気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

お天気放談

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

秋晴れ優勢も西からジワジワ下り坂。台風21号通過時の影響は?(191023)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?
   


 一昨日のTweet・・・

 Kasayanは気象予報士ですけど、正直なところ自分の解析だけで船を出す自信はありません。
 かといって、気象庁や民間気象会社の天気予報、有名な解説者の言葉を鵜呑みにして船を出すほどお人好しではありません。

 ヨットで長距離の航海に出る前は必ず髭を剃って「後悔しないよね?」と自分に問いかけています。
 (髭を剃るのは、無精ひげの土座衛門になりたくないから)


1、台風21号北上中・・・週末にかけて雨雲活発化!


 Kasayanの住む長野市・・・
 昨日、元台風20号崩れの低気圧の雨が止んでから、千曲川周辺の地域に避難指示が発表されました。

 まだまだ尾を引く台風19号の影響。
 上陸することなく東海上に抜けると言われている(ほぼ断定的に解説されている)台風21号の影響が気になる方も多いと思います。


 (1)気象庁・米軍 台風21号の進路予報 比較


 ということで、まずは台風21号の進路予報を確認。
 いつものように03時発表の気象庁と米軍の進路予報を比較しておきました。

進路予報比較191023
(図をクリックすると拡大します)

 米軍(JTWC)進路予報: https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
 気象庁進路予報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/

 昨日同様、気象庁と米軍の予報は予報円の中心付近でほぼ一致。
 「現時点の予報通りに推移すれば」次の週末、25日(金)から26日(土)にかけて日本付近に最接近することが予想されています。



 (2)台風21号接近・通過時の空模様・・・気象庁GSMモデル


 ということで、台風21号が日本に接近、通過する際の具体的な空模様。

 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、24日(木)09時~26日(金)09時の空模様をチェックしておきました。

GSM台風21号3コマ191023
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 普通の天気図と同じ地上気圧と降水量そして風の様子に、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と偏西風の様子を描き込んだもの。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の深い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西~東日本をゆっくり東進。
 この動きの遅い上空の気圧の谷に対応して、地上の低気圧が太平洋岸をゆっくりと東進することが予想されています。

 また、東進する低気圧には東風に乗って台風から強い暖湿気が流入。
 冷涼な北東風と暖かく湿った東寄りの風がぶつかる収束線付近(前線帯)を中心に雨雲が活発化して、太平洋側や山岳東斜面を中心に強い雨が比較的長時間降り続くことも予想されています。

 ということでまた大雨!!・・・ガッカリされた方も多いと思いますけど・・・
 上空の気圧の谷が通過することで、ラッキーだったこともあります。
 
 というのも、上空の気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)が東進することで偏西風強風帯が小笠原付近まで南下し・・・
 北上中の台風21号を早めに捕捉して北東方向に転向させ、暴風雨による被害を最小限にしてくれるから。

 心配性のKasayanとしては、上空の気圧の谷の東進と台風21号の北上のタイミングがズレて、南岸を通過する低気圧と台風21号双方の影響を受けてしまうことを心配してしまいますけど・・・自分自身でも考えすぎだと思います。






 (3)台風21号の具体的な影響・・・他国のモデルは??


 とはいえ、今日も念のため米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデルもチェックしておきました。

GFS3コマ191023
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル:http://mag.ncep.noaa.gov/
 
 昨日同様、気象庁GSMモデルとほぼ同じ。

 太平洋沿岸を北東進する低気圧の雨・・・
 台風21号の北上に伴って、いつ?どこで?どの程度?強まる恐れがあるのかということに着目して、最新データを追いかける必要がありそうですね。

 で・・・それでもまだ気になる方は以下のURLもチェックしてください。

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 今日の雨も大変ですけど、週末の雨にもご注意を。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/    


