気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

不安定

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

梅雨前線停滞!太平洋側曇りがち、日本海側・北日本は晴天優勢。本当に梅雨入り続々?(190603)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 今朝はPCのソフトがらみでバタバタ・・・
 いつもと違うCGを使いコメントも少なめになりますのが、ご容赦ください。

1、向こう一週間の気温傾向・・・梅雨前線の北側で何が?


 早速ですが向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データ。

週間気温グラフ190603

 しょっぱなから生のグラフのままで申し訳ないのですが(昨日までの記事を参考にご覧ください)・・・

 明日からの一週間、異常天候早期警戒情報(リンク)が発表されていたわりには、極端な高温は予想されていません。
 9日(日)前後には、東~北日本で平年を下回る可能性も??

 このため、テレビの天気予報解説でも「暑くなる」という論調はトーンダウン。
 代わって今朝の天気予報解説では、「今週は続々と梅雨入りの発表があるかも?」なんていう論調が多くなってきました(これ、解説者の誰かが言い始めると連鎖反応があるんですよね)。

 確かに(今朝の段階では昨日発表された)週間予報の天気マークの並びを見ると、週の後半にかけて曇りマークが優勢になり、週末は傘マークが優勢。
 「梅雨入りの発表があるかも?」なんて言いたくなる状況です。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/  

 ただ・・・週間予報のマークの並びと平年の梅雨入り日を見せられて、「梅雨入り発表があるかも?」なんて言われても、素直に信じられないのはKasayanだけではないはず?

 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、明日から6日間の空模様と、梅雨の空模様をもたらす偏西風の様子をチェックしておきました。

GSM6日間190603
(図をクリックすると拡大します)

 向こう一週間、西日本~東日本では、インド洋の温かく湿った空気を運ぶ偏西風(ピンク)と、大陸砂漠地帯の乾燥空気を運ぶ偏西風(薄黄色)が接近あるいは合流するカタチで停滞。
 すでに梅雨入りが発表されている南西諸島や九州南部付近に、梅雨前線の降水域がかかりやすい状態が続くことがわかります。

 また、週間予報で傘マークが多くなる金曜日から土曜日にかけて、梅雨前線が北上するとともに、前線上を発達した低気圧が通過。
 大雨になる可能性も示唆されていて・・・これを「梅雨の始まりの雨」と考えれば、週末金曜日前後には、(金~土に)少なくとも関東甲信から西の地域で梅雨入りの発表があってもおかしくないと思われます。

 ただ・・・梅雨入り発表直後によくあることですけど・・・日曜日には天気が回復(にわか雨が残る可能性はありますけど)。
 さらにその後も・・・しばらくの間、梅雨前線が南下してしまう可能性も示唆されています。

 仮に8日(土)に関東甲信地方が梅雨入りすればジャスト平年並み!
 当日降る雨の原因も梅雨前線。
 梅雨入り発表をする「絶好のチャンス」・・・Kasayanが担当予報官なら、梅雨入り発表をしてホッとしたい気持ちになるのですけど・・・今年の担当予報官はどのように考えるのでしょう??


2、今日の空模様・・・太平洋側は曇天傾向、日本海側・北日本は晴天優勢


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平190603

 晴れているのに善光寺平(長野盆地)周辺の山々はすりガラス?の向こう側。
 梅雨が近づいているせいでしょうか?・・・空気中の水蒸気が増えてきたようです。

 最低気温は平年よりやや高めの15.2℃(05時14分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190603

 南海上に梅雨前線が停滞し、西~東日本の太平洋側には弱い雨雲が北上。
 曇り優勢ですけど、所々で雨が降っているようです。

 一方、梅雨前線から離れた日本海側や北日本には東海上の高気圧が勢力を残して気圧の尾根が停滞。
 山陰から北陸など日本海側の地域、そして北日本は、晴天優勢になっているようです。

 衛星の水蒸気画像をみると・・・太平洋岸には梅雨前線に対応する偏西風強風帯2本(暖湿気を運ぶ偏西風と大陸の乾燥空気を運ぶ偏西風)が停滞。
 これに沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷が東進中。
 引き続き、梅雨前線が強弱を繰り返しながら停滞することが予想されます。

 また、北日本には大陸の寒気を伴う上空の気圧の谷が南東進。
 明日にかけて下り坂・・・の気配が感じられますが・・・どうなりますやら?

