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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日は新潟の海へ・・・

柏崎190310

 気持ち「良すぎる」空の下、快適なシーズンを送れるようにヨットのメンテナンス。
 予想以上に作業がはかどり、2日間の予定を1日で終えることができました。

 ただ・・・長時間、無理な姿勢で狭いエンジンルームに体を入れていたので全身筋肉痛・・・
 メンテナンスだけでなくヨットの乗り方も年相応にしないと・・・と感じた次第です。


1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 それでは今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190310
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 引き続き-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が接近中。

 二つの寒冷渦が相互に影響を及ぼしながら日本付近に寒気を運び込むので寒気の流入の仕方は単純ではありませんけど、まもなく寒の戻りがあることは確かです。

 そこで、向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データを確認すると・・・

週間気温グラフ190310
 素直に見れば、西日本では明日から寒の戻り??
 東日本も13日(水)から低温傾向・・・寒の戻りと言えそうです。

 ただ・・・期間は少々長め・・・三寒四温のリズムではありません。
 長いこと高温傾向が続いたと思えば、長期間の低温傾向??

 今日はそんな低温傾向が続く中、低温傾向の底?と思われる13日(水)と16日(土)の空模様をチェックしておきました。

 まずは13日(水)の空模様

GSM13日190310
(図をクリックすると拡大します) 
 
 上空では(右の図)、カットオフ(偏西風が大きく蛇行しついには流れから切り離されて渦になること)気味の上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、-35℃以下の寒気とともに北日本を通過。

 このため地上では(左の図)、発達した低気圧が北日本を通過するとともに、大気の状態が不安定になって荒れ模様の天気に。
 少々変形した西高東低 冬型の気圧配置と平地で雪の目安=-6℃以下の寒気の南下に伴って、北陸以北の日本海側に予想されている降水域では、平地でも雪になる可能性があります

 もっともカットオフ気味の寒気を伴う上空の気圧の谷の予想は変化しやすく、まだ「計算値通りに推移したら」という条件付きの空模様。
 寒くなって雪国では雪が降る可能性「も」ありそうだ。多かれ少なかれ寒くなる可能性「は」高そうだ・・・程度に考えておけばイイと思います。

 続いて、16日(土)の空模様

GSM16日190310
(図をクリックすると拡大します) 

 こちらは・・・(偏西風の蛇行が)深い上空の気圧の谷が-30~35℃以下の冬の寒気を伴いながら北陸以北を通過。
 
 このため、上空の気圧の谷前面で発達した低気圧が東海上に抜けて西高東低 冬型の気圧配置に。
 平地で雪の目安=-6℃以下の寒気が東海付近まで南下し、再び日本海側の平野部で降雪の可能性が示唆されています。

 こちらもまだまだ先のこと・・・ブレ幅の大きな予想ですけど、早すぎる春の訪れにタイヤ交換を急ぎたい人にとっては重要な情報。
 長野に住むKasayan的にはタイヤ交換を先送りにする判断材料になりました。
 (降ったら乗らない、降った所には行かない・・・ならなんの問題もないんですけどね)

 いずれにせよ・・・これからしばらく、春を強調しすぎる全国ネットの天気予報に違和感を感じる日が多くなる予感がしています。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・荒れ模様だけど・・降り出しのタイミングは?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝は新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190310

 下り坂・・・荒れ模様が予想されていますが、野尻湖畔はほぼ快晴の空。
 枯れた森を透かしてオレンジに染まる黒姫山を見ることができました。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は-1.5℃(02時49分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190310
 寒気を伴う上空の気圧の谷(水蒸気画像:赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が北海道を通過中。
 このため低気圧がオホーツク海に進み、低気圧から延びる寒冷前線が北海道を通過していますが、影響は風や波が主体(青森・秋田付近のシャープな降水帯が目につきますけど・・・)。
 上空の気圧の谷が抜けるタイミングで回復に向かうと思われます。


 一方、九州や南西諸島方面では低気圧や前線が東北東進中。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が黄海方面、東シナ海方面で東進しているため、上空の気圧の谷の前面・・・対馬海峡付近や南西諸島方面では東進する活発な雨雲が観測されています。

 ということで、今日は西から下り坂。
 気になるのは降り出しのタイミング、そして降り方や吹き方・・・

 気象庁は、こんな気象情報(原本にリンク:「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)を発表して注意を呼び掛けています。

気象情報190310

 目先、雨の降り方より風の吹きっぷりに対して警戒を呼び掛けている状況。

 17時に更新される情報に雨の降り方が記載されるのか??
 夕方以降の天気予報あるいはニュースに注意してくださいね。


昨日18時から今日06時 全国レーダーと推計気象分布

全国レーダー06時まで190310
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM10日190310
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 北海道を通過中の、冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は東海上へ。
 代わって好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が北海道へ。
 こちらは回復傾向で推移しそうですけど・・・・

 東日本を通過中の上空の気圧の尾根は早々に東海上へ。
 代わって、東シナ海からジワジワと上空の気圧の谷(正渦度極大値)が西日本・・・そして東日本へ。
 夜には足並み(位相)を揃えた上空の気圧の谷が九州南部へと進むことが予想されています。
 とすると、西~東日本は下り坂で・・・夜にかけて坂道が急になると思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・日本海側の偏西風強風帯と太平洋沿岸の偏西風強風帯に対応して、南北二つの低気圧が発生。
 いずれも発達しながら西日本を(かなり)ゆっくり東北東進することが予想されています。

 このため西日本は太平洋側はもちろん日本海側でも風・波強く荒れ模様の天気。
 暖かく湿った南東風が吹き込むため、宮崎県付近、九州山地の南東斜面など、地形的に上昇気流が発達しやすい太平洋側の地域を中心に大雨になることも心配されます。
 (大雨と気温上昇に伴う融雪による洪水、土砂災害も気になるところ)

相当温位190310
(図をクリックすると拡大します) 

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。 

 低気圧に吸い上げられるように、強い暖湿気(水色が濃いエリア)が首を持ち上げるように太平洋岸へと北上。

 夜には沿岸にかなり接近することが予想されています。

 ということは夜にかけて大気が不安定になる度合いが増すということ。
 大雨が心配されるのはもちろんですが、不安定な大気によるピンポイントの強い雨や、落雷・突風などの激しい現象も心配されます。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは、以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190310
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 紫色は下層雲。

 西日本は一日・・・というより明日にかけて雨と考えておいたほうが無難?

 降り出しが遅いはずの東日本も、暖湿南東風が流れ込みやすい東海方面は比較的早めの降り出し。
 この流れだと、関東沿岸も3時間に一回ほどスマホのレーダー画像をチェックする価値はあるかもしれません。

 そして・・・明日朝の東日本はかなりの荒れっぷり。
 横殴りの雨が想定されますから、通勤はご注意を・・・

 また西日本・・・冒頭でチェックしたように、天気の回復が低温傾向のスタートラインになりそうです。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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