気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

寒冷渦

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

西~東日本の太平洋側で雨! 局地的に大雨も?熱帯低気圧 続報!!(190714)


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・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 3連休というのに、まったりブログを書いているのも雨降りだから。
 晴れていたならば・・・・たらればを考えるのはやめて海の日の天気、そして気になる南海上の”アレ”についてチェックしたいと思います・・・orz

1、南の海上の”低気圧”と梅雨前線の行く末は??・・・最新データ!!


 昨日も最初にチェックしたのは・・・昨日(13日)21時の実況天気図から明日21時までの予想天気図
 今日もアニメ化しておきました。

天気図アニメ190714
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 昨日に引き続き、気象庁は今夜までに熱帯低気圧の発生を予想しています。

 とすると、気になるのは・・・この熱帯低気圧(上昇気流域)が太平洋高気圧(下降気流域)を発達させ、南岸に停滞中の梅雨前線を北に押し上げ梅雨明けをもたらすのか?
 それとも梅雨前線に取り込まれて梅雨末期の大雨をもたらすのか?・・・ということ。

 昨日に続き、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーションを使って、熱帯低気圧が日本付近に接近して「きそうな」18日(木)から20日(土)の空模様をチェックしておきました。

台風GSM190714
(図をクリックすると拡大します)

 昨日同様、熱帯低気圧が台風5号?として大陸沿岸に進むとともに、上空の太平洋高気圧が発達し、朝鮮半島まで張り出すことが予想されています。

 このため台風?は東進できず大陸沿岸を北上。
 また、梅雨前線は上空の太平洋高気圧の下降気流によって踏み潰されて不明瞭になり・・・
 梅雨明けが視野に入るような空模様が予想されています。

 ただ・・・Kasayan的には、上空の太平洋高気圧がここまで一気に張り出すのはにわかに信じられません。
 かといって・・・2日連続でこのような計算値が予想されているうえ、計算値を否定するだけの十分な理由を考えることができません。

 ということで、これも「未来の空模様のシナリオのひとつ」として覚えておいて・・・
 昨日に引き続き米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデルもチェックしておきました。

台風GFS190714
(図をクリックすると拡大します)

 台風5号?の予想は昨日の計算値とほぼ同様。
 ただ、後続の台風6号?らしき熱帯低気圧の発達・西進のタイミングが早まり、それに対応して??上空の太平洋高気圧の(北ではなく)西への張り出しが顕著に予想されています。

 こうなると・・・梅雨前線は上空の太平洋高気圧北縁に停滞。
 台風5号?崩れの暖湿気・・・さらには台風6号?崩れの暖湿気まで加わり、梅雨末期の大雨が長引いてしまうことが心配されます。

 さらにヨーロッパ中期予報センターのモデルもチェック。

台風ECMWF190714
(図をクリックすると拡大します)

 米国GFSモデルほど明瞭ではないものの、台風6号?らしき低気圧が上空の太平洋高気圧の南縁を北西進し大陸内部に進む予想。

 また、上空の大平応高気圧の北への張り出しもせいぜい関東甲信付近まで。

 どちらかといえば米国GFSモデルに近い「未来の空模様」。

 昨日も書きましたけど、月曜以降の天気予報番組・・・先週何度も耳にした「月末に梅雨明けする可能性が高い」というコメントがどのように変化するか?あるいは変化せずに有力な論調として伝えられ続けるのか?が気になるところ。
 とりあえず木曜日に発表される最新の一か月予報が待たれます。

 【おまけ】
 20日21時のGSMモデル(別データ)も作図したので掲載だけしておきます。

台風GSM20日21時190714
(図をクリックすると拡大します)
 
 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/ 


2、今日の空模様・・・連休中、今日が一番の雨降りに!


 明日、海の日の天気もチェックしてありますけど・・・
 まずは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平190714


 標高2000m級の志賀高原や菅平高原はもちろん、標高1000m以下の里山の山頂も雲の中。

 最低気温は19.2℃(05時49分)。
 09時現在、雨は降っていませんけど、アスファルトは黒く湿度90パーセント以上。
 動いていなければ梅雨寒・・・という体感です(アラ還の体感ですけど)。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190714

 梅雨前線上の低気圧(機関車)が、後に梅雨前線(列車?)を引き連れながら関東付近まで東進。

 またまたシャープで活発な雨雲が九州南部から紀伊半島、そして関東南岸にかかっています。
 また、温かく湿った南東風が吹き込む北海道でも雨雲が停滞中。

 東北の北部だけ、ラッキーな晴天の休日を迎えているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると、大陸から関東にかけて水蒸気の帯ができていて・・・
 暖かく湿った偏西風強風帯と、乾燥した偏西風強風帯が西日本で収束(合流)。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東シナ海へと東進していることが分かります。

 とすると・・・この上空の気圧の谷の通過に伴い、梅雨前線が活発化??