昨日20時から今日08時まで12時間のレーダー画像と08時の推計気象分布

全国レーダー08時まで190603
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 




 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM03日190603
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)を描き込んでいたら多くなりすぎて訳が分からなく・・・・

 ただ、西~東日本を通過する上空の気圧の谷はいずれも浅く、悪天パワーも小さめ。
 さらに、上空の気圧の谷に交じって、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の浅い気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)も東進。

 大崩れはなく、全体として悪天パワーエリアは東海上に。
 西から好天パワーエリアに入れ替わり始めることがイメージできます。

 一方、北海道方面には-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が南東進。
 夜遅く?道北を中心に大気の状態が不安定になることが想定されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)の集団にドリブルされるように、梅雨前線上の低気圧が東海上へ。
 また、前線に近い太平洋側も、にわか雨らしき局地的な降水域は予想されているものの、大崩れは無いことが予想されています。
 
 一方、北海道方面には寒気を運ぶ偏西風強風帯に対応して低気圧と潜在的な前線の降水帯が接近。
 南西諸島では、梅雨の降水域が断続的に通過することが予想されています。

相当温位190603
(図をクリックすると拡大します)

 これは上空約1500mの気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 今日は昨日より一段と内陸に暖湿気が流れ込む模様。
 ムシムシはもちろん、風の収束線などでは雨雲が発生。
 寒気が南下しやすい東~北日本では雷雲の発生も想定しておいたほうがイイかもしれません?
 (これ、他のデータの裏どり不十分)




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

MSMアニメ190603
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 実は今朝、いつものMSMモデルでトラブル発生。
 今日は別のデータで作図をしてあります(これで時間が・・・。明日の復旧は???です)。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 やはり午後には内陸ににわか雨又は雷雨と思われる降水域が予想されています。

MSM午後拡大190603
(図をクリックすると拡大します)

 15時と18時の予想を拡大すると・・・(いつものように)太平洋と日本海から内陸に吹き込む風の収束線上で降水域が予想されています。

 にわか雨の可能性は十分想定されますが、これより拡大するのか?縮小するのか?は・・・実況重視。
 収束線付近にお住まいの方は、アヤシイ雲が見えたらご用心。
 スマホのレーダーを確認してくださいね。

 ということで・・・今日はイレギュラーのブログ更新。
 見直す時間がなかったので誤字脱字、意味不明・・・ありましたらご容赦ください。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)


航海のための天気予報利用学バナー121212




乾いた晴天優勢に。週間気温最新データ!(190530 )


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 今日は新潟県柏崎市鯨波からのブログ更新。

29日鯨波190530

 イカ釣りの集魚灯が点々とする日本海・・・昨日は20時前まで薄明が続いていました。

 いつものことながら、今日は小さなノートPCでのブログ更新。
 簡易更新になりますのでご容赦ください。



1、次の暑さ最新データ!