2、今日の空模様・・・天気は晴天ベース優勢だけど、西日本では・・・


 それでは今日の空模様・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔191023

 午前6時前から野尻湖畔でタイムラプス撮影。

 青空の下、湖面上空約70mを山の尾根から尾根へと渡る層雲の様子、湖面の蒸気霧、黒姫山裾野を短時間で通り抜けていく放射霧の様子を撮影。
 短時間で目まぐるしく空が変化したため編集作業が難しくなるかもしれません。

 ちなみに湖畔の気温は7℃前後。
 台風19号の通過をスイッチに紅葉が湖畔に降りてきました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況191023

 昨日の雨の原因・・・低気圧と前線は東海上へ。
 日本付近は朝鮮半島方面から高気圧(高圧部)に覆われ始めているようです。

 ただ・・・三陸付近に、低気圧西側の雨雲が残っている模様。
 また東シナ海では、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷の東進に対応して気圧の谷(黄色の点線:低圧部:等圧線の高気圧側への湾曲域)が発生。
 南東方向から暖湿気が流れ込んで大気の状態が不安定・・・小さくても活発な雷雲が観測されています。

 ということで、今日の空模様・・・東シナ海を東進中の上空の気圧の谷の影響がどこまで及ぶのか?がポイントになりそうです。

昨日18時から今日06時までのレーダー画像と06時の推計気象分布

全国レーダー06時まで191023





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM23日191023
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)・・・
 そして好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が、複数入り乱れていますけど・・・

 簡単にまとめると、上空の気圧の尾根が東~北日本を東進するため好天ベースで推移するものの・・・
 西からカットオフ(偏西風の流れから切り離されて渦化すること)して動きの遅い切離低気圧と、切離低気圧南側の上空の深い気圧の谷がゆっくりと東進。

 東~北日本は好天ベースで推移するものの、西日本はゆっくりと下り坂に向かうことが予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根に押されて、低気圧は発達しながら三陸沖へと離れる模様。
 東~北日本では、上空の気圧の尾根に対応して日本海に張り出してくる高気圧(高圧部)の晴天域が拡大するようです。

 一方、東シナ海を東進する上空の気圧の谷に対応して沖縄の西に低気圧が発生。
 夜にかけて発達しながら九州南岸へと進み、暖かく湿った南東風が収束する北西岸や、南東岸の山岳風上斜面で降水が活発化することが予想されています。

 週末にかけて西~東日本の太平洋岸を北東進する低気圧・・・
 早くも発生、活発化するようですね。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ191023

 紫色は下層雲。

 九州付近を東進する低気圧・・・
 発達や動きを左右する上空の気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)の動きは、朝鮮半島付近を通過する切離低気圧(偏西風から切り離されて渦化するため動きが遅い低気圧)がカギ。

 このため低気圧、そして降水域の動きもノロノロ。
 活発な雨雲が長時間停滞してしまうことが心配されます。

 明日未明には九州で大雨になり、朝には四国の南岸でも。

 冒頭でチェックしたように、少なくとも明後日いっぱい雨の降り方に注意が必要と言えそうです。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)


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元台風20号動き遅く降水量増加。台風21号 週末再び大雨に?(191022)


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 昨日はヨットからのブログ更新。

 台風19号が通過した後、プライベートも仕事もバタバタになってヨットの無事も確認できなかったのですが、台風から10日・・・ヨットの無事を確認することができました。

 午前中、エンジンの調子を確認すべく佐渡海峡に船を出すと・・・

長岡滝雲191022

 柏崎市と長岡市を隔てる山並みに滝雲が。
 元台風20号に流入する湿った東寄りの風が。早くも日本海側まで流れ出している模様。

 そして・・・ちょっとだけ・・・釣り糸を垂れてみると(メタルジグ)・・・

釣果21日191022

 荒れる前は釣れる・・・なんて耳にしたことがありますが、3時間ほどでホウボウ、イナダ、キダイ、マダコ・・・イナダはキャッチアンドリリース状態。

 言い伝えは本当だったようです。


1、台風21号北上中・・・週末、再び大雨に!?


