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 昨日午後、長野市街地に下りる通り道・・・

野尻湖27日191128
(写真をクリックすると拡大します)

 冬枯れの野尻湖畔は、茶色とグレーの世界。

 夏、外国人の子供たちでにぎわう湖水プールも北風が吹き抜けていました。

 今夜以降、降雪、積雪が予想されている野尻湖畔。
 タイヤ交換を終えたら雪道走行のウォーミングアップを兼ねて、茶色とグレーの世界が白一色に染まった様子を撮影しに行きたいと思っています。


1、向こう一週間の気温傾向(平年差)と、来週の次の寒波?の最新データ


 今日も、大きくなってきた「冬の足音」の音量?チェックから。


 (1)向こう一週間の気温傾向・・・週末は高温に戻るけど・・・


 北半球上空の寒気の様子を毎日チェックするのは12月1日から。
 ※今年も毎日作図をする覚悟が出来ました。

 今日は向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データから。

週間気温グラフ191128

 目先、今日から30(土)までの寒気の南下 第1波(寒波)については今日の空模様と併せてチェックするとして・・・

 やはり気になるのは、西日本も含めた広範囲で平年を大きく下回る気温の低下が予想されている12月3日(火)以降の空模様。

 気温の低下については、まだバラツキが大きいようですけど(点線と実線の入り乱れ状態)、昨日の計算値(昨日の記事 掲載図参照)通りに推移するなら、西日本でもタイヤ交換が必要になると思われます。




 (2)寒気第2波の影響は?・・・来週3日(火)~5日(木)の空模様

 ということで、全国的に気温の低下が予想されている3日(火)~5日(木)の空模様。

 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の最新データをチェックしておきました。

GSM来週3コマ191128
(図をクリックすると拡大します)

 詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 昨日の計算値と見比べると・・・アレ??と思った方も多いのでは?

 昨日は平地降雪をもたらす上空約1500m -6℃以下の寒気が瀬戸内まで南下することが予想されていましたが、最新データでは東北南部・・・せいぜい北陸付近までしか南下しないことになっています。

 というのも、昨日の計算値では大陸の寒気を運ぶ偏西風が日本付近で大きく南に蛇行していたのに対して、今日の計算値では蛇行が浅くなり(図に描き込んだ矢印のように)東西方向に流れることが予想されているから。

 偏西風の蛇行の深さの予想がバラついている結果、日本付近の寒気の南下、ひいては降雪・積雪エリアの予想も大きくバラついているようです。

 となると・・・「タイヤ交換のタイミングをさらに遅らせよう」なんて考えたくなりますけど・・・もう12月なんですからチキンレースはもうやめましょうね!

 なお、明日以降も最新データを追いかけたいと思っています。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/   


2、今日の空模様・・・今夜から関東甲信越も雪のシーズンへ!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平191128

 雲底が1000mを切る低い層積雲が新潟県方面から流入中。

 この雲が厚くなると長野市街地でも雪がチラチラということになるんですけど、上空に冬の寒気が流れ込んでいないので雲は薄め・・・空高く発達しているわけではありません。

 最低気温も4.4℃(07時21分)で、平年を3℃以上も上回る温かさ?
 これでは雪が降っても地上に届く前に雨になってしまいます。

 この点、雲に隠れた志賀高原や菅平高原(写真左奥)のライブカメラを見ると道路まで白い状態。
 野尻湖畔のライブカメラにも白い粒が映っています。

解析積雪深さ191128
(図をクリックすると拡大します)
 
 これは今季から気象庁が発表し始めた「現在の雪(解析積雪進・解析降水量)」(リンク)で見た08時の積雪状態。

 やはり標高1000m以上の高原や山岳地帯限定で積雪になっているようです。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況191128

