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1、そろそろ梅雨明けの話題にも・・・本当?低温傾向はこの先2週間???


 昨日の記事に掲載した「北・東日本太平洋側の日照不足と低温に関する全般気象情報 第1号」(リンク)通りになるとすれば、東~北日本では少なくとも2週間先(22日(月)頃)まで日照が少なく気温の低い状態が続くことになります。

 このため、昨日の天気予報番組だけでなくワイドショーでも26年ぶりの低温傾向と伝えられ・・・
 93年のタイ米やブレンド米の話題も登場していました(”異国情緒”なんていう銘柄で売り出されていた記憶が。あれ、パエリアにすると国産米より美味かったんですよね)。

 とすると・・・先が見えないなんて話しじゃおさまらない・・・
 当たる当たらないはどうでもイイので?2週間後の空模様の計算値が「存在するなら見たくなる」のが人情です。

 ということで・・・とりあえず日本・米国・ヨーロッパの計算値を並べて比較できる19日(金)21時の空模様をチェック。

モデル比較190710
(図をクリックすると拡大します)

 梅雨前線と思われる降水帯が、朝鮮半島から西~東日本に予想されていて・・・梅雨明けを発表できる状況とは言いにくい空模様。

 やはり再来週(以前の海の日頃)にならないと梅雨は明けないんでしょうか?
 ただ、いずれの計算値にも・・・空の巨大な扇風機・・・台風あるいは熱帯低気圧と思われる低気圧が予想されています。

 とすると・・・この扇風機(低気圧)が、被害なく梅雨前線を吹き飛ばしてくれるのか?
 あるいは梅雨前線とコラボしてもう一度梅雨末期の大雨を降らせることになるのか?
 この先のデータが存在するなら見たくなるのが人情・・・ですよね??

 ということで・・・「確からしさは別として」存在するデータ・・・米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデル、20日09時から25日(木)までの空模様をザックリとアニメにしておきました。
GFSアニメScentedOrneryChipmunk-size_restricted
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  アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 繰り返しますが「予報レベルではなく、あくまで計算値」「未来の空模様のシナリオのひとつ」にすぎません。

 だけど・・・このまま素直に梅雨が終わってくれるとは思えませんね・・・



2、気になる?3連休の空模様・・・最新データ!


 連日、最新データをお伝えしている週末の空模様。
 すっかり忘れていました・・・3連休だったんですよね!!

 ということで、今日は3連休の空模様として3日分の最新データをまとめておきました。
 (1枚作図が増えると単純に1.5倍の疲れます・・・orz)

GSM3連休の天気190710
(図をクリックすると拡大します)

 昨日の記事には「一昨日の計算値から好転・・・なんとか週末、天気が持ちこたえてくれる所も」なんて書いちゃいましたが、再びどんでん返し・・・

 連休初日の土曜日は、北と西を除いてなんとか・・・という空模様ですけど、2日目、3日目の空模様は「降らなきゃラッキー」といった空模様。

 西~東日本(特に太平洋側)では(大雨注意が呼びかけられている)今日以上のまとまった雨になる可能性が示唆されています・・・orz

 いつも思うんですが、海の日を加えて3連休にするのなら、平年の梅雨明けを考慮して20日過ぎの週末にしたほうがイイんじゃないかと・・・

 もっとも北陸以北では偏西風が南北に大きく蛇行していますから、まだまだ計算値、予報のブレ幅が大きいはず。
 期待しないで?最新情報を追いかけたいと思っています。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/ 


2、今日の空模様・・・梅雨前線 西日本で活発化!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平190710

 濃い青空の下、志賀高原から菅平高原にかけての2000m級の山々の稜線には綿帽子のような雲がポコポコ。
 でも、風が涼しく湧き上がる気配はありません。

 最低気温は17.5℃(04時28分)で風速は2m前後。
 晴天が期待される今朝の実況ですけど・・・

実況190710

 日本付近で偏西風が大きく南北に蛇行しているため、気圧配置の動きがゆっくり。

 今朝も教科書通り・・・梅雨前線とオホーツク海高気圧がセットになっていて・・・

 梅雨前線上の低気圧が接近中の西日本には太平洋の暖かく湿った空気が流入。
 低気圧東側の九州や四国で雨が強まっているようです。

 一方、オホーツク海高気圧が張り出し続けている東~北日本では、引き続きオホーツク海の冷たく湿った北東風が流入。
 太平洋沿岸を中心に曇り空、低温傾向が続いているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・大気の状態を不安定にして一昨日、昨日と雨を降らせた寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が三陸沖へ。
 寒冷渦後面の上空の気圧の谷が断続的に通過しているようですが、東~北日本では、わずかながらも天気は回復傾向と言えそうです。

