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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


1、北半球上空の寒気・・・今季最初の寒波の中心、北日本へ!


 今季最初の寒波となる寒気を追い続けて約1カ月・・・
 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向からチェックしたいと思います。
北半球アニメ181207
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 4日(火)、寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が日本の北に到着。
 一昨日、5日(水)は寒冷渦西側を経て-36℃以下の寒気が北海道に流入。
 そして昨日、6日(木)には寒冷渦の西側で-42℃以下の真冬の寒気が南下を開始。

 いよいよ今季最初の寒波が訪れようとしています。
 雪乞いをするほど雪を待ちわびていた方から暖冬を喜んでいた方まで、悲喜こもごも。
 Kasayanはジャストタイミング!・・・昨日、タイヤ交換を終えました(実は予約が偶然昨日だっただけ)。

 昨日に引き続き今回の寒波の滞在予定表?・・・向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしてみると・・・

週間気温グラフ181207

 どうやら今回は10日(月)まで3泊4日のご滞在
 11日(火)には、西~東日本中心に再び平年を上回ることが予想されています。

 気象庁の用語集には、寒波について「主として冬期に、広い地域に2~3日、またはそれ以上にわたって顕著な気温の低下をもたらすような寒気が到来すること」と記載されていますから、今回の寒気の到来と気温の低下を「寒波」と呼んでも良いでしょう。

 ということで今日は寒波の全体像・・・今日の空模様に続いて週末土日の空模様もチェックしたいと思っていますけど・・・

 私だけではないですよね?・・・12日(水)から再び気温が平年を下回ることが予想されているのが気になります。
 今回の寒波の影響を受けない南西諸島でも平年をやや下回る可能性が。
 低温の傾向や期間を見ると「次の寒波」と言えなくもない・・・

 新たに追いかけるモノができてしまいました。

GSM14日09時生データ181207
(図をクリックすると拡大します)

 これは14日(金)09時の空模様と上空の気温の様子

 「生データをそのまま引用しない(必ず自分の意思を表現する=加筆する)」というのがこのブログのコンセプトですけど・・・
 今日は特別!生データを引用してます(土日の天気図を作図したので、こちらを作図する時間がありませんでした)。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     




2、今日の空模様・・・夜には冬型の気圧配置 完成!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平181207

 善光寺平(長野盆地)を取り囲む志賀高原や菅平高原、飯綱高原はもとより、里山すら低い雲の中
 雨や雪こそ降ってはいませんけど、誰もが空模様を疑う状況です。

 最低気温は7.3℃(06時28分)で昨日より5℃も高め
 寒波の影響はまだ感じられません。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況181207

 昨日の雨を降らせた低気圧と前線東海上へ
 一方大陸では等圧線が大混雑・・・シベリアで勢力を強めた高気圧が、日本海へと張り出そうとしています。

 ただ、日本海西部小さな低気圧がポツン。
 この低気圧が西高東低 冬型の気圧配置の完成にストップをかけているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると、朝鮮半島方面から真冬の寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進中
 この上空の気圧の谷が東海上に抜けるタイミングで日本海の低気圧も東海上へ
 西高東低 冬型の気圧配置が完成し、真冬の寒気も日本上空にやってくることになりそうです。

昨日19時~今日07時のレーダー画像
全国レーダー07時まで12時間181207
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM7日181207
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 
 北海道に向けて-30~35~40℃以下の真冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に南東進
 中でも今夜、-40℃以下の寒気を背負ったメインの上空の気圧の谷(ピンクの点線)が北日本を通過するタイミングで、西高東低 冬型の気圧配置が完成
 広範囲で風雪が強まることになりそうです。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・メインの上空の気圧の谷にドリブルされるように日本海の低気圧東海上に抜けて急速に発達
 全国的に等圧線が混雑した強い冬型の気圧配置の完成が予想されています。

 また、全国的に北寄りの風が強まることで地上付近(上空約1500m)の寒気も急速に南下
 平地で雪の目安=-6℃以下の寒気が西から南下・・・瀬戸内まで南下するため・・・山陰でも降雪・初雪になることが予想されます。
 (雪の降り方等は図中の書き込みをお読みください)


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ181207
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 紫色は下層雲。

 日本海の低気圧が東海上に抜けた後も、日本海には気圧の谷(低圧部)が残り、風の収束線(シアーライン)に沿って降水帯が発生
 -6℃線とともに南下し、収束線が上陸する夜には日本海側で降水が活発化し・・・
 夜間の地上気温の低下とともに、雨が雪に変わると思われます。

 また、収束線が上陸するタイミングでJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の雪雲の帯若狭湾~能登半島西岸を指向
 その後、朝にかけて新潟県方面へと東進
 この雪雲の帯の先端降水・降雪が強まることになりそうです。


3、明日~明後日、週末の空模様・・・西高東低 冬型続くも、雪の降り方 微妙に変化。


 続いて明日~明後日、週末の空模様


 (1)土曜日の空模様・・・里雪傾向の降雪?


 まずは明日、8日(土)の空模様

GSM8日181207
(図をクリックすると拡大します)

 西高東低 強い冬型の気圧配置が継続
 JPCZの雪雲の帯が新潟県から山形県を指向するため、雪雲をモロに受ける立山方面を除いて北陸の平野部中心の降雪(地上気温次第ですが)になることが予想されます。
 
 もちろん北日本は大雪傾向・・・北海道は暴風雪の可能性も

 また、上空約1500m -6℃線が西日本の太平洋上まで南下
 関門海峡付近、近畿付近など、日本海から雪雲が流れ出しやすい地域を中心に太平洋側でも降雪になることも考えらえます。


 (2)日曜日の空模様・・・冬型弱まり始めるも、山雪型の降雪に?


 最後に明後日、9日(日)の空模様

GSM9日181207
(図をクリックすると拡大します)

 -30℃以下の寒気を運ぶ偏西風強風帯は同じ場所に停滞するものの・・・
 断続的に北日本を通過する上空の気圧の谷が次第に浅くなって、冬型の気圧配置は少しずつ弱まる傾向。

 地上付近の寒気もジワジワと北上の気配を見せ、JPCZの降雪帯も弱まりながら西進を始めるようです。

 ただ、北陸から北の日本海側には降水(雪)域が残り等圧線が南北に(比較的)縦型に。
 日本海で発生した雪雲が真北から流れ込む傾向に変化し、いわゆる山雪型の降雪(脊梁山脈や長野県北部などを中心とする降雪)に変化する可能性が示唆されています。

 このため今日~明日にかけて降雪が少なかった地域でいきなりの降雪・積雪になる可能性が。
 天気予報解説の「冬型が弱まる」という表現には注意をしたほうがイイかもしれません。

 ということで・・・この週末今季最初の本格的な雪、太平洋側は本格的な冬空と寒さにご注意ください。

 (追記
 お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、GSMモデルの初期値は06日21時です。
 誤りです。未来のGSMモデル・・・あったらイイですけど。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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