・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 今日も日課の北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190107
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 シベリア~北極海に蓄積された-42℃以下の寒気塊。
 一部がサハリン付近に漏れ出し、バイカル湖の北で寒気の谷(南下エリア)が成長し始めています。

 これら寒気の流出が局地的・一時的なものなので寒気の蓄積傾向が続くのか?それともこのまま寒気の放出期が始まるのか?が今後の注目点。
 ちなみに3か月予報では、北海道を除いて2月から高温傾向(暖冬傾向)が続く予想。
 2月の暖冬傾向の前に最低でも一回、寒気の大放出?があっても不思議ではありませんけど・・・どうなりますやら?

 ちなみに向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データでは・・・

週間気温190107

 明後日9日まで、東~北日本で低温傾向、西日本で概ね平年並みの状態が続き・・・
 10日以降は、東~北日本で概ね平年並み、西日本で平年を大きく上回る高温傾向が予想されていて、向こう一週間は全国的に平年を下回るような寒波・・・北極圏に蓄積された寒気の大規模な流出の影響は無い模様(8日~9日に一時的に低温傾向が予想されているのみ)。

 今のところ、気象庁の他のデータ、他国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)をチェックしても、寒波(広い地域に2~3日、またはそれ以上にわたって顕著な気温の低下をもたらすような寒気の到来)は認められません。

 そこそこ定期的に寒気の南下があれば大荒れ、大雪など災害級の寒波にはならないで済むのですが・・・

 ということで、今日は目先、一時的に気温が低下する8日(火)~10日(木)の空模様を、ざっくりとチェックしておきました。

GSM3コマ190107
(図をクリックすると拡大します)

 上空では9日(水)をピークに、-30~40℃以下の真冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、東~北日本を通過。

 このため8日(火)は西高東低 冬型の気圧配置が強まり始め・・・

 9日(水)は冬型の気圧配置が完成し、全国的に強風や高波に。
 日本海側では広範囲で活発な降雪・・・北日本では暴風雪も予想されています。

 ただ10日(木)には一転、移動性高気圧が優勢になり、冬晴れエリアが拡大するとともに、南西風が吹き始める西日本から寒気が急速に北上することが予想されています。

 ということで、9日には一時的に冬型の気圧配置が強まり影響もそこそこ強いものになりそうですけど・・・冬型の気圧配置も気温の低下も2日間に満たない一時的なもの。
 久々に西日本でも平年を下回ることが予想されていますけど、寒波と呼ぶのはためらわれます。

 北極海~シベリアに蓄積されている-42℃以下の寒気・・・いったいどのようなカタチで影響するんでしょうね??
 Kasayan的には、目先3日程度の予想をコマメにチェックし、大雪や南岸低気圧に対処するしかないかな?なんていう気がしています。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・東~北日本中心の冬型、息をしながらまだ続く


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190107

 わずかに千切れた積雲が浮かぶものの、ほぼ快晴の空模様。

北アルプス190107

 空気が透き通っているため、北アルプス南部の表銀座の山々もハッキリ、近くに見えます。

 もちろん放射冷却が強まっていて最低気温は-4.8℃(07時17分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190107

 東~北日本中心に等圧線の間隔が狭いので・・・西高東低 東~北日本中心の冬型の気圧配置。
 日本海側の雪雲も、能登半島より北側で活発化していることがわかります。

 また衛星の水蒸気画像を見ても、大陸の寒気を運ぶ北西偏西風は東日本より北側が中心。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)も関東甲信以北を断続的に南東進しています。

 今回の冬の気圧配置・・・今朝のような「東~北日本中心の」冬型ばかり。
 「日本の緯度が5度ほど南にズレたんじゃないの?」と言いたくなるような状況です。

 昨日16時から今日04時までのレーダー画像
全国レーダー06時まで190107
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 北陸付近では西から雪雲が流入し、いわゆる里雪傾向の降雪。
 北アルプス立山・後立山方面には雪雲が流れ込むものの、大町より南側、表銀座の山々では冬晴れ優勢の空模様になっています。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM7日190107
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 北日本では・・・午前中、-35℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が通過して一時的に冬型の気圧配置の影響が強まるものの・・・
 夜にかけて緩やかな上空の気圧の尾根(偏西風の北側への蛇行域)が通過。
 後続の上空の気圧の谷が接近しているので、小康状態になることが予想されます。

 また午前中、東日本でも-30℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が通過。
 一時的に雪雲が活発化するものの、こちらも緩やかな上空の気圧の尾根の通過に伴い小康状態へ。
 もっとも夜には西~東日本の太平洋側、日本海側双方を、上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)がを通過し始め、早くも下り坂に向かい始めると思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・実況と同様、一日を通して「東~北日本中心の」西高東低 冬型の気圧配置が続くものの・・・

 北日本では、夜になると等圧線の間隔がやや開き、風雪が小康状態になることが予想されています。
 また、西~東日本も太平洋側中心に晴天域が拡大。

 上空の浅い気圧の谷の通過に伴い、日本海の気圧の谷(黄色の点線)が深まりながら東進し、低圧部の低気圧化(薄い低マーク)が示唆されていますけど、(今日のところは)天気を崩すというより、低気圧に吹き込む南風が寒気(-6℃線)をわずかに北上させ、むしろ回復傾向に寄与することになりそうです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190107
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 紫色は下層雲。

 やはり北陸以北では、「東~北日本中心の」冬型に伴う降雪が息をしながら続く模様。
 今日いっぱいは小康状態と言えそうですけど・・・

 上空の気圧の谷の通過に伴い日本海で気圧の谷の(収束線の)降水(雪)帯が活発化。
 明朝には降水(雪)帯が上陸して、西から寒気も南下。
 再び風雪が強まり始めることが予想されています。

 冒頭でご紹介したように9日が風雪のピーク。
 とすると、日本海側では今日の小康状態を有効に利用し、明日以降の除雪に備えたいところです


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212