気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

トラフ

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

低気圧通過し暖湿気流入。昇温・まとまった雨に。来週の寒波の影響は?(180117)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


シベリアで巨大な寒気塊 形成中!・・・来週は再び低温と大雪に??



 (1)北半球上空の気圧配置と寒気の様子・・・-42℃以下の巨大な寒気塊!


 まずは寒波の全体像・・・北半球上空の気圧配置と寒気の動向(実況)から。

 先週の寒波で北半球上空の寒気の動きもひと段落。
 北米に記録的な影響をもたらした寒気が北極を経てユーラシア大陸に移動し、現在北半球の寒気の中心がシベリアになっています。

 ということで、天気図のアニメも15日(月)から再出発。
 毎日新しい天気図を加えてアニメをアップデートすることにしました。
北半球寒気アニメ180117
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 まだ2日間のアニメですけど、それでも―42℃以下の寒気塊が成長し始めているのがわかります。
 また、北米大陸の寒気が北大西洋を渡ってヨーロッパ方面に移動を開始。

 来週にも予想されている次の寒波に向けてどのようなカタチで寒気が南下するのか?
 また、ヨーロッパに移動した寒気が、巡りめぐって日本付近にやってくるのか??
 まだまだ作図を続ける必要がありそうです。


 (2)来週の寒波の影響は?・・・南岸低気圧の後、大雪に?


 では今後の寒気の影響・・・・
 とりあえず向こう一週間の気温の傾向(平年差)をチェックしておきましょう。

週間気温グラフ180117

 今週は今日(17日)をピークに平年を大きく上回る高温傾向。

 ただ、北日本では21日(日)から、西~東日本では23日(火)頃から平年を大きく下回ることが予想されています。
 昨日の記事でご紹介した「異常天候層域警戒情報」(リンク)の記載通り、寒波の襲来が予想されています。

 では、寒波襲来の影響・・・具体的な空模様はどうなるんでしょうか?

 昨日同様、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の最新データを使ってまとめておきました。

GSM3コマ180117
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これで4日連続・・・22日(月)に南岸低気圧の通過が予想されていて、地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)の寒気の南下具合からすると、関東南部でも降雪が心配される状態です。

 また、23日(火)以降は、3日連続西高東低 強い冬型の気圧配置が予想されていて・・・
 地上付近の寒気だけでなく、上空の寒気についても先週の寒波より強い寒気の南下も予想されています。

 ちなみに―40℃以下の寒気が新潟県付近まで南下してくるのはかなり珍しいかも?
 ただでさえ活発化が予想されている雪雲・・・それも前回の寒波で知名度の上がったJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の雪雲の帯が・・・先週以上に空高く発達することが予想されます。

 まだまだ不確かですけど、計算値が変わっても豪雪なのか?大雪なのか?程度の違いだと思いますから、必要な対策は早めに、予定は立てなおしをしておくのが吉だと思います。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・北海道を除いて雨。太平洋側では激しい雨も?


 それでは、ここから今日の空模様


 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市・・・

菅平180117

 雲底が地面に着いてしまったような低い雲に覆われ朝から雨。
 善光寺平周辺の里山すら見ることができません。

 最低気温は平年を大きく上回るプラスの2.4℃(06時44分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況180117

 前線を伴った低気圧が発達しながら九州付近を北東進中。
 ただ、すでに雨雲だけは東北まで伸びていて、天気図を見なければ低気圧が九州付近にあるとは思えない状況です。

 衛星の水蒸気画像を見ると、日本付近には日本海・山陰・太平洋岸・・・ザックリと3本の偏西風強風帯があって、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西日本へと接近中。
 下り坂の空模様・・・これからが本番のようです。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 では今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM17日180117
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・-30℃以下の冬の寒気が流れ込んでいるのは北海道だけ。
 夜にかけて好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過して天気は回復傾向だと思われます。

 一方、西日本~東北にかけては、日本海、山陰付近(次第に南下)、太平洋岸の3本の偏西風強風帯(水色の矢印)に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進。
 こちらは西から下り坂に向かうと思われます。

 で、このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根が通過する北海道は、高気圧の晴天域が優勢。
 冬晴れになりそうですが・・・

 西~東日本では、上空の気圧の谷の前面を低気圧が発達しながら北東進。
 等圧線が混雑して南寄りの風が強まるため、太平洋の暖かく湿った空気が流入し、大気の状態が不安定に。
 特に前線付近を中心に、雷や突風を伴うまとまった雨になると思われます。