 今日、元台風20号の温帯低気圧によって大雨になっていますが、南の海上では台風21号が北上中。

 今日の大雨については後ほど詳しくチェックするとして、まずは台風21号の接近による具体的な空模様・・・大雨の可能性についてチェックしたいと思います。


 (1)気象庁・米軍 進路予報 比較


 ということで、まずは進路予報を確認。
 いつものように03時発表の気象庁と米軍の進路予報を比較しておきました。

進路予報比較191022
(図をクリックすると拡大します)

 米軍(JTWC)進路予報: https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
 気象庁進路予報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/

 気象庁と米軍の予報は予報円の中心付近でほぼ一致。
 「現時点の予報通りに推移すれば」次の週末、25日(金)から26日(土)頃に日本付近に最接近することになります。

 この予報を見て「直撃が避けられてよかった」と考える方も多いと思いますけど・・・
 台風最接近時の日本付近の空模様を考慮したうえで「よかった」と考える方はいらっしゃらないはずです。

 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、台風が最接近に至る23日(水)09時~25日(金)09時の空模様をチェックしてみると・・・

GSM台風21号3コマ191022
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と降水量、そして上空約1500mの寒気の様子。

 (上段の図)台風21号が上空の太平洋高気圧の西側の縁に沿って北上する一方・・・
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)と-10℃前後の寒気を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、カットオフ(偏西風から切り離されて渦化)しつつ九州方面へと東進。

 (下段の図)このため、カットオフしながら東進する上空の気圧の谷に対応して低気圧を伴い活発化する秋雨前線に向かって台風21号が北上・・・

 いわゆる秋雨前線と台風のセットに前線上の低気圧が加わり・・・「台風が秋雨前線を刺激して」というパターンの変型版?が形成され、再び大雨になることが予想されています。

 多くの場合、「台風が秋雨前線を刺激して」というパターンでは、西日本方面へと北上する台風東側に位置する秋雨前線が活発化しますから、今回のように台風の西側に秋雨前線が停滞する変型判?は逆パターン。

 秋雨前線に向かって台風21号から暖かく湿った東寄りの風が吹き込むことによって、前線上の低気圧が台風19号のように暖かく湿った東寄りの風を強化し、再び西~東日本の山岳東斜面中心に降水が活発化することが心配されます。






 (3)台風21号の具体的な影響・・・他国のモデルは??


 今週末も再び大雨???

 念のため米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデルもチェックしておきました。

GFS台風21号3コマ191022
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル:http://mag.ncep.noaa.gov/

 上空の気圧配置まで作図する時間が無く、単なる計算値のご紹介になってしまい申し訳ありませんが・・・気象庁GSMモデルとほぼ同様。

 台風21号の接近・通過に伴って秋雨前線の降水帯が活発化・・・
 前線上を低気圧が東進することも含め、気象庁GSMモデルと「ほぼ同様」と言えそうです。

 気になる方は以下のURLもチェックしていただくとして・・・

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 今日の雨も大変ですけど、週末の雨にもご注意を。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/    


2、今日の空模様・・・東日本中心に大雨!


 それでは今日の空模様・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝は新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔191022

 夜中から音をたてて雨が降っていて、時折大きなドングリが屋根を転がる音も。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は11.3℃(06時31分)。
 起き掛けに石油ファンヒーターのスイッチを入れてしまいました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況191022

 元台風20号の低気圧が遠州灘付近を北東進中。
 低気圧東側に流れ込む温かく湿った空気と、冷たく湿った空気によって温暖前線が活発化。
 関東付近では、局地的に激しい雨になっているようです。

 衛星のい水蒸気画像を見ると、西日本付近で偏西風が大きく南に蛇行。
 この悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜けるまで天気は下り坂のまま。

 上空の気圧の谷に押されて元台風10号の低気圧が東海上に抜けるのはいつでしょう?

