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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日は新潟県の妙高市で仕事。
 長野県と新潟県の県境付近、黒姫高原を車で走っていると・・・

旗雲190515

 妙高山の風下(東側)に延々と延びる旗雲。

 妙高山を乗り越え、あるいは分流して迂回した風が風下側で合流して収束線を形成。
 帯状の雲を形成していたと思われます。

 あたかも長野県と新潟県の県境に遮断機がかかっているかのよう。
 県境を越えるタイミングでポツポツと雨が降ってきました。



1、週末にかけての空模様・・・週末の天気 好天?に好転?


 さて、連日お伝えしている週末にかけての空模様。

 昨日の記事では一昨日と昨日の計算値を比較して「好天傾向の好転?」(シャレじゃないですよ)的なことを書きましたが・・・
 最新のデータで明日16日(木)から18日(金)の空模様をチェックしてみると・・・

GSM3コマ190515
(図をクリックすると拡大します)

 日本付近は東海上に勢力を移した高気圧の後面(高気圧のお尻?)に覆われ続ける模様。
 当初より下り坂の(気圧の谷が通過する)タイミングが4日間も遅れることになりました(ということは21日頃に下り坂?)。

 したがって、週末は特強い暖湿南東風が吹き込む南西諸島方面を除いてまずまずの天気で推移。
 晴れるとともに、そこそこ強い暖湿南東風が吹き込むため夏のような陽気になり、脊梁山脈でフェーン現象が発生すれば、日本海側は早くも(夏が思いやられるような)厳しい暑さになることも想定されます(富山の蜃気楼なんか期待できたりして?)。

 もっとも、温かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になる可能性大。
 さらに上空の寒気が南下してくれば、にわか雨や雷雨の可能性がますます高まることになります。

 ということで、好天ベースに好転?した原因と上空の寒気の様子を3日間の高層天気図でチェック。

GSM500図3コマ190515
(図をクリックすると拡大します)

 当初、発達しながら本州上を北日本へと北東進することが予想されていた切離低気圧(偏西風の蛇行が大きくなりすぎ流れから切り離されて渦を巻いた上空の低気圧)・・・
 あまり発達しないまま西日本を通過し、太平洋へと南下する予想に変化しています。

 一方 東~北日本では、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が断続的に東進(大きな尾根が停滞しているイメージ)。
 このため、高気圧が東海上に抜けても東~北日本中心に高気圧の勢力が残り、好天ベースで推移することになったと思われます。

 ただ、ー15℃以下の寒気は断続的に東日本まで南下する模様。
 やはり大気の状態が不安定になりやすい状態。
 週末にアウトドアの予定がある方、降雹が気になる農家の方は、必ず当日朝の予報をチェックされることをお勧めします。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


1、今日の空模様・・・天気回復も雨の残る地域、にわか雨や雷雨の地域も


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝は新潟県境、信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190515

 昨日の雨がウソのように晴れています。

 ただ、昨日の雨が水蒸気として溜まっているのでしょうか?
 木々を透かして見る黒姫山にも妙高山もベールのような層雲に覆われています。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は9.9℃(05時25分)
 ちょっとだけストーブを焚いてしまいました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190515

 昨日の天気図のデジャヴ??
 地上の気圧配置は、ほとんど変わっていません。

 ただ衛星の水蒸気画像を見ると・・・
 オホーツク海に上空の高気圧(ブロッキング高気圧)が停滞し、天気変化をもたらす東西の流れをブロックしている中・・・寒気を伴った上空の気圧の谷が東日本を東進中。
 本州東岸付近に残っている活発な雨雲を、まもなく東海上に押し出してくれると思われます。

 とすると・・・黄海と東シナ海から接近中の、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)に対応して、朝鮮半島付近の高圧部が活発化??
 山陰方面から晴天域を拡大させるとともに、南西諸島にかかる梅雨前線を押し下げたり弱めたりすることが想定されます。

 とはいえ、引き続き西~東日本には、大気の状態を不安定にする温かく湿った南東風が吹き込むことになりそうですが・・・?

昨日18時から今日06時まで12時間のレーダー画像と06時の推計気象分布

全国レーダー06時まで190515
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)




 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM15日190515
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 やっぱり上空の気圧配置・・・空模様の骨格に変化がとてもゆっくり。
 
 昨日の激しい雨をもたらした-15℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴う上空の気圧の谷(ピンクの点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜けるものの、遠ざかる速度はゆ~っくり。

 また、実況でチェックした好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)の動きもゆ~っくり。
 夜になっても日本海を東進していることが予想されています。

 さらに-15℃以下の寒気が西日本まで南下したまま。
 引き続き大気の不安定な状態が続き、昇温が強まったり、地上付近に温かく湿った空気が流れ込めばにわか雨や雷雨が発生すると思われます。

 で、このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・本州東岸に残っていた雨雲が東海上に抜けるものの、温かく湿った南風が吹き込み続ける三陸付近の回復は遅れることに。

 また西~東日本は、日本海を東進する上空の気圧の尾根に対応して日本海側中心に晴天優勢で推移しそうですが・・・
 関東甲信付近、東北南部付近には、にわか雨または雷雨と思われる局地的な降水域が予想されています。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190515
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 今日は回復傾向なので上層雲も掲載。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・
 GSMモデルと同様、三陸付近の回復が遅れ、関東甲信付近ににわか雨と思われる降水域が。

 また、-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して北海道も周期的・局地的に天気が崩れることが予想されています。

 もっとも、上空の気圧の尾根が接近する南西諸島方面。
 梅雨入りしてすぐに天気回復ということはよくあることですけど・・・今回もよくあることが起こりそうです。

MSM15時中部190515

 これは15時の関東甲信付近を拡大したもの。

 今日、地面付近(上空約350m)の暖湿気は東北にまで流入。
 気温が上昇し、上空に寒気が流れ込みさえすれば、風の収束線等上昇気流が強まるエリアを中心ににわか雨や雷雨の発生すると思われます。

 この点、関東甲信の山沿いに発表されている気象庁予報に「昼過ぎから雨」「所による雨」などの文字はあるものの「雷」の文字はありません。

 確かに発雷確率を見れば発雷の可能性は低め。
 関東甲信付近で25℃を超える夏日になる地域も少ない予想。

 だからといって「雷は無い」と言い切れるようなガチガチに安心できる状況ではないと思います。
 ・・・Kasayan的には・・・

 どうなりますやら?

航海のための天気予報利用学バナー121212


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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