昨夜19時から今日07時までのレーダー画像と九州の24時間降水量

全国レーダー07時まで190714
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※梅雨前線上の低気圧が通過したんでしょうか?
  09時過ぎ、九州の活発な降水帯が屋久島付近まで南下しました。





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM14日190714
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 北日本では空模様の骨格が動かないので・・・状況は「ほぼ」変化なし・・・のはず?

 また、西~東日本では乾燥・暖湿 両偏西風強風帯が収束しつつ停滞するので、こちらも梅雨前線が停滞する状態が続きそうですけど・・・

 日中、(黄色の点線で囲った)悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域:足並みがそろわない?)が、弱まりながら西~東日本を通過。

 そして夜、後続の上空の気圧の谷が西日本に接近するものの・・・
 乾燥 偏西風強風帯がやや北側に波打ち(水色の点線:上空の気圧の尾根:偏西風の北側への蛇行域)、西から偏西風強風帯の収束が弱まることが予想されています。 
 とすると・・・梅雨前線の活動は西から弱まることが期待されますが??

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・日中、上空の気圧の谷の東進に伴って梅雨前線上を二つの低気圧が東北東進。
 低気圧の東側に暖かく湿った空気が吸い込まれるため、低気圧が通過するタイミングで降水が活発化して大雨になることが予想されています。

 また、この計算値では分かりにくいものの、低気圧が通過した後も今朝のようにシャープな(寒冷前線のような)降水帯が残って、局地的に大雨が続いてしまうことも心配されます。

 そして「ほぼ」変化なし・・・と思われる北海道・・・重箱のスミをつつかなければ、やっぱり「ほぼ」変化なしのようです。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190714
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 幸いなことに、九州の雨雲が南下すれば、活発な降水域は海上主体。
 前線上の低気圧が接近・通過する際に狙いを絞って気象レーダーを確認すれば、傘をさす時間は短くて済むかもしれませんね?



3、連休最終日 海の日の空模様

 
 最後に明後日海の日の空模様もチェックしておきましょう。

GSM15日190714
(図をクリックすると拡大します

 いつもの2倍の作図・・・ちょっと疲れてしまったので・・・こちらも図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 天気は回復傾向ですけど、湿った東よりの風が吹き込む地域では曇りがち、そして山岳風上斜面や風の収束線付近を中心ににわか雨の可能性。

 今のところ雷雨の可能性は低そうですが、日差しがあって気温が急上昇しそうな地域では雷雨や雹にも気配りしておいたほうがイイかもしれません。

 いずれにしても、(ボチボチ高山植物の開花も楽しみな)中部山岳の山々は残念な3連休で終わりそうです。
 (昔は20日過ぎの「梅雨明け10日」を楽しみに山に登ったんですけど、ここ数年「梅雨明け10日」の存在が無くなってしまったような・・・?)




 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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3連休の天気 最新データ!台風5号のタマゴ?熱帯低気圧の動向と影響は?(190713)


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 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 3連休が始まったものの、一週間遅れの「昔の海の日」のほうが良かったんじゃないの??と言いたくなる空模様。

 天皇誕生日を動かすことができないように、「季節感いっぱいの海の日や(晴れの特異日と言われる)体育の日などは固定化したほうがイイんじゃないの」・・・・と思いませんか??

1、南の海上の”低気圧”と梅雨前線の行く末は??・・・最新データ!!


 昨日に引き続き、昨日(12日)21時からの実況天気図から明日21時までの予想天気図をアニメ化してみました。

天気図アニメ190713
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 一昨日、南の海上で解析された低気圧・・・
 気象庁の「見立て」では、明日夜までに熱帯低気圧へと発達する模様。

 この熱帯低気圧が台風5号に昇格する可能性があるのか??台風被害が気になる方も多いと思いますけど・・・

 同時に、この熱帯低気圧(上昇気流域)が太平洋高気圧(下降気流域)を発達させ、梅雨前線を北に押し上げ、梅雨明けをもたらすのか(上空の太平洋高気圧の張り出しとの関係)?
 それとも梅雨前線に取り込まれ、梅雨末期の大雨をもたらすのか(梅雨前線を南下させる大陸からの偏西風の南下とのバランス)?
 梅雨前線との「からみ」も気になるところです。