昨日18時から今日06時までのレーダー画像と06時の推計気象分布

全国レーダー06時まで191022





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM22日191022
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空のい気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は大小様々ありますけど・・・
 今日のポイント・・・空模様の骨格の背骨と言えそうなのがピンク色の上空の気圧の谷。

 西側に‐10℃以下の寒気を背負い、元台風20号を取り込んだまま東進中ですが、その動きが非常に遅いことがわかります。

 というのも、日本の西に上空の太平洋高気圧が張り出し、加えて上空の気圧の尾根(偏西風の北側への蛇行域)が停滞して、上空の気圧の谷の東進をブロックしているから(結局偏西風の南北の蛇行が大きすぎ)。

 このため地上では・・・下段の図・・・元台風20号は、関東沿岸をモーターボート並みの速度で北東進(実際は新陳代謝、新低気圧に乗り移るようです)。
 関東甲信を中心に長時間まとまった雨を降らせることが予想されています。

 また、周辺は等圧線が混雑気味。
 東寄りの風が強く吹き、岸に打ち寄せる波が高くなると思われます。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ191022

 紫色は下層雲。

 東寄りの風に乗って雨雲が流れるのが嫌な感じ。
 もちろん台風19号のときほど強くはありませんけど、似たような場所で発生しやすくなった土砂災害や洪水の引き金を引くような降水量になってしまうことが心配されます。
 
 明日は回復。
 なんで休日に雨なんでしょうね?



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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台風20号 温帯手気圧に「名前を変えて」嵐をもたらす!(191021)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?
   


 台風19号が通過してから1週間。
 ヨットの無事を確認することもできないほどバタバタの日々を送りましたが、ようやくヨットの無事を確認することが出来ました。

チャートテーブル191021

 台風から離れた日本海側であるにも関わらず、舫いの切れた船、一部損壊した船など、小さいながらも被害があった模様。
 改めて台風19号の影響の広さに驚くばかりです。

 今日はこれから船を出してエンジンの様子などの確認をする予定。

 ブログは超簡易更新になりますが、ニュースや天気予報で伝えられている台風20号に関する情報を「避難行動をおこすための自分の自身の情報として腑に落とす」参考資料を掲載させていただくことにします。

 ※昨日の記事はできるだけ詳しくまとめたつもりです。
  データの「見方の参考資料」としてご覧ください。
 
 帰宅後、可能であれば追記あるいは更新したいと思いますので、気になる方は何度か覗いていただけると幸いです。


2、今日の空模様・・・台風接近、秋雨前線活発化!


 それでは今日の空模様・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 03時の実況、天気図等と見比べて、状況が早めに進んでいる現状を把握してください。

実況191021
(図をクリックすると拡大します)

 昨日17時から今日05時まで12時間のレーダー画像と05時の推計気象分布を10秒アニメ化。

レーダー05まで191021





 (2)今日の空模様・・・進路予報と気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 台風20号の気象庁進路予報と米軍(JTWC)の進路予報を比較。

進路予報比較191021
(図をクリックすると拡大します)

 米軍(JTWC)進路予報: https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
 気象庁進路予報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  ※台風の進路予報は生もの。必ず最新の情報を上記URLでチェックしてくださいね。

 掲載した両者の予報は発表時間が異なります。
 気象庁の進路予報と予報円をベースに、「必ず」上記URLで最新の予報を確認してください。

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェック。

GSM21日191021
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と降水量、そして風の様子。

 温帯低気圧とは言いたくないほど、台風のような振る舞いをしながら南岸を足早に通過する可能性が示唆されています。

 確かに西側から寒気が入り性質は温帯低気圧になりますが、暖湿気の流入と寒気の流入により前線(収束線:シアーライン)が活発化し、より一層雨が降りやすくなると考えておいた方がよいと思います。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージ。

全国流線アニメ191021

 紫色は下層雲。

 台風が南岸に進み、温帯低気圧化が進行するに伴って、風の収束線(シアーライン)が活発化し、日本海側も含めた広範囲に強い雨を比較的長時間降らせることが予想されています。

