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・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日も野尻湖畔は夏空・・・レイクレジャーにはもってこいの空模様。

 ディンギーにウィンドサーフィン、バスボートでのフィッシングなど、短い夏の短期集中型?の賑わいを見せていました。

野尻湖畔12日190813

 そんな賑わいも落ち着いてきた17時過ぎ・・・
 女房と湖畔を散歩していると、半分沈みかけたディンギーに四苦八苦しているカップルを発見。

 ドレーンプラグが抜けて水船になったようですが、二人ではとても対処できる状況ではなさそう。

 そこで・・・久々に腰まで水に浸かって船体の引き上げ作業を2時間。
 女房も膝上まで水に入ってお手伝い。

 日没までに船体の水抜きと上架を終え、ヨットオタクのKasayanにとっては心地よい力仕事になりました。


1、台風10号 最新データ!・・・台風被害が心配される14日~16日の空模様から


 それでは今日も、台風10号に関する最新データからご紹介!


 (1)台風10号、気象庁・米軍 進路予報比較


 まずはお約束のお断り・・・台風の進路予想は速報性が要求されるため更新頻度の少ないブログに掲載するのは、(進路を比較する場合等を除いて)好ましくないというのがKasayanの考え方。
 ご面倒でも進路予想は以下のURLで最新の情報をご確認いただくことにしているのですが・・・


 今季から改善された気象庁の進路予報のクセ?を把握すべく、特別に気象庁と米軍(JTWC)の進路予想の比較を行っています。

進路予報比較190813
(図をクリックすると拡大します)

 もはや比較用の作図をする意味もないほど両者は一致。
 せっかく作図をしたので「03時の進路予報から読み取れること」を書き込んでみましたが・・・

 台風が超大型(風速15m/s以上の強風域の半径が800Km以上)なので、西日本の太平洋岸では今日にも強風域に入ることに。
 もはや台風の「直接の影響」が出始める時期になっていることを自覚しなければなりません。
 ※うねりや高波も直接の影響に含めるのであれば、波に加えて風の影響も始まったということ。

 また、台風が接近・上陸するタイミングの予報円はとても小さく、進路が多少ブレたとしても予想される影響に大差なし。

 一般的に台風の東側、西側を区別して影響の大きさを説明することが多いですけど、暴風域の大きさなどを考えれば、九州や四国は台風の東側であろうと東側であろうと、時々刻々と変化する暴風に翻弄され、非常に活発な雨が降り続けることに。

 また、台風の東側・・・温かく湿った南寄りの風で大雨が予想されている近畿~東海にかけても、進路が多少ブレても、多かれ少なかれ記録的な??大雨になることは覚悟しなければなりません。

 ということで・・・今日は、台風の影響が強まる14日(水)、台風が西日本を通過する15日(木)、台風が日本海に抜け足早に北東進することが予想されている16日(金)の空模様をご紹介した後、今日の空模様をご紹介したいと思います。

 【おまけ】
 03時 気象庁発表、暴風域に入る確率に関する情報。

暴風域確率190813
(図をクリックすると拡大します)

  こんな情報も発表されていますから、最新の情報を以下のURLでチェックしてみてください。

 暴風域に入る確率: http://www.jma.go.jp/jp/typh/typh_prob.html

 盆休み・・・「いかに計画を実行しようか?」と考える時期はもう終わり!
 すでに「いかに影響・危険を回避すべきか?」と考える時期に入っています。
 「計画に縛られ不安ながらも行動」してしまいがちですが、根拠のない幸運はそうそうありません。


2、台風10号 最新データ!・・・14日(水)の空模様


 それでは台風の影響が強まる明日14日(水)の空模様からご紹介。

 例によって、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って作図しておきました。

GSM14日190813
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 台風10号の北西進に伴い、上空の太平洋高気圧の張り出し域も次第に東へ。
 このため台風北側の「扉」が開くことになります。

 ただ、上空の太平洋高気圧西側の縁辺流は弱く、台風を東に転向させる偏西風強風帯も遠く渤海付近。
 北側の「扉」が開いても、台風はフラフラと風船のようにゆっくり北上することになりそうです。
 (このため進路が多少ブレるかも?)

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・西~東日本の太平洋側から台風の直接の影響・・・すでに始まっている波や風だけでなく、活発な雨の影響も始まることに。

 特に強風とともに暖かく湿った空気が流れ込む太平洋岸では、強制的に上昇気流が強まりやすい山岳風上斜面や風の収束線を中心に、大雨モードが本格化しそうです。


3、台風10号 最新データ!・・・15日(木)の空模様


 続いて15日(木)の空模様

GSM15日190813
(図をクリックすると拡大します)

 15日が台風10号の転換期!

