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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日の黒姫高原。

2日黒姫高原190113
(写真をクリックすると拡大します)

 南岸低気圧が近づく中、巻層雲・高層雲が広がって白い空優勢でしたが空気が透き通っていて・・・
 北信五岳はもちろん、焼山や火打山など新潟県の頚城山塊、志賀高原の横手山・笠岳、菅平高原の根子岳まで、さえぎるものがなければ全ての山を見通すことができそうな冬景色でした。


1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 それでは、いつものように北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190113
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 昨日から少しずつバラけはじめた北極圏の-42℃以下の寒気・・・
 寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)西側からシベリア方面に少しずつ流れ出していることがわかります。

 で・・・この寒気がいつ?どのように?日本付近に影響するのかということが目下Kasayanの関心事なわけですけど、最新の向こう一週間の気温傾向(平年差)のデータをチェックすると・・・

週間気温グラフ190113

 昨日までの計算値と同様、16日(水)~17日(木)頃に一時的な冬型に伴う寒気の南下が予想されているだけ。
 これまでの高温傾向を調整?緩和?つじつま合わせ?してくれそうな寒気の南下は予想されていません。

 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)でグラフの先を覗いてみると・・・

GSM22日190113
(原図のまま:図をクリックすると拡大します)

 22日(火)頃、強い冬型の気圧配置と今季一番?になるかもしれない寒気の南下が予想されていました(それでも大寒の寒気の南下具合としては引き続き東~北日本に偏っている感じ)。

 ブレ幅が大きく、作図をする気持ちも起こらなかったので原図だけのご紹介でご容赦を。
 他国のモデルも含め、数日のうちにしっかりと検討してみたいと思っています。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・南岸低気圧 去り、天気は回復傾向だけど・・・


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境信濃町 野尻湖畔・・・

野尻湖畔190113

 県境までおよそ2キロ・・・北の新潟県の空は高曇り。
 一方、長野県の空はほぼ快晴。

 朝日が昇り始めるとともに、黒姫山が山頂からオレンジに染まり始めました。

足跡190113

 ふと気づくと玄関前の踏み跡のとなりに動物の足跡。

 ウサギではなく・・・キツネでしょうか?
 正体をつきとめるべく、トレイルカメラを仕掛けることにしました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190113

 ここ数日、天気予報解説を賑わせていた南岸低気圧が東海上へ。
 関東付近の雨・雪雲も概ね東海上に抜けたようです。

 一方大陸から高気圧が張り出しいて、天気は回復傾向・・・と言いたいところですけど・・・

 朝鮮半島付近を南東進する上空の気圧の谷(水蒸気画像:赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)に対応して対馬から山陰沖にかけて気圧の谷が停滞中。
 九州北部沿岸に弱い雨雲が観測されています。

 もしこの気圧の谷が深まって東進するようなことがあれば、天気回復どころか下り坂??
 回復?下り坂?・・・今日の天気はどちらに転がるんでしょうか??

昨日18時から今日06時までのレーダー画像
全国レーダー06時まで12時間190113
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昨日18時から今日06時までのレーダー画像
中部レーダー06時まで12時間190113
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TW03時実況190113
(03時 南岸低気圧の影響:図をクリックすると拡大します)


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これから・・・そして今日は特別、明朝にかけての空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM13日190113
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 午前中、-30℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東日本付近を南東進。
 加えて西日本でも、上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が南東進。

 夜にかけて南東海上に抜けることが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・午前中、上空の気圧の谷の前面に位置する関東沿岸に気圧の谷(黄色の点線:低圧部)が残る模様。
 南岸低気圧と南岸低気圧北側の副低気圧は陸地から離れるものの、沿岸に雨・雪雲が予想されています。

 また、上空の気圧の谷が抜ける夜・・・天気は回復傾向ですが・・・西~東日本には偏西風強風帯が停滞したまま。
 このため、偏西風強風帯に沿って断続的に上空の非常に浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に通過して、日本海西部に気圧の谷の降水(雪)帯が停滞、北陸付近には北から弱い雪雲の流入が続き、関東沖にも引き続き気圧の谷の降水域が予想されています。

 大崩れではありませんが、全般に雲が多め??
 停滞する偏西風に沿って南下してくる上空の浅い気圧の谷が予想より深まったら・・・それでも大崩れではありませんが局地的には天気マークのイメージより悪い空模様になるかもしれません??


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190113
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 紫色は下層雲。

 全般に大都市の多い太平洋側ほどよく晴れて・・・天気予報解説の論調も(必要以上に?)回復優勢になりがちな空模様。

 ただ、沿岸中心に所々で収束線が発生することは確か。
 最寄りの地域が収束線に近いようなら予報の安全マージンを少しだけ大きめにとっておいたほうがイイかもしれません。

3、明後日の空模様・・・大気の状態不安定・・・山は注意!


 連休なので今日も特別に明日の空模様

GSM14日190113
(図をクリックすると拡大します)

 今日一日、西~東日本付近に偏西風強風帯が停滞することが予想されているわけですけど、この状態は明日も続く模様。

 さらに明日は-30℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷も通過することが予想されています。

 ということは・・・今日以上に晴天の虫食いといえる雨や雪があるかも?
 地上付近にも寒気が流れ込んでいるため大気の状態が安定傾向ではありますけど、局地的な天気の急変や落雷や突風も心配されます。

 特に冬山・・・
 少々大げさですけど、想定外を減らすべく「可能性」を頭の片隅に入れておくことは大切ですよね?


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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