 各地の気象台が発表する情報(「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)と照らし合わせ、予報を具体的な空模様としてイメージするために使ってください。

 それでは・・・超簡易更新はこれにて。
 可能であれば、帰宅後に追記、更新等いたします。

 【18時45分追記

 22日03時~22日21時 6時間毎の空模様を、風の収束線(上昇気流域)と併せてアニメ化。

MSMアニメ191021

 沿岸の東寄りの風の収束線付近・・・集中的に降水量が増えそう。





 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)


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太平洋側は貴重な晴れ?台風20号・21号・秋雨前線の動向は?(191020)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
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1、台風20号、台風21号北上・・・台風シーズン継続中!!


 ご存知のように、台風20号に続いて台風21号も発生。
 いずれも日本付近へと北上しています。

 (1)気象庁・米軍 進路予報 比較


 ということで、まずは進路予報を確認。
 いつものように03時発表の気象庁と米軍の進路予報を比較しておきました。

 こちらは台風20号の進路予報。

進路比較191020
(図をクリックすると拡大します)

 米軍(JTWC)進路予報: https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
 気象庁進路予報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  ※台風の進路予報は生もの。必ず最新の情報を上記URLでチェックしてくださいね。

 気象庁は23日(水)03時までに、台風20号が温帯低気圧に変化することを予想。

 気象庁、米軍ともに進路は予報円の中心付近でほぼ一致しているようですが、速度に関しては米軍予報が若干早めの進行を予想しています(気象庁予報の予報円より若干先を進行)。

 現在、日本の南には秋雨前線が停滞中。
 いわゆる「台風が秋雨前線を刺激して大雨になる」パターンになるのか?が心配される状況です。

 続いて台風21号の進路予報。

進路比較21号191020
(図をクリックすると拡大します)

 米軍(JTWC)進路予報: https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
 気象庁進路予報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  ※台風の進路予報は生もの。必ず最新の情報を上記URLでチェックしてくださいね。

 こちらも両者の進路は予報円の中心付近でほぼ一致。

 速度に加えて発達した台風のまま(非常に強いレベル?)小笠原付近に北上することも一致しています。

 こちらも、「台風が秋雨前線を刺激して大雨になる」パターンになるのか?心配されますが、加えて「二つの台風が相互作用を引き起こし複雑な進路をとる」パターンになるのか?も心配されるところです。

 台風19号の影響があまりにも大きかっただけに、非常に悩ましいですよね?



 (2)台風20号と21号による具体的な影響・・・今週の空模様は? 気象庁GSMモデル


 ということで、気になる台風最接近・上陸時の具体的な空模様

 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、上空の偏西風の動向と併せてチェックしておきました(テレビのアニメのほとんどが同じデータを使っています)。

 まずは台風20号(温帯低気圧)が日本付近に接近する21日21時~22日09時~22日21時、12時間毎の空模様。

GSM21日から22日191020
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 
 普通の天気図と同じ地上気圧、降水量、風の予想に、台風の進路や速度を決定する上空約5500mの気圧配置と偏西風の様子を描き込んであります。
 また、22日21時頃には温帯低気圧に変化しているという前提で作図してあるのでご注意を。

 「計算値通りに推移するならば」、台風20号は明後日22日(火)朝までに東シナ海に大きく蛇行する偏西風強風帯(赤の点線:上空の気圧の谷)に取り込まれることに。

 台風西側に流れ込む冷気によって温帯低気圧化が進むものの、台風が運び込んだ暖かく湿った空気(暖湿気)が西~東日本南岸に停滞する秋雨前線に流入。
 西~東日本を東進する上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)の悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)も加わって、太平洋側を中心に前線の降水帯が活発化することが予想されています。