相当温位180117
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 特に強めの暖湿気が流入するのは低気圧のすぐ南・・・太平洋沿岸付近。
 低気圧の南側では前線付近に加えて南西風の風上斜面でもまとまった雨になりそうです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 ということで、最後は以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180117
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 低気圧の影響が完全に抜けるのは明日の未明。
 日本海側にも東西に延びる風の収束線が発生するため、太平洋側だけでなく日本海側でもまとまった雨になる模様。

 この時期にこれだけのまとまった雨・・・それも寒波の大雪直後・・・
 めったに経験するようなことではないので、雪崩や落雪に注意・・・というつきなみの注意喚起も、いつも以上に意識する必要がありそうです。

 また、融雪による床下浸水や道路の冠水についても同様ですね。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
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 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

拡大GSM3コマ180117拡大GSM180117拡大相当温位180117 
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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西と北から下り坂。明日にかけて激しい雨も!そして再び寒気南下!!(171002)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 1、明日から秋は一段と・・・

週間気温グラフ171002

 これは向こう一週間の気温の傾向(平年差)。

 東~北日本では明日から3日間ほど平年を大きく下回ることが予想されています。
 4日(水)頃が寒気のピーク?

 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)をチェック。

GSM04日171002
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 今日から明日にかけてひと雨降って、4日(水)には西高東低 冬型の気圧配置に。

 降水があれば高い山で雪の目安になる0℃以下の寒気が東北北部まで南下し、平地でも雪になるような-5℃以下の寒気の谷(南側への流出域)が道北に接近。
 さらに、サハリン上空約5500mには、-30℃以下の(輪島上空に南下すれば北陸で雪になるほどの)冬の寒気が南下してくることが予想されています。

 先週に続いて今週も(先週以上の強い)寒気が南下。
 紅葉がまた一歩、里に下りてきそうです。
 

 2、今日の空模様・・・西と北から下り坂。局地的に激しい雨も!

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

野尻湖171002

 今日は新潟県境の信濃町、野尻湖畔からのブログ更新。

 野尻湖畔の木々は緑色。
 ただ、枝先の緑が薄くなり始め、一部は黄色に。
 ベランダの落ち葉も日に日に多くなっているようです。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171002

 週末、秋晴れをプレゼントしてくれた移動性高気圧・・・名残惜しいですけど東海上へ。

 代わって北海道の北と九州の西を前線を伴った低気圧が東進中。
 寒冷前線の雨雲が北海道西岸で・・・
 低気圧と停滞前線の雨雲が山陰付近で活発になり始めています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、山陰~北陸付近と、道北付近、2か所に偏西風強風帯が停滞。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が断続的に東進していることが分かります。

 どうやら日本付近、この二つの流れに対応して下り坂に向かうようですが・・・

 (2)今日の空模様・・・気象庁発表GSMモデル

 今日これからの空模様・・・
 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしておきましょう。
 
GSM02日171002
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・道北付近に停滞する偏西風強風帯は大陸生まれの-20℃以下の寒気の南端に対応。

 午前中、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が道北を通過し、北海道付近は大気不安定・荒天ベース。

 午後にはいったん落ち着くものの、今夜から明日にかけて、-30℃以下の寒気を伴う後続の上空の気圧の谷が接近・通過。
 再び下り坂に向かうことが予想されます。

 一方、中国地方に停滞する偏西風は夜にかけてゆっくり南下。
 夜にかけて断続的に上空の気圧の谷が通過していくことが予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・-20℃以下の寒気を伴う偏西風強風帯に沿って寒冷前線が北海道を通過。

 午前中、寒冷前線の降水帯は弱いものの・・・
 夜には-20℃以下の寒気の南下と、暖かく湿った南風の強まりに対応し、次第に活発化することが予想されています。

 一方、南の偏西風強風帯では、山陰付近を低気圧が東進する模様。
 上空の気圧の谷が次々と低気圧を追い越すため、低気圧の発達は鈍いものの・・・

 低気圧に吹き込む南風は暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)がたっぷり。
 前線帯はもちろん前線南側の山岳風上斜面などで降水が活発化し・・・
 低気圧の東進に伴って、東日本に拡大してくることが予想されています。
 
相当温位171002
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 山陰沖を東進する低気圧東側に強い暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)が流入し、大気の状態が不安定になることが分かります。
 そしてこのエリア、ゆっくり東に進む模様。

