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 昨日、長野市でも平年より11日遅れの初雪が観測されました。

 ただ・・・ミゾレとして観測されたため初雪らしさなし。
 今年2月1日から天気の目視観測が自動化されたため、正直なところホントに初雪?なんて疑いの目で見てしまいました。

志賀長野191129
(写真をクリックすると拡大します)

 ただ、今朝は長野駅前でも明らかな雪。
 体感的には白い粒が見えてこそ初雪だな・・・と実感しました。



1、向こう一週間の気温傾向(平年差)と、来週の次の寒波?の最新データ


 では今日も、ようやくハッキリ聞こえた「冬の足音」の音量?チェックから。


 (1)向こう一週間の気温傾向と北半球上空の寒気・・・次回の寒気放出期は?


 まずはいつもの向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データから。

週間気温グラフ191129

 新潟や長野に初雪をもたらした寒気の南下は今日で終わり。
 週末は平年を大きく上回る温かさが予想されています。

 ただ・・・早くも3日(火)以降は再び全国的に平年を大きく下回る模様。
 計算値が更新されるたびに西日本の気温は下がらない傾向に変化していますけど、とりあえず来週も寒くなると考えておいたほうが良さそうです。

 で・・・この2段階の寒さをもたらす原因は?
 北半球の寒気の全体像をチェックしておきました。

北半球上空の寒気191129
(図をクリックすると拡大します)

 今回の寒さをもたらしている寒気の本体・・・-42℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は北海道の東海上へ。
 寒気のピークは過ぎましたが、後続の-30~35℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が通過する今日いっぱいは寒気の影響が続くことになりそうです。

 そして・・・週末は上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本付近へ。
 寒気が北上するとともに、好天ベースで推移することが予想されます。

 となると・・・来週前半に気温の低下をもたらす寒気は・・・・
 現在シベリアを東進中の-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦ということになります。

 で・・・この寒冷渦が日本にやって来るまでにどれだけ強まり、寒気を蓄えるのか?
 そして日本付近にどのような空模様をもたらすのでしょう??




 (2)来週の寒気の影響は?・・・来週3日(火)~5日(木)の空模様

 ということで、全国的に気温の低下が予想されている3日(火)~5日(木)の空模様

 今日も気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の最新データを使ってチェックしておきました。

GSM来週3コマ191129
(図をクリックすると拡大します)

 詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・


 確かに西高東低 冬型の気圧配置になることが予想されていますが、北日本限定。
 また、平地で降雪をもたらす上空約1500m -6℃以下の寒気の南下も東北南部どまり。

 一方、西日本や東日本の太平洋側は晴天ベースで推移することが予想されています。

 一昨日の計算値では西日本でも降雪になる可能性が示唆されていましたけど、2日連続のトーンダウン。
 今回の寒気が抜けた後の大どんでん返し・・・心配しなくてもいいのかな??


2、週末の空模様は?・・・概ね晴天で推移?日曜日は西から下り坂??


 今日は金曜・・・いつもように週末の空模様もチェックしておきました。

 まずは明日 土曜日の空模様

GSM30日191129
(図をクリックすると拡大します)

 日本付近を、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東進するのに対応して・・・

 日本付近を高気圧が東進。
 日本海側に残る時雨の雲も解消に向かい、ほぼ全国的に冬晴れ?の空模様になることが予想されています。

 ただ、高気圧中心の東側・・・北風エリアでは寒気の北上が遅く気温は低め。
 また、高気圧西側でも、早朝は放射冷却現象が強まることに。
 明朝は今季一番の冷え込みになることが予想されます。

 -4℃は水道管凍結の目安。
 高地にお住まいの方は、不凍栓や凍結防止帯の試験運転をされてはいかがでしょうか?

 続いて明後日、日曜日の空模様

GSM01日191129
(図をクリックすると拡大します)

 土曜日の晴天をもたらす上空の気圧の尾根が東海上へ。

 代わって、西から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近。

 このため、先行する低気圧と前線が北日本を通過し、後続の低気圧と前線が西日本に接近。
 高気圧の勢力が残る東日本を除いて、下り坂の空模様が予想されています。

 現時点で、雨の降る地域は局地的で降る時間も一時的ですけど、上空の気圧の谷の深まりや東進の速度によっては、広範囲で早め下り坂になる可能性もありますから明日の予報は必ずチェック。
 外出は明日に予定しておいたほうが安心です。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/   


3、今日の空模様・・・低温と降雪モード、今日がピーク!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平191129

 冒頭でご紹介したように、07時前後は長野市街地でも雪。

 ただ、09時過ぎには青空が広がり始めています。

 最低気温は-0.3℃(06時43分)。
 降るモノがあれば雪になるのは当然です。

03時雨雪判別191129
(図をクリックすると拡大します)

 これは03時のアメダス気温と推計気象分布。

 昨日と同様、概ね2℃が雨と雪の境目といったところ。

 したがって5℃以上の気温が予想される日中は雨エリアが拡大し、夕方以降は再び雪エリアが拡大することになりますから、(降水地帯において)ノーマルタイヤで夕方以降外出の予定がある方は、車外温度計が3℃を下回ったらご注意ください。

 ということで今朝の実況

実況191129

 西高東低 冬型の気圧配置ですが・・・
 高気圧の張り出しが早いから?それとも低気圧の北東進が早いから?・・・高気圧と低気圧の距離が離れていて等圧線の間隔が開く傾向。
 冬型の気圧配置はそれほど強くありません。

 ただ、衛星の水蒸気画像を見ると、日本付近を悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過中。
 冬型が強くなくともまだ回復のステージに移ったとは言えません。

昨日20時から今日08時まで12時間のレーダー画像と08時の推計気象分布

全国レーダー08時まで191129
 
 ※対馬海峡から山陰沖に停滞している雨・雪雲、南西諸島の不安定性の雨雲の動向も気になります。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM29日191129
(図をクリックすると原本にリンクします)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 -40℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が抜け、冬型のピークを過ぎた北日本を、後続の-35℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が通過。
 まだまだ冬型の影響が続く模様。

 また、東日本では-30℃以下の一人前?の冬の寒気を伴った上空の気圧の谷(ピンク)が通過。
 輪島上空に-30℃以下の寒気が南下するのは東日本の雪雲が発達するひとつの目安ですから、Kasayan的には今季初の冬型の気圧配置の骨格の完成・・・といった印象。
 -30℃以下の寒気が通過する際、北陸の雪雲が一時的に空高く発達すると思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・今夜にかけても西高東低の似た空模様が継続。

 上空約1500m -6℃以下の寒気は徐々に北上するようですが、-30℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に伴い北陸以北で降水域が活発化。
 地上気温が下がる夕方以降は降雪・積雪の強まりに注意をする必要がありそうです。

 一方、上空の気圧の谷が東海上に抜ける太平洋側は概ね回復するようです。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ191129

 紫色は下層雲。

 こちらも詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 明日未明にかけて日本海側の降水域が・・・かなり活発というわけではありませんけど・・・そこそこ活発な状態で停滞することが予想されています。

 これ、-30℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷の影響と思われます。

 また、上空約1500m -6℃以下の寒気も関東甲信の北部付近で停滞傾向。
 日中の雨が夕方以降雪に変わることが心配されます。

 繰り返しになりますが、この時間帯にノーマルタイヤで夕方以降外出の予定がある方は、車外温度計が3℃を下回ったらご注意を!

 Kasayanは・・・今日の16時にタイヤ交換。
 (2週間前に予約をしていたので・・・ピッタリ??)
 それまで天気が持ってくれることを・・・信じています!!



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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