!
 レーダー画像や推計気象分布(リンク)を見ても晴天域優勢ですし・・・
 衛星の水蒸気画像を見ても、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近中

 今日の天気予報は簡単だな・・・なんて考えたくなりますし・・・実際、お天気お姉さんもニッコリして「今日は絶好の行楽日和」なんてコメントしていたりしますけど・・・

 高気圧の中心が本州上にあるということは、あとは下り坂を降りるだけ(ネガティブ?)。
 それに高気圧に覆われたからといって、高気圧エリア全体が好天というわけではありません。

 ということで・・・ネガティブ?なKasayanとしては、どこで?どの程度??天気が悪くなるのかということを、重箱のスミをつつき破る?つもりでチェックしたいと思います。

昨日20時~今日08時までのレーダー画像
全国レーダー08時まで12時間181202
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM181202
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・実況でチェックしたように、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本海太平洋沿岸東進
 二つの上空の気圧の尾根に挟まれ、日本付近は好天ベースであることは確かですけど・・・

 午前中、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西~東日本の南東海上に抜けた後も太平洋岸には偏西風強風帯が停滞することが予想されています(上空の浅い谷:正渦度極大値の通り道)。

 また、上空の気圧の尾根が通過した後、あとを追うように上空の浅い気圧の谷が東進
 上層雲(今日は特別に掲載)を引き連れてくるため、青空を白っぽい空、そして曇り空に変化させることが予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・確かに上空の気圧の尾根の東進に伴って移動性高気圧の晴天域が優勢ですけど・・・
 日中、高気圧の中心東海上に抜けるだけ。

 高気圧後面に位置する東シナ海では、暖かく湿った南東風が強まり・・・上空の気圧の谷の接近もあって降水域が活発化
 九州方面から降り出すことが予想されています(午前中は上空の気圧の尾根の通過によって小康状態)。

 また、上空の気圧の谷が通過した後も偏西風強風帯が停滞し続ける関東沿岸付近・・・
 今夜にかけても気圧の谷が停滞し、暖かく湿った南東風の吹き込みによって他の地域に先行して沿岸で降り出すことが予想されています。

相当温位181202
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 九州方面、関東付近ともに、夜にかけて暖湿気の流れ込みが強まることが予想されています。

 また流れ込んだ暖湿気は、日本付近の冷たく乾燥した空気との間で潜在的な前線を形成(黄色の点線)。
 潜在的な前線付近を中心にまとまった雨を降らせ、局地的に大気の状態を不安定にすると思われます。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ181202
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 確かに移動性高気圧の晴天域が優勢・・・北海道も回復傾向・・・
 そして寒気が北上して気温も上昇傾向ですけど・・・

 好天は留まってくれず、九州方面、関東沿岸から下り坂
 
 下り坂が予想されている地域の方は降り出しのタイミングを中心に予報をチェック
 そして外出先ではスマホのレーダー画像を時々チェックしてくださいね。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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