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・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?
   


 台風19号の対策が呼びかけられ、JRの会見では計画運休も検討され始めたとのこと。
 毎日ブログを更新しているKasayanにとっても他人事ではありません。

 なんてったって、12日(土)にはKasayanの住む長野県内でも関東に近い地域で開かれる結婚式にお呼ばれされていたりします。
 何があろうと時間までにたどり着く方法を今からじっくり検討中(困難があると俄然やる気がでる性格。もはや帰りは野となれ山となれ!)。

 それに・・・19号は大型の台風であることから、日本海側でも北陸中心に暴風や高波のリスク大。
 今日は仕事を放り出し、これから新潟県までヨットの台風対策をしに行かねばなりません。
 ※下道往復200キロ!まだ18号崩れの低気圧通過後の確認にも行けていないんです・・・orz

 ということで・・・これで3日連続、コメント少なめ、図はマシマシ(ラーメン二郎?)という特別内容のブログ更新になりますのでご容赦ください。

 ※作図した後、気まぐれにTwitterにUPしていたりしますので、明日以降 早めに図をご覧になりたい方は「気象予報士Kasayan番外編」のアカウント(上に掲載しているアカウントと異なります)をフォローしてください。



1、台風19号と3連休の空模様 最新データ!



 (1)台風19号発達中!・・・気象庁・米軍 進路予報 比較


 例によって、03時発表の気象庁と米軍の進路予報を比較から。

進路予報比較191009
(図をクリックすると拡大します)

 米軍(JTWC)進路予報: https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
 気象庁進路予報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  ※台風の進路予報は生もの。必ず最新の情報を上記URLでチェックしてくださいね。

 昨日同様、ここで一番言いたいのは、テレビの天気予報で「それでは雨や風の様子、動かしてみましょう」というコメントとともに使われている「雨や風のアニメ」を鵜呑みにしないということ。

 一般的に「雨や風のアニメ」は気象庁のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って作成されているのですが・・・
 進路予報に掲載したGSMモデルが予想する台風位置をご覧いただくと、進路予報からと約6時間以上もズレていることが分かります(進路予報に先行)。

 特に台風の最接近や上陸が予想されている12日(土)以降は予報円からはみ出すほどのズレっぷり。

 昨日の繰り返しになりますけど・・・
 所詮GSMモデルは天気予報を作るための材料のひとつにすぎませんが、進路予報は、GSMモデルに加えて台風に特化した台風モデルや海外のモデルも考慮して優秀な予報官が作成した最終製品。
 どちらを中心に考えるべきかは誰でもわかると思います。

 もちろん、「進路予報とズレています」とか「進路予報より少し早めに進むことが予想されていますけど」という前置きをした上で、台風の影響を視聴者に具体的にイメージしてもらうために使っているならイイですけど、何の留保もなく無頓着にアニメを使っている予報士がいたら、あまりにも視聴者を無視した手抜きの予報士だと思います。
 (昨日の全国ネットでは、あえてアニメを使わなかった予報士と、「進路予報より早めに進む予想になっているんですけと」と前置きして使ったKasayanと同年代の予報士を見ました。Twitterに無頓着に引用されていたりする場合もあるのでご注意を)



 (2)台風19号の具体的な影響・・・3連休の空模様は? 気象庁GSMモデル


 とはいえ、やっぱり気になるのが台風最接近・上陸時の具体的な空模様
 今日も作図はシッカリ・・・しておいた・・・つもり?

