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 昨日、早めに仕事を終え、車を走らせること40分・・・

笹ヶ峰190516
(写真をクリックすると拡大します)

 久々に妙高山麓の笹ヶ峰に行ってきました。

 標高1400m前後の笹ヶ峰は、いたる所に残雪が残り春先の景色。

カタクリ190516
(写真をクリックすると拡大します)

 散策した道端ではカタクリやミズバショウが、まだ満開の状態でした。



1、週末にかけての空模様・・・確かに週末は好天傾向・・・だけど・・・


 まずは連日お伝えしている週末にかけての空模様。
 明日17日(金)から19日(日)の空模様の最新データをチェック!

 地上の気圧配置と降水エリア、そして雨雲の原料になる温かく湿った空気(相当温位)の流れ込みの様子を作図してみましたが・・・

GSM週末3コマ190516
(図をクリックすると拡大します)

 昨日の計算値に引き続き、日本付近は東海上から高気圧に覆われ晴天ベースで推移することが予想されています。
 このため天気予報の解説では「週末の予報が良い方向に変わりました」と伝えられているわけですけど・・・

 加えて西~東日本にはコンスタントに温かく湿った南東風が吹き込み続けることも予想されていて、天気予報の解説でも晴天ベースに付け加えるカタチで「所々でにわか雨や雷雨がありそうですから・・・云々」と伝えれていたりします。

 ただ・・・Kasayan的に気になるのはもう一段強い暖湿気(975hPa 330K以上)が南西諸島や九州方面に流れ込むこと。
 教科書的に850hPa(上空約1500m)の暖湿気の様子を見ているとそれほどピンとこないのですが、地面付近ではかなり強めの暖湿気が流れ込むことがわかります。

 特に18日(土)頃の宮崎県周辺や高知県周辺の雨の降り方が気になるところ。
 考えすぎならイイのですが、これらの地域にお住まいなら、最新の予報、最新の実況を確認されることをお勧めします。

 で・・・それにしても、3日間とも地上の気圧配置が変わらない!
 その原因を、最新の高層天気図で確認してみると・・・

GSM週間3コマ500図190516
(図をクリックすると拡大します)

 昨日の計算値では、あまり活発でない上空の低気圧が、偏西風の流れから取り残され、フラフラと西日本を南東進。
 西日本はそこそこ影響はあるものの・・・

 東~北日本では断続的に通過する好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が断続的に通過するため、好天ベースで推移することが予想されていました。

 この点、最新データでは・・・

 上空の低気圧がフラフラと太平洋上に抜けるのは同じ。
 一方、上空の気圧の尾根が一段と強まって、ついには上空の高気圧(時計回りの空気の渦)になってしまうことが予想されています。

 もはや日本付近では偏西風が東西に流れておらず(言い過ぎ?)、南北に流れている状態。
 風速も弱まっているので、空気が淀んでいる状態と言えるかもしれません。

 このため西から東へと変わる天気変化がますます遅くなっているわけですけど・・・
 空模様の骨格の予想がむつかしい状態(スローボールが打ちにくいイメージ。少しの変化が後々大きく表れる)とも言えます。

 これもエルニーニョ現象の仕業なんですかね??

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


1、今日の空模様・・・晴天ベースも・・・今日もにわか雨や雷雨!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190516

 白っぽい快晴の空。
 雲らしい雲は見えず、青空だけどモヤっているような状態。

 ただ、カメラの望遠レンズで北アルプス方面を見ると、山自体は見えないものの、低くてモクモクと沸くような・・・大気の不安定さ加減をうかがわせる積雲?層積雲?が見えています。

 最低気温は13.0℃(04時29分)で平年より3℃ほど高め。
 温かく湿った空気が流れ込んでいるのかもしれません。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190516

 またまた気圧配置は昨日と大きく変わらず・・・

 高気圧が東海上にぬけているものの日本海に高圧部が停滞。
 日本海側中心に晴天域が広がっていることがわかります。

 もっとも水蒸気画像を見ると・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が関東甲信付近を南東進中。
 このため、高気圧南縁の温かく湿った南東風が吹き込む関東甲信南部の山沿いに局地的な雨雲が観測されています。

 とはいえ西からは好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近中。
 山陰沖の高圧部が優勢になって、晴天ベースで推移しそうですが・・・??
 ※沖縄付近では梅雨前線の雨雲が活発化。今日こそは梅雨入り発表??

昨日18時から今日06時まで12時間のレーダー画像と06時の推計気象分布

全国レーダー06時まで190516
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)




 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM16日190516
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況でチェックしたように、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜け・・・

 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が西~東日本に接近・通過。

 天気は好天ベースで推移することになりそうですけど・・・

 -15℃以下の寒気が東日本に南下したまま。
 加えて午後には、ダメ押しの?浅い上空の気圧の谷(赤の細い点線)が東日本付近を南東進することが予想されていて、気温が上がる午後・・・東日本中心に大気の状態が不安定になることが予想されます。

 このため地上では・・・下段の図・・・引き続き東海上の高気圧に覆われて晴天優勢で推移するものの・・・

 夏日をもたらす暖気と雨雲の原料になる地上付近の暖湿気が、高気圧縁辺の東~南東風に乗って陸地に流入。
 -15℃以下の寒気とオーバーラップし上昇気流が強まりやすい中部山岳付近に、にわか雨又は雷雨と思われる小さな降水域が予想されていることがわかります。

 ということで、今日も昨日と似て晴天ベースも山沿いで雨?
 目だった違いは、沖縄が梅雨入りしそう・・・ということでしょう。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190516
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

中部流線17時190516

 にわか雨又は雷雨が予想される17時の中部地方を拡大し、地面付近(975hPa:上空約350m)315K以上の暖湿気の様子を描き込んでみました。

 今日も収束線付近・・・特に温かく湿った空気が流れ込みやすい中部山岳南部中心ににわか雨や雷雨が発生??

 ちなみに昨日の実況と予想を見比べるとこんな感じ。

中部レーダー19時まで12時間190515 MSM15時中部190515

 MSMモデルの収束線に沿って雨・雷雲が発生。
 上空約3000mの風に流されたことがよくわかります

 今日もこんな感じで推移するんでしょうか???
 収束線付近の方、収束線の風下の方・・・スマホのレーダーを確認する際の参考にしていただければ幸いです。

航海のための天気予報利用学バナー121212


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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