終了したはずのブログ更新・・・実は2022年7月1日から、再びひっそりと更新中(再開というほどのモノではありません)。

 というのもXのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

 以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

 ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・内容にはあまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)(2024年元日もこの調子を維持)(2025年元日、少しは整理してそれらしく?)



 南岸に梅雨前線が停滞!

 GWが空けたと思ったらいきなりの梅雨空に面食らっている方も多いのでは?

 で・・・梅雨空をもたらしている梅雨前線の原因・・・骨格からチェックしてみました。


 上空の太平洋高気圧がヒマラヤ南北由来の暖湿・涼乾偏西風の収束域を南岸まで押し上げているので、収束域に対応する梅雨前線も南岸まで北上。

 一方、北日本には寒冷渦南側の天山山脈南北由来の冷・寒偏西風強風帯の上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)が接近中。

 高度5500m付近の偏西風が、日本の風上に位置する標高7000~8000m付近の大陸の山々で分流し、性質の異なる南北の空気を運搬し日本付近で蛇行しながら合流し梅雨前線や大気の不安定な状態を形成することが分かります。

 で、そんな偏西風強風帯の南北の位置や、偏西風が運ぶ気温や乾湿等の空気の性質を決定しているのが、太陽高度の高い低緯度の海洋や大陸内部の温められやすく冷めやすい砂漠地帯。

 で・・・偏西風のこのような位置関係や蛇行・・・平年より概ね2~3週間早めに進行しているようですけど・・・これを単純に温暖化に求めるのは拙速な感じもしますが・・・このあたりは学者さんが討論してくれることでしょう。

 ところで・・・大人気のWindyですけど・・・

 Windyを使うとき、いきなり自分の頭上にZoomしちゃう人が多いけど、広い地域を様々な高度や気象要素で概観した後、徐々に自分の地域に絞り込んでチェックするのがおススメ(木を見て森を見ないことが無いように)。  

 また気象庁の予想図と異なる点もピックアップ。

 そこが「ブレ」の場所かもしれませんよ?

 そしてWindyの右下に表示されているECMWFとかGFS、MSMの意味も知ったうえで比較したり、使い分けをしてみてください。

 ECMWFとかGFS、MSMで検索すれば、どこの国のどんなモデル(スパコンの計算値)か丁寧に書かれています。

 どのモデルを信じるという見方ではなく、それぞれ得手不得手のある「未来の空模様のシナリオのひとつ」と意識して、総合的に使うのがおススメです。


 ということで、今日はこれにて。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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