 今日も気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)からチェックしておきましょう。

台風GSM191009
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 
 上段の図は、台風の進路や速度を決定する上空約5500mの気圧配置と偏西風・寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧、降水量、風、そして上空約1500mの寒気の様子
 もちろん気象庁進路予報(03時発表)の中心位置も掲載してあります(12日後半ほどズレ大)。

 TV解説で伝えられているように、「現時点で」進路や強さは台風15号類似。
 だけど、台風の大きさは比べ物にならないほど大きく、その影響が広範囲に及んでしまうことは言うまでもありません。

 Kasayan・・・自分自身の台風対策のため(ごめんなさい)、12日(土)の拡大図も作成。

台風GSM拡大191009
(図をクリックすると拡大します)

 関東付近は言わずもがな・・・影響が関東限定だった台風15号のときとは一転、東海付近はもちろん、北陸付近でも暴風雨になることが予想され、その程度もかなりのモノになると思われます。

 ちなみにKasayanは・・・ここ数年の台風では影響が少なかった北東方向の風(新潟県ですよ)に対しても対策を強める必要があるかな??なんて思案しています。




 (3)台風19号の具体的な影響・・・3連休の空模様は? 他国のモデルは??


 先にお伝えしたように、気象庁の予報官は他国のデータも参考に進路予報を作成しています。
 ということで、今日も他国のモデル(シミュレーション)も併せてチェックしておきました。

 まずはアメリカの気象機関(NOAA)発表のGFSモデル

台風GFS191009
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 ごめんなさい・・・今日は手抜き(時間切れ)で、上空の偏西風や太平洋高気圧の様子を作図していません。
 
 気象庁GSMモデルと比較し「3日前にしてはほぼ同様」の予想になっていますけど・・・
 先にご紹介した進路予報にも記載したとおり、予報円の範囲内であるものの気象庁進路予報より早めの進行を予想していますからご注意ください。

 最後のヨーロッパ中期予報センターのモデル

台風ECMWF191009
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 日付と時間が他のモデルと異なるのでご注意を!

 予想のブレ幅の範囲をイメージするための参考データとしてご覧ください。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/ 


2、今日の空模様・・・冬型すぐにゆるみ、秋の移動性高気圧優勢に!対策日和?


 それでは今日の空模様・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平191009

 白っぽい青空に・・・南の美ヶ原方面から 空飛ぶ絨毯のようなウネ雲(層積雲)が北上中。
 
 台風が接近しているなんてウソのような穏やかな空。
 空気も乾燥し・・・台風対策なんてやめて遊びたくなる陽気です。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況191009

 気圧の谷(低気圧や前線)が東海上に抜け・・・

 北日本は西高東低 冬型の気圧配置。
 等圧線が大混雑して、北海道中心に北西強風・高波に。
 日本海側にはいわゆる筋状の雲がかかっています。

 一方、西~東日本は・・・
 北陸が冬型の気圧配置のトバッチリを受けているものの、その他の地域は高気圧の秋晴れ優勢。
 気は重いですけど・・・明日にかけて台風対策日和と言えそうです。

推計気象分布03時191009
(図をクリックすると拡大します)

 これは、今日03時の推計気象分布

 もしかすると、昨夜からの冬型の気圧配置で、本州(東北)の高い山でも雪が降ったかもしれませんね?
 
昨日21時から今日09時まで12時間の気象レーダーと今日09時の推計気象分布をアニメ化

全国レーダー08時まで191009





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM9日191009
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 今日はシンプル・・・初冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜け・・・

 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本付近っを東進。

 このため地上では・・・下段の図・・・秋の移動性高気圧が帯状に東進し、秋晴れ優勢に。
 台風前になんとか2日分の晴天をもたらしてくれることが予想されています。

 もっとも、高気圧の端っこに位置する北海道は、天気こそ回復するものの強風や高波が継続。

 台風の影響を受け始める小笠原は雨・・・
 南西諸島も暖かく湿った北東風が強まり大気の状態が不安定に。
 太平洋側では次第にウネリや波が高くなりそうです。






 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ191009

 紫色は下層雲。

 まあ・・・今日のところは晴天優勢ということで・・・・

 ジワジワ北上する台風19号の影響・・・
 晴天優勢ではあるものの、明日には太平洋上の島々や太平洋岸に少しずつ及び始めるようですね。

 ということで・・・今日も書きなぐりの読み直し無し・・・
 これから新潟県へとまっしぐら!
 誤字脱字、意味不明・・・好意的にお読みいただければ幸いです



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


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