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1、北半球上空の寒気・・・今季最初の寒波、北日本へ!


 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ181206
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 一週間かけて東欧からやってきた北半球最大の寒気塊・・・いよいよ先端が北日本に流れ込み始めています。

 このため天気予報番組では週末の寒さが連呼されているわけですけど・・・

週間気温グラフ181206

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データを見ると、今回の寒波明日からおよそ三泊四日の滞在になる模様。
 連日同様の結果が発表されていますから、概ねこんなスケジュールで平年を大きく下回る寒さが続くことになりそうです。

 ということで・・・明日から本格化する寒波の様子・・・
 今日の空模様、そして明日から明後日の空模様という時間の流れに沿ってチェックしていきたいと思います。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     




2、今日の空模様・・・一雨降って寒波襲来!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平181206

 灰色の雲に覆われているものの標高2000m級の山々の稜線はハッキリ・・・高積雲や層積雲による高曇りと言った感じ。
 
 志賀高原~菅平高原の山すそには層雲もかかって寒々しい景色ですけど、最低気温は2.5℃(05時26分)。
 平年の最低気温は氷点下ですから、景色ほど冷え込んではいないようです。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況181206

 北海道付近西高東低 冬型の気圧配置で、西岸中心に降雪が観測されていますけど・・・

 西~東日本には3つの気圧の谷(等圧線の高気圧側への湾曲域:低圧部:黄色の点線)が解析されていて・・・
 暖かく湿った南風の吹き込みによって、山陰沖九州~四国南岸、そして関東沿岸に小さくても活発な雨雲(雷雲)を含んだ不安定性の雨雲が観測されています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、日本付近には道北付近、朝鮮半島から日本海にかけて、そして太平洋岸に3本の偏西風強風帯が停滞

 そして朝鮮半島以北では、真冬の寒気と悪天(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進中
 
 この上空の気圧の谷が気圧の谷を発達させながら東海上に押し出して、西高東低 冬型の気圧配置を形成することになりそうです。

昨日18時~今日06時のレーダー画像
全国レーダー06時まで12時間181206
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM181206
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況でチェックしたように、北海道付近には-30℃~40℃以下の真冬の寒気を運ぶ偏西風強風帯(濃い水色の矢印)が停滞していて、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が非常にゆーっくり北海道方面に東進。

 また、本州上空(日本海沿岸寄り)と太平洋岸(やや沖合)にも偏西風強風帯が停滞し、上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に北東進することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・日本海の偏西風強風帯と上空の気圧の谷に対応して、日本海西部に低気圧が発生
 南西側に潜在的な前線(南西風の収束線)の降水帯を伴い、発達しながら北陸沖へと東進することが予想されています。

 また太平洋岸には高気圧縁辺に沿って暖かく湿った南西風が吹き込むため、沿岸の偏西風強風帯に沿って前線帯が顕在化
 上空の気圧の谷の通過に伴い夜にかけて低気圧も発生し、三陸沖へと進むことが予想されています。

 さらに日本海の低気圧北側(日本海北部)では、真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷の接近に伴って等圧線が混雑するとともに降水(雪)域が活発化
 今夜にも道南付近を中心に、(着雪が心配される)横殴りの湿った雪を降らせることが予想されています。

相当温位181206
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 太平洋岸の前線帯にはこの時期としては強い暖湿気が流入

 沖縄方面はまだまだ25℃以上の夏日が継続
 
 また、前線付近や暖湿気が流入しやすい太平洋沿岸の地域では大気の状態がかなり不安定になると思われます。

  ということで・・・今日、寒波の先端は北海道付近にかかり始めるものの、冬型の気圧配置は完成せず・・・北海道を除いて寒波の露払いの雨が主体
 日本海と太平洋側の低気圧が抜けた地域から寒気が南下してくるようですね。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ181206
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 紫色は下層雲。

 午前中西日本中心の雨
 東~北日本午後にはまとまった雨になりそうです。


3、明日~明後日朝の空模様・・・西高東低 冬型強まる!!


 続いて寒波の影響が強まる明日~明後日朝の空模様

GSM3コマ181206
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、そして地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 どうやら西高東低 冬型の気圧配置が完成するのは明日7日(金)の夜

 日本海西部JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる雪雲の帯の発生が予想されているのがわかりますが、雪雲の帯は若狭湾沖で大きく東に湾曲・・・新潟県~山形県付近を指向することが予想されています。

 これ、いわゆる里雪型の気圧配置。
 スキー場が多い脊梁山脈の降雪はそこそこで、大雪になってほしくない沿岸平野部で降雪・積雪が増加してしまうおそれがあります。

 そしてこの傾向・・・明後日8日(土)も続きJPCZの西進によって雪雲の帯が北陸西部(福井・石川)に移ることが予想されています。

 なかなかうまく降ってくれないものですけど・・・このパターンの場合、JPCZが若狭湾より西に移動するタイミングで、東日本以北で山雪型(脊梁山脈や長野県北部中心の降雪)の気圧配置に変化することが多いのでちょっと厄介。

 週末の雪の降り方・・・(できれば?)明日の記事でも検討したいと思います。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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