 東海上と南海上が気圧の谷(気圧の低いエリア)になっていて・・・

 北日本は西高東低 冬型の気圧配置が強まりかけているところ。
 衛星の水蒸気画像を見ると冬の寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が北日本に接近していて、この上空の気圧の谷が北日本を通過すると冬型の気圧配置が完成すると思われます。

 一方、西~東日本・・・
 北陸付近は北日本の西高東低 冬型エリアにに属しているように思われますが・・・
 西日本と東日本の太平洋側は、秋と晩秋を分ける?前線の影響を受けてぐずつき気味で、09時現在気温も10℃以上。
 冬型というには中途半端な空模様になっています。

 これから冬型エリアが拡大するのか?
 拡大するとしたら寒気や降雪エリアがどこまで南下するのか??が気になります。

 【おまけ】

 06時のアメダス気温と推計気象分布。

06時実況推計気象分布191128
(図をクリックすると拡大します)

 東北南部以南は平地はもちろん、比較的標高の高いエリアでも概ね3℃以上。
 そして、降っているモノは標高の高い高原や高い山の稜線以外は雨主体。

 湿度によっても変化しますが、今回も地上気温2℃が雨・雪の境目になっているようです。
 ということは・・・車の室外温度計が2℃を切りそうになったら要注意ですね!

昨日19時から今日07時まで12時間のレーダー画像と07時の推計気象分布

全国レーダー07時まで191128

 ※レーダー画像を見る限り、日本海で沸き始めている筋状の雪雲は、北海道付近にしか届いていないようですね。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM28日191128
(図をクリックすると原本にリンクします)

 寒気南下のピークが今夜から明日になりそうなので、特別に明日09時まで作図しておきました。

 で、まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 
 今夜にかけて-30℃~40℃以下の冬本番の寒気ち悪天パワーを伴った上空の気圧の谷(ピンクの点線:偏西風の南側への蛇行域)が北日本を通過。
 北日本の西高東低 冬型の気圧配置を完成させる模様(これがピーク)。
 
 明日も-35℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が北日本に南下するため、北日本の冬型はピークを過ぎても、影響は少々長引くと思われます。

 続いて、明朝にかけて-30℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が北陸に接近。
 (能登半島輪島上空の気温が-30℃を下回り、北陸の広範囲で平地降雪の可能性が高まる?)
 北日本に遅れて東日本の冬型の気圧配置も完成することが予想されています。

 一方、南西諸島~太平洋岸でも上空の気圧の谷がゆっくり東進。
 冬型の気圧配置が完成するとはいえ、太平洋側の地域が回復(冬晴れ)するわけでもなく、ぐずつき気味の空模様が続くと思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・今夜にかけて北日本の冬型の気圧配置が完成。
 等圧線が混雑して北風が強まり、上空約1500m -10℃以下の寒気が東北まで南下。
 暴風雪、高波等、冬本番の空模様になり・・・弱まりながら明日も続くことが予想されています。

 また、-30℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に伴い、関東甲信越付近は今夜以降、地上付近の(上空約1500mの)寒気の南下が強まる模様。
 平地降雪の目安 -6℃以下の寒気が太平洋岸まで南下するため、日本海側はもちろん太平洋側でも(東海沿岸の気圧の谷の残骸の影響等)降水域が残れば、高い山(南ア・富士山付近・箱根周辺・丹沢など?)で雪になると思われます。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ191128

 紫色は下層雲。

 こちらも詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 今回冬型の気圧配置と寒気の南下によって、新潟や長野付近でも遅れに遅れた初雪になると思われますが・・・

 冬型の気圧配置と同時に、南岸がこれほどまでに低気圧と前線の影響を受けるのは・・・あくまで感覚的ですけど、あまり見ない空模様です(Kasayanの思い違いかもしれませけど)。

 現在、南の海上を異例の台風28号が西進中。

 11月になっても頻繁に台風が発生している状況が、来週の寒気の南下だけでなく、師走の空模様にも影響してくるのではないか??なんて気になります。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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