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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日、新潟県で仕事があったので、ブログ更新もそこそこに早めに出発。
 これは昨日昼頃、新潟県境に位置する信濃町の野尻湖畔の様子ですが・・・

野尻湖畔190109
(写真をクリックすると拡大します)

 まだ雪は降り出しておらず、積雪(アメダス)は”たったの”38センチでした。

 ただ、新潟県で仕事を終えて再び野尻湖畔を通過した際は雪が降り出していて・・・
 今朝(07時)の積雪は84センチ。
 24時間かからず新たに46センチの積雪がありました。

 景色はどのように変わったんでしょうね??

 ちなみに今日も早めの用事・・・大雪警報が発表される中、渋滞を見越して早めに出発したいと思います。
 

1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190109
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 北極海で成長した-42℃以下の巨大な寒気。
 いつ?どこへ?流れ出すのかが気になるところですけど・・・・

 昨夜から大雪をもたらしている寒気は、北極海で成長した寒気の一部がシベリアに「漏れ出し」一時的に冬型の気圧配置と低温をもたらしているだけ(結果的に-36℃以下の寒気塊が極東にできましたけど)。

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしても・・・

週間気温グラフ190109

 寒気の影響は東~北日本中心の一時的なもの。
 明日以降、東~北日本では概ね平年並みで推移し、西日本では平年を大きく上回る状態が予想されています。

 また・・・北極海の巨大な寒気塊が日本付近にやってくるような気配は感じられません。

 念のため16日以降予想されている東~北日本の気温の低下の様子・・・
 16日09時の予想を確認してみても・・・

GSM16日190109
(生データ。図をクリックすると拡大します)

 (時間がないので生データで申し訳ありません)
 確かに西高東低 冬型の気圧配置が強まり寒気が南下するものの・・・
 いわゆる「東~北日本中心の」冬型の気圧配置。

 -40℃以下の寒気の南下はサハリン付近、-30℃以下の冬の寒気も北陸付近までしか南下せず、西日本への影響はイマヒトツといったところです。

 不気味な北極海の寒気塊・・・
 16日頃から寒気の放出期を迎えるのか?それとも滞留期を継続するのか?
 大寒まで10日あまり・・・目を離せない状況です。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・西高東低 冬型 ピーク過ぎるも降雪残る


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190109


 久々の本格的な雪景色。
 南の空に明るさの気配も見えず・・・今日の長野市は冬型に伴う日本海側の天気分布に入っています。

 昨日22時から積もり始めた雪は07時時点で8センチ。
 大した積雪量ではありませんけど、この冬一番の積雪なので(ライブカメラを見る限り)道路はかなり渋滞しているようです。

 最低気温は-2.4℃(06時59分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190109

 気圧の谷(低気圧や低圧部)が東海上に抜けて西高東低 冬型の気圧配置が完成する直前の段階。

 全国的に等圧線が混雑して大陸からの季節風が強まり始めていますが・・・・
 等圧線が微妙にクネクネ。

 日本海には弱い気圧の谷(等圧線の高気圧側への湾曲域:低圧部)が発生していて季節風が流入・・・
 風の収束線(上昇気流帯)が形成され、収束性に対応して発達した雪雲の帯が、衛星水蒸気画像の偏西風強風帯に沿って山陰沖を回り込むように西から北陸に流れ込んでいるのが分かります。

 このため新潟県や長野県を中心に降雪が活発化。
 08時現在、長野県北部付近やその真北に位置する新潟県上越に大雪警報が発表されています。

全国レーダー06時まで190109
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 これは昨日18時から今日06時までのレーダー画像
 
 今日未明までは西から雪雲が流れ込む里雪傾向(北陸では沿岸平野部中心の降雪)でしたが、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の雪雲の帯が西進・南下した未明からは、北西からストレートに雪雲が流れ込み、内陸脊梁山脈中心に大雪になる山雪傾向に変化していることがわかります。

 このパターン・・・Kasayanの住む長野県北部で雪が強まり、(野沢温泉方面や志賀高原方面で)最後まで雪が残りやすいんですよね。

 【08時45分追記】

昨日21時から今日06時までのウィンドプロファイラ
プロファイラ190109
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 西寄りの風(里雪傾向)が北西の風(山雪傾向)に変化する様子がよくわかります。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM9日190109
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 今回の冬型と大雪をもたらしている-30~40℃以下の強い寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は、東日本を最後に東海上へ。

 代わって西から、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近してくることが予想されています。

 ということで・・・天気は回復傾向。
 ただ、北日本では上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)の通過とともに寒気の流入が続き・・・
 東日本では偏西風強風帯の停滞に伴い上空の気圧の谷が尾を引く可能性が。
 また、九州南部付近では上空の浅い気圧の谷の通過が予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中は西高東低 冬型の影響が継続し、全国的に強風や高波が継続。

 日本海側の広範囲で降雪が続き、偏西風強風帯の停滞と上空の気圧の谷の影響が続く北陸付近中心に特に活発な降雪が予想されています。

 この点夜にかけては、高気圧の張り出しに伴い西から冬型が緩み晴天域が急速に拡大・・・
 寒気(-6℃線)が北上。
 西風が残る北日本を除いて急速に回復することが予想されています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190109
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 北日本日本海側の風雪が残るものの、西~東日本では比較的順調に回復する予想。
 偏西風強風帯が残る北陸付近も、日本海の風向が南西に急変するタイミングで(雪雲の流入が止まり)急速に回復するようです。
 
 一方、明朝は九州西岸や日本海沿岸に風の収束線が発生。
 大崩れは無さそうですが、局地的な雨や雪を降らせることになりそうです。
 (今夜の予報で再チェックしてくださいね)

 ということで、今日も早めに出かけたいと思います。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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