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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日16時頃の野尻湖畔・・・

野尻湖畔9日190810

 国際村を歩いていると、すれ違う人はすべて外国の方々。
 大きな犬を抱えて趣のある古いディンギーに乗る女性も、話し声はフランス語?

 夏真っ盛りの野尻湖畔はまるで海外のリゾート。

 妙高山の上では積乱雲が発達と衰弱を繰り返し、心地よい風を送り届けてくれました。


1、台風9号、10号 最新データ!・・・9号の衰弱が10号北上のサイン!?


 いよいよ盆休みの序盤戦・・・3連休がスタート。

 今日も盆休みへの影響が気になる台風の最新データからチェックしていきたいと思います。


 (1)台風9号、台風10号、気象庁・米軍 進路予報比較


 台風の進路予想は速報性が要求されるため更新頻度の少ないブログに掲載するのは、(進路を比較する場合等を除いて)好ましくないというのがKasayanの考え方。
 ご面倒でも進路予想は以下のURLで最新の情報をご確認いただくことにしているのですが・・・


 今季から改善された気象庁の進路予報のクセ?を知るべく、気象庁と米軍(JTWC)の進路予想と比較しておきました。

進路予想比較190810
(図をクリックすると拡大します)

 クセもなにも・・・両者の予報は気持ち悪いほど「ほぼ一致」。

 昨年までは予報円の範囲内で大きくズレるのが普通でしたが、改善後は同じ気象機関が発表しているのでは?と疑いなくなるほど予報の一致が続いています。

 確かに、今期から他国のデータも参考にして予報を作成するとの告知がありましたけど・・・
 どの程度?どのように?参考にしているのかを、検証もかねて発表してほしいと思うのは・・・Kasayanだけ??



 (2)台風9号と10号、そして上空の太平洋高気圧の関係は?・・・盆休みの空模様


 それでは、台風の進路に大きな影響を与える上空の太平洋高気圧の動向を意識しながらながら、台風9号と10号の発達や位置関係、そして影響を、各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしていきましょう。

 まずは気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデルが予想する11日(日)21時~16日(金)21時の空模様

台風GSM190810
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 詳細は図中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 盆休み前半3連休は、台風9号(上昇気流域)が発達したまま渤海へと北上するため、上空の太平洋高気圧(下降気流域)が日本海西部にまで張り出すことに。
 このため、西~東日本中心に猛暑が続き、北上できない台風10号はノロノロと西進することが予想されています。

 ただ、台風9号が衰える13日(火)頃から上空の太平洋高気圧も東に後退。
 北側の扉が開いた台風10号は北上を開始することになるようです。

 ただ、台風を東に押し流す偏西風強風帯は朝鮮半島まで北上したまま。
 台風10号は風船のようにフワフワとゆっくり北上し・・・長時間にわたって西日本中心に大荒れの天気をもたらすことになりそうです。

 また、フワフワと千鳥足で北上するため進路もフラフラ。
 「現時点で」上陸地点を云々するより、西~東日本では「長時間」「広範囲で」大荒れの天気になると考えておいたほうが良さそうです。

 続いて、米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデルもチェック。

台風GFS190810
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 台風9号と上空の太平洋高気圧が絡んだ一連のシナリオは気象庁GSMモデルとほぼ同様。

 気象庁GSMモデルより早めに東に転向して本州を縦断する「気配」を見せていますけど、まさにこれがフワフワと動く台風の特徴。

 15日頃、上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)とともに南下してくる偏西風強風帯が台風を捕捉するやいなや足早に北東進することになるのですが、それまでは気象庁GSMモデルの予想も、米国GFSモデルの予想も、計算値のブレ幅の範囲内の出来事として想定しておかなければなりません(どちらが正しい?という目で見るモノではありません)。

 では最後・・・一貫して台風10号の西日本上陸を予想してきたヨーロッパ中期予報センターのモデルの予想は??

