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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 今日は天気予報もニュースも関東の降雪でもちきり。



 騒ぎの真っ最中にテレビやネットの天気予報と同じことで騒いでも意味がないので(天気予報ゴッコになっちゃいますから)、ブログでは必要最小限度のこと、テレビの解説では伝えないことしか触れませんけど・・・

 ちょうど一週間後、久々に泊りがけで東京・横浜に出かける予定のKasayan・・・
 「来週末に再びあるかもしれない??南岸低気圧」をイメージしながらお天気放談「番外編」のアカウントでつぶやいています(天気以外のことも多いですけど)。

 興味のある方は覗いてみてください。

1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 さて、今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190209

(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 昨日北海道に強烈な寒さをもたらした寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が-42℃以下の寒気とともにオホーツク海に抜けたものの・・・ノロノロ。

 シベリアにはまだ-42℃以下の大量の寒気の在庫?が残っています。
 で・・・この寒気の在庫の出荷の予定?を向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データでチェックすると・・・

週間気温グラフ190209

 昨日の計算値と同様、14日(木)頃まで寒気の流入が続き、平年を大きく下回る低温傾向が予想されていますが、15日(金)には西~東日本中心に平年を上回る高温が予想されています。

 ということで、来週の金曜日あたりが寒波の在庫切れ?・・・という感じですけど・・・・
 16日(土)には早くも気温下降の兆候が!

 昨年末だけでなく先月末にも「最強」という言葉が天気予報やニュースで躍り・・・今となっては「最強」という言葉のインフレ状態。
 まだ計算値のブレ幅が大きいようですけど・・・この先の出来事もよく考えて、今回の寒波の枕詞のを選んでいただきたいと思います(経験則で話すなら経験則と断り、データで話すならデータの可能性に言及するなども)。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・南岸低気圧の降雪長引く?


 もちろん3連休の空模様、明日~明後日の空模様もチェックしますが・・・
 まずは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平190209

 標高2000m級の菅平 根子岳は雲の中。
 標高1000m級の里山の頂上は見えているので雲底は1200m前後?
 日差しは全く見えす、影もできない状態です。

 最低気温は-3.7℃(04時32分)で平年より1℃ほど高め。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190209

 午前6時、関東沖に低気圧が発生したようですけど、午前3時の段階では関東沿岸に気圧の谷(黄色の点線:低圧部)が停滞。

 気圧の谷には南から暖湿気が流れ込み、北東から三陸沖の冷たく湿った空気が流入。
 寒気の上に暖湿気が滑りあがり、雪雲が発達し、関東東岸付近から雪が降り出しています。

 昨日20時から今日08時のレーダー画像と08時の推計気象分布と(WNI社)ウェザーリポートをチェックすると・・・

全国レーダー190209
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 関東以外・・・冬型の気圧配置が弱まっている北日本はもちろん・・・
 そして寒気を伴う上空の気圧の谷の接近によって活発化している日本海の低気圧に近い西日本でも、南風が吹き込んでいるにも関わらず、高原や高い山中心に雪になっているようです。

 確かに関東の降雪の影響は大きいですけど、全国ネットの天気予報なら、3連休で遠出をする人のために広範囲の降雪情報を伝えて欲しいところです。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは・・・今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM9日190209
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 午前中、太平洋岸に停滞する偏西風強風帯(水色の矢印)に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に東北東進。
 南岸低気圧を発生・発達させ、東海上に運ぶことが予想されます。

 また夜になると-35℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が北陸以北を通過し・・・
 さらに後続の上空の気圧の谷が-40℃以下の強烈な寒気を伴って北海道方面に南下。
 小康状態の北日本を再び下り坂に向かわせ、関東付近の南岸低気圧の影響を長引かせることが予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中、四国沖と関東沿岸の気圧の谷に低気圧(低圧部?)が発生。
 夜にかけて発達しながら東海上に抜けることが予想されています。

 また低気圧の発生に伴って強まる北寄りの風に乗って地上付近の寒気が南下。
 夜にかけて-4~6℃線が太平洋岸まで南下することが予想されているため、一日を通して降るモノが雪になりやすいと思われます。

 一方、-35℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に対応して日本海西部の気圧の谷に低気圧が発生。
 低気圧に向かって南風が吹き込むため山陰は日中雨が主体になりそうですが、大気の状態はかなり不安定に。
 落雷や突風など激しい現象の発生が心配されます。

 また、日本海の低気圧は夜にかけて偏西風強風帯乗り、-6℃線を引き連れながら若狭湾付近へ。
 北陸では降雪の強まりとともに降雪が強まり始め・・・
 関東付近も上空の気圧の谷と低気圧の影響で、降雪が長引くことになりそうです。

 なお、小康状態の北海道付近も低気圧が宗谷海峡付近を東進したあと冬型の影響が強まることに。
 3連休初日は本当にあいにくの天気になってしまいました。
 (子どもは雪好きだからイイですけど・・・ね)


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190209
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 関東の降雪・・・計算上は夜遅くまで残る模様。
 そして・・・・明朝は上空約1500m -8℃以下の寒気が関東上空へ。
 路面の凍結には本気で注意!!・・・ノーマルタイヤなら諦めも肝心。


3、三連休2日目、3日目の空模様・・・月曜 建国記念日 再び関東で雪!?!?

 
 それでは最後・・・今日も連休2日目夜から3日目の空模様

GSM10日11日190209
(図をクリックすると拡大します)

 こちらも詳細は図中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 やはり関東・・・だけでなく東海などでも雪の可能性がかなり高め。
 これで4日連続で似た計算値がはじき出されていることになります。

 (テレビの天気予報ではいきなり雪の可能性が高まったと表現していたりしますが、あくまで公式発表に雪マークがついたことをもって「いきなり」と言っているんだと思います。そうれなければ裏?を考えすぎた???さすがに計算値はかなりガチガチでしたから)

 この連休は日本海側も太平洋側も雪が降りやすい状態。
 遠出をするなら雪対策や雪情報の収集が必要。
 雪対策ができないなら素直に遠出はあきらめましょう!!

 ちなみに来週末・・・Kasayanはスタッドレスタイヤのまま東京・横浜へ(トランクにはスコップとチェーン、滑り止めを積んだまま)。
 これが東京や横浜で役立たないことを祈っています。

 今日は灯油切れというびっくりの出来事で更新がかなり遅くなりました・・・ごめんなさい。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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