 さて・・・今日も向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データから。

週間気温グラフ190530

 昨日までの計算値と同様、6月に入ると右肩上がりで気温は上昇。
 ただ、先週末のように平年を12℃以上も上回るような「異常で」「記録的な」高温は予想されていません。

 今週月曜日、「高温に関する異常天候早期警戒情報」(リンク)が発表されましたが、今日発表される最新の情報はどのようになっているか?興味があるところです。

 高温傾向が予想されていることに変わりありませんが・・・とりあえずホッ・・・ですね。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・短いけれど乾いた晴天優勢に!虫食いの雨は?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県柏崎市 鯨波海岸・・・

鯨波30日190530

 昨日の雨の水蒸気が残っている??
 やや白っぽいながらも快晴の空が広がっています。

 日の出前後は陸風がそよそよ。
 日が高くなるにつれ、そよそよの風も止まってしまいました。

 船内気温は日の出前で17℃。
 少し肌寒く感じられます(長野県の高原では氷点下になったようです)。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190530
 
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜け、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近中。

 天気は好天ベース。
 西から高気圧の晴天域が拡大しています。

 今日もこのまま晴天優勢・・・と思われますが・・・

昨日18時から今日06時まで12時間のレーダー画像と06時の推計気象分布

全国レーダー06時まで190530
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※昨日夕方、関東沿岸の気圧の谷に沿って収束線が発生。
  計算値以上に降水域が発達しました。
  これ・・・「予報がハズレた場合として想定できた」降水域。
  (想定できたというべきかは???ですけど)






 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM30日190530
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況でチェックしたように上空の気圧の谷が東海上に抜けて、上空の気圧の尾根が日本付近を東進。
 天気は好天ベースで推移することになるわけですが・・・

 上空の気圧の尾根の足は少々早め。
 尾根の後ろでは、早くも上空の浅い気圧の谷が断続的に東進し始めることが予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・東シナ海に中心を持つ高気圧の中心が東~北日本にシフト。
 
 一日を通して広範囲で晴天域優勢で推移。
 上空の気圧の尾根の後面に入った地域から湿った南風が吹き込み始め、高い所から雲が広がり始めると思われます。

 強いて気になる点を挙げれば、午前中、寒気を伴う上空の気圧の谷が通過する北海道で発生する可能性がある(局地的な)不安定性の降水や激しい現象。
 そして、湿った南風の流入と昇温による中部山岳地帯の局地的な降水。

 可能性は低いですけど、気になる方は予報がハズレた場合の現象としてアヤシイ雲に注意してください。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190530
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 今日は上層雲も掲載。
 心配されるような降水域は見られませんが、高気圧の後面に入った地域から上層雲が広がってくることがわかります。

 そして明日は(なんだか中途半端な?)下り坂に。

中部流線17時190530

 これは17時の関東甲信付近を拡大し、上空約300mの地面付近の暖湿気の様子を描き込んだもの。

 これを見ると、暖かく湿った南風が吹き込む南ア付近と秩父・奥多摩方面に収束線が発生し、極めて局地的な降水域が発生することがわかります。

 昨日と同様、「予報がハズレた場合」として想定しておいても良さそうです。
 (山に登るなら想定しておいたほうがイイに決まっていますよね?)

 ということで、今日はこれにて・・・
 誤字脱字、意味不明・・・ありましたらご容赦ください。



 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)



航海のための天気予報利用学バナー121212




今日も晴天優勢 高温傾向 昨日とは違う地域でにわか雨?(190505)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 今朝、カメラを片手にベランダに出ると、頭上からカリカリという音。
 頭上を見上げると・・・

二ホンリス190505

 二ホンリスが不思議そうな顔でこちらを見ていました。

 思わず「おはようございます!」



1、今日の空模様・・・今日も局地的ににわか雨・雷雨!・・どこで?


 さっそく今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190505
 
 木々の間から見える範囲の空は快晴!

 先週までは枯れ枝しかなかったのに、この一週間で急速に緑が増加!
 木々の間から見えていた黒姫山も、まもなく秋までのお別れのようです。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は2.8℃(03時44分)。
 放射冷却の影響で少し肌寒い朝になりました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190505

 本州上の高気圧がドカン!
 
