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 昨日(10日)、長野市の南東に見える菅平高原では放射冷却現象が発生。
 13.3℃(04時55分)を観測して全国2位の冷え込みになりました。

 たまたま早朝から菅平高原をタイムラプス撮影していたのですが・・・


(4Kタイムラプス動画:長野駅付近から放射冷却の菅平高原方面 映像左奥)

 日の出直前までは放射冷却の重要な条件・・・無風の条件を満たした菅平高原には逆転層(上空より地上の気温が低い状態)が発生し、水墨画のような層雲が優勢。

 日の出とともに空気が上下に踊りだし、菅平高原の根子岳(2207m:映像左奥の三角の山)の稜線ではポコポコと積雲が発生して層雲と主役交代。

 一方、上空には寒気に伴う高積雲が広がり始め、わずか2時間ほどで秋と夏が混在する空を見ることができました。

 午後は新潟県境 野尻湖畔へ。
 途中、黒姫高原の収穫間近の田んぼで黒姫山~妙高山方面をタイムラプス撮影。


(4Kタイムラプス動画:動画最後に撮影時刻のウィンドプロファイラ・アメダスを収録)

 黒姫山と妙高山の山頂には、日本海から流入する暖湿北西風による積雲と旗雲が発生。
 東側山麓には上越の日本海から吹き込む海風による層積雲や層雲が発生。

 それぞれの雲がそれぞれの風系に沿って直交するように流れ、季節の変わり目の複雑な大気の流れを見ることができました。

KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw




1、明日夜までに台風16号 発生!?・・・3連休の空模様は??



 (1)台風16号、明日にも発生?


 今朝、真っ先に今日03時実況⇒今日21時予想⇒明日21時予想天気図をチェックすると・・・

天気図アニメ190911
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 気象庁の見立てでは、どうやら明日夜までに台風16号が発生するらしい。

 昨日の記事でご紹介した計算値通りですし、9月なんだから当たり前といえばそれまでですけど、台風15号が激しすぎただけに気が重くなる予想天気図。

 目先は大陸生まれの移動性高気圧で秋らしくなりそうですけど、3連休の天気が気になる状況です。






 (3)3連休の空模様・・・各国のモデルの予想は??


 それでは、昨日に引き続き3連休の空模様

 今日も各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の最新データを使ってザックリとまとめておきました。

 まずは気象庁発表のGSMモデル

台風16号GSM190911
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 
 明日までに発生が予想されている台風16号・・・
 昨日の計算値と同様、発達した状態でジワジワと南西諸島方面に西進する模様。

 一方、西~東日本付近では、台風の発達に伴い上空の太平洋高気圧の勢力が優勢に。
 台風の北上を阻止する「気配」が見えています。

 ということで、「現在の計算値通りに推移するのであれば」連休中は南西諸島方面を除いて、3連休の天気はなんとか持ちそうですけど・・・
 上空の太平洋高気圧と台風の位置関係や台風を取り巻く等圧線の様子から、この計算値そのままに推移すると思えません。

 昨日に引き続き、米国GFSモデルヨーロッパ中期予報センターのモデルをチェックしてみると・・・

台風16号GFS190911
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

台風16号ECMWF190911
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 (現時点としては)両者とも気象庁GSMモデルとほぼ同様。

 現時点では、南西諸島は台風16号?の影響を受けて荒れ模様。
 関東沿岸は熱低低気圧?の影響を「受けるかもしれない」。
 北日本は秋らしい周期変化で一雨ごとに秋らしく?? 
 西~東日本は・・・もうしばらく様子を見ましょう・・・だと思います(あくまでネガティブ思考のKasayan的判断の場合です)。


3、今日の空模様・・・秋雨前線が主役の空模様


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境  信濃町 野尻湖畔・・・

190911

 今朝は薄日も差して、キツツキ(多分コゲラ?)が木をつつく音が森に鳴り響いていましたが・・・
 09時を過ぎて雲が厚くなり、森が暗くなりました。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は20.5℃(00時35分)。
 さすがに暑くありませんけど、平年を5℃以上も上回っています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190911

 大陸の秋の高気圧と、南海上の夏の太平洋高気圧に挟まれて・・・・

 日本海には秋と夏の境界線・・・秋雨前線が活発化。
 秋と夏の陣取り合戦の主戦場といえる低気圧が二つ、前線上を東に進んでいるようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・大陸からは寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が日本海へと南東進中。
 ということは・・・秋雨前線はさらに活発化・・・そして偏西風の蛇行域とともに南下してくることになりそうです。

昨日20時から今日08時まで12時間のレーダー画像と08時の推計気象分布のアニメ

全国レーダー08時まで190911
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※秋雨前線の雨雲に先行し、潜在的な前線の降水帯が日本海側にかかり始めているようです。
  09時45分頃から、新潟県と長野県の県境付近 野尻湖畔でも弱い雨が降り始めました。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM11日190911
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)と‐5℃以下の寒気を伴う上空の(やや浅めの)気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)、そして同じく悪天パワーと-10~15℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷(ピンクの点線)が山陰以北に南東進。

 もちろん下り坂、そして大気の状態が不安定になることが予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・秋雨前線が日本海で活発化。
 前線上には低気圧が発生して、発達しながら東北を通過。
 全国的に下り坂で、低気圧が通過する北日本では風も強まることが予想されるわけですけど・・・

 先行する上空の気圧の谷に対応して、秋雨前線の南側でも潜在的前線が活発化(黄色の細い点線)。
 前線上の低気圧に吹き込む暖かく湿った南西風の影響で大気の状態も不安定になり、秋雨前線の雨を待たずににわか雨や雷雨がスタートすることが予想されています。

相当温位190911
(図をクリックすると拡大します)

 これは上空約1500mの気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 暖かく湿った空気の流入に伴い、秋雨前線前後に潜在的な前線帯が形成されることが予想されています。

 そして・・・明日になると大陸の冷涼で乾燥した空気が優勢になることが予想されますけど・・・
 暖かく湿った空気が冷涼乾燥空気の上に滑り上がるため・・・スパっと秋晴というわけにはいかないかもしれません(ちょっとネガティブ気味に考えた場合ですけど)。






 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190911
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 秋雨前線前後の潜在的な秋雨前線・・・暖かく湿った風の収束線というカタチで表現されているのがわかります。

 やはり東~北日本中心に秋雨前線の雨。
 ただ・・・大気の状態がかなり不安定なので、シトシトの雨ではなく激しい雷雨になりそうです。

 で・・・秋雨前線南下後の秋晴れ・・・3連休の秋晴れ貯金?の取り崩しでなければイイんですけど・・・



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


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