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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 今日は新潟県境 信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190712

 昨日の夕方・・・野尻湖畔はシトシトの雨。

 妙高山にかかる層雲の様子を撮影しようと水辺に近づくと・・・
 バタバタと飛び立ったのは、なんと「カモメ」(ユリカモメ?)!!

 日本海から直線で約40Km離れた野尻湖。
 カモメも水辺を伝って内陸まで入り込むことは知っていましたけど、野尻湖でカモメが飛ぶ姿を見るのは初めて。

 さすがに高原の湖にカモメは似合いませんよね?

1、南の海上の”低気圧”と梅雨前線の行く末は??


実況予想図アニメ190712
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 これは昨日(11日)03時から今日09時の実況天気図、続いて明日21時までの予想天気図をアニメにしたもの。

 昨日03時に南の海上で低気圧が発生。
 明日夜にかけ、あまり発達しないまま北西進することが予想されています。

 このブログで連日お伝えしている「南の海上のアヤシイ同心円」は、とりあえず低気圧として解析されることになりました。

 となると・・・やはり知りたくなるのは低気圧の行く末・・・
 そして低気圧と連動して大きな変化が予想される梅雨前線の動向・・・

 今日は週間予報の作成に用いられる明後日から6日間の天気図(地上気圧・24時間降水量)を色塗りしてみました。

週間6コマ190712
(図をクリックすると拡大します)

 来週の今頃(19日)になっても、低気圧(熱低?台風?)は先島諸島の南側。
 まだ影響を云々できる状態ではありません。

 一方、梅雨前線の降水帯はず~っと南岸に停滞。
 来週末、熱帯低気圧?台風??の影響で太平洋高気圧が北に張り出し、オホーツク海高気圧と一体化するような・・・梅雨明けに近づいたような「気配」だけは見られます。
GSM19日21時190712
(図をクリックすると拡大します)

 これは6コマ最後・・・19日(金)12時の高層天気図と地上天気図

 (上段の図:高層天気図)熱帯低気圧(あるいは台風4号?)の発達(上昇気流の活発化)に伴って上空の太平洋高気圧が北に勢力を拡大(下降気流の活発化)。
 西~東日本に張り出してくることが予想されています。

 これだけ見ると、梅雨前線が東北付近まで押し上げられて梅雨明け???なんていう気もしますけど・・・
 地上の高気圧は東海上から張り出すカタチ。

 西~東日本には高気圧縁辺の暖かく湿った南東風が吹き込んで、上空の太平洋高気圧北縁に沿って降水帯を形成。
 前線のとしてのカタチは消えてしまうかもしれませんけど、広範囲に降水域が予想されています。

 ということで、来週末にかけても梅雨明けは微妙なところ。

 ただ、熱帯低気圧の動向次第では、状況が一変するかもしれません。

GFS19日21時190712

 これは米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデルが予想する19日(金)21時の空模様

 昨日に引き続き、気象庁GSMモデルに先行する熱帯低気圧(台風?)と、それに続く後続の熱帯低気圧を予想。
 気象庁のGSMモデルとは似ても似つかない未来の空模様が予想されています。

 天気予報の解説では、昨日発表の1か月予報を根拠に「梅雨明けが見えてみた」的な論調が多くなっていますけど・・・

 台風が太平洋高気圧を強めれば前線が北上して梅雨明けに。
 一方、暖湿気の供給源として作用すれば(北の寒気も重要な役割をしそうですが)梅雨明けの気配さえ吹き消してしまうかもしれません。

 Kasayan的にはもう少し静観すべきかな??なんて感じています。
 (梅雨明けの話は誰か(それも年長者)が言い出すと、それに引っ張られて同じ解説コメントをする人が増えるんですよね。特に単純な理由で解説できる場合には)



2、気になる?3連休の空模様・・・直前の最新データ!


