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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 天気予報では明日にかけて大雪が伝えられていますけど、8日朝の段階で大雪に関する気象情報が発表されているのは長野県と新潟県。

 実はKasayan・・・これから長野県の豪雪地帯 信濃町を通り、新潟県妙高市でひと仕事。
 もちろん車は4WDでタイヤはスタッドレス。
 さらにタイヤチェーン、スタック脱出用の滑り止めプレート、雪かきスコップを積んでいます。

 それでも・・・一人ではどうにもならない状況に陥るのが豪雪地帯の恐ろしいところ。
 雪が強まる前に帰ることができれば良いのですが・・・
 

1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190108
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 -42℃以下の寒気の本体は北極海にあるようですけど・・・
 ここ数日、寒気の一部が極東方面に漏れ出し、断続的に北日本を指向している状態。

 先行の一波は一昨日(6日)に北日本を通過してオホーツク海へ(これで新千歳空港が混乱)。
 後続の一波が、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)とともに大陸を南東進していることが分かります。

 後続の一波が通過した後、いよいよ寒気の本体が南下してくるのでしょうか???

週間気温グラフ190108

 これは向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データ。

 後続の寒気の影響は東~北日本限定。
 今日から明日にかけて東~北日本で平年を下回ることが予想されていますが、西日本では概ね平年並みで推移することが予想されています。

 そして明後日10日(木)以降は西日本で平年を大きく上回る高温傾向、東~北日本では概ね平年並みで推移・・・西高東低 冬型の気圧配置ならぬ「気温分布」が予想されています。

 ということで・・・北極海で成長中の-42℃以下の巨大な寒気塊・・・
 しばらく日本にやってきそうもありませんが・・・いつ?どんなカタチで?影響するんでしょうね?
 ※計算値を見る限り、16日以降がアヤシクなり始めていますけど・・・まだまだわからん???

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・西高東低 冬型の気圧配置 今夜がピーク?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190108

 東の空は巻層雲が広がる高曇り。
 西の空は放射状に沸き上がる高積雲・層積雲に覆われて、北アルプスを見ることができません。

 これ、長野県付近で西風が強まって、弱いながらも福井・岐阜方面から雪雲が流れ込んでいるときの空模様。
 今朝の実況をチェックしてみると・・・

実況190108

 昨日に引き続き、気圧配置は「東~北日本中心の」西高東低 冬型。
 能登半島より北の日本海側に雪雲が観測されています。

 ただ等圧線の間隔が広めなので風雪は弱め。
 
 衛星の水蒸気画像を見ると、-30℃以下の冬の上空寒気を運ぶ偏西風強風帯が東北に停滞していて、偏西風強風帯上を上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に通過中。
 このため大崩れはないものの、北日本中心に冬型の気圧配置が続き、北陸以北で断続的に雪が降り続けいるわけですけど・・・

 北半球上空のアニメでチェックしたように、現在-42℃以下の強い寒気を伴った上空の気圧の谷が接近中。
 これから冬型の気圧配置が強まることになるようです。

昨日19時から今日07時までのレーダー画像
全国レーダー07時まで190108
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。
 「明日にかけて強い冬型の気圧配置になる」ということですから、今日は特別、明朝までの天気図を作図しておきました。

GSM190108
(図をクリックすると拡大します)

 文字が小さくなってしまったので拡大してご覧いただきたいのですが・・・
 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 -30℃以下、-35℃以下、-40℃以下、それぞれの寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、明日午前中にかけてゆっくりと東日本以北を通過。
 -40℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が通過する今夜をピークに、下り坂に向かうとともに大気の状態が不安定になることが予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して、明朝にかけて西高東低 冬型の気圧配置が強まることが予想されているわけですが・・・

 今日は冬型の気圧配置が強まるにつれて、日本海で北西風の収束線(黄色の点線)が活発化。
 収束線の雪雲の帯が指向する北陸、そして延長線上の岐阜県や長野県西・北部、そして群馬県北部を中心に降雪が強まる里雪型(北陸沿岸部や長野県西部や北部の山沿い、谷川岳方面中心の降雪t)の気圧配置になることが予想されています。

 一方、冬型の気圧配置が完成する明朝になると、収束線の降雪帯が対馬方面へと西進し、等圧線が南北縦型に混雑した山雪型(内陸山沿い中心の降雪)の気圧配置になることが予想されています。
 もちろん、雪国以外も冷たい北風が強まって海上は高波に。

 明日日中は、冬型の気圧配置は上空の気圧の谷の後面で次第に緩むはずですけど・・・
 明朝にかけては、中部山岳北部から北陸沿岸にかけて広角打法?の降雪・・・それも短時間の大雪になるおそれ。
 明朝の車通勤は次善の策を考えておいたほうがイイかもしれません。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190108
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 概ねGSMモデルと同様の予想ですけど・・・
 アニメで見ると、今回の大雪はJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の雪雲の帯が主役だということが良くわかります。

 特に冬型が強まり始める今日は、JPCZの延長線上に位置する新潟県、さらには新潟県と群馬県の県境付近(上越新幹線沿いのスキー場エリアですね)、そして長野県北部の山沿い付近で大雪の可能性。

 そしてJPCZが西進しながら南下する明日未明には福井県~岐阜県、そして長野県西部の壁=北アルプス付近で大雪になることが予想されています。

 さらに広角打法の降雪時のお約束・・・若狭湾から名古屋方面への雪雲の流出も気になります。

 この点、救いは-6℃以下の寒気の北陸への南下が今夜遅くなってからということ。
 日中の平野部は雨やみぞれで推移し、積雪が増えるのは未明になってから?
 ということでトータルの積雪は抑制されそうですけど、未明からの追い上げ?も結構激しそうなので、いずれにしても明朝の除雪や交通障害には注意したいところです。

 以下に関東甲信地方、そして新潟県の「大雪に関する情報」(リンク)を抜粋して引用しておきます。

気象情報関東甲信190108

気象情報新潟190108

 それでは少し早めに新潟県に行ってきます!!


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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