 衛星の水蒸気画像をみても、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過中。
 
 これなら好天ベース、昨日のようなにわか雨や雷雨もないだろう・・・なんて気にもなりますけど・・・

 高気圧の中心は、まもなく東海上へ。
 太平洋側には温かく湿った南東風が吹き込み始めます。

 また、西からは悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った次の上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近中。

 確かに晴天で推移しそうですけど、晴天による気温の上昇、温かく湿った南東風と上空の気圧の谷の深まり・通過のタイミング次第では、にわか雨または雷雨の発生が心配されます。

昨日19時から今日07時まで12時間のレーダー画像と、07時の推計気象分布

全国レーダー07時まで190505
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※昨日は関東で激しい雷雨・・・降雹も観測されました。
  正直、平野部への影響がここまで強まるとは思いませんでした。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM5日190505
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の高気圧や気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東海上に抜け・・・
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に日本付近を東進。

 -20℃前後の寒気が(昨日より北上するものの)東~北日本付近をウロウロ。
 実況から受けるイメージより、かなり早めに下り坂に向かうように感じられます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・

 確かに、上空の気圧の尾根の東進に伴って移動性高気圧も次第に東進。
 日本付近を通過し始める上空の気圧の谷が比較的浅いので、幸い高気圧の晴天域は残りそうですけど・・・

 西~東日本では高気圧後面の温かく湿った南風が優勢に。
 上空の寒気は昨日ほど南下しませんけど、地上気温の上昇と相まって地上付近の暖湿気が強まり、相対的に大気の状態は不安定に。

 西~東日本の所々に、にわか雨または雷雨と思われる小さな降水域が予想されています。

GSM中部拡大午後190505
(図をクリックすると拡大します)
 
 これは降水域が最も拡大すると思われる17時の空模様と、にわか雨または雷雨の準備が整いそうな15時の温かく湿った空気の様子(相当温位図)。

 地上の暖湿気は昨日より広範囲で優勢。
 場の南風も優勢。

 気温も上昇しそうですから、南風や気温の上昇に伴い上昇気流が強まりそうな場所・・・風の収束線や山岳風上斜面のうち、特に条件が整った場所でにわか雨や雷雨が発生。

 それらしき場所に降水域が予想されていますけど・・・
 昨日のように、降水域がそれほど予想されていない場所でも雷雲が発生するんでしょうか?




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190505
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 晴天優勢なので、今日も白っぽい空や高曇りの空をもたらす上層の雲も掲載しておきました。

 東日本も高気圧後面に入るので、温かく湿った南風の影響で高曇りになるものの、今日も広範囲でまずまずの行楽日和になると思われます。

 また南風が強まって気温が上昇。
 昨日以上に熱中症注意・・・と・・・天気予報では呼びかけられていると思いますが・・・・

 「山沿い」という言葉でひとまとめにされてしまう(長野県を含む)中部山岳付近には、今日もアヤシイ降水域が予想されています。

MSM16時190505

 これは16時の予想を拡大したもの。

 高気圧後面で、場の風自体が温かく湿った南風優勢の中・・・

 日中の昇温によって長野市付近など内陸には、熱的低気圧、ヒートローなどと呼ばれる局地的な低気圧の発生が予想されています。

 このため場の南寄りの風が局地的な低気圧に向かって集中
 温かく湿った空気が集まって、風の収束線や山岳風上斜面、さらに両者の合わせ技で上昇気流が活発化・・・局地的な雨雲・雷雲を発生することが予想されています。

 今日は昨日ほど上空の寒気が強くないので・・・太平洋沿岸を通り越し、特に上昇気流が強まりやすい内陸、中部山岳付近が要注意。
 春山登山の終盤・・・最後の最後に横や下からの雷にやられないようご注意を。

 もっとも、暖湿気の強まり次第では関東平野内の南風の収束線でもゲリラ的に雷雲が発生するかも?
 (※予報がハズレた場合ですけど)
 アヤシイ雲が見えたらスマホのレーダー要確認!・・・ですね。

 ちなみに上空約3000mの風は南東風(関東甲信付近)。
 湧き上がった雲は北西方向に流れるので、風下方面の方もご注意を!



