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 一般的な盆休み期間は昨日で終わり。
 期間最後のイベント・・・野尻湖畔で開催されたフェスに行ってきました。
 (といっても徒歩10分ですけど)

シナノフェス190819

 朝は涼しくても日が高くなるにつれて気温が急上昇。

 木陰とはいえ、無風の屋外で音楽を聴いているのは辛いかな?なんて考えていると・・・
 一陣の北風とともに湖面にさざ波が立って急に涼しく!

 日本海からおよそ40Kmに位置する野尻湖。
 海風が届くのは昼前後・・・これをきっかけに高原の涼しさがよみがえります。
 ※同時にモクモクと湧き上がり始めるモノもありますけど。


1、お盆休み明け・・・暑さと次の台風は?・・・向こう一週間の空模様 最新データ!


 盆休みが終わるとともに、次の週末が待ち遠しいあなたに・・・

 今日も「次のい週末の空模様」からご紹介したいと思いますが、お気づきになりました??
 天気予報番組では「秋」「秋の気配」「秋らしく」「暑さもひと段落」なんていうコメントが多くなっていることに・・・

 確かにこのブログでも、台風10号通過直後から「秋の気配」なんていう言葉を使い始めていますけど、疑い深いKasayanですから、データを追いかけなければ気が済みません。
 それに・・・8月は台風発生・接近数が最も多い月ですから、「次の台風」も気になります。


 (1)向こう一週間の空模様と気温傾向・・・気象庁GSMモデルベース


 ということで、今日も気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、「秋の気配」が一段と強まりそうな次の週末 23日(金)~25日(日)の空模様をチェックしておきました。

台風GSM190819
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上の気圧配置と空模様、地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 昨日の記事のいご紹介したデータと同様、「秋の気配」のカギを握るのが、(上段の図)高度5820m付近の偏西風強風帯(濃い水色矢印)。
 25日(日)にかけて、-5~10℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)の通過に伴い、太平洋上まで南下することが予想されています。

 また、北陸以北には上空の気圧の谷とともに-10℃以下の寒気が南下。
 ー10℃以下の寒気の先端に位置する石川県の輪島では、-10℃以下の寒気が南下するのは6月24日以来、2か月ぶりのことになります。

 そして(下段の図)地上では、高度5820m付近の偏西風強風帯に対応して秋雨前線の降水帯が停滞。
 夏休み後半にあいにくの空模様が続いてしまいますけど・・・

 25日(日)には15℃以下の(秋の気配を感じられる”かもしれない”)冷気が瀬戸内まで南下することが予想されていて、さすがに多くの方が「秋の気配」を感じられると思われます。

 ただ・・・昨日に引き続き台湾の南東海上を熱帯低気圧と思われる円形のい等圧線が西進する予想。
 これが急速に発達するようなことになれば、太平洋高気圧が張り出して秋雨前線が北上。
 さすがに秋雨前線を北日本にまで追いやる可能性は低そうですけど、その代わり梅雨末期のようなムシムシの暑さになることが予想され・・・

 さらに台風が北上するようなことになれば、台風から秋雨前線に強い暖湿気が流れ込み、これまた梅雨末期のような大雨になりかねません。

 ということで・・・少なくとも週末には、雨は降れども「秋の気配」を感じられる可能性あり。
 ただ、それも台風11号の動向次第ということになりそうです。

週間気温グラフ190819

 これは向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データ。

 確かに明後日以降、北日本を中心に平年並みかやや低めで推移する模様。
 
 しかし・・・西~東日本の平年の最高気温は30℃以上。
 天気予報に「秋」という言葉が躍っても、35℃以上の猛暑日に慣らされ過ぎていることを思い出しましょうね。


 (2)向こう一週間の空模様と気温傾向・・・他国のモデルベース


 とはいえ・・・以上は気象庁発表のGSMモデル通りに空模様が変化した場合の話。

 昨日に引き続き、米国(NOAA)発表のGFSモデルヨーロッパ中期予報センター発表のモデルもチェックしておきました。

台風GFS190819
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

台風ECMWF190819
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 昨日に引き続き、ヨーロッパ中期予報センターは気象庁GSMモデルに近い予想。

 一方米国GFSモデルは、昨日に引き続き低気圧を台風11号?にまで発達させ、南西諸島方面に北上させていることがわかります。

 来週末の空模様のシナリオは引き続き大きく異なったままですけど、寒冷渦の南下と上空の気圧の谷の通過、そして(位置は別として)秋雨前線が停滞する可能性が高いという点は各モデルとも共通。