 また、北海道を南下する寒冷前線前面にも暖湿気が流入。
 寒冷前線の降水帯を活発化させることが分かります。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 では以上のチェックポイントを確認しつつ・・・解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ171002
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)
 
 紫色は下層雲。

 西と北から下り坂。
 そして明日未明、いずれの降水帯も太平洋側に抜けますが、日本海側には降水帯が残る模様。
 
 そして日本海には上空約1500m 0℃以下の寒気が南下。
 日本海側は時雨ることになりそうですね。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
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      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 無料GPV(GSM・MSMモデル)サイト: http://weather-gpv.info/

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM4日171002拡大GSM171002拡大相当温位171002
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晴天続き、昨日より暑く!!にわか雨や雷雨は??(170530)


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 昨日、日本海でセーリングしてきました。

鯨波から頚城山塊170530

 17年前、ヨットで日本一周をして感じた日本海の素晴らしさは、海から雪の山々を眺めることができること(駿河湾から雪の富士山を見ることはできますけど)。

 昨日、女房と二人で久々に日本海をセーリングしたのですが、新潟県上越地方の頚城山塊(妙高山~火打山~焼山~雨飾山)や上越国境の山々の白い姿を見ることができました。

 海から陸地を見ると、普段は地に足を着けて一体として感じている地形の起伏、起伏に追従する雲の様子を、客観的な目で見ることができます。
 さらに海風や季節風の気持ちになって陸地を望むと、「どこに吹き込もうか?」「どの山を乗り越えようか?」「どの山で雪を降らせようか?」、そんな視点で気象現象を考えられるようになります。

 行き交う船もない北前の海。
 沖へ沖へと船を間切らせながら雪の山々に見とれていました。


 1、今日の空模様・・・昨日より暑く

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

 昨日から一転して山へ・・・今日は新潟県境の野尻湖畔に来ています。

野尻湖畔170530

 この一か月で山は新緑を通り越し、フルスペック?の緑に変化。
 夏のような青空の下、短い夏に力いっぱい光合成を行い、長い冬に備えようとしているのでしょう。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況170530

 梅雨前線は小笠原の南にまで押しやられ、日本付近は大陸のいわゆる揚子江気団由来の三両編成の高気圧列車?に南から覆われています。
 南高北低の昇温パターンの気圧配置なんて言われますけど、大陸から暖気の通り道ができてしまったという感じがします。

 衛星の水蒸気画像見ると、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、日本の南と北を東進中。
 どうやら日本付近、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根の場になっているようです。

 ということは、まだまだ晴天と暑さが続く?
 それとも三両編成の高気圧列車の最後尾が通過し、下り坂に向かうことになる???

 (2)今日の空模様・・・気象庁発表GSMモデル

 それでは今日の空模様・・・
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。

GSM30日170530
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・実況のまま・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が北海道付近と、南海上を断続的に通過。
 西~東日本は、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)の通り道になっています。

 このため今日も好天ベース。
 北日本も大陸からやってきた乾燥した空気優勢で、大崩れはないと思われます。

 もっとも、夜になると上空の気圧の谷が東シナ海、黄海、中国東北区を東進。
 大気の状態を不安定にする-15℃以下の寒気も日本海に流れ込んでくるようですから、好天ベースの天気は今日をもって終了かもしれません。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・やはり今日も南海上の高気圧の晴天域優勢で推移する模様。
 上空の気圧の谷の通過が予想されている北海道でも降水域は予想されておらず、せいぜい雲が広がる程度で済むようです。

 ただ、夜にかけて高気圧の中心が東に移動。
 高気圧西側から15℃以上の真夏日の目安になる暖気に加え、水蒸気も流入し始めるらしく・・・
 西~東日本には、にわか雨又は雷雨と思われる局地的な降水域が予想されています。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 ということで・・・以上のチェックポイントを確認しつつ・・・解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ170530
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 紫色は下層雲。

 梅雨前線の間接的な影響を受ける南西諸島方面でにわか雨の可能性がありそうですけど・・・

 GSMモデルで予想されていた西~東日本の局地的な降水域・・・MSMモデルではそれらしきモノが見当たりません。

 そこで夕立タイム、GSMモデルとMSMモデルの18時の予想を比較。

GSMMSM比較170530
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 やはり、不安定な大気によるにわか雨又は雷雨の予想が両者で大きく異なります。

 ただ、暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流入を予想する相当温位図という特殊な天気図や統計的な資料を見る限り、にわか雨や雷雨の発生を「否定する」だけの根拠は見当たりません。

 やはり西~東日本の山沿いで、局地的、一時的なにわか雨や雷雨があると考えて、アヤシイ雲行きに目配りするのがイイと思います。

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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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拡大GSM170530 拡大モデル比較170530
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「全国的に」春の晴天優勢(170423)


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 Kasayan、今日は外出先からの更新。
 小さなMacBookAirと限られた時間での更新になりますので、内容スカスカ・・・ご容赦ください。

 もっとも今日は久々に「全国的な」晴れと言えそうな空模様ですから・・・イイですよね?

