・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?
   


 「気象予報士Kasayan番外編」のTweetから。

 長野市街地もようやく秋らしくなってきました。

 自転車に乗るにはちょうど良い気温。
 寒くなる前に走行距離が増えそうです。





1,今日の空模様・・・今朝をピークに冬型緩む


 それでは今日の空模様

 コロナで出遅れた秋の行楽シーズン真っ盛り?
 今日は次項で明日 日曜日の空模様もチェックしておきました。


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

 そんな今朝の実況

実況211023
(図をクリックすると拡大します)

 冬場の南岸低気圧の予行演習?・・・昨日、冷たい雨を関東に降らせた低気圧と前線が東海上へ。

 とりあえず西高東低 冬型の気圧配置が完成しようとしています。

 ただ衛星の水蒸気画像を見ると、日本付近を通過中の寒気を伴う上空の深い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は、どうやら月曜日から短周期で通過が続いた一連の上空の気圧の谷の最後の一波・・・という気配。

 とりあえず数日間の好天ベースが期待できるかもしれません。







 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM25日211023
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、そして地形の影響や日変化の少ない上空約1500mの気温の様子。

 例によって詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 実況でチェックした上空の気圧の谷(濃ピンクの点線:偏西風の南側への蛇行域))は-30℃以下冬の寒気を伴い東海上へ。
 
 後続の浅い気圧の谷はあるものの、冬型の気圧配置と季節外れの降雪はピークを過ぎ・・・
 代わって大陸からやってくる好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)の勢力下に。

 「やや北寄り」に東進する移動性高気圧の晴天域が「拡大する」ことが予想されています。

 「やや北寄り」ということで、南岸や南西諸島で東寄りの風が強めで波高め・・・
 そして「拡大する」ということで、北日本では冬型に伴う北西強風や高波が続きそうですけれど。







 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ211023

 紫色は下層雲。

 こちらも詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・
 
 確かに夜にかけて高気圧の晴天域が拡大するようですけど、北陸以北の日本海側では時雨雲の残骸が残りそう。

 また、南西諸島では気圧の谷が活発化。
 局地的ですけど(奄美付近?)降水域が拡大することが予想されています。

 そして東海付近・・・高気圧に覆われるほど気圧の谷が深まり沿岸で降水域が活発化することが予想されています。



2,明日 日曜日の空模様・・・高気圧に覆われるけど・・・


 というわけで明日 日曜日の空模様

GSM24日211023
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、そして地形の影響や日変化の少ない上空約1500mの気温の様子。

 今日の空模様より作図は簡略化してあります。

 東海付近の気圧の谷は夜にかけてしつこく停滞。
 また南西諸島方面では気圧の谷が深まって降水域が拡大。
 北海道付近の西寄りの風もそこそこしぶとく残る気配が見られます。

 また朝は放射冷却現象が強まりそう。

 ただ・・・天気予報番組の解説の論調は「回復傾向」。

 一般的な陸上の生活であれば「回復」論調で何の問題もありませんし、それでイイと思いますけど・・・
 海や山での気象遭難という視点で考えると、「回復」という論調だけで良いとは思えません。

 季節が行ったり来たり、命に係わる寒気の影響を受けるこの時期、アウトドアでは自分が「疑わしき場所」にいるのかいないのか?というネガティブに判断されることをお勧めします。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 「可能な範囲」で返信いたします。

  ※当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
  ※当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
  ※私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。



航海のための天気予報利用学バナー121212