3、あすの空模様・・・寒冷前線の雨雲通過!連休の空気も入れ替わる?


 10連休の残り1日・・・明日の空模様もチェックしておきました。

GSM6日190505
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 残念ながら明日は下り坂。
 寒冷前線の通過で、広範囲で長くはないけれど雷を伴った強い雨が降るおそれがあります。

 雨のタイミングでは竜巻のような突風の恐れも!?

 連休の最後の最後、とんでもないことにならないようご注意ください!




 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)



航海のための天気予報利用学バナー121212






高気圧の晴天優勢も局地的ににわか雨!?(190504)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 今日は早朝出発!

 ブログの更新時間がありませんので、超簡易更新。
 細かな説明を書くことができませんので、昨日までの記事を参考にご覧いただければ幸いです。

 ※昨日こんなTweetをしたら反響が大きかったのでご紹介



1、今日の空模様・・・晴天優勢続くけど・・・今日も局地的ににわか雨・雷雨!


 さっそく今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝は新潟県境  信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190504

 森の木々の間から見える空は快晴。

 残雪の黒姫山がオレンジのモルゲンロートに染まっています。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は3.0℃(04時44分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190504

 東シナ海と日本海に中心を持つ高気圧に覆われ晴天優勢。

 もっとも衛星の水蒸気画像を見ると、寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が日本付近を通過中。

 大陸生まれの乾いた空気に覆われているので、影響はほとんど見られませんが・・・

 朝鮮半島付近に気圧の鞍部、関東沿岸に弱い気圧の谷(低圧部)が形成されていて、太平洋の暖湿気の流れ込みにより伊豆諸島南部付近には、小さくても活発な雨雲(雷雲)が観測されています。

 昨日も西日本や東日本では、晴天域優勢の中、暖湿気が流れ込む地域で局地的なにわか雨や雷雨が発生。
 今日も同じことが起こりそうですけど・・・どうなりますやら?

昨日15時から今日03時まで12時間のレーダー画像と、03時の推計気象分布

全国レーダー03時まで190504
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※昨日は四国山地や中国山地、そして紀伊山地・秩父周辺で雨雲・雷雲が発生。
  昨日の記事に掲載したMSMモデル(拡大)と比較的一致していることがわかります。
  いわゆる850hPaより地上付近の相当温位に対応しているように感じられました。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM4日190504
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 超ザックリとまとめると・・・

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜け・・・
 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過。

 したがって好天ベースで推移すると思われますが・・・

 夜にかけて-20℃以下のこの時期としては強い寒気(平年 -13~-15℃)を伴った上空の気圧の谷が最後まで東日本に残ることに。

 このため大気の状態が不安定に。
 上空の気圧の谷の影響で上昇気流も発生しやすくなりますが・・・空気が乾燥しているので、海から温かく湿った空気(暖湿気)が流入するなど、条件が整った所でのみ、局地的に天気が悪化すると思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・やはり高気圧の晴天域が優勢。
 高気圧後面から暖気も流れ込んでくるため、日中は西日本中心に初夏~夏の陽気になることが予想されます。

 ただ・・・最後まで寒気を伴う上空の気圧の谷が通過する東日本付近では・・・

 朝から関東沿岸に低圧部が発生。
 温かく湿った南東風が吹き込んで伊豆諸島方面で雨雲・雷雲が発生・発達。

 夜にかけては昇温によって海風が強まり、内陸にも温かく湿った空気が流入し、にわか雨または雷雨と思われる小さな降水域が予想されています。

GSM中部拡大190504
(図をクリックすると拡大します)