 ということで・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーションを使って、熱帯低気圧が日本付近に接近して「きそうな」18日(木)から20日(土)の空模様をチェックしておきました。

台風GSMモデル190713
(図をクリックすると拡大します)

 熱帯低気圧は台風5号に昇格。
 その後、台湾付近を通過し、大陸沿岸を北上することが予想されています。

 また、熱帯低気圧(上昇気流域)の発達により上空の太平洋高気圧(下降気流域)が活発化。
 20日(土)にかけて朝鮮半島付近まで張り出し・・・台風の日本への接近をブロックするとともに、梅雨前線の雨雲を(下降気流によって)踏み潰してしまうことも予想されています。

 「仮に」「計算値通りに推移したとすれば」・・・台風5号によって(昔の海の日頃に)梅雨明けが早まるということになります。

 ただ・・・(アンサンブル予報の特定高度線等のデータや経験から)上空の太平洋高気圧を過剰に発達させているように「感じ」られます。
 これも「未来の空模様のひとつのシナリオ」ですけど、天気芝居?としては少々奇抜すぎ??

 そこで、米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデルと比較してみることに。

台風GFSモデル190713
(図をクリックすると拡大します)

 18日(木)頃、台風5号?が台湾付近を通過し大陸方面に進む点は、気象庁GSMモデルと同様。
 ただ、台風は大陸上で衰え、上空の太平洋高気圧の張り出しは西~東日本の南岸付近まで。

 「仮に」「計算値通りに推移したとすれば」・・・上空の太平洋高気圧の北縁に梅雨前線が停滞。
 上空の気圧の谷の通過に伴い前線上を低気圧が北東進することになり・・・

 台風5号によって梅雨明けすることはなく、むしろ梅雨前線の活発化により梅雨末期の大雨の恐れが示唆されています。

 また、大陸に進んだ台風はやがて熱帯低気圧となり消滅するわけですけど、いずれは暖湿気のカタマリとして日本付近へ。
 (天気予報番組では梅雨明けの論調が高まっている)月末に大雨をもたらすことが心配されます。

 さらにヨーロッパ中期予報センターのモデルも比較。

台風ECMWF190713
(図をクリックすると拡大します)

 こちらも米国GFSモデルとほぼ同様・・・
 上空の太平洋高気圧の張り出しは太平洋側まで。

 上空の太平洋高気圧北縁に梅雨前線が停滞することを示唆しており、加えて梅雨前線を活発化させる上空の気圧の谷の接近も予想しています。

 エルニーニョ現象が「終息したらしい」と言っても、26年ぶりの低温、そしてここ数年で一番オホーツク海高気圧が顕著に停滞しているこの梅雨・・・
 一か月予報の2週間先の「平年並み」という文言だけで、安易に梅雨明けについて語るのは危険かな??と感じています(石橋をたたいて”落とす”?Kasayanですけど)。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/ 


2、今日の空模様・・・3連休初日、やっぱり西から下り坂!大雨にも注意!!


 今日も3連休の天気をご紹介するつもりですけど・・・

 時系列で・・・まずは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境 信濃町 野尻湖畔・・・

野尻湖畔190713

 昨日午後から弱い雨が降ったり止んだり・・・
 早朝までポツポツを屋根をたたく音が聞こえましたが08時過ぎには雨が止み、森の中に霧が立ち込め始めました。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は16.7℃(07時37分)で概ね平年並み。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190713

 昨日の雨を降らせた低気圧二つ・・・

 一つは北海道に進んで、南東から暖かく湿った空気を吸い込みながら北海道に活発な雨を降らせています。
 また、太平洋側に雨を降らせたもう一つの低気圧は東海上に抜け、関東付近の雨も上がってきたようです。

 ただ・・・早くも九州には梅雨前線上の低気圧の活発な雨雲がかかり始めている模様。
 また、回復しそうな北陸以北の日本海側にもレーダーに映りにくい低い雨雲が残っていて、Kasayanの居る長野県北部県境や、脊梁山脈付近で弱い雨を降らせているようです

 衛星の水蒸気画像を見ると、北海道西岸に進んだ低気圧上空には(寒冷渦と書いちゃったけど寒気との対応が悪いので)切離低気圧が停滞中。
 低気圧が停滞するため、北海道では大気の不安定な状態、雨の降りやすい状態が長引くことが予想されます。

 また、九州方面では乾燥・暖湿 両偏西風が収束傾向。
 さらに悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近。
 これからが下り坂本番・・・大雨警戒モードにになると思われます。