 秋雨前線の雨は残念ですけど台風が来るよりはマシ・・・
 気象庁GSMモデルの予想通りに推移することを祈ります。

 17時35分追記
 00Z(午前9時)初期値の米国GFSモデル、ヨーロッパ中期予報センターのモデルをチェックしておきました。

00Zベース台風GFSとECMWF比較190819
(図をクリックすると拡大します)

 優柔不断?な予想をしていたヨーロッパ中期予報センターのモデルが米国GFSモデルに追従!?
 25日(日)にかけて台風11号「らしき」低気圧が九州方面に北上することが予想されています。

 明朝の気象庁GSMモデルがどう出るか??
 週末の空模様がアヤシクなってきました。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・猛暑は少しおさまるけど、秋雨のはしり?西から下り坂

 
 それでは今日の空模様・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190819

 木々の間から青空も見えるけど・・・曇り空・・・かな??

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は22.4℃(05時12分)で、平年を4℃も上回っていますが、東寄りの風が心地よく感じます。

 ただ、09時過ぎには27℃を上回ってきました。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190819

 日本付近の高気圧は三つ巴!

 ①夏の暖かく湿った空気を持った太平洋高気圧・・・②初秋の乾いた(高温気味の)空気を持った大陸の高気圧・・・③季節の変わり目に元気を出す冷涼湿潤なオホーツク海高気圧。

 ①太平洋高気圧は、今日も東日本方面に張り出し、厳しい暑さと夏空をもたらしているようですが・・・

 ②初秋の大陸生まれの高気圧は、朝鮮半島方面に張り出して太平洋太平洋高気圧とせめぎあい、活発な雨雲を西日本の西部に発生させています。

 そして③オホーツク海高気圧は、冷涼湿潤の北東風を道東に吹き込ませ、「盆が終われば北国は秋」という言葉通りに「秋の気配」をもたらしています。

 そして、高気圧エリアからはみ出した東シナ海方面には昨日低気圧が発生。
 タップリの水蒸気を巻き込んで、今夜にも熱帯低気圧(台風のタマゴ)になって九州に接近しようとしています。

 で・・・①~③の高気圧と東シナ海の水蒸気の落ち着きどころが今日、そして今週末にかけての空模様を決定することになるようです。

昨夜20時から今日08時までのレーダー画像と08時の推計気象分布をアニメ化

全国レーダー08時まで190819
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※すでに西日本はシッカリと下り坂。
  関東甲信北部には昨日来の雷雲が残存し、「場の暖湿気」の影響がうかがえます。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM19日190819
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 先にご紹介した天気図(気象庁GSMモデルによる週末の空模様)では、上空の太平洋高気圧が日本の南に陣取り、日本の北では寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が陣取っていましたが・・・・

 今日は、両者の陣取り合戦が始まったばかり。
 北西からこの秋一番?の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空のい気圧の谷が南東進。
 一方、まだまだ元気な上空の太平洋高気圧が東北南部まで張り出すことが予想されています。

 このため両者のせめぎあいの主戦場は西日本。
 せめぎあいの無い東シナ海方面では、寒気を伴う反時計回りのい渦が巻き始めることが予想されています。

 そして地上では・・・下段の図・・・日中は、北東進する上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)に対応して、暖かく湿った南東風が吹き込みやすい西日本の太平洋側中心に大気の状態が不安定になり、降水域が活発化。

 一方、ー5~10℃以下の寒気とともに上空の深い気圧の谷が通過する今夜以降は、日本海側を中心に大気の状態が不安定になり、次第に降水域が活発化。
 さらに、上空の気圧の谷に対応して日本海に発生する低気圧が太平洋側の暖かく湿った空気を引き上げるため、降水域が北へと拡大することが予想されています。

 また、南西諸島では寒気を伴う上空の渦東側で熱帯低気圧が発生。
 小さくても活発な降水域を伴いながら九州南部に接近することが予想されています。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190819
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 太平洋側の降水域は、次第に山岳風上斜面などを中心に局地化するようですが・・・
 この秋一番の?寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に伴い、日本海側の不安定性の降水域は組織化さ、明日にかけて強化・拡大することが予想されています。

 この雨・・・熱せられた地面を冷やす打ち水なりそうですけど、地域によってはかなり強まって、落雷や突風なども引き起こす可能性もありそう・・・

 どんな降り方になるのか?
 明日未明には活発化するようですから、気になる方は夕方の天気予報を再チェックしてくださいね。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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