 一方、西日本には北西方向、さらに南西方向から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近・通過中。
 水蒸気(白いエリア)も流れ込み始め、下り坂に向かっていることが分かります。

昨夜19時から今日07時までのレーダー画像と07時の推計気象分布

全国レーダー07時まで190710
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM10日190710
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 沿海州には、引き続き上空の高気圧。
 今日は中心がゆっくりと北日本方面に南下することが予想されています。
 ということは・・・オホーツク海高気圧の張り出しが強まることに?

 また、連日大気の状態を不安定にしていた寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が東海上へ。
 夜にかけて寒冷渦後面のー5℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に通過するものの、上空の高気圧の南下と相まって、東~北日本では(少しだけ?)好天傾向で推移することが期待されます。

 一方西日本では、インド洋や南シナ海の暖かく湿った空気を運ぶ偏西風に沿って上空の気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に北東進。
 さらに、朝鮮半島方面に進む後続の寒冷渦南側の寒気を伴う上空の気圧の谷も断続的に北東進することが予想されています。

 このため西日本は下り坂に向かうことになるわけですが・・・

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の高気圧の南下に伴いオホーツク海高気圧の中心も南下。
 昨日まで沿海州付近と本州東岸の2か所に張り出していたオホーツク海高気圧が本州東岸一本に絞って(やや強めに)張り出してくることが予想されています。

 このため、梅雨空続き、やませ続きの東~北日本の太平洋側も少しだけ回復傾向。
 北東風の先端付近・・・関東付近では一時的な日差しも期待できそうな空模様が予想されています。

 また、それなりの暑さと日差しが続いていた北陸以北の日本海側・・・
 強い日差しとフェーン現象の発生?によって、今週末にもオープンが予定されている海水浴場の海の家も営業を始めてしまいそうな(そんな訳ないか?)夏空になると思われます。

 一方、西日本は下り坂。

 寒冷渦南側の偏西風強風帯と上空の気圧の谷に対応して、東シナ海の低気圧は対馬方面へと発達しながら北東進し、梅雨前線から切り離されるように早くも閉塞することが予想されています。

 一方、梅雨前線に沿った乾燥・暖湿偏西風強風帯に対応する梅雨前線の降水帯は、低気圧に先行して東海へとゆ~っくり東進。
 閉塞点に吹き込む強い暖湿南西風と暖湿南東風によって風の収束線付近、山岳風上斜面中心に活発な降水域が予想されています。

相当温位190710
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 低気圧東側に強い南西風とともに強い暖湿気が流入することが予想されていますけど・・・

 低気圧に先行して南東方向からも強めの暖湿気が流入。
 低気圧東側中心に大気の状態が不安定・・・降水帯が集中する理由が分かります。

 また、関東から東北南部では空気が乾燥傾向。
 もちろん地面付近(海面付近)をはうように冷たく湿った空気が流れ込むので、スパッと晴れるのは難しそうですけど・・・オホーツク海高気圧の張り出し方次第でそれなりの日差しは期待できそうです。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190710
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 紫色は下層雲。

 やはり注意点は大雨後の九州付近。
 短時間・・・とはいえ、まる一日強い雨が降り続ける地域もありそうです。

 なお、前線上の低気圧・・・明日にも、朝鮮半島方面に進んでくる寒冷渦に取り込まれ梅雨前線と完全に分離。
 日本海を北東進し、週末には北海道の大気を不安定にすることに(先にチェック)。
 
 そして梅雨前線は、暖湿気が集中する閉塞点にのみ?活発な降水域を伴いながら北東進。
 明朝には東海付近’(そして関東甲信にも?)にまとまった雨を降らせることになりそうですね。




 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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