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 昨日は早出で新潟県へ。

25日妙高山200326

 国道18号線、長野県と新潟県の県境にかかる信越大橋からは、一昨日の雪で再び雪化粧した妙高山が濃い青空に映える姿。
 急ぎにも関わらず車を止め、カメラを持ち出してしまいました。

25日柏崎200326

 そして信越大橋から約38キロ北の日本海・・・

 朝のは前日の冬型に伴うウネリが残っていましたが、夕方は穏やかな春の海。
 水平線には佐渡島が良く見えていました。



1、北半球上空の寒気と、向こう一週間の気温傾向


 いつものように北半球上空の気圧配置と寒気の実況天気図(昨夜21時まで7日間)のアニメから。
北半球アニメ200326

 北海道を通過した寒冷渦・・・動きが遅く、直下の発達した地上低気圧が道東付近に強風をもたらしているようですけど、それも間もなく終了。

 日本付近では好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東進中で、昨日から晴天域優勢の空模様が続いています。

 ただ、大陸からは次の寒気を伴った寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が南下中。
 偏西風の蛇行が大きく上空の気圧の配置の変化が遅い中、週末にかけて影響をもたらすことになりそうです。

 続いて、向こう一週間の気温傾向(平年差)(前日の計算値と比較)の最新データをチェック。

週間気温グラフ200326
(図をクリックすると拡大します)

 偏西風が北型に蛇行して暖気が北上しやすい上空の気圧の尾根の影響で高気圧の晴天域が広がること、そして大陸から南下してくる寒冷渦の前面(東側)で低気圧が発生し暖気が北上するため、明日にかけて気温は高め。

 ただ週末には一転、寒冷渦と寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に伴い北日本中心に、急速に気温が下がることが予想されています。

 その後は・・・計算値のバラツキが大きく、未来の空模様は???状態ですけど、来月早々の気温低下の可能性も??
 Kasayan的にはまだまだ油断できないと感じています。

 で・・・今日は、気温が急降下するとともに、東京では不要不急の外出自粛の要請が発表されている週末 28日(土)・29日(日)の空模様をチェックしておきました。

GSM週末200326
(図をクリックすると拡大します)

 一言でまとめれば、冬・春・初夏の空気が日本付近で圧縮。

 このため、時期的には菜種梅雨の前線ですけど、南西諸島や九州方面では梅雨前線のような振る舞いをしそうなハイブリッド?の前線が発生することが予想されています。

 また、前線上を低気圧が北東進。
 低気圧が通過するタイミングで暖かく湿った南西風が強まり、太平洋側中心に大気の状態が不安定になり、雷を伴うまとまった雨になり、寒気の南下に伴い日曜日にかけて気温は低下傾向。

 ということで、どちらかといえば悪天傾向の週末。

 どうせ外出自粛だし・・・と思われるなら良いのですが、遊びに行こうと思えば屋内が中心。
 選挙なら投票に行く人が減ると言われますけど、感染症による場合はどうなるんでしょう??

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・晴天優勢も西からジワジワ下り坂


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝は新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔200326

 冬枯れの森の木々を透かして見る空はほぼ快晴!

 道路を除いて地面には一昨日の雪が残っているので、放射冷却現象によってさぞかし冷え込んだかな?と最寄りの信濃町アメダスをチェックすると・・・最低気温は-3.7℃(05時30分)。
 すでに寒気が北上しているため、たいした冷え込みではありません。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況200326

 日本付近に高気圧がドカン!
 昨日は久々に「全国的に」という表現を使っても後ろめたさのない晴れになりました。

 ただ・・・このようなときほど、見落としがちな晴天の虫食いを探す必要があります。

 衛星の水蒸気画像を見ると、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本海と南西諸島付近を東進中。
 確かに高気圧優勢の空模様の骨格ですけど・・・

 二つの上空の気圧の尾根を南北に分断するように偏西風強風帯が山陰から関東付近に停滞。
 強風帯自体は北に蛇行しているため大した悪さをするわけではありませんけど、遼東半島から黄海にかけて悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進中。

 これに対応して大陸から前線が東進し、前線先端の雨雲が九州に接近していることがわかります。
 また、偏西風強風帯が停滞する地域では北日本に比べて曇りエリアが優勢・・の気配。

 この偏西風強風帯が高気圧の晴天域の虫食いの原因??
 いずれにせよ、天気は西から下り坂に向かっているようです。

昨日20時から今日08時まで12時間のレーダー画像と08時の推計気象分布

全国レーダー08時まで200326

 ※東北に停滞する偏西風強風帯の影響で三陸付近にも降水エリアが形成されはじめたようです。







 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM26日200326
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況の延長・・・好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本付近を東進。

 午前中、上空の気圧の尾根に先行する上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)による局地的な影響がありそうですけど、基本的には尾根前面を中心に好天ベースで推移すると思われます。

 ただ、西日本付近・・・高度5760m付近の偏西風強風帯(薄赤)が停滞。
 一日を通して上空の浅い気圧の谷(正渦度極大)が通過することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根に対応して、東~北日本では高気圧の晴天域優勢で推移。
 北日本の強風も、(今朝の三陸付近のような)局地的な崩れも解消すると思われます。

 一方、高気圧後面の西日本は、停滞する偏西風強風帯と上空の浅い気圧の谷の影響でジワジワ西から下り坂。
 前線の雨雲が発達しながらゆ~っくりと東進することが予想されています。

相当温位200326
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 今夜、強い暖湿気が九州に流入。
 このタイミングで大気の状態が一段と不安定になり降水が活発化。

 雷や突風等の激しい現象の発生も。

 そしてこの状態、明日は東日本にも拡大。
 西日本中心に大雨も想定される状況です。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ200326

 紫色は下層雲。

 西日本の下り坂・・・本当にジワジワ。
 ただ上空の気圧の谷の東進に伴い、明朝は一気に東日本に達することが予想されています。

 また、明日は日本海に低気圧が発生するとともに沿海州から寒冷前線も南下。
 結局全国的に下り坂と言うことになりそうですね。
 ※雪を降らせるような寒気は北海道の北へ。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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