昨夜21時から今日09時までのレーダー画像と09時の推計気象分布

全国レーダー09時まで190713
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM13日190713
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 
 北海道の西岸に切離低気圧(偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された反時計回りの渦)が停滞し・・・
 切離低気圧南側を悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に通過するものの、空模様の骨格は大きく変わらず。
 悪天傾向が続くと思われます。

 一方、西~東日本では、乾燥・暖湿 両偏西風強風帯が収束。
 収束線上を上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に東北東進し・・・
 夜にはやや深い上空の気圧の谷が足並み(位相)を揃えて九州に接近することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・北海道西岸には切離低気圧直下で発達のピークを過ぎた低気圧が停滞。
 北海道には暖かく湿った南東風が吹き込み続け、大気の不安定な状態、そして雨の降りやすい状態、さらに局地的に風の強い状態が継続することが予想されています。

 また、偏西風強風帯の収束に対応して西日本から梅雨前線が北上、そして活発化。
 上空の気圧の谷が接近する夜には前線上の低気圧が九州東岸に抜け、関東付近にも低圧部が発生して降水域が拡大。
 局地的に大雨になることが予想されています。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190713
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 紫色は下層雲。
 
 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 九州方面・・・今日の午後をピークに雨はいったん小康状態になるものの・・・
 明朝には新たな梅雨前線上の低気圧が接近し、雨が再び強まることが予想されています。

 前回の大雨、そして積算の降水量を考えると少々心配な状況です。



3、連休2日目、3日目の空模様・・・明日は大雨本番!?海の日はなんとか???

 
 それではさらなる大雨が心配される明日日曜日の空模様、そして明後日海の日の空模様もチェックしておきましょう。

GSM14日190713
(図をクリックすると拡大します)
 14日06時45分追記
  14日21時の乾燥偏西風強風帯の位置はもう少し北側、東シナ海で若干北に蛇行気味に解析したほう  が良かったと思います。訂正。

GSM15日190713
(図をクリックすると拡大します)

 こちらも詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 明日は東日本も含めて大雨モード。
 やはり九州付近の雨の降り方が気になります。

 ただ、明後日は・・・
 冒頭でチェックしたように、熱帯低気圧の発生、発達に伴って上空の太平洋高気圧が北に張り出してくることに。
 また、梅雨前線北側の乾燥した偏西風強風帯が南下をはじめ、梅雨前線に流れ込む暖湿気もやせ細り、降水帯が南下するとともに弱まってくることが予想されています。

 上空の浅い気圧の尾根の通過もあって、日本海側中心になんとか回復傾向??という空模様が予想されています。

 もっとも、前線に近い太平洋側、そして湿った北東風が入りやすい関東甲信付近には不安定性の降水が予想されています。
 にわか雨の降りやすさ・・・明日の夜の予報で再チェックしたいところですね。




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  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

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3連休の天気 最新データ!梅雨明けと熱帯低気圧の関係は?(190712)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
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 今日は新潟県境 信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190712

 昨日の夕方・・・野尻湖畔はシトシトの雨。

 妙高山にかかる層雲の様子を撮影しようと水辺に近づくと・・・
 バタバタと飛び立ったのは、なんと「カモメ」(ユリカモメ?)!!

 日本海から直線で約40Km離れた野尻湖。
 カモメも水辺を伝って内陸まで入り込むことは知っていましたけど、野尻湖でカモメが飛ぶ姿を見るのは初めて。

 さすがに高原の湖にカモメは似合いませんよね?

1、南の海上の”低気圧”と梅雨前線の行く末は??


実況予想図アニメ190712
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 これは昨日(11日)03時から今日09時の実況天気図、続いて明日21時までの予想天気図をアニメにしたもの。

 昨日03時に南の海上で低気圧が発生。
 明日夜にかけ、あまり発達しないまま北西進することが予想されています。

 このブログで連日お伝えしている「南の海上のアヤシイ同心円」は、とりあえず低気圧として解析されることになりました。

 となると・・・やはり知りたくなるのは低気圧の行く末・・・
 そして低気圧と連動して大きな変化が予想される梅雨前線の動向・・・

 今日は週間予報の作成に用いられる明後日から6日間の天気図(地上気圧・24時間降水量)を色塗りしてみました。

週間6コマ190712
(図をクリックすると拡大します)

 来週の今頃(19日)になっても、低気圧(熱低?台風?)は先島諸島の南側。
 まだ影響を云々できる状態ではありません。

 一方、梅雨前線の降水帯はず~っと南岸に停滞。
 来週末、熱帯低気圧?台風??の影響で太平洋高気圧が北に張り出し、オホーツク海高気圧と一体化するような・・・梅雨明けに近づいたような「気配」だけは見られます。
GSM19日21時190712
(図をクリックすると拡大します)