 まずは気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)による今日の空模様。

500図170423

 いつもと異なり、専門の天気図を使ってみました。

 従来通り・・・・
 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧。

 一言でまとめれば・・・
 (上段の図)北海道付近から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が遠ざかり・・・
 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東進。

 (下段の図)上空の気圧の尾根に対応し、(乾いた春の)高気圧が西から日本を覆い、久々に「全国的な」晴天域に包まれる・・・ということが予想されています。

 このような気圧配置に対応した上空の気温分布をチェックしてみると・・・・

500気温170423

 (上段の図)午前中、北海道上空には寒冷渦にやや遅れて-30℃以下の冬の寒気塊が通過し、夜にかけて東海上に抜ける模様。

 (下段の図)地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)では、晩冬の0℃以下の寒気の谷が北陸以北を東進していくことが予想されています。

 ということで、今朝は広範囲で冷え込みましたが、夜にかけて気温が上がる傾向。
 大気の状態も安定傾向と思われます。

 ということで、今日は冒頭で書いたように全国的に好天ベース(一部強風とか、下層雲のかかる可能性はありますけど)。

 最後は解像度の高いMSMモデルを使って、今日~明朝の空模様をイメージしていただきたいと思います。

全国流線アニメ170423
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 概ね高気圧の晴天域に覆われますけど、太平洋側を中心に風の収束線(大きく曲がる、ぶつかる)がいくつか発生。

 ご自分のお住まいの地域が晴天の虫食いにならないか?
 最寄りの地域の予報と照らし合わせながらイメージしていただきたいと思います。

 ということで、非常にスカスカの更新・・・申し訳ありませんでした。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM170423  
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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春二番の南風?また春の嵐!今夜は再び冬型へ!!(170220)


 このブログはPCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版を表示」するよう設定願います。

 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 0、日本海に発生する筋状の雪雲・・・タイムラプス撮影

 まずはKasayanの無駄話?
 (このブログ、備忘録も兼ねていますのでご容赦ください)
 今日の空模様が気になる方は、次項からお読みください。

 この時期の天気予報では、お天気お姉さんが衛星画像を使って「冬型の気圧配置に伴って日本海には筋状の雪雲が・・・」なんて解説します。

 この筋状の雪雲・・・その発生原因については「不安定流体中の鉛直シヤーが大きい場合はシヤーに平行なロール状の対流となる」と説明されます。
 簡単に言えば、日本海上空の寒気が流れ込み、海面からモクモクと雪雲が沸き上がりやすい状態のとき、地上の北風の風速より上空の北風の風速のほうが強い場合、列をなしたロールケーキのような筋状の雪雲が発生しやすいということ。

ロール状対流170220

 気象の教科書にも書かれていることですから、気象予報士なら誰でも知っていることですけど・・・
 ロールケーキのように雲が発生する様子・・・実際に見たくなるのが人情ですよね???

 昨日は、Kasayanの住む長野県に降る雪の故郷・・・新潟県の沖合でも筋状の雪雲が見られそうだったので・・・

可視画像170220

 北風が吹き荒れシケ模様の日本海の海岸で、筋状の雪雲の断面をタイムラプス撮影してきました(36分の動きを34秒に圧縮)。

柏崎ロール状対流撮影170220

 これは、新潟県柏崎市 鯨波海岸から西の方向・・・筋状の雪雲のうち、細くて弱い雲を真正面から撮影した映像(活発な雪雲だと、降雪が激しくて灰色の映像にしかなりません)。


(動画①:4Kタイムラプス動画:後半に同時刻のレーダー画像等をワイプしてあります)

 さすがにロールケーキのように丸い断面にはなりませんけど、カメラに向かってくる雲がロールしている様子が分かるでしょうか?


