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1、北半球上空の寒気・・・暖気エリア通過中も、次の寒気 成長・接近中!


 いつものように北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
 広範囲の寒気や暖気の動向を概観!
北半球アニメ181204
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 昨日にひきつづjき日本付近を暖気北上エリア(偏西風の北側への蛇行域)が通過中。
 今日は12月としては記録的な高温になることが予想されているわけですけど・・・

 高温の反動??・・・大陸では次の寒気南下エリア(偏西風の南側への蛇行域)が、-42℃以下の寒気を蓄え成長中

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックすると・・・

週間気温グラフ181204

 今日、東日本で記録的な高温のピークを迎えた後、小規模の気温のアップダウンを経て、大陸で成長中の寒気が7日(金)から日本の上空へ
 今季最初の「寒波」の襲来が予想されています。

 ということで、今日も気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、寒波のピーク7日(金)~9日(日)の空模様上空の寒気とともにまとめておきました。

GSM寒波3コマ181204
(図をクリックすると拡大します)

 3日間連続西高東低 冬型の気圧配置。
 詳細は図中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・・

 気になるのが・・・7日~8日にかけて里雪型(脊梁山脈でも降雪はあるのですがどちらかといえば日本海側の平野部中心の降雪)の降雪、そして冬型が弱まる9日(日)には一時的に?山雪型(脊梁山脈や長野県北部平地での降雪)の降雪が予想されていて、どちらかといえば平地中心の降雪(白馬方面以外のスキー場への降雪が少ない?)に「なるかもしれない」ということ。

 そして下層(上空約1500m)の寒気は一人前の寒波?らしく南下をするものの、上層(上空約5500m)の寒気の南下は初冬レベルということ。
 北海道には真冬の寒気が南下するものの、北陸付近には冬本番の上層寒気(輪島で-30℃以下)の寒気が南下してこないため、これが雪雲の発達にどのような影響を及ぼすのか??雪雲の発達の様子がイマヒトツイメージしにくい状況です。

GSM上昇流3コマ181204
(図をクリックすると拡大します)

 これは700hPa(上空約3000m)の上昇流と、850hPa(上空約1500m)の気温と風の様子

 西寄りの風優勢で・・・長野県西部の3000m級の山々の風下には、里雪型の降雪時に特有の上昇気流(赤)・下降気流(青)のコントラストが顕著に予想されていることがわかります(スケールは異なりますが山岳波も発生し、衛星画像ではくしの歯状の雲が観測される可能性大)。
 こうなると・・・(経験則上)中部山岳付近のスキー場への積雪があまり増えない傾向

 また、新潟県上越付近 上空約1500mの風速が弱め
 この場合も雪雲が北信五岳(飯綱・戸隠・黒姫・妙高・斑尾)を越えにくく長野県内のスキー場の積雪が増えない傾向にあります。

 大雪は困りますけど、降るべき時に降らないのも困りもの。
 今季最初の寒波・・・実際はどうなるでしょうね??

GFS寒波3コマ181204
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 なお、米国(NOAA)のGFSモデル気象庁GSMモデルとほぼ同様の予想
 あれこれ書きましたけど、寒波が訪れ、日本海側中心に雪が降ることは確かです。


 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     




2、今日の空模様・・・日本海側からゆっくり下り坂!午後を中心に荒れ模様?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平181204

 白っぽい青空に日光が拡散し、まぶしい空が広がっています。

 最低気温は師走とは思えない9.5℃(07時12分)。
 いよいよ記録的な高温が始まったようですが・・・・

 そんな今朝の実況

実況181204

 日本付近は大陸と太平洋の高気圧に挟まれた気圧の「谷」。
 
 気圧の谷には北から寒気の「川」、南から暖気空気の「川」が流れ込み始めていますが・・・
 北からの寒気の「川」は寒冷前線の「ダム」にさえぎられて日本付近に南下できず、南からの暖気の「川」が優勢・・・全国的に気温が上昇しています。

 また、暖気は太平洋の湿った空気を運んでくるため、寒気と暖気がぶつかる寒冷前線付近、そして暖湿気の入り口にあたる太平洋側の潜在的前線付近で雨雲が活発化。
 日本付近を挟み込むように、雨雲の帯が発達しているのが分かります。

昨日20時~今日08時までのレーダー画像
全国レーダー08時まで12時間181204
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM181204
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 -30~-40℃以下の真冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)がゆっくりと沿海州へ

 日本付近では、日本海沿岸、本州上、太平洋岸の概ね3本の偏西風強風帯に沿って上空の気圧の谷断続的に北東進することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・日本海では寒冷前線の降水帯が次第に活発化、そして刺身包丁のようにシャープになりつつ南下することが予想されています。
 このため前線が通過するタイミングで天気が急変・・・短時間の強雨・落雷・突風等の発生が心配されます。

 また、断続的に北東進する上空の気圧の谷に対応して太平洋側でも一日を通して前線のような降水域が停滞
 沿岸を中心に通り雨をもたらすことが予想されています。

 そして・・・今夜にかけて、寒冷前線南側で等圧線が混雑
 南西風が強まって、上空約1500m 12℃以上の暖気が東北まで北上し・・・晴れ間がのぞく地域中心に12月としては記録的な高温が予想され、25℃以上の夏日になる所もありそうです。

相当温位181204
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 暖気に対応して水蒸気も北上・・・この時期としては強い暖湿気が北海道まで北上
 前線付近を中心広範囲で大気の状態が不安定になることが予想されます。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ181204
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 紫色は下層雲。

 今日の雨の本番・・・西日本は午後から東日本は今夜になりそうですね。

 そして明日朝・・・北日本では再び雪になりそうです。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
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 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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