 連日お伝えしている3連休の空模様。
 明日からの連休スタート・・・ということで、(図だけは?)できるだけ詳しくご紹介。

 まずは連休初日、明日土曜日の空模様

GSM13日190712
(図をクリックすると拡大します)

 詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 ポイントは大気の状態が不安定の北日本と、西から下り坂の西~東日本。

 北日本では局地的な影響なのでいわゆるピンポイント予報がハズレやすい状態。
 アヤシイ雲が見えたら気象レーダーをコマメに確認するのがお勧めです。

 一方、西日本は時系列的に下り坂に向かうパターン。
 ピンポイント予報で降り出しのタイミングにあたりをつけ、気象レーダーがタイミングを修正するのがお勧め。

 そして東日本は・・・海や山以外は。念のため雨雲の用意をすれば大丈夫かも??
 もちろん、降り出しのタイミングは確認するようにしてくださいね。

 続いて、日曜日と月曜日(海の日)の空模様

GSM14日190712
(図をクリックすると拡大します)

 連休中、一番雨が降りやすいのが14日(日)。
 西日本中心に大雨になる可能性もありますが、低気圧が通過すれば比較的順調に回復するかも?
 当日朝の予報で雨が止むタイミングをチェックして行動を考えるのがイイかも?
 
 そして15日(月:海の日)は・・・前線の降水帯が南下傾向。
 前線がもっと南下することを祈りつつ、日曜日に最新の予報をチェックするのがお勧めです。@

 なお、北海道方面・・・ずーっと大気の不安定な状態が続きそうなのでご注意を!

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/ 


2、今日の空模様・・・西は回復、東は変わりやすい空模様。北はやや荒れ??


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境 信濃町 野尻湖畔・・・

野尻湖畔今日190712

 木々を透かして青空が見えたり、日が差し込んだりするものの、急に暗くなってみたり・・・
 空の明るさが一定していません。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は17.0℃(03時22分)で平年並み。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190712

 梅雨前線上の低気圧が閉塞し、単独の低気圧として日本海をゆ~っくりと北東進中。

 一方、太平洋側に取り残された梅雨前線は上空の太平洋高気圧の張り出しとともに(天気図に描けないほど)弱まっています。

 もっとも太平洋側沿岸の低気圧と日本海の低気圧の東側には暖かく湿った南風の通り道ができていて・・・
 オホーツク海高気圧から吹き出す冷たく湿った空気と南北方向の収束線を形成中。

 偏西風の南への蛇行とともに南下している上空の寒気と相まって、大気の状態が不安定になっているようです。

昨夜21時から今日09時までのレーダー画像と08時の推計気象分布

全国レーダー09時まで190712
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM12日190712
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 
 本州上には(梅雨前線を形成する)乾燥・暖湿 偏西風強風帯が停滞。
 上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に北東進することが予想されています。
 
 一方、日本海には寒冷渦が停滞中で、寒冷渦南側を北東進中の悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(ピンクの点線:偏西風の南側への蛇行域)が、次第にカットオフしつつ(渦を巻き、切離低気圧を形成しながら)北海道方面に進むことが予想されています。

 また、上空の太平洋高気圧が南岸近くまで張り出してくる模様。

 このため地上では・・・下段の図・・・切離低気圧直下で低気圧が発達のピークを迎え、ゆっくりと北海道に進む模様。
 低気圧周辺では風が強まり波も高くなり・・・低気圧に向かって暖かく湿った南東風が吹き込むため、大気の状態も不安定になることが予想されます。

 また、梅雨前線を形成する偏西風強風帯に対応して、東海~関東沿岸を低気圧が北東進。
 上空の気圧の谷が浅く低気圧に先行してしまうので、低気圧の発達はなさそうですが・・・
 低気圧東側に暖かく湿った空気を吸い上げ、東海上の高気圧縁辺の冷涼で(上空では乾燥した)南東風と相まって、本州東岸の降水域を活発化させることが予想されてます。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190712
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。
 
 GSMモデルとほぼ同様。

 山陰も含めた日本海側・・・回復すると思いきや、収束線の通過に対応してもう一雨(雷雨)?あるかもしれないのでご注意を!

 また、関東甲信付近・・・昨日から予想より実況のほうが早めに推移しているようなので、レーダー画像も併用して空模様のイメージを修正したほうが良さそうです。
 (明日の降り出しも要修正?)

 ※昨日は目の調子が悪くて走り書きのブログ更新。
  今日はイレギュラーの仕事が飛び込んで再び走り書き・・・
  更新も遅くなり申し訳ありません。




 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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