 うまくいけば活発な降水帯が海上主体になる「希望」はありますけど、水害の復旧が進まない中での大雨予想はイヤ~な感じ。

 続いて、台風21号が北上してくる23日21時~25日21時の空模様

GSM23日から25日191020
(図をクリックすると拡大します)

 さすがに10月も後半・・・
 日本付近まで張り出して台風を日本付近までガイド(ブロックもしてくれますけど)する上空の太平洋高気圧は沖縄本島の南にまで弱まる模様。

 一方、大陸からの偏西風が太平洋上まで南下(南に蛇行)。
 台風が小笠原付近まで北上した段階で、早くも台風をキャッチして北東方向に転向、足早に東海上に運び去ることが予想されています。

 これは嬉しい予想ですけど・・・現時点の計算値がそうなっているだけのこと。
 温帯低気圧化した台風20号と相互作用を及ぼし、元台風20号が台風21号を日本付近まで引き上げてしまうことも心配されます(考えすぎという方もいらっしゃるでしょうけど)。

 また相互作用が弱くても、24日21時の予想のように元台風20号の低気圧が秋雨前線上を北東進する中、台風21号から水蒸気が供給され、(上空の気圧の谷の通過と相まって)東日本中心の大雨になることも考えらえます。

 令和の台風シーズン・・・まだまだ真っ最中・・・終わりではありません。
 目先今週の出来事ですから、天気予報のチェックは欠かさないようにしてください。






 (3)台風20号・21号の具体的な影響・・・他国のモデルは??


 なお、気象庁の予報官は他国のデータも参考に進路予報を作成しています。
 念のため他国のモデル(シミュレーション)もチェックしておきました。

 まずは米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデル
 
台風GFS191020
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル:http://mag.ncep.noaa.gov/

 台風20号が温帯低気圧化し、南岸に停滞する秋雨前線上を北東進。
 西~東日本に大雨をもたらす可能性が示唆されているほか・・・

 台風21号が小笠原付近で北東に転向することも予想されており概ね気象庁GSMモデルと同様です。
 続いて、ヨーロッパ中期予報センターのモデル

台風ECMWF191020
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 概ね気象庁GSMモデルと同じですね。


2、今日の空模様・・・秋晴れ優勢も関東付近は曇りがち?南西諸島は下り坂。


 それでは今日の空模様・・・


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平191020

 07時過ぎ、太陽から天使の梯子降りてきて青空が期待されたのですが、08時半頃から長野盆地(善光寺平)は雲のフタに閉ざされてしまいました。

 最低気温は平年より7℃も高い15.2℃(06時26分)。
 この時期は「鞭声粛々夜河を渡る」で知られた川中島の合戦の期間にあたるのですが、この気温では川霧が発生しようもありません。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況191020

 昨日の雨を降らせた低気圧と(秋雨)前線の雨雲の帯は太平洋に。
 衛星の水蒸気画像を見ると、南西の偏西風強風帯、南西の上空の太平洋高気圧縁辺流(薄赤の矢印)に沿って停滞していることが分かります。

 また、上空の太平洋高気圧縁辺流に沿って台風20号が北東進中。
 台風の水蒸気が、早くも秋雨前線に流れ込み始めているのが分かります。

昨日19時から今日07時までのレーダー画像と07時の推計気象分布

全国レーダー191020





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM20日191020
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 -10℃~20℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が足並み(位相)を揃えて東海上へ。

 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本海側以北を東進するため、天気は回復ベースで推移すると思われます。

 ただ、太平洋に抜けた偏西風と上空の気圧の谷が、上空の太平洋高気圧の北側縁辺流とともに南岸に停滞。
 前線を停滞させることが予想されています。

 また、黄海には上空の気圧の谷がカットオフ(偏西風から切り離された渦を形成)しながら東進。
 早くも台風を取り込み始めることが予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧大根に対応して移動性高気圧が日本海を東進。
 北海道も含め、広範囲で秋晴れになることが予想されています。

 ただ、南海上には秋雨前線が停滞。
 台風20号の東側、太平洋高気圧縁辺の暖かく湿った南東風によって西日本沖で活発化し、早くも九州南岸付近にかかり始めることが予想されています。
 ということは・・・太平洋岸は、冷たく湿った北東風も吹き込みやすい関東周辺を中心に曇りがちかも??

