・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日の長野市はポカポカの天気。

干しワラビ190514

 先日採ったワラビをあく抜きして茹で干しワラビに。

 日中は湿度が低く、25℃を超えても過ごしやすい陽気。
 ワラビも一日でイイ感じに乾きました。



1、週末の空模様・・・荒れ模様の天気??・・・続報(最新データ)


 まずは、昨日の記事に掲載した週末、17日(金)から19日(日)の空模様

GSM週末3コマ昨日版190514
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの気温の様子。

 (上段の図)悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、カットオフ(偏西風の流れから切り離され)して(巻き込みの強い)寒冷渦を形成し、ゆ~っくりと北東進。

 (下段の図)このため地上では低気圧が発達しながらゆ~っくりと北東進することが予想されており、全国的に風が強まるだけでなく、温かく湿った南東風が吹き込む低気圧東側を中心に長時間の大雨(雷雨)になる「可能性」も示唆されていました。

 これに対して、今朝発表された最新の計算値では・・・

GSM週末3コマ最新版190514
(図をクリックすると拡大します)

 (上段の図)昨日の計算値より寒冷渦の渦の深まり(渦の巻き込み)が弱くなり、代わって寒冷渦南側の上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が優勢になる予想に変化。

 (下段の図)このため地上低気圧は、昨日の計算値より南寄りを東進することになり、東日本では活発な降水域が海上主体になることが予想されています。

 ということで、東日本では昨日の計算値ほど荒れなことに。
 少しだけホッとする予想ですけど・・・太平洋沿岸には(昨日の岐阜の大雨時より)強い暖湿気が長期間流入する可能性があって、寒冷渦が運び込む上空の寒気の強さやタイミング次第では局地的にトンデモナイ大雨になることが想定されます。

 気が早い人は(自分も含めてですけど)早くも週末の予定を立てはじめると思いますけど、海や山などアウトドアを予定しているのであれば、大気の不安定な状況を想定した安全マージンの大き目な、そして変更可能な柔軟な計画にしておいたほうがイイかもしれません。

 五月晴れ・・・どこにいったんだぁ!!

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


1、今日の空模様・・・西~東日本中心の雨・激しい雷雨のおそれも!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190514

 ミルク色の曇り空ですが、雲底はかなり高め。
 標高2000m級の山々の稜線はシッカリと見えています(北アルプスはミルク色に溶け込んで見えず)。

 最低気温は14.8℃(05時44分)で平年を大きく上回る温かさ。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190514

 好転パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水蒸気画像:水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)の東進に伴って、高気圧の中心が東海上へ(実況天気図)。

 代わって、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(水蒸気画像:赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)の東進に対応して低気圧や前線(実況天気図)の雨雲が西日本に接近中(レーダー画像)。

 天気は西から下り坂。
 どのタイミングで、どこまで?どのように?下り坂に向かうのかが今日のポイントになりそうですね?

昨日19時から今日07時まで12時間のレーダー画像と07時の推計気象分布

全国レーダー07時まで190514
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)




 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM14日190514
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況でチェックしたように、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が北日本を東進するわけですけど・・・

 その動きがとてもゆ~っくり・・・というよりほぼ停滞。
 さらに、オホーツク海には上空の高気圧(いわゆるブロッキング高気圧)まで形成される予想。

 このため西~東日本を東進中の悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は東日本で渋滞して、日本海側を北上。
 そんな空模様の骨格の中、-15℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷(ピンクの点線)が、どうにか?西~東日本を東進することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・東海上に抜けた高気圧がそのまま停滞。
 北日本は北海道中心に晴天優勢で推移することが予想されています。

 一方、高気圧の南西側に位置する西~東日本には、温かく湿った南東風が吹き込んで大気の状態が不安定に。
 -15℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷の東進に対応して、雷雲主体と思われる小さくても活発な降水域の東進が予想されています。

相当温位190514
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 これを見ると、強い暖湿気の流入域は、九州南部や四国南岸限定。
 西日本の太平洋岸や暖湿気の通り道にあたる南西諸島が要注意エリア・・・と思われますけど・・・

 地面付近(975hPa 上空約350m)では、昨日記録的な大雨が観測されていた岐阜県付近と同じ315K以上の暖湿気が東北南部まで北上することが予想されています。

 これらの地域では、地形の影響などで温かく湿った南寄りの風が収束あるいは山岳風上斜面にぶつかって上昇気流が活発化するなどの条件が整えば、局地的にトンデモナイ大雨になる可能性も。

 昨日以上に局地的な雨の強まりに注意をしなくてはなりません。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190514
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今日は暖湿気の入り口にあたる太平洋側はもちろん、寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に伴い日本海側でも局地的、一時的に雨が強まる可能性。

 そして今日、寒気を伴った上空の気圧の谷が抜けても、上空の気圧の尾根(ブロッキング高気圧)の停滞に対応して東海上には引き続き高気圧が停滞。
 温かく湿った南東風が吹き込み続けることが予想されています。

 明日以降・・・そして週末にかけて、早くも大雨注意・警戒モードに入ったと言えるかもしれません。

 ・・・今日はこれから新潟でお仕事・・・
 活発な降水域・・・気になるなぁ・・・

航海のための天気予報利用学バナー121212


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)