・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?
   



 今日は週末 金曜日。

 少々寝坊したあげく荒れそうな週末の天気を細かくチェックをしていたら時間切れ。

 今日のコメントは少なめ・・・ご容赦ください。



1、北半球上空の寒気と、向こう一週間の気温傾向


 それでは今日も北半球上空の気圧配置と寒気の実況天気図(昨夜21時まで7日間)のアニメから。
北半球アニメ200214

 来週早々 再び低温をもたらす寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が接近中。

 それまでは、大陸南部から2本の偏西風強風帯に沿って上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴って日本付近へ。
 日本海側、太平洋側、二手に分かれ、短い周期で天気を崩すことが予想されています。

 向こう一週間の気温傾向(平年差)(前日の計算値と比較)の最新データをチェックすると・・・

週間気温グラフ200214
(図をクリックすると拡大します)

 上空の気圧の谷が通過するタイミングで暖気が北上。
 北日本の予想のバラツキが大きいものの16日(日)までは上空の気圧の谷の影響が優勢ですが・・・

 17日(月)以降は、西から寒冷渦の影響が。
 西日本中心に平年を大きく下回ることが予想されています。

 一般に気温が急変するときほど、急変の幅が多いときほど荒れ模様。
 天気急変のタイミング・・・週末の天気が気になります。



2、週末の空模様・・・土曜の夜から荒れ模様?


 ということで週末の天気・・・
 荒天が予想される土曜夜から日曜日夜の天気をザックリとチェックしておきました。

GSM週末ピーク200214
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、地形や日変化の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 空模様の骨格と地上の荒天を対応させ、空模様を立体的に把握しやすいように、上空の気圧配置と地上の空模様を矢印で結んでみました(今日は効果的だったので)。

 いわゆる二つ玉低気圧の通過が予想されていますけど、土曜の夜から日曜の朝にかけては、異なる偏西風強風帯に支配されている別人格?の低気圧二人組。
 両者の間は相対的な高圧部になってそれほど荒れないのですが・・・

 両者が北日本へと進むタイミングで、両者ともに日本海の偏西風強風帯の支配下に。
 全体として大きな低気圧のように振る舞い始め、日本海中部には両者の弟分の低圧部まで発生。

 全国的に荒れ模様の天気となり・・・
 巨大な低圧部が東海上に抜けることで、17日(月)には西高東低 非常に強い冬型の気圧配置が形成され、ここ数日の春の陽気から一転、(場合によっては今季一番の)冬型の気圧配置になることが予想される状況です。

 週末の冬山登山(もはや難しい春山登山ですね)は特に注意してくださいね!!
 (雨でも温かい・・・という点よりも荒れることのほうが重要です)

 ※だから、後にも先にも最強のイメージが強い「最強寒波」という表現が嫌いです。
  Kasayan的に「今季一番」とか「現時点で今季一番の」とう表現を使ったほうがシックリします。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/   



3、今日の空模様・・・太平洋側の崩れは沿岸で一時的、日本海側は 夕方北陸で一時的


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平200214

 07時頃、青空も見えていたけど、高層雲が優勢に。
 次第に厚みを増しています。

 最低気温は平年を7℃以上も上回る4.3℃(04時28分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況200214

 衛星の水蒸気画像を見ると、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)と交代するように、西から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が接近中。

 前線キンク部(への字部分:低圧部)が東シナ海を東進し、九州南部ではすでに雨が降っています。

 上空の気圧の谷の東進に伴い、この低気圧と前線の雨雲が南岸にどのように影響するのか?が気になりますけど・・・
 上空の気圧の谷は日本海にもやってきますから、日本海側への影響も気配りする必要があります。

昨日21時から今日09時まで12時間のレーダー画像と09時の推計気象分布

全国レーダー09時まで200214







 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM14日200214
(図をクリックすると拡大します)
 週末の空模様と同様・・・
 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、地形や日変化の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 太平洋側では、上空の気圧の谷が地上の低気圧と前線に先行してしまうので、雨雲の影響は尻すぼみ。
 どうやら南岸の一部で済むことに?

 一方、日本海側・・・高気圧の晴天優勢に見えますけど、上空の気圧の谷が通過する夕方頃、南西風収束線(潜在的な前線)と低気圧の影響で局地的・一時的に崩れる模様。
 降り方が中途半端なので、スマホの気象レーダーをチェックするのがおススメです。






 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ200214

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みください。

 ということで・・・今日は週末の空模様もチェックしましたが、ここ数日の高温でバックカントリーファンは雪融けを恐れて山に繰り出すかも?

 しかし、山は次第に下り坂(下り坂は前線通過による急変として現れるかも?)。
 大荒れの天気になった後、厳しい冬型の気圧配置になることが予想されています。

 つまり、行動不能になった後すぐに救出してもらえないということ。
 また、気温が極端に低下して、同じ服装や装備では耐えきれなくなるおそれがあります。

 くれぐれも無理のないよう、持てるチカラの半分以下で、それも半分以下の時間で行動を終えられるような「死なない」(正確には死にやすくない)計画を心がけていただきたいと思います。

 ※読み直し等をしていないのでご容赦ください。



航海のための天気予報利用学バナー121212