(動画②:4Kタイムラプス動画:後半に同時刻のレーダー画像や位置関係をワイプしてあります)

 こちらは同じ場所から北東方向・・・ご存じの方も多い柏崎刈羽原子力発電所方向を設営したもの。
 こちらでは活発な雪雲の帯が発電所方面に流入、上陸している様子が分かります。

 雲の上空には青空が見えていて、筋状の雲の雲頂高度がかなり低い(1000m前後)ですから、冒頭でご紹介した運頂高度と雲の間隔のグラフを見ると、筋状の雲間の距離は10Km以下。
 ちょうど撮影場所と原発との距離に一致します。

 だからなんなんだ??と言われればそれまでのことですけど・・・
 Kasayanとしては、データを蓄積することで、レーダー画像に移りにくい(雲頂高度の低い)筋状の雪雲の動向や、筋状の雲と脊梁山脈との位置関係によって雪の降り方を考えるための資料になると考えています。

 雲の映像も500本以上溜まりましたけど・・・どのように整理するか?悩んでいるところです。
 
 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

 
 1、北半球上空の寒気の動向・・・シベリアに巨大な寒気!

 ということで・・・今日も北半球上空の気圧配置と寒気の動向から。
北半球上空の寒気アニメ170220
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 昨夜、-36℃以下の寒気の谷が東海上に抜け、日本付近は暖気の流入域に。
 今日は金曜日と同様、「春二番?」といえそうな荒れ模様の天気が予想されています。

 ただ、大陸からは次の寒気の谷・・・さらに次の次の寒気の谷が南下中。
 明日は再び寒くなり・・・明後日は気温が上昇・・・そして木曜日頃、今度は「春三番??」が吹きそうです。


 2、今日の空模様・・・春二番??の荒れ模様、夜は寒く!!

 それでは今日の空模様。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

 Kasayanの住む長野市・・・

菅平170220

 日本海を低気圧が進むので、気温が上昇して雨かみぞれかな???なんて考えていましたけど・・・
 今朝は昨日までの寒気が残り雪が降りました(読みが甘すぎでした)。
 長野市は南風が美ヶ原高原などの山に遮られ、寒気が残りやすいんです。

 最低気温は-1.9℃(04時47分)。
 ほぼ同時刻にプラスの4.9℃を観測している松本(長野市の南南西側)と大きな違いです。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況170220

 日本海を低気圧が発達しながら北東進中。
 午前3時現在、温暖前線の雨・雪雲が関東甲信北部や東北にかかり始めています。

 高気圧の西側から暖かく湿った南西風が流れ込んで、前線が活発化しているようですけど・・・
 南西風が運ぶ暖気は中部山岳の風下まで届いていないようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・大陸からは寒気を伴う(悪天パワー=地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進中。

 日本海の低気圧は発達しながら北海道方面に進み、寒冷前線は活発化し・・・
 南西風が強まって、先週の金曜日のように荒れ模様の天気になると思われます。

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM20日170220
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 (気が付いたら病院に行く時間・・・。冒頭で余計なことを書きすぎちゃいました。ここからは超簡潔に・・・ごめんなさい)

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が、-30~35℃以下の強い寒気を伴って日本付近を通過。

 このため低気圧が日本海を急発達しながら北東進し・・・
 日中は低気圧に流れ込む暖湿南西強風によって荒れ模様の天気(短時間強雨・落雷・突風、加えて雪崩や落雪、融雪のおそれ)に。

 夜は西高東低 冬型の気圧配置になって北風が強まり・・・
 寒気の南下によって日本海側中心に雪が降り出す・・・という空模様が予想されています。
 (焦ってます・・・出発時間が・・・)

GSM相当温位170220
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 強い雨の原料(灰色エリア)が流入する前線付近はもちろん、前線の南側では大気の状態が不安定。
 山岳風上斜面や南西風の収束線付近でも活発な雨・落雷・突風に注意が必要。

 そして夜は・・・急激な気温の低下と日本海でモクモクと湧き上がる雪雲の影響に要注意。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ170220
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 前線に対応する風の収束線付近だけでなく、前線の南側、そして北側の収束線にも着目して最寄りの地域に降るモノのが雪なのか雨なのか?いつ、どれだけ強まるのか?を予報と照らし合わせながら考えて見てください。
 
気象情報170220

 気象庁からは「暴風と高波及び雷に関する全般気象情報」(リンク:「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)が発表されていますので、全文引用しておきます。

 ということで・・・今日余計な事を書いて後半はバタバタのコメントになってしまいました。

 慌ててコメントを書いたうえに読み直しもできていませんので・・・
 誤字脱字、意味不明、誤りがありましたらご容赦ください。

      府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM170220 拡大相当温位170220
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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