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1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190313
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 北極生まれ、西シベリア経由でやってきた-42℃以下の真冬の寒気を伴った寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)・・・
 先端の-30℃以下の寒気が日本海側の地域にかかり始めています。

 早すぎた春に(遅すぎた?)冬の逆襲?がはじまりました。

 で・・・冬の逆襲はいつまで??
 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしてみると・・・

週間気温グラフ190313

 どうやら、西日本中心に17日(日)頃まで続く模様。

 となると・・・平年を下回ることが予想されている週末の具体的な空模様は??
 週末の空模様を気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしてみると・・・

GSM週末190313
(図をクリックすると拡大します) 

 16日(土)は、-35℃以下の真冬の寒気を伴った上空の気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)が通過。
 このため上空の気圧の谷にドリブル?されて地上低気圧が発達しながら東海上に抜け、西高東低 冬型の気圧配置に。

 北寄りの風の強まりとともに平地で雪の目安=上空約1500m -6℃以下の寒気が太平洋側まで南下し、日本海側を中心に広範囲で降雪になる「可能性」が示唆されています。

 また17日(日)は・・・回復に向かうことなく・・・-35℃以下の寒気を伴った後続の上空の気圧の谷が通過。
 日本海に新たな低気圧が発生し、東日本付近??に雨や雪をもたらすことが予想されています。

 ということで・・・「計算値通りに推移すれば」週末は日本海側中心に雨や雪の可能性。
 低気圧の動き次第で太平洋側も日曜日は冷たい通り雨(山沿いでは降雪?)も想定されます。

 ・・・・週末、日本海に行こうと思っていたKasayanとしては残念な空模様・・・ 
 全国的に昇温傾向が予想されている来週18日(月)以降の空模様に期待してしまいます。
 来週はお彼岸・・・暑さ寒さも彼岸まで・・・ですし・・・

 そおで念のためグラフの「その先」・・・来週末の空模様をチェック・・・
 すると目にとまったのが23日(土)の空模様

GSM23日190313
(図をクリックすると拡大します) 

 驚くなかれ、-40℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷が日本海を南下。
 二週連続で週末の降雪??の「可能性がプンプン」しています(その程度の確からしさと思ってください)。

 このままだと2週連続で週末は寒の戻り?・・・日本海側は降雪の可能性??
 
 こんな調子が4月までもつれ込まないことを祈りつつ、寒の戻りの最新データを追いかけていきたいと思います。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・標高の高い地域から雪に変化?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190313

 ドン曇りに見えますけど、09時現在、影ができる程度の日差しは有ります。

 最低気温は0.3℃(06時14分)。
 08時前に北西風の風速が強まり、わずか40分で気温が4℃も上がりました。
 前線でも通過した???

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190313

 北半球のアニメでチェックしたように、-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が北日本に向けて南東進中。

 また、寒冷渦南側の-30℃以下の冬の寒気を伴う上空の気圧の谷が西日本付近を通過していることがわかります。

 このため寒冷渦や低気圧の東側を、低気圧や前線が発達しながら東進中。
 近畿付近を南東進している寒冷前線の雨雲の帯が観測されています。
 (ということは・・・08時前に長野市で気温が急上昇したのは、寒冷前線南側の暖域に吹き込む南西風が、昨日から残る冷気を吹き飛ばしたということ??)

 いずれにせよ、今日は西から・・・というより北西方向から下り坂。
 低気圧や前線帯が東海上に抜けるタイミングで西高東低 冬型の気圧配置が完成して寒気がドッと流入・・・
 寒の戻りと冬のリベンジ?・・・日本海側 平野部での降雪(積雪になるとは限りませんけど)が予想されます。




 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM13日190313
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が、-40℃以下の真冬でも強い寒気を伴って東北北部へと南東進。

 また、-30~35℃以下の(余裕で)冬の寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が山陰以北を東進。

 広範囲で下り坂に向かうのは当然・・・大気の状態も非常に不安定になる(激しい現象が起こったり、雪雲が空高く発達したりする)ことが予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・寒冷渦や上空の気圧の谷の東側を低気圧や前線が発達しながら北東進。

 低気圧は北日本に上陸して不明瞭になるものの、新たな低気圧が北海道の西に発生し、さらに発達しながら北海道方面に向かう・・・という、寒冷渦に翻弄された複雑な気圧配置の変化が予想されています。

 このため東~北日本を中心に等圧線が混雑し、西北西の強風が吹き荒れ海上は高波に。
 また、強風とともに南下する前線や風の収束線に沿った降水帯が日本海側に上陸。
 西から南下する-6℃以下の寒気に覆われるとともに地上気温が3℃を切った地域から、平地でも降雪になることが予想されます。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは、以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190313
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 GSMモデルとほぼ同じ予想。

 低気圧が上陸し、上空約1500m -6℃線とともに降水帯が上陸する午後からが下り坂のピーク。
 地上気温が下がる夜間の大雪、吹雪の影響が心配されます。

 先日新潟に行った際、駐車場の車のタイヤをチェックすると、ノーマルタイヤに履き替えている車もチラホラ・・・
 明日の朝、カーテンを開けてどうなっているでしょうね??


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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