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1、この先の気温傾向?・・・今日も続報!東北は来週タイヤ交換も視野に?


 昨日は旭川で初雪が観測されたことで、ニュースでも「冬の足音」というフレーズを何度も耳にしました。

 ということで・・・冬の足音が遠くで響いているのか?それとも意外と近くで響いているのか?
 まずは北半球上空の気圧配置と寒気の様子をチェックしておきました。

北半球上空の寒気191107
(図をクリックすると拡大します)

 3日21時の実況と昨夜6日21時の実況を比較。

 昨日、旭川に初雪を降らせた原因はサハリン付近に停滞中の-30℃以下の寒気を伴った寒冷渦。
 早くもカムチャッカ半島方面に抜けていますが・・・

 すでに-36℃以下の寒気を伴った後続の寒冷渦が沿海州付近に進み、今日にも北海道に接近する気配。
 また、わずか3日間で―42℃以下の寒気が北極海に拡大し、-36℃以下の寒気が北米大陸と東シベリアに流れ出していることが分かります。

 もしかすると北極の寒気・・・流出期に入ったのかもしれません(北極振動もそんな気配)。
 とすると、近々本格的な寒気の南下があるかも??

 気になる今後の寒気の動向をチェックすべく・・・
 今夜7日21時から来週木曜14日21時までのアジア上空(北半球上空の気圧配置と同じ500hPa 上空約5500m)の高層天気図をアニメ化してみました。

高層天気図アニメ191107

 ポイントは北半球上空の実況図に描かれている-42℃以下の寒気を伴いシベリアに南下を始めた寒冷渦の動向。
 どうやら来週後半14日(木)頃、南側に深い気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)を伴い、日本の北に進んでくることが予想されています。

 ということは・・・来週後半はかなりの低温傾向になるかも??
 そこで向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしてみると(昨日のデータと比較)・・・

週間気温グラフ比較191107
(図をクリックすると拡大します)

 来週前半、今回の低温傾向がひと段落した後、深い気圧の谷の通過による昇温を経て、西日本から?再び平年を下回り始めることが予想されています。

 これが来週後半に接近が予想されている寒冷渦と上空の気圧の谷の影響??
 これだけでは影響がイマヒトツ分かりません。

 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って15日(金)の空模様をチェックしてみると・・

GSM15日191107
(図をクリックすると拡大します)

 「計算値通りに推移したとすれば」今季一番強い冬型、地上気温次第では山陰~北陸~中部山岳北部でも降雪、北日本では暴風雪や本格的な積雪・・・になることも想定される空模様が予想されています。

 すでに平年の初雪の時期は過ぎている頃ですから、雪が降るのは当たり前ではありますけど・・・
 いよいよ来たね!といった感じ。

 まだ計算値のブレ幅は大きいですけど、北陸以北の山沿いでは、そろそろ週間予報をにらみつつタイヤ交換のスケジュールを立てる時期になったと言えそうです。



2、週末の空模様・・・東~北日本中心に低温傾向が予想されているけれど・・・?


 続いて・・・低温傾向が予想されている週末の空模様

 連日最新データを追いかけてきましたから、引き続き今日もチェックしておきました。

GSM週末191107
(図をクリックすると拡大します)

 やはり9日(土)は、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過(ポイントになる谷がピンク色)。

 天気傾向は下り坂・・・ですけど・・・南海上の前線や低気圧を境に、日本付近の空気は乾燥傾向。
 雨の原料が枯渇しているので、雨雲がかかるのは海面から水蒸気が供給されたり、南風が水蒸気を運び込む場所限定。

 西~東日本では北陸を中心に局地的な崩れで済みそうです。
 (放射冷却により10日朝の冷え込みは強まりそうですけど)

 ただ・・・冬型の気圧配置に加え、今季一番?の下層寒気が南下する北海道では、日本海から水蒸気が供給される(湯気が沸く)模様。
 10日(日)の朝にかけて道北中心に平地でも風雪が続くことになりそうです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/  


3、今日の空模様・・・西日本と東日本の太平洋側は晴天も、北から下り坂で寒気南下!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今日の長野市街地・・・

菅平191108

 雲海の底だった昨日の朝とは一転、巻雲や巻積雲、高層雲がたなびく青空優勢。

北アルプス191107

 空気が澄んで、白い薄化粧をした北アルプス表銀座、槍ヶ岳もハッキリと見えています。

 たぶん放射冷却現象は発生しているはずですが、南寄りの弱い風が寒気を北に押し上げているため?最低気温は昨日より2℃ほど高めの4.3℃。
 (写真左奥 菅平高原も昨日より5℃ほど高い0.5℃を観測)

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況191107

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・
 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東~北日本を通過中。
 一方、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が大陸から南下していることが分かります。

 このため移動性高気圧の中心は東海上へ。
 一方、上空の気圧の谷に対応して低気圧や潜在的な前線が日本海を東進中。

 日本付近には高気圧の晴天域が残っていますが、日本海側から下り坂に向かうことになりそうです。

昨日20時から今日08時まで12時間のレーダー画像と08時の推計気象分布

全国レーダー08時まで191107

 ※南西諸島付近では気圧の谷の小さくても比較的活発な雨雲が停滞中。
 ※日本海で接近中の潜在的な前線の雨雲はシャープで活発。激しい現象が心配されます。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM7日191107
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 今日のポイントは、-20℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(ピンクの点線:偏西風の南側への蛇行域)と・・・
 やや遅れて北海道に南下してくる-30℃以下の冬の寒気と悪手パワーを伴った上空の気圧の谷(薄ピンクの点線)。

 これら上空の気圧の谷に対応して・・・下段の図・・・-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して低気圧と寒冷前線のシャープで活発な降水帯が東~北日本を通過し、西高東低 冬型の気圧配置が形成された後・・・・

 -30℃以下の冬の寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に伴い北日本では等圧線が混雑して北西風が強まるとともに、上空約1500m -10℃以下の冬本番の寒気が南下。
 北陸以北の日本海側は時雨れ、津軽海峡周辺より北では地上気温が2℃を下回るタイミングで平地でも降雪(初雪)になる可能性が示唆されています。

 日中の南風によって昇温した後、再び寒く・・・寒暖差も大きくなりそうですね。
 ※北陸は天気や気温の急変感が強いかも?




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ191107

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 明朝は上空約1500m 0℃線が関東北部付近まで南下。
 日本海側には時雨れの降水域も予想されていますから・・・

 遅れている日光や上越国境、志賀高原や北信五岳等、2000m級の山々の初冠雪・・・微妙ですけど・・・あるかもしれませんね?



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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