 これは15時の空模様と、気温に水蒸気を加味した相当温位図(上空約300m)を拡大したもの。
 
 温かく湿った空気が流入・・・そして、乾燥した空気とぶつかったり、山岳で強制的に上昇気流が強まりやすい場所に降水域が予想されています。

 また、このような場所では潜在的な前線帯も発生(相当温位が急変)する模様。

 上空の気圧の谷が通過する15時前後・・・関東平野周辺の山沿いはアヤシイ状況になりそうです。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190504
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 晴天優勢なので、今日も白っぽい空や高曇りの空をもたらす上層の雲も掲載しておきました。
 
 高気圧の晴天域優勢ですが、高気圧西側・・・温かく湿った南東風が吹き込みやすい西日本では高曇り?白っぽい青空?の傾向。

 一方、高気圧東側の東~北日本は快晴が期待されるようですが・・・

 温かく湿った南風が吹き込みやすい関東甲信南部には収束線が発生し、局地的なにわか雨・雷雨の可能性が・・・

中部流線190504

 これは15時の予想を拡大したもの。

 降水域が予想されていないものの、アヤシイと思われる収束線に点線を引いておきました。

 今日は伊那盆地や甲府盆地など、太平洋側の盆地で熱的低気圧(ヒートロー)と呼ばれる昇温によって発生する局地的な低気圧が発生。
 そこに吹き込む風の流れに対応して収束線が形成され、特に強い上昇気流域で雨雲・雷雲が発生することになりそうです。

 ということで、今日はこれにて・・・
 読み直しをする時間がありませんので、意味不明、誤字脱字等ありましたらご容赦ください。








 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)



航海のための天気予報利用学バナー121212






晴天優勢 気温上昇も西~東日本太平洋側中心 局地的にわか雨?連休残りの天気最新データ!(190503)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


1、10連休の空模様・・・不安定モード、結構長引く??


 連休もいよいよ終盤!

 明日04日(みどりの日)から06日(振替休日)まで3日間の空模様、現時点で「にわか雨又は雷雨」が予想されている時間の空模様を詳しくチェックしておきました。

GSM連休後半3日間190503
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置から概観すると・・・

 明日04日から明後日05日にかけて、好転パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過するため、地上でも移動性高気圧の晴天域が優勢に。

 天気予報解説でも伝えられているように「まずまずの空模様」で推移することが予想されています。

 ただ・・・上空の気圧の尾根が通過するだけでなく、-20℃以下のこの時期としては強めの寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)も日本付近を通過。

 このため局地的、一時的に下り坂、そして大気の状態が不安定に。
 移動性高気圧の晴天域優勢の中、高気圧後面の温かく湿った南寄りの風が吹き込みやすい西~東日本中心に局地的な降水域も予想されています。

 確かに「まずますの天気」で、気温も上昇するので「熱中症注意」ではありますが・・・
 春山遭難に伴う死者も出ている長野県などでは、(山沿い・所々などという抽象的な表現ではなく)具体的な地域を例示した上で、にわか雨又は雷雨の可能性を伝える注意喚起が求められていると思います。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・空気が乾いていても温かく湿った南風次第では・・・?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平190503

 巻雲・巻層雲優勢の白っぽい青空が優勢。
 上空に水蒸気が流れ込んでいることがうかがえます。

 最低気温は5.4℃(04時46分)で平年より3℃ほど低め。
 どうやら放射冷却現象が発生している模様。

北アルプス190503

 確かに白っぽい空の割には、まだ真っ白な北アルプスが見えています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190503

 西~東日本は西から張り出した高気圧エリア。
 雲は多めですが(天気予報の解説どおり)まずまずの空模様になっているようです。

 ただ北日本は西高東低 冬型の気圧配置。
 西岸を中心に雨雲や雪雲が観測されています。

 また、高気圧の南縁には梅雨前線が停滞。
 前線の北側で雨雲が活発化していて、沖縄方面に雨を降らせているようです。

 そして衛星の水蒸気画像を見ると・・・

 地上では高気圧優勢ですけど、上空では悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が北日本を通過中。
 また、別の上空の気圧の谷が西日本に接近中。
 さらに、太平洋上には水蒸気がタップリ溜まっていることがわかります。