台風ECMWF190810
(図をクリックすると拡大します)
 
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 作図がメンドウだったので、高層天気図(500hPa)だけでまとめてしまいましたが、シナリオは気象庁GSMモデル、米国GFSモデルとほぼ同様。

 2日連続、三者の予想が揃っていますから・・・
 旅行のキャンセル等で早めに判断をする必要があるなら、以上の予想を参考に判断するのも止む無しかと思います。

 Kasayaは・・・17日前後に日本海で久々に泊りがけのクルージングを予定していたのですが・・・
 前日に台風が通過して後続の上空の気圧の谷も接近している状態なので・・・多分、海は荒れているんでしょうね・・・orz

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・猛暑が続くけど・・・忘れちゃならない北と西の活発な雨。


 それでは今日の空模様・・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境  信濃町 野尻湖畔・・・

野尻湖畔190810

 今朝もヒグラシの合唱からミンミンゼミの合唱に入れ替わったタイミングで、木々を透かして青空が見え始めました。

 盆休み期間らしく、早朝から遊覧船の汽笛の音。
 日本海の海風が吹き込むまで気温が上昇しそうです。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190810

 台風や猛暑ばかりが話題になっていますけど、東北北部以北に活発な雨雲が・・・
 09時現在、山形県や秋田県に大雨警報や土砂災害警戒情報が発表されています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、寒気を伴う上空の気圧の谷が北日本へと南下中。
 北日本の空模様の骨格は、下り坂、そして大気の状態が不安定になっていることがわかります。

 続いて天気図見ると、元台風8号の低気圧が東海上に抜け寒冷前線が三陸付近までのびています。
 そして上空の気圧の谷に対応して日本海に低気圧が発生。

 元台風8号の低気圧から日本海の低気圧に向かって潜在的な前線帯がのびていて・・・
 オホーツク海の高気圧と併せ見れば、遅れすぎた梅雨末期の大雨?のような状況になっている・・・と考えられそうです。

 一方、西~東日本には、東海上の太平洋高気圧から気圧の尾根が張り出している状態。
 今日も夏空と猛暑優勢で推移すると思われます。

昨夜20時から今日08時までのレーダー画像と08時の推計気象分布をアニメ化

全国レーダー08時まで190810
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM10日190810
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 北日本の大気の状態を不安定にしている-5℃以下の寒気とい悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は夜にかけて南東海上へ。
 夜にかけてゆっくり回復に向かうと覆われます。

 一方、台風9号が勢力を弱めないまま北上するのに対応して、上空の太平洋高気圧の日本海への張り出しがさらに強まる模様。
 このため、高温で乾燥した下降気流が優勢な西~東日本では猛暑の夏空が続き、にわか雨や雷雨も局地的なものになると思われます。

 また、上空の太平洋高気圧の張り出しによって、引き続き台風10号は北上できず。
 小笠原の南にほぼ停滞することになりそうです。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・北日本は午前中を中心に激しい雨が続く模様。
 夜にかけて回復するようですが、太平洋側では所々に降水域が残ってしまうようです。
 
 一方、西~東日本には猛暑をもたらす暖気が停滞。
 引き続き強い日差しと猛暑が続くと思われますが・・・

 昨日と同様、暖かく湿った南寄りの風と、日本海の北東風、そして日本海、太平洋の海風が収束し、上昇気流が活発化しやすい場所を中心に大気の状態が不安定に。
 昨日より上空の寒気が抜けるのでかなり局地的になると思われますが、にわか雨や雷雨に注意が必要だと思います。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190810
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 東日本のにわか雨や雷雨・・・一昨日、昨日に引き続きGSMモデルと比較してほとんど予想されていません。

 確かに、今日は一段と局地化すると思われますけど・・・

中部流線15時190810

 これは15時の空模様を拡大したもの。

 はやり、長野県の諏訪方面に吹き込む海風が収束する地域では雲行きに気配りが必要。

 湧き上がった雷雲は長野県以東で東に流れると思われますから、西の空にアヤシイ雲が見えたらスマホのレーダーを確認するようにしてください。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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