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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?
   


 引っ越し三昧?の3連休は全身の筋肉痛とともに終了。
 作業が終わったわけではないけれどメドだけは・・・orz

 そして今日は新潟県でのお仕事・・・授業2コマ。
 さらに木~金は、長野県と新潟県の県境で屋外授業。
 
 といういうことで・・・まだまだイレギュラーなブログ更新が続きますけどご容赦ください。

 そうそう・・・以前一緒に仕事をさせていただいた女性気象予報士さん(当時はアナウンサーさん)が今日 全国デビュー。
 バタバタの一週間にあって唯一力づけられる出来事です。







1、月末、月初は本格的な冬の始まり??・・・続報


 今日も最初は向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データから。

週間気温グラフ201124

 東~北日本の気温のアップダウン、西日本や南西諸島の高温傾向から一転、26日(木)には北日本、28日(土)には西~東日本で気温が低下。
 平年を大きく下回る状態が続くことが予想されています。

 なぜ?・・・低温傾向で推移する理由を、米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしておきました。

GFSアニメ201124

 これは27日(金)09時~04日(金)の500hPa(上空約5500m)の気圧配置と偏西風の様子をアニメ化したもの。

 西日本の低温が底を打つ29日(日)、北極の寒気を北日本に運ぶ「北極の寒気を北日本に運ぶ専用道路」(北西偏西風強風帯)が完成する様子。
 これが月末の低温の原因と言えそうです。

 で・・・気になるその先・・・ついでに29日(日)より先もアニメ化しておいたんですが・・・

 月初になると、偏西風はいったん北に蛇行。
 寒気の南下は弱まるものの、04日頃になると再び日本付近で南に蛇行。
 29日(日)より北極の寒気が強力に流れ込みやすい状態になることが予想されています。
 
 まだ先のこと・・・計算値を鵜呑みにするわけにはいきませんけど気になる状況。

 そこで・・・気になる29日(日)09時と、04日09時の具体的な空模様・・・
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしておきました。

GSM29日201124
(図をクリックすると拡大します)


GSM04日201124
(図をクリックすると拡大します)

 昨年、超暖冬に泣かされた方々にとっては狂喜乱舞の空模様。
 一方、豪雪に悩まされる方々にとってはため息の出る空模様。

 Kasayan的にはほどほど・・・平年並みが一番・・・
 (かといって暖冬・寒冬 ブレを平均して平年なので、平年なんて幻?)

 今回の冬を占う降雪状況になるのか?
 それとも一過性のものなのか?
 はたまた計算値が大きくブレるのか??

 ニュースで「神のみぞ知る」という文字を見ましたけど、それ以上に「神のみぞ知る」かもしれません。


2、今日の空模様・・・冬型ゆるむ


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 いきなりですが、今日も予報のスタートライン・・・今朝の実況から。
 
実況201124
(図をクリックすると拡大します)

 冬の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過中の北日本中心の西高東低 冬型の気圧配置。

 北陸以北の日本海側に雨・雪雲がかかっていて、津軽海峡付近の偏西風が雨・雪の境目。
 本州の平野部は雨主体、北海道は全域で雪主体になっているようです。

 ただ、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)の東進に伴い、西から高気圧が張り出し中。
 冬型の気圧配置は西から弱まり始めていると思われますが。







 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM24日201124
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、地形・日変化の影響を受けにくい上空約1500mの気温の様子。

 例によって詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 確かに好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)の東進に伴い、西から高気圧が張り出して冬型の気圧配置は緩む模様。
 北海道の強風・高波・大気の不安定な状況も解消する傾向が読み取れます。

 ただ・・・上空の気圧の尾根直後を、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が追いかけるように東進。
 
 冬型の気圧配置が緩んで小春日和という地域が拡大するものの、上空の気圧の谷が通過する関東沿岸や日本海中部では局地的に気圧の谷が深まり、吹き込む(相対的に暖かく湿った)風の収束線を中心に降水域が活発化。

 特に気圧の谷に低気圧まで発生する関東南部では、夜になると沿岸から雨が降り出すことが予想されています。

相当温位201124
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 特に降水域が活発化する東海~関東沿岸に舌のように(そこそこの)暖湿気が流れ込む様子が分かります。

 で・・・このような不思議な状態が形成される原因・・・あれこれ考えると実に難しかったりします。






 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ201124

 紫色は下層雲。
 
 あえて書き込みはしませんでしたが(実は時間切れ)概ねGSMモデルと同様。

 確かに関東沿岸と日本海で降水域が活発化するようですが、九州南西部や四国南岸も少々アヤシイ状態だと思います。

 ということで・・・今日はこれにて終了・・・新潟へ出発。
 例によって誤字脱字、意味不明・・・ありましたら良心的に解釈していただければ幸いです。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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