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旭山190411

 今朝も長野市街地では一時的に雪・・・これで3日連続!
 善光寺平(長野盆地)周辺の里山も標高500m以上で積雪になっているようです。

 もちろん周辺の戸隠高原、飯綱高原、黒姫高原、志賀高原などではしっかりとした積雪に。
 長野県では公式に桜の開花発表がありませんが(標本木は長野市箱清水(城山)の地方気象台内)、この様子だと今日もお預けになってしまうかも(平年は13日)?

 (エルニーニョ現象による)暖冬の反動を心配して寒の戻りのパトロール?をしてきましたけど・・・
 どうやら天気の神様の温度調節テクニックは結構おおざっぱなようです。



1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向・・・寒の戻り第二波スタート!


 ということで、まだまだ続く寒の戻りのパトロール・・・
 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190411
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 昨日、関東甲信地方で4月としては記録的な降雪・積雪があって、「桜に雪」の映像が何度も放送されていました。

 また、ニュースではこの雪の原因について「この時期としては強い寒気が流れ込んだため」と伝えられていましたけど・・・

 実は偏西風が北に蛇行しており上空約5500mの冬の寒気は北海道からも抜けた状態。
 日本付近は-30℃以下の東西二つ冬の寒気に挟まれて、いわゆる「上空の寒気」は南下していない状況でした。

 したがって、今回の雪の原因・・・正確に言えば「4月としては記録的な低温をもたらした地上付近の寒気が原因」と言えるかも?(あくまでKasayanの意見です)

 また寒気が南下して雪になるのは当たり前のことですから、真剣に異例の雪の原因を考えるのであれば、「なぜ、この時期に地上付近の気温が記録的に下がったのか?」ということを説明しなくてはなりません。

 この点、南岸低気圧に吹き込む北よりの風が寒気を引き込んだからと考えることも可能ですが、昨日の朝の段階では東日本の地上風は極めて弱い状態。
 北風が寒気を引き込んだとは言いにくい状況でした。

 ではなぜ???
 昨日の記事にあれこれ書きましたけど、情けないことにブログに書けるような自信のある、そして裏付けのある理由はまだ見つかっていません。
 (話題が脇道にそれてしまったので・・・立て直して・・・)

 ということで・・・今朝の段階で気になるのは、早くも大陸から接近中の-30℃以下の次の寒気。
 いつものように向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしてみると・・・

週間気温グラフ190411

 やはり今日から寒の戻り第二波がスタート!
 概ね14日(日)の朝まで続くと思われます。

 その後は・・・平年並みに戻るような?やや低めのような??
 本日午後に発表される最新の一か月予報が気になります!

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、気が早いですけど・・・週末の空模様・・・土曜はOK、日曜は下り坂?


 ということで・・・いつもなら今日の空模様のチェックに取り掛かるところですけど・・・
 週末に外仕事を予定しているKasayanとしては今から天気が気になって仕方がありません。

 気が早いですけど、先に週末の空模様をチェックしておきたいと思います。

GSM週末190411
(図をクリックすると拡大します)

 まだ計算値のブレ幅が大きいので、ざっくりとまとめてみると・・・

 土曜日は大きな移動性高気圧に覆われ、久々に「全国的な晴れ」。

 日曜日は、日本海と太平洋側それぞれを東進する上空の気圧の谷に対応して、日本海と太平洋沖双方で低気圧や前線が活発化しながら北東進。
 西日本は午前中から、東日本も(遅くとも)夕方までには雨が降り出すことが予想されています。

 また強い南寄りの風が吹き込んで気温が上昇するので、寒の戻り第二波明けの「春一番のやり直し」?のような荒れ模様の天気になることが予想されます。

 ここまであからさまだと・・・多少予想に変化があっても、外出、外仕事は土曜日がお勧め。
 もちろんKasayanは土曜日に外仕事の予定を入れました。





3、今日の空模様・・・天気は回復傾向だけど、気温はあまり上がらない!?


 遅くなりました・・・それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 冒頭でご紹介したように、長野市街地は(昨日ほどではないけれど)今朝も雪。

菅平190411

 最低気温は2.4℃(07時56分)で、平年を2℃ほど下回っている状態。

 とはいえ、09時前から春の日差しがさしこんできました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190411
 
 季節外れの雪を降らせた低気圧は・・・・
 (衛星の水蒸気画像)悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)に押し出されるように発達しながら東の海上へ。

 低気圧の位置が南寄りなので、西~東日本中心の西高東低 冬型の気圧配置になり始めています。

 このため、本州東岸中心の低気圧の降水(雪)は解消するものの、山陰付近で活発化し始めている日本海側の降水(雪)はこれからが本番。
 また、冷たい北よりの風が優勢になってくると思われます。

 とすると・・・今日のポイントは冬型が緩んで回復するタイミングということになりそうですが・・・

昨日19時から今日07時まで12時間のレーダー画像と、06時の推計気象分布

全国レーダー07時まで190411
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM11日190411
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)の足並み(位相)がイマヒトツ揃わないので、おおざっぱに4つの集団にまとめてみました。

 ざっくりと・・・
 上空の気圧の谷②が東海上に抜けて、西~東日本は回復に向かうものの・・・
 冬の寒気を伴った上空の気圧の谷①が北日本へ。
 また、上空の気圧の谷③が西日本へと南東進し、上空の気圧の谷④が東シナ海付近を東進することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の谷②に対応して南岸低気圧が発達しながら遠ざかることに。
 強風や高波、活発な降水(雪)になっている本州東岸も夜にかけて回復に向かうことが予想されています。

 また、冬型の気圧配置に伴う日本海側の降水(雪)も夜までに解消する模様。
 西~東日本は、今日の日中急速に回復することが予想されています。
 この点、北風が優勢なので、昨日ほどではないものの気温は平年より低め・・・低温傾向で推移すると思われます。

 一方寒気を伴う上空の気圧の谷①が接近する北日本・・・
 下り坂に向かい大気の状態が不安定になることが予想されますけど・・・空気が乾燥しているから?-6℃線がかかり低温傾向だから??・・・計算上の影響はかなり局地的、一時的なもので済むようです。

 また、上空の気圧の谷④が東進する東シナ海付近・・・
 高気圧南側に流れ込む暖湿気によって降水域が活発化・・・南西諸島では夜にかけて雨脚が強まってくるようですね。






 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 続いてGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190411
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 紫色は下層雲。

 今日、南西諸島の広範囲、北海道の一部を除いて天気は回復傾向。
 ただ北風優勢・・・寒の戻り第二波による今夜~明朝の冷え込みに注意が必要。
 特に晴天域では放射冷却による冷え込みで、農作物に凍霜害が発生することが心配されます。

 そして明日・・・GSMモデルでチェックした上空の気圧の谷③と上空の気圧の谷④によって、九州~南海上にかけて下り坂。
 早くも東海沿岸では収束線の降水帯が活発化・・・伊豆諸島付近には低気圧まで発生することが示唆されています。

 もちろん大崩れではありませんけど、太平洋側中心に曇りがちでにわか雨の可能性も?
 また日本海が高圧部になって、いわゆる北高型・・・寒気が南下しやすく、今日から始まる寒の戻り第二波が続くと思われます。

 もうしばらく低温傾向のトンネル内・・・春爛漫は何処に?

 ※余談
 昨日はブラックホールの写真という「光が吸い込まれるため見えない星」の写真という話題で盛り上がった一方、「電波が吸収されたり反射しにくいためレーダーでは見えない飛行機」というステルス戦闘機の墜落のニュースがあったり・・・見えないもののニュースが二つ。
 天気も見えそうで見えない??






 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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