 とすると・・・上空の気圧の谷が通過するタイミングで水蒸気が陸地に流入・・・
 上空の気圧の谷とともに南下する寒気の影響で大気の状態が不安定になるため、にわか雨や雷雨が発生・・・するかもしれません。

昨日20時から今日08時まで12時間のレーダー画像と、08時の推計気象分布

全国レーダー08時まで190503

(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)






 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM3日190503
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 今日は気になる上空の気圧の谷(点線:偏西風の南側への蛇行域)を描き込み過ぎたので、ポイントになりそうな上空の気圧の谷だけ赤以外の色にしてみました(薄青・ピンク・オレンジ)。

 ザックリとまとめてみると・・・
 北日本では、-25℃以下の強い寒気を伴った上空の気圧の谷がゆ~っくりと南東進。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)による下り坂傾向、そして大気の不安定な状態が長く続くと思われます。

 また、西日本では-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が四国~紀伊半島南岸へと南東進。
 前線が抜けた昨日から乾いた空気に覆われているものの、局地的な影響が想定されます。

 さらに南西諸島でも上空の気圧の谷が通過。
 東海上に抜ける夜には回復に向かうと思われます

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・

 北日本は冬型に伴う等圧線の混雑した状態継続。
 夜にかけて西よりの風が強く吹き、海上は高波に。
 -25℃以下の寒気が通過する午前中を中心に、不安定な大気による局地的な降水や降雪も予想されています。

 また西日本では、-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して、太平洋沿岸に弱い気圧の谷が発生。
 昇温により強まる海風と相まって温かく湿った南風が優勢となり、太平洋沿岸の山沿いを中心に局地的な降水域が発生。
 影響は関東西部の山沿い(富士五湖や秩父付近、南アルプス方面?)にまで及ぶことが予想されています(黄色の囲み)。

 この点、沖縄付近の梅雨前線の降水帯・・・東海上に抜け、回復に向かうようです。

GSM3日18時予想190503
(図をクリックすると拡大します)

 ちなみにこの図は、にわか雨又は雷雨と思われる降水域が最も活発になると思われる18時の空模様を拡大したもの。

 上空の気圧の谷の接近と、昇温による海風の強まりに伴い、西~東日本の太平洋岸では南風によって温かく湿った空気(右側の図)が陸地に流入。
 山岳風上斜面で上昇気流を形成したり、乾いた空気と収束線(潜在的な前線)を形成し、太平洋側中心に局地的なにわか雨又は雷雨が発生することが予想されています。

 主に山が中心ですけど、雨雲を押し流す700hPa(上空約3000m)の風は北西風でやや強め。
 予想される降水域の風下の地域の方も含めて、アウトドアでは天気の急変に注意したいところです。
 ※農家にとっては遅霜に加えてこの時期の降雹も怖いところですが影響は未知数です。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190503
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 今日は晴天優勢なので、白っぽい空や高曇りの空をもたらす上層の雲も掲載しておきました。

 特にコメントは書きませんでしたが、上昇気流が強まりやすい風の収束線付近では曇りがち。
 さらに、太平洋から暖かく湿った空気が流れ込みやすい地域では局地的に雨雲の発生も?

MSM16時190503

 これは16時の予想を拡大したもの。
 降水域が予想されていなくても、にわか雨や雷雨の臭い?のする風の収束線を描き込んでみました。

 ちなみに今朝の気象庁予報の予報文には・・・そこそこの地域に「所によって・・・にわか雨・・・雷をともなう」なんていうマークに表現されないコメントが書かれています。
 気になる方は確認してくださいね。








 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)



航海のための天気予報利用学バナー121212






お気に入りに追加




プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索

 
Kasayan執筆の本



航海のための天気...

航海のための天気...
著者:笠原久司
価格:1,890円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



チラシ120312

 




最新コメント
QRコード
QRコード