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 関東、特に千葉県では台風15号により大きな被害があったようですが、台風15号がコンパクトだったためKasayanの住む長野県北部への影響はほぼ無し。


(4Kタイムラプス動画:長野駅付近から南 美ヶ原高原~北アルプス南部方面)

 台風通過時、Kasayanは・・・台風の進行に伴う雲の動きを24時間以上にわたってタイムラプス撮影していたのですが、台風の進行に伴う台風最外縁の雲の動きが撮れただけでした。

 また、夜間の感度・ノイズ性能が悪い安物の防水カメラを使っていたため、夜間の台風最接近時の雲の動きは補正をしても見えない状態・・・orz
 夜間はやはり(暴風等による破損を恐れず、ケチらず)Goproを使う必要があるようです。


1、暑さいつまで?次の台風は??・・・敬老の日 3連休を含む向こう一週間の空模様


 さて、今週末は敬老の日を含む3連休。
 猛暑は続くの?次の台風の影響は?・・・と、秋の行楽を心配している方も多いと思います。

 ということで、台風15号もひと段落したところで、向こう一週間の天気傾向と3連休の天気を詳しくチェックしておきました。


 (1)向こう一週間の天気と気温の傾向


 まずは 明後日12日から6日間の天気と気温の傾向から。

週間高層天気図190910
(図をクリックすると拡大します)

 左側の図は、地上の空模様の骨格といえる上空約5800mの気圧配置と偏西風の様子。
 右側の図は、地形や日変化の影響を受けにくい上空約1500mの気温分布。

 期間の前半3連休までは、日本の南で上空の太平洋高気圧が東西に分裂した状態が継続。
 代わって大陸から寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進し、30℃の以上の真夏日や猛暑日をもたらすような暖気も東~北日本で南下することが予想されています。

 このため、一時的に天気が悪化するものの東~北日本の暑さもひと段落。
 うまくいけば、30℃以下の秋の気配を感じられるかもしれません(もはや25℃は夏日とは言わない?)。

 もっとも、期間の後半・・・来週前半は上空の太平洋高気圧が勢力を強め、西~東日本に張り出す模様。
 暖気もジワジワ北上し、次第に暑さが復活してくることが読み取れます。

 ただ・・・期間を通して南の海上には熱帯低気圧又は台風と思われる低気圧が複数存在。
 これらの進路や発達次第では、状況が一変してしまうかもしれないので要注意!!

週間気温グラフ190910

 これは向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データ。

 今週後半、東~北日本で一時的に平年を下回る秋の気配が予想されていますけど・・・
 それ以外は平年並みか上回る可能性が示唆されています。

 平年値が比較的急速に下がっていく期間ではあるものの、暑さはまだ続くと考えておいたほうがイイ状態。
 もちろん、この傾向も台風次第でですけれど・・・






 (3)3連休の空模様・・・各国のモデルの予想は??


 ということで、秋の気配が終わって昇温傾向が予想されている3連休の空模様
 (現時点で云々してもあまり有意義ではない)複数の台風次第という前提で、各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を比較しておきました。

 まずは気象庁発表のGSMモデル

3連休GSM190910
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 当然ですけど、先にご紹介した図から読み取れる地上の空模様・・・そのまんま。

 台風と熱帯低気圧?の発達に伴い西~東日本で上空の太平洋高気圧が活発化。
 台風?の接近が予想されている南西諸島を除いて晴天が期待できるものの、西から次第に暑さが復活してきそうです。

 一方、寒気を伴う上空の気圧の谷が断続的に通過する北海道では、周期的に(短時間)天気が崩れることになりそうです。

 続いて、米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデル

3連休GFS190910
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 とりあえず気象庁GSMモデルとほぼ同様と言えそうですが・・・
 さらにもう一つ・・・はるか南東海上・・・ウェーク島付近に小さくても発達傾向の熱帯低気圧又は台風が予想されています。