 上段の図・・・上空の太平洋高気圧の張り出しの東進に伴い、台風10号は引き続きノロノロと北上。 日中、いよいよ西日本に(あえて四国と書かない理由を考えてみてくださいね)上陸することが予想されています。

 そして夜・・・台風はまだ瀬戸内付近までしか北上していない可能性が高そうですけど・・・
 朝鮮半島方面から、ー5℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進。

 南下する偏西風強風帯(水色の矢印)が台風10号を捕捉して、台風を一気に日本海へと引っ張り上げ、足早に北東進させる「可能性」が示唆されています。

 ちなみにこのタイミングを台風の転向と言いますが、台風の速度が遅くなるとともに、予報がブレやすいタイミングでもあります。
 上空の気圧の谷が早めに南下すれば西日本の荒天も短めで済みますけど、遅くなれば言わずもがな。

 そんなことをイメージしながら地上の空模様をチェックすると・・・下段の図・・・九州や四国は時々刻々と風向が変化する暴風雨に翻弄され・・・
 近畿~東海付近では、暖かく湿った空気を運ぶ南東風が強まって、前日から本格化した降水域がますます活発化することが予想されています。

 この状況がさらに長引くことなど想像したくもないですよね?

 Uターンの交通機関に淡い期待を持っている方も多いと思いますけど・・・
 この状態を見れば(Kasayanも含めて多くの気象予報士が言い出しにくいと思いますけど)、西日本での平常運転はもちろん乱れた運転すら絶望的・・・むしろ、災害がなければ十分だと考えてしまう状況です。

 なお、前日14日も含め、暖かく湿った南寄りの風の山岳風下側・・・日本海側では、フェーン現象の強まりによって想像したくもないような高温になるかもしれません。



4、台風10号 最新データ!・・・16日(金)の空模様


 最後は盆の送り火、16日(金)の空模様

GSM16日190813
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図・・・15日(木)の深夜あるいは16日(金)の未明に偏西風強風帯に「乗るであろう」台風10号は足早に日本海を北東進。
 夜には北海道の西岸に達することが予想されています。

 また、台風が通過した後、ー5℃以下の寒気を伴う上空のい気圧の谷が西日本を通過。
 台風一過の晴天に・・・ならない可能性が示唆されています。

 これに対応して地上では・・・下段の図・・・もちろん北日本は大荒れに。
 
 西~東日本には、引き続き南西強風に乗って暖かく湿った空気が流入。
 真夏の春一番?と言えそうな気圧配置になって、引き続き強い南寄りの風が吹き荒れるとともに、不安定な大気による局地的でも活発な雨が続き、台風一過の晴天とは程遠い空模様が予想されています。

 ということで、明日14日(水)から16日(金)の空模様をザックリと追いかけましたが、Kasayan的には台風の動きが遅くなり、予報にブレ幅が生じやすい転向点が西日本だということが気になるところ。

 ここを無事に?乗り切るまでは、”東~北日本も西日本同様に大荒れ”という一抹の不安が残ります。

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


5、今日の空模様・・・台風10号の直接の影響、波に続いて風も、雨は局地的に?


 順序が逆転しましたが、ここから今日の空模様・・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190813

 野尻湖畔の森はセミの鳴き声と木々の間から差し込む強い日差しがいっぱい。

 日本海側に近いので、台風の接近に伴ってフェーン現象の影響をどれほど受けるのか?が気になるところ。

 ちなみに最寄りの信濃町アメダスの最低気温は22.5℃(03時38分)。 
 森の中は体感的にもっと涼しく感じられますが、日向に設置されているアメダスでは09時に28.3℃を観測しています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190813

 詳細は図中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 台風10号ばかり注目されていますけど、北ではひっそりと秋雨前線が顕在化。
 津軽海峡付近に前線の雨雲が観測されています。

 北海道では「盆が明けると秋」なんて言われていますけど、猛暑の中でも季節はキチンと前進しているようです。

昨夜21時から今日09時までのレーダー画像と09時の推計気象分布をアニメ化

全国レーダー09時まで190813
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※昨日から西~東日本沿岸には、台風10号の一番外側の背の低い雲の帯が観測され始めています。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM13日190813
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図・・・台風10号の発達に伴い上空の太平洋高気圧の日本海への張り出しが強まる模様。
 このため、台風はあまり北上しないまま西寄りにゆっくりと進むことが予想されています。
 
 そして地上では・・・下段の図・・・台風の直接の影響は波だけでなく風も加わってくるようですが・・・雨に関してはまだ局地的。

 暖かく湿った南東風が上昇気流に転じやすい紀伊半島などの山岳風上斜面中心になることが予想されています。

 もっとも、台風10号に関する大雨の積算はすでにカウントされ始めている状態。
 局地的に増加する降水、台風本体の雨雲によってどれだけ増加するのか?が心配されます。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190813
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 GSMモデル同様、今日いっぱい雨の影響は局地的。
 心配されるのは波や風の影響ですから、海運、漁業、マリンレジャー以外に影響はなさそうですけど・・・

 明日にはいよいよ降水域が拡大しつつ活発化。
 本格的に大雨が心配される状況に。

 繰り返しますが、「いかに計画を実行しようか?」と考える時期はもう終わり!
 すでに「いかに影響・危険を回避すべきか?」と考える時期に入っています。
 「計画に縛られ不安ながらも行動」してしまわないよう自問自答してくださいね。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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