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海上保安庁191005
(図をクリックすると拡大します)

 海上保安庁 気象現況: https://www6.kaiho.mlit.go.jp/kisyou.html

 これ、海上保安庁が全国各地の灯台で観測している気象現況(風:08時25分)。
 
 何が良いのかといえば、気象庁のアメダスが比較的内陸に設置されているのに対して、海上保安庁の観測器は沿岸でも最も見通しの良い灯台に設置されていること。

 わずか数キロでも内陸に設置されていると、高い山の頂上など特殊な状況でない限り、地面の摩擦や地形の影響で風向・風速ともに場の風(気圧配置に忠実な風)を正確に反映しなくなる傾向にありますから、海上保安庁の気象現況は場の風を見るためには好都合です(岬に風が集まるなどの地形の影響は残りますが、海上での観測には限界がありますので)。

 今朝の段階では・・・パッと見たところ、西日本は穏やかで・・・北日本や本州東岸は風強め。
 大荒れに荒れた北陸は回復傾向だけど・・・海は丼ぶりをかきまぜたような状態だと思われます。

 陸地はすぐに回復しても通常海は数日にわたって荒れ続けるもの。
 残り少ない日本海のヨットシーズン・・・Kasayanの週末は終わりました・・・orz


1、来週末は3連休・・・気になる次の台風は??最新データを追い続けています!


 多くの方が気にしている次の週末・・・秋の行楽シーズン真っ盛りの3連休の空模様。
 Kasayanも数年ぶりに結婚式に招待され軽井沢まで出かける予定なので礼服の雨はご免です。

 ということで連日のようにおいかけている次の台風に関するデータ。
 今日は次の台風?の情報と絡め、3連休の空模様をガッツリとチェツクしておきました。

 まずは気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル

台風連休GSM191005
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 「計算値通りに推移するならば」、上空の太平洋高気圧の西側縁辺に沿って台風19号?が、南西諸島付近を思いっきり発達したまま北上。
 狙い撃ちしたように南下した偏西風が台風をキャッチされ、西~東日本を北東進することが予想されています。

 まさに教科書通りの秋の台風コースを歩みそうな台風19号。
 西~東日本で大荒れになることはもちろん、これまた教科書通りに秋雨前線とセットになって台風接近前から広範囲で大雨になることも予想されています。

 まだ一週間も先のことなのでブレ幅が大きいはず・・・とはいえ、貴重な3連休を狙い撃ちしたようなあいにく・・・を通り越して絶望的な空模様。

 祈る気持ちで他国のモデル・・・まずはヨーロッパ中期予報センターのモデルをチェックしてみると・・・

台風ECMWF191005
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 気象庁GSMモデルと比較し、約半日~1日遅めに推移するようですけど進路はほぼ同じ。

 降水量は計算されていませんけど、西~東日本に秋雨前線に対応する(上空の太平洋高気圧 北縁に沿った)偏西風強風帯が停滞することが予想されています。

 さらにアメリカの気象機関(NOAA)発表のGFSモデルもチェック。

台風GFS191005
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 昨日の計算値と同様、こちらは台風19号?に加えて20号?も予測。

 台風20号?の発達・西進に伴って上空の太平洋高気圧が西に張り出し、台風19号?の日本接近をブロックしてくれることを期待していたのですが、他モデルより多少西に大回りする「気配」は見せているものの、日本接近?上陸?を諦めてはくれないようです。

 また、気象庁GSMモデルと同様、連休3日間にわたって秋雨前線の降水帯が停滞。
 台風の接近が多少遅れたとしても、外出にはあいにくの空模様になる可能性は高め。

 ということで・・・今日の段階では、気象庁GSMモデルがはじき出している予想を「最悪の場合」と想定して、次善の計画を考えるなり予定変更のデッドエンドを決めるなど、「心の準備」をしておくのがイイと思います(雨の軽井沢もイイんですけどね。ほどほどなら)。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/ 



2、今日の空模様・・・天気は回復傾向だけど・・・日本海側・太平洋側の一部で下り坂


 それでは今日の空模様・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平191005

 善光寺平(長野盆地)周辺の2000m級の山々(志賀高原~菅平高原)は厚い雲の中。
 盆地上空だけ、フタを開けたように青空が見えています(下降気流域ということ)。

 最低気温は平年より4℃ほど高めの17.6℃(01時18分)。
 台風崩れの温帯低気圧が日本海に運び込んだ暖気・・・まだ抜けていないようです。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況191005

 台風18号崩れの温帯低気圧は、閉塞しながら三陸沖へ。
 北海道の東に新たな低気圧が発生し、形だけは西高東低 冬型の気圧配置になりつつあります。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・大陸の初冬の寒気を運ぶ偏西風に沿って悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が日本海へと南東進中。

 この上空の気圧の谷に対応して、朝鮮半島沿岸に小低気圧が発生し南東進していて・・・
 この低気圧が通り過ぎた所から秋らしい冷涼で乾燥した空気に覆われることになりそうです。

昨日21時から今日09時まで12時間の気象レーダーと今日09時の推計気象分布をアニメ化

全国レーダー09時まで191005



 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM5日191005
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 ポイントは、-10℃前後の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の比較的浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が日本海沿岸~東北南部へと南東進し(第一波)・・・

 その後を追うように、-20℃以下の寒気と悪天パワーを持った上空の気圧の谷が、北日本へと南下してくる(第二波)ということ。

 このため地上では・・・下段の図・・・第一波の上空の気圧の谷の影響で、(昨日日本海まで北上した暖湿気を運ぶ北寄りの風によって)ぐずつき気味の日本海側、特に脊梁山脈付近の低くて弱い雨雲が消えずに残り(志賀高原なども含む)・・・

 第二波の上空の気圧の谷の影響で、朝鮮半島付近に低気圧や潜在的な前線(風の収束線)の降水帯が発生し、日本海側に南下してくることが予想されています。
 また、第二波の影響で、北海道付近は今日も大気の状態が不安定で等圧線が混雑し、強風・高波が継続。

 北寄りの強風に乗って、上空約1500mに0℃以下の寒気(高い山で雪の目安)が南下してくるため、高い山はもちろん、道北の峠道でも降雪、積雪になることが予想されます。

 また、第一波の上空の気圧の谷と、南海上を東進する上空の太平洋高気圧縁辺の谷によって、関東沿岸にも低気圧が発生し、千葉県付近でも下り坂に・・・

 どうやら台風一過・・・ならぬ温帯低気圧一過の晴天にはならないようです。





 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ191005

 紫色は下層雲。

 寒気を伴う上空の気圧の谷に対応した日本海側の下り坂・・・
 結構まとまぅた雨になることが分かります。

 上空には初冬の寒気が南下してくるわけですから・・・激しいものではないにしても、ブリ起こしを思わせる雷を伴うかもしれません。

 期せずして、佐渡海峡ではブリの子供やヒラマサが連れ始めている様子。
 残り少ないヨットシーズン・・・ブリやヒラマサも釣ってみたいと思っているのですが、大荒れの日本海が穏やかになるのはいつのことでしょう??

 そして、低気圧が発生する関東南部。
 低気圧の北東進に伴って、千葉県では冷たい北東風の強まりとともにザッとひと雨ありそうです。

 ※今日はonedriveのトラブルに巻き込まれ、更新が遅くなってしまいました。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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