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 昨日の野尻湖畔、黒姫高原は冬景色に逆戻り!

野尻湖畔 春の雪190315

 降り出しはサラサラだった雪も、朝にはベタベタの雪に変わり、昼前には急速に回復。

 ブルドーザー状態のバンパーを気にしながら山道を下りて近くの道の駅に行くと、早くも地元信濃町産のフキノトウが販売中。

 雪に埋もれた国際村の別荘地をドライブし、雪の白と空と湖水の水色のコントラストを楽しみました。


1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190315
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 北半球上で、偏西風が最も南に蛇行しているのが日本付近。

 一昨日から昨日にかけて北陸以北の日本海側で冬に逆戻り・・・まとまった雪になった所もありましたが・・・・
 大陸では-36℃以下の寒気を伴った後続の上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進中で・・・週末も寒の戻り、降雪の可能性が示唆されています。

 また、引き続き北極海では-42℃以下の寒気が蓄積中。
 このままだと蓄積された寒気が日本付近に南下してくる・・・「気配」がします。

 そこで向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしてみると・・・

週間気温グラフ190315

 今回の寒の戻りが17日(日)まで続くのはほぼ確実。
 また来週前半、平年を大きく上回る高温傾向・・・ソメイヨシノの開花を誘う陽気が予想されていて・・・これもほぼ確実と言えるでしょう。

 ただ、わからないのが来週後半に予想されている気温の下降。
 昨日の計算値より気温下降の可能性が高まってきましたが、そのまま次の寒の戻りになるのか?一時的な低温傾向で終わるのか??まだまだのブレ幅が大きい状態です

 ということで・・・連日チェックしているグラフのその先・・・
「次の(強い?)寒の戻り」が「あるかもしれない」来週末の空模様・・・今日は24日(日)の空模様をチェックしておきました。

GSM24日190315
(図をクリックすると拡大します) 

 計算値が更新される度に予想は大きく変化しているものの、「23日~34日頃」「-40℃以下の真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷が日本付近を通過」し、「西高東低 冬型の気圧配置が形成され」、「平地で雪になる可能性がある下層寒気が太平洋側まで南下する」という点は変わりありません。

 北半球に蓄積中の寒気が日本付近に南下してくるという可能性は十分にありそうですよね?

 仮に計算値通りに推移すれば、来週の高温でソメイヨシノが開花した後の寒の戻り・・・
 開花後、満開までの期間が長くなるのでイイという考え方もありますし、月末まで営業を予定しているスキー場にとっては恵の雪ということになりますけど・・・
 「桜に雪」なんて過激なことはごめんですね?

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・朝の晴れ間も午後には急変??


 それでは今日の空模様

 (今日は金曜・・・週末の空模様は今日の空模様の後でチェックします!)


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境 信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190315

 雪景色の昨日とは一転、すっかり雪の落ちた木々の枝を透かして真っ白な黒姫山と抜けるような青空が見えています。

 もちろん放射冷却現象がバリバリ!
 最寄りの信濃町アメダス(冒頭に昨日のアメダスの写真があります)の最低気温は-7.3℃(05時44分)を記録しています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190315

 気圧配置を概観すると・・・日本付近は南東海上の高気圧と大陸の高気圧に挟まれた気圧谷・・・
 というか・・・広めの谷?気圧の盆地?

 盆地には北から寒気、南から暖かく湿った空気が流れ込み始めているようです。

 このため南下する寒気の先端には低気圧や気圧の谷が発生。
 日本海の寒気の先端には、低気圧や気圧の谷の不穏な雨雲?雪雲?が観測されています。

 また、暖かく湿った空気が流入する南西諸島方面では低気圧と(季節を分ける)前線が発生。
 沖縄から九州南部にかけて雨雲が観測されていて、暖湿気の通り道にあたる沖縄では活発な雷雲も観測されています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、西から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近中。
 気圧の盆地が気圧の谷、さらには低気圧へと発達し・・・週末は下り坂の空模様になることが予想されます。

昨日20時から今日08時までの全国レーダー画像と推計気象分布をアニメ化

全国レーダー08時まで190315
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)




 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM15日190315
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、日変化や地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 今日は悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)と、地上の低気圧や前線を番号で対応させ、空模様の骨格と地上の空模様の関係性を明確にしてみました。

 まず上段の図・・・上空の気圧の谷①に続く、真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷②③によって西から下り坂に向かい・・・大気の状態も不安定になることが予想されています。

 これに対応する下段の図では・・・上空の気圧の谷②③の前面で低気圧や前線帯が活発化。
 日本海側、太平洋側双方から下り坂に向かい、地上の暖気を運ぶ南西風の収束線(黄色の点線)付近を中心ににわか雨又は雷雨と思われるシャープでも活発な降水帯が予想されています。

 なお、南寄りの風の影響で太平洋側まで南下していた平地で雪の目安=-6℃線は東北北部まで北上。
 予想されている降水は、高い山を除いて雪になると思われます。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは、以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190315
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 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・
 ご覧のように今日は収束線が交錯し、いわゆるピンポイント予報、時系列予報が役に立ちにくい空模様。

 収束線が通過するタイミングや、予報文に記載されている天気変化のタイミング(夕方から とか 夜のはじめから などの文言)を参考に、スマホのレーダー画像を使い倒すのが吉・・・だと思います。



3、週末の空模様・・・刻々と変わる空模様!天気変化のステージを意識!?


 それでは週末の空模様

 こちらも気象庁発表のGSMモデルを使ってまとめておきました。

GSM16日190315
(図をクリックすると拡大します)

GSM17日190315
(図をクリックすると拡大します)
 
 今日の空模様からの「天気の流れ」がわかるように、上空の気圧の谷の番号は今日の空模様から連続しています。

 で・・・週末の空模様をひとことでまとめれば・・・
 今日から南下してくる真冬の寒気を伴った上空の気圧の谷の動きが遅く、完璧に東海上に抜けるのは月曜日の朝。

 このため週末は、気圧の谷の通過⇒西高東低 冬型⇒冬型が緩んで寒気を伴う気圧の谷の通過(大気不安定)⇒冬型モドキ・・・という目まぐるしい空模様が予想されています。

 もっとも共通するのは、多少のアップダウンはあるものの寒気の南下が続いて低温傾向が継続。
 日本海側中心の雪の降りやすい状態が続くということ。

 日本海側、中部山岳方面に「春の行楽」に出かける予定の方は、「冬支度」「冬タイヤ」で出かけることをお勧めします。

 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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