・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日、昼食後に思い立って下道を走ること1時間半・・・新潟県糸魚川市の能生海岸へ。

新潟県能生190811

 日本海まで張り出した太平洋高気圧から吹き下ろす北東の熱風と海風がコラボしてとんでもない暑さ。

 暖かく湿った南寄りの風によるフェーン現象で知られる日本海ですが、上空の太平洋高気圧が日本海まで張り出し、ドライヤーのように熱風を吹き下ろす場合も非常に暑くなります。

 押し寄せる高波と横殴りの雪、そして波の華が飛び交う冬の日本海が少しだけ恋しくなりました。


1、台風9号、10号 最新データ!・・・明日にも動きが??


 盆休みも始まり、黒姫高原や妙高高原周辺も県外車が多くなってきました。
 今日もUターンのタイミングで影響が心配される台風10号の最新データからチェックしていきたいと思います。


 (1)台風9号、台風10号、気象庁・米軍 進路予報比較


 台風の進路予想は速報性が要求されるため更新頻度の少ないブログに掲載するのは、(進路を比較する場合等を除いて)好ましくないというのがKasayanの考え方。
 ご面倒でも進路予想は以下のURLで最新の情報をご確認いただくことにしているのですが・・・


 今季から改善された気象庁の進路予報のクセ?を把握すべく、今日も気象庁と米軍(JTWC)の進路予想の比較からチェックおきました。

台風進路比較190811
(図をクリックすると拡大します)

 で・・・結論から言うと、昨日に引き続き両者は今日も一致。
 迷う必要がなくなったわけですけど、それぞれの予報の個性?が無くなって寂しく感じるのはKasayanだけでしょうか?

 停滞していた台風10号、明日から少し速度を上げるようですね(いわゆる自転車なみの15Km/hですけど)。



 (2)台風9号と10号、そして上空の太平洋高気圧の関係は?・・・盆休みの空模様


 それでは、台風の進路に大きな影響を与える上空の太平洋高気圧の動向を意識しながらながら、台風9号と10号の発達や位置関係、そして影響を、各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしていきましょう。

 まずは気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデルが予想する12日(月)21時~17日(土)21時の空模様

台風GSM190811
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 台風の進路やタイミングは(03時発表の)進路予報とほぼ一致。
 天気予報番組では「進路は・・・続いて雨や風の影響は・・・」という流れで、そのままアニメーションを放送できる状態です(進路予報とアニメのズレが大きく、そのまま放送できない状態でも平気でアニメを使っている無神経な番組もあるのでご注意を!)。

 台風の行く手をブロックする上空の太平洋高気圧(上空約9700mと上空約5880m)の動向、そして台風を東に転向させ足早に移動させる偏西風強風帯の様子、おおざっぱな台風の影響については図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 まだまだ先のこと・・・と感じていた台風10号の影響がジワジワと始まっていて、西日本では明後日にも台風本体の影響が出始める所があるようです。

 せっかくの盆休み、3連休ですけど、台風対策の時間は残り少なくなっていますからご注意を!

 続いて、米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデルヨーロッパ中期予報センターのモデルの予想。

台風GFSモデル190811
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

台風ECMWF190811
(図をクリックすると拡大します)
 
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 両者とも気象庁GSMモデルとほぼ同様(進路予報の予報円の範囲内で一致)。

 上空の太平洋高気圧や偏西風の様子を描き込む手間をかける必要もないと判断し、台風の進路と進行のタイミングだけを確認するため、生データをそのまま引用させていただきました。

 進路予報だけでなくスーパーコンピューターによるシミュレーションもほぼ一致。
 予報円の範囲のブレ幅を考慮して、未来の空模様をイメージし、対策に役立てていただければ幸いです。

 なお、台風の進路をブロックする上空の太平洋高気圧を立体的にイメージすべく、今日09時と明日09時の高度別の上空の太平洋高気圧、そして高度別の上昇気流の様子(赤エリアが上昇流エリアに対応)をまとめておきました。

サブハイ動向今日明日190811
(図をクリックすると拡大します)

 ご存知のように台風エリアは上空まで活発な上昇気流エリア。
 一方、上空の太平洋高気圧付近は下降気流エリア。

 台風10号だけでなく台風9号との絡みで、上空の太平洋高気圧が立体的にどのように張り出しているのか?・・・イメージできるかと思います。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・猛暑だけど、これも嵐の前の静けさのうち??


 それでは今日の空模様・・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190811

 今日も野尻湖畔は夏空優勢。
 日本海の海風が吹き込んでくるまでは急速に気温が上昇するパターン。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は19.9℃(04時26分)でしたが、09時には27℃を超えてきました(この気温差が高原のトウモロコシを美味しくするんですけどね)。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190811

 昨日、土砂災害警戒情報まで発表された東北の雨もウソのように解消。

 地上の太平洋高気圧の尾根(軸)が東日本付近に張り出し、上空の太平洋高気圧が西~東日本を覆い続けている状態。
 高気圧の縁に沿って北上する暖湿気によって数か所に点在する雨雲が観測されていますが、それも暖湿気の通り道になっている南西諸島中心のようです。

実況10日21時190811
(図をクリックすると拡大します)

 これは昨夜21時の300hPa(上空約9700m)と500hPa(上空約5800m)の実況天気図

 現時点の比較的広範囲の「空模様の骨格」がイメージできると思います。
 で・・・問題はこれがどのように変化するのか??・・・ですよね!

昨夜20時から今日08時までのレーダー画像と08時の推計気象分布をアニメ化
 
全国レーダー08時まで190811
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。
 
GSM11日190811
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 パッと見たところ実況から大きな変化がありません。

 「現時点で」台風10号の動きを封じている上空の太平洋高気圧の強さや張り出しの方向をコントロールしているのが台風9号。
 今日も少しずつ衰えながら渤海方面にノロノロと北上することが予想されています。

 このため地上でも・・・下段の図・・・気圧配置に大きな変化はなく、西~東日本中心に猛暑と局地的な雷雨が続き・・・

 暖湿気の通り道にあたり大気の不安定な状態が続く南西諸島では断続的ににわか雨や雷雨が継続。

 季節の境目にあたる-5℃以下の寒気を運ぶ偏西風強風帯に近い道北では、断続的に前線帯の弱い雨雲がかかるようです。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190811
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 画格中に台風10号の中心が顔を見せ始めています。

 これに伴い台風北側の暖かく湿った南東風が西日本の南岸に流れ込み始めることに。
 今日は心配するほどの影響はありませんけど(波は心配な状況ですが)、明日に宮崎県・高知県・和歌山~三重県の山岳南東斜面中心にジワジワと雨が強まってくる「気配」が見え始めています。

 天気予報番組では、スケジュール表のように台風の(雨や風の)影響の時間帯を矢印で表現した図を多用していますけど、実際の影響は地域によってずいぶん異なりますからご注意を、

 また、今日も東~北日本中心ににわか雨や雷雨の可能性。

中部流線190811

 例によって15時の予想を拡大しておきましたので、レーダー画像をチェックする際のご参考まで。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)


航海のための天気予報利用学バナー121212