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1、北半球上空の寒気・・・今季最初の寒波、北日本に 接近中!


 もはや日課・・・今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ181205
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 およそ一週間前、北極から東欧に流れ出した真冬の寒気・・・
 反時計回りに回転しながら成長し、北日本に接近してきました。

 ただこの寒気の影響・・・明日にかけて北日本限定
 明日の偏西風の東西流域(寒気の南下 小康状態)を経て、明後日金曜、偏西風の南側への蛇行域とともに西~東日本にも影響することになるようです。

週間気温グラフ181205

 これは向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データ。
 北半球のアニメでチェックした偏西風の蛇行に対応して、今季最初の寒波は7日(金)から10日(月)頃まで続くことが予想されています。

 ということで・・・今後の偏西風の蛇行の様子を把握すべく、向こう一週間の高層天気図(上空約5500mの気圧配置と偏西風・上空約1500mの気温)をザックリとまとめておきました。

週間高層天気図181205
(図をクリックすると拡大します)

 詳細は図中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 確かに地上付近(上空約1500m)には平地で雪を降らせるような寒気が南下してきますけど、上層(上空約5500m)冬の寒気を運ぶ偏西風強風帯(左側の図:濃い水色の矢印)の南下は東北まで

 この時期、寒波と呼ばれるような数日間続く寒気の南下の場合、-30℃以下の冬の寒気が能登半島まで南下してもおかしくないのに、今回は一時的にも南下せず
 暖冬と予想されているこの冬の傾向を暗示してるような状況が予想されています。

 だからといって今年は小雪だとか予想に反して多雪だとか云々することはできませんけど、冬の寒気を運ぶ偏西風の南下の程度に着目して最新データを追いかけてみる価値はありそうです。

GSM明日明後日181205
(図をクリックすると拡大します)

 これは、ひと呼吸おいて冬型の気圧配置と寒気の南下が強まる明日6日(水)~明後日7日(金)の空模様

 確かに冬型の気圧配置が強まって下層(上空約1500m)の寒気も南下
 太平洋側の平地でも雪が降るような空模様が予想されていますけど・・・・
 上空約5500mの冬の寒気(-30℃以下)を運ぶ偏西風の南下はイマヒトツ

 Kasayan的には少々違和感を感じています。


 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     




2、今日の空模様・・・北日本中心の一時的な冬型、いったん回復傾向だけど・・・


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平181205

 南の空は明るくなり始めていますが、善光寺平(長野盆地)東側の志賀高原~菅平高原は、新潟県方面から流れ込む低い雲に覆われています。

 雲の中は雪かな??と、志賀高原や菅平高原のライブカメラを見ると・・・
 なんと標高2000m級の横手山でも雨になっているようです。

 長野市の最低気温も9.9℃(07時43分)。
 深夜01時が11.8℃・・・寒気の南下に伴って日が高くなっても気温は下がり続けている模様。
 志賀高原も間もなく雪に変わると思われますが・・・

 そんな今朝の実況

実況181205

 昨日の高温とにわか雨をもたらした寒冷前線・・・概ね東海上に抜けています。

 代わって気圧配置は西高東低 冬型へ
 真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷が北日本へと東進していて、これから冬型の気圧配置が完成すると思われます。

昨日20時~今日08時までのレーダー画像
全国レーダー08時まで12時間181205
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM5日181205
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 昨日からの悪天をもたらしている上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜け日本海を好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東進
 このため西~東日本は一時的に回復に向かうと思われます。

 一方北海道は、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷がいったん抜けた後、-30~40℃以下の真冬の寒気を伴った上空の気圧の谷が接近・通過
 夜にかけても上空の浅い気圧の谷が断続的に通過し続け北日本中心の冬型の気圧配置と雪雲が空高く発達しやすい状況継続すると思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・西~東日本は回復傾向
 太平洋側中心に晴天域の拡大が予想されていますけど・・・

 北日本は夜にかけても西高東低 冬型の気圧配置が継続
 北寄りの強風と高波、さらに日本海側の降水の継続と(平地で雪の目安)-6℃線の東北への南下が予想されています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ181205
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 紫色は下層雲。
 
 寒気を伴う上空の気圧の谷が通過する北日本(主に北海道)で冬型の気圧配置と寒気の南下が続き、西~東日本は太平洋側中心に緩やかに回復

 ただ・・・明朝には日本海に低気圧が発生し、発達しながら北東進
 荒れ模様の天気が週末の寒波の幕を開けることになりそうです。
 

 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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