 最後は、ヨーロッパ中期予報センターのモデル。

3連休ECMWF190910
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 まだ先のこと・・・気象庁GSMモデルとほぼ同様・・・と判断したいと思います。

 いずれにしても・・・3連休や来週前半の空模様は、複数の熱帯低気圧の動向次第ということになりそうですね。・


3、今日の空模様・・・台風モードから猛暑モードへ


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平高積雲190910

 07時過ぎは、いかにも秋らしい高積雲(羊雲というには小さな羊)優勢の空でしたが、09時にはすべて消滅。

 少し白っぽい青空の下、志賀高原~菅平高原、遠く美ヶ原高原や北アルプス南部の山々の稜線で積雲がポコポコと沸き始めています。

 最低気温は21.3℃(05時46分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190910

 台風15号が過ぎ去って、太平洋高気圧のシッポ?が西日本に張り出しています(黄海の熱帯低気圧が関与?)。

 このため、太平洋高気圧のシッポに沿って太平洋の暖かく湿った空気が太平洋側だけでなく日本海側にも流入。
 西~東日本は高気圧の晴天域優勢ながらも大気の不安定な状態。

 また、寒冷前線が北海道の東海上に抜けたようですが・・・前線の西側には上空の寒気が南下。
 北日本は大気の状態が不安定気味で、特に潜在的な寒冷前線と思われる弱い降水帯が道東から山形県付近で弱い雨が降っているようです。

昨日21時から今日09時まで12時間のレーダー画像と09時の推計気象分布のアニメ

全国レーダー09時まで190910
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※アニメで見ると、東北の降水帯・・・一時的ですがシャープに活発化していたりしますね。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM10日190910
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 上空の太平洋高気圧が東北北部にまで張り出しているため、西~東日本は原則 高温で乾燥した熱風が吹き降りる下降気流地帯。
 強い暖湿気が流れ込んだり、昇温によって大気の状態が非常に不安定になったり、さらに、海風等の収束や山岳風上斜面によって上昇気流が強まったりすることで局地的ににわか雨や雷雨が発生しやすい状態と言えます。

 一方、上空の太平洋高気圧の北縁を流れる縁辺流や大陸の寒気を運ぶ偏西風強風帯が停滞する日本海中部から北日本にかけては潜在的な秋雨前線地帯。
 暖湿気の流れ込みや寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷の通過に伴い、前線が活発化したり低気圧や低圧部の発生によって雨雲が発達すると思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・地上の太平洋高気圧縁辺の暖湿気が流れ込みやすい西~東日本では、晴天優勢ではあるものの山沿い中心ににわか雨や雷雨と思われる降水域が予想されています。

 また、上空の太平洋高気圧縁辺流や偏西風が停滞する日本海では、寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に伴い潜在的な秋雨前線の降水帯が(北朝鮮付近で)活発化。
 黄海の熱帯低気圧の暖湿気も加わって、大雨になることも想定される状況です。

 一方、寒気を伴う上空の気圧の谷が東海上に抜け、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根が接近する北海道は、概ね晴天ベース。
 秋の空気も南下して、一足先に秋の陽気を楽しめそうです。






 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190910
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 概ねGSMモデルと同様。

 日本海の秋雨前線は明日にも日本海側から影響してきそうですけど、目先気になるのは西~東日本中心に予想されているにわか雨又は雷雨。

中部MSM16時190910

 これは16時の予想を拡大したものですが、今日は日本海と太平洋から吹き込む場の風や海風が収束し、上昇気流が強まった場所で雷雨が発生する模様。

 ただ・・雷雨の原料になる暖湿気が日本海側、太平洋側、いずれからの流入が優勢になるのか微妙なところ。
 太平洋側の降水域が少なく感じられますけど、収束線が発生する場所ではアヤシイ雲に要注意。
 スマホのレーダー画像をチェックして雷雨を回避していただきたいと思います。 



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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