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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 ビルの屋上に所せましと並ぶレーダーのアンテナ・・・

気象レーダー190211
(写真をクリックすると拡大します)

 昨日、近くのホームセンターの駐車場から撮影した写真。

 ちょっとアヤシイ感じもしますが、多くのアンテナは船舶用のレーダーアンテナ。
 そして一番大きなパラボラアンテナは気象レーダー。

 レドームに入っておらず、むき出しのまま回転する姿は地球防衛軍の基地!?
 昔は電機メーカーの技術者で一海特、航空特、四海通、JH0L・・でもあるKasayanにとっては萌え~の光景だったりして。

 長野県の製造拠点を持つ日本無線(JRC)は日本でも有数のレーダーのメーカー。
 日本の気象レーダーの多くはKasayanの地元・・・長野市で生産されています。

 ふるさと納税・・・地場産品に「気象レーダー」はいかが??


1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 それでは今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190211
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 この一週間、日本の北に進んできた寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)を中心に-42℃以下の寒気が沿海州~オホーツク海をグルグル。
 北海道に断続的に流入していることがわかります。

 ただ、-30℃以下の冬の上空寒気の流入域は北日本中心。
 沖縄付近まで張り出した上空の太平洋高気圧の影響???・・・西日本には上空寒気が流れ込みにくい状態が続いています。

 ただ、地上付近の寒気は「そこそこ」東日本の太平洋側、そして西日本にも流入。
 今日は西日本でも広範囲で降雪が観測されていて、今年の冬の傾向を象徴するような状況にになっています。

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックすると・・・

週間気温グラフ190211

 昨日の計算値と同様、この状況は14日(木)バレンタインデー頃まで続く模様。

 次の南岸低気圧が予想されている15日~16日頃を挟んで寒気の在庫がなくなるかも???という「気配」が見え始めていますけど・・・どうなりますやら??

 ちなみに次の南岸低気圧の影響・・・
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)では16日(土)午前中がアヤシイ感じ・・・

次の南低GSM190211
(図をクリックすると拡大します)

 米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデルでは、15日(金)の日中がアヤシイ感じ・・・

次の南低GFS190211
(図をクリックすると拡大します)

 計算値はこれからどのように変化していくんでしょうね??
 (4WDスタッドレスで東京に行ってもノーマルの車の巻き添えを食いそうで怖い・・・)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・南岸低気圧、昨日の計算値よりは影響大きめ?!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平190211

 厚めの高層雲を透かして太陽も見える空模様。
 標高2207m 菅平高原の根子岳の山頂付近が見えていますから、雲底はそこそこ高いと思われます。

 最低気温は-5.9℃(04時01分)。
 3連休中で最寒い朝になりました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190211

 (水蒸気画像)太平洋側と日本海側に停滞する偏西風強風帯に沿って、上空の浅い気圧の谷が断続的に東進中。

 このため、日本海側に低気圧が一個・・・太平洋側では四国沖に低気圧、関東沖に気圧の谷(黄色の点線:等圧線の高気圧側への湾曲域:低圧部)が発生し、概ね3か所で雨・雪雲が活発化。

 ご存知のように関東平野の東側(千葉・茨城方面)で雪になっているほか・・・
 西日本の比較的標高の高い地域、そして岡山付近など瀬戸内の平野部でもかなりの広範囲で降雪・積雪になっているようです。
 (東日本ではあまり伝えられていませんが、09時20分現在 香川・徳島・奈良、そして大阪府にも大雪注意報が発表されていたりします。関東では千葉と茨城だけなのに伝えられ方に差があり過ぎな感じ・・・しませんか?)。

昨日16時から今日04時 関東甲信地方のレーダー画像と推計気象分布・ウェザーリポート


(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

昨日18時から今日06時 全国レーダーと推計気象分布

全国レーダー06時まで190211
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM11日190211
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 夜にかけても太平洋側と日本海側に偏西風の強風帯(水色の矢印)が停滞。

 この偏西風強風帯に沿って悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に通過することで悪天が維持され・・・
 夜には少しだけ深めの上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過して、一気に冬型の気圧配置の骨格に変化することが予想されています。

 また北海道には-40℃以下の強い寒気を伴った上空の気圧の谷がジワジワと接近する模様。

 このため地上では・・・下段の図・・・実況でチェックした関東沖の気圧の谷にも低気圧が発生。
 低気圧北側に形成される北東風の収束線付近で降雪を強めた後、東海上に抜ける模様。

 一方、日本海側の低気圧はジワジワと発達しながら今夜北陸付近に上陸。
 南岸低気圧が過ぎ去った直後に北陸付近の風雪を強め・・・もしかすると、関東北東部の降雪を長引かせるかもしれません。

 また-40℃以下の寒気が再び南下してくる北海道・・・
 やはり収束線(黄色の点線)付近を中心に降雪が強まってくるようです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190211
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳しくはアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 とにかく今日は、複数の低気圧や低圧部によって寒暖それぞれの風が入り乱れ、あちこちに収束線を形成。
 雪が降る収束線、雨が降る収束線が、上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が通過するたびに発達したり弱まったり・・・複雑な動きをする模様。

 今雨が降っていても、突然雪に変わればノーマルタイヤでは・・・
 交通事故が多発した一昨日と同じことを繰り返すようなことのないようご注意ください。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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