 そして・・・台風が接近する南西諸島では大気の状態が不安定。
 次第に荒れてくることが予想されます。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ191020


 紫色は下層雲。

 秋晴れ優勢の今日、台風20号の影響が強まり始める南西諸島、早くも秋雨前線の雨雲がかかり始める九州南岸が気になるのはもちろんですけど・・・

 三陸沖を経た冷たく湿った北東風が吹き込む関東平野周辺の山沿いに予想されている風の収束線や小さな降水域の影響も気になるところ。

 そして・・・太平洋側は早くも明日から台風と秋雨前線のセットによる雨が強まり始める模様。
 雨の降り方や想定される影響については今夜以降の天気予報やニュースを確認してくださいね。

 なお、明朝は(多分)出先からのブログ更新。
 超シンプルな更新になってしまうと思いますが、ご容赦ください。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)


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秋雨前線と低気圧による大雨 今夜まで続く?台風20号は前線とコラボ?要注目!(191019)!


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?
   


 今日は、遅くとも06時に出かけなければなりません。

 仕事用の作図とブログ用の作図はなんとか終えたものの、コメントを書く時間は・・・orz

 最低限度の図を掲載するだけの更新になりますので、ご容赦ください。


1、今日の空模様・・・大雨は2段階!


 今朝の実況・・・

 昨日16時から今日04時までのレーダー画像と04時の推計気象分布をアニメ化したもの。
 (時間がないのでレーダーだけ。天気図等は気象庁HPでご覧ください)

全国レーダー04時まで191019

 昨日夕方、太平洋側の低気圧と前線優勢の予想から日本海側の低気圧と前線優勢の予想に変わったのですが・・・ご存知のように太平洋側(紀伊半島付近中心)に記録的な大雨に。

 再び太平洋側の低気圧と前線を優勢に考えた予想に変わったようです。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントをチェック。

GSM19日191019

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの暖気の様子。

 大変申し訳ありませんが、図中の書き込み(かなり少なめですけど)をお読みください。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージ。

全国流線アニメ191019

 紫色は下層雲。

 こちらも詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 昨日から19日朝までがピークという伝えられ方をしていますけど、日本海側から寒冷前線帯の活発な雨雲が南下するということも忘れないでくださいね。
 北海道が明日未明にかけて荒れることも・・・

 また千曲川下流では明日未明まで「冬型のような気圧配置」で時雨が残ります。





3、気になる次の台風は??


 動きが気になる台風20号・・・

進路予報比較191019
(図をクリックすると拡大します)
 米軍(JTWC)進路予報: https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
 気象庁進路予報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  ※台風の進路予報は生もの。必ず最新の情報を上記URLでチェックしてくださいね。

 直接の影響なないと思います・・・なんていう解説が多いですけど・・・
 影響がないなんてことはなさそうです!!

 来週前半にも、温帯低気圧化しつつも太平洋岸に迫り、秋雨前線とコラボする可能性が!
 気象庁発表のGSMモデルをチェックしてみると・・・

GSM3コマ台風191019
(図をクリックすると拡大します)

 22日(火:即位礼正殿の儀)に温帯低気圧化した台風20号と秋雨前線がセットになり、大雨になる「可能性が示唆」されています。

 予報円が巨大・・・つまり予測のバラツキが大きい状態ですから、現時点で過剰に心配する必要はありませんけど、台風19号の復旧作業が進む中、悪めの影響を考慮して対策を進める必要があると思います。

 それでは・・・これから仕事に行ってきます!!
 例によって誤字脱字、意味不明等がありましたら良心的に解釈していただければ幸いです。




 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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