 これは6コマ最後・・・19日(金)12時の高層天気図と地上天気図

 (上段の図:高層天気図)熱帯低気圧(あるいは台風4号?)の発達(上昇気流の活発化)に伴って上空の太平洋高気圧が北に勢力を拡大(下降気流の活発化)。
 西~東日本に張り出してくることが予想されています。

 これだけ見ると、梅雨前線が東北付近まで押し上げられて梅雨明け???なんていう気もしますけど・・・
 地上の高気圧は東海上から張り出すカタチ。

 西~東日本には高気圧縁辺の暖かく湿った南東風が吹き込んで、上空の太平洋高気圧北縁に沿って降水帯を形成。
 前線のとしてのカタチは消えてしまうかもしれませんけど、広範囲に降水域が予想されています。

 ということで、来週末にかけても梅雨明けは微妙なところ。

 ただ、熱帯低気圧の動向次第では、状況が一変するかもしれません。

GFS19日21時190712

 これは米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデルが予想する19日(金)21時の空模様

 昨日に引き続き、気象庁GSMモデルに先行する熱帯低気圧(台風?)と、それに続く後続の熱帯低気圧を予想。
 気象庁のGSMモデルとは似ても似つかない未来の空模様が予想されています。

 天気予報の解説では、昨日発表の1か月予報を根拠に「梅雨明けが見えてみた」的な論調が多くなっていますけど・・・

 台風が太平洋高気圧を強めれば前線が北上して梅雨明けに。
 一方、暖湿気の供給源として作用すれば(北の寒気も重要な役割をしそうですが)梅雨明けの気配さえ吹き消してしまうかもしれません。

 Kasayan的にはもう少し静観すべきかな??なんて感じています。
 (梅雨明けの話は誰か(それも年長者)が言い出すと、それに引っ張られて同じ解説コメントをする人が増えるんですよね。特に単純な理由で解説できる場合には)



2、気になる?3連休の空模様・・・直前の最新データ!


 連日お伝えしている3連休の空模様。
 明日からの連休スタート・・・ということで、(図だけは?)できるだけ詳しくご紹介。

 まずは連休初日、明日土曜日の空模様

GSM13日190712
(図をクリックすると拡大します)

 詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 ポイントは大気の状態が不安定の北日本と、西から下り坂の西~東日本。

 北日本では局地的な影響なのでいわゆるピンポイント予報がハズレやすい状態。
 アヤシイ雲が見えたら気象レーダーをコマメに確認するのがお勧めです。

 一方、西日本は時系列的に下り坂に向かうパターン。
 ピンポイント予報で降り出しのタイミングにあたりをつけ、気象レーダーがタイミングを修正するのがお勧め。

 そして東日本は・・・海や山以外は。念のため雨雲の用意をすれば大丈夫かも??
 もちろん、降り出しのタイミングは確認するようにしてくださいね。

 続いて、日曜日と月曜日(海の日)の空模様

GSM14日190712
(図をクリックすると拡大します)

 連休中、一番雨が降りやすいのが14日(日)。
 西日本中心に大雨になる可能性もありますが、低気圧が通過すれば比較的順調に回復するかも?
 当日朝の予報で雨が止むタイミングをチェックして行動を考えるのがイイかも?
 
 そして15日(月:海の日)は・・・前線の降水帯が南下傾向。
 前線がもっと南下することを祈りつつ、日曜日に最新の予報をチェックするのがお勧めです。@

 なお、北海道方面・・・ずーっと大気の不安定な状態が続きそうなのでご注意を!

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/ 


2、今日の空模様・・・西は回復、東は変わりやすい空模様。北はやや荒れ??


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境 信濃町 野尻湖畔・・・

野尻湖畔今日190712

 木々を透かして青空が見えたり、日が差し込んだりするものの、急に暗くなってみたり・・・
 空の明るさが一定していません。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は17.0℃(03時22分)で平年並み。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190712

 梅雨前線上の低気圧が閉塞し、単独の低気圧として日本海をゆ~っくりと北東進中。

 一方、太平洋側に取り残された梅雨前線は上空の太平洋高気圧の張り出しとともに(天気図に描けないほど)弱まっています。

 もっとも太平洋側沿岸の低気圧と日本海の低気圧の東側には暖かく湿った南風の通り道ができていて・・・
 オホーツク海高気圧から吹き出す冷たく湿った空気と南北方向の収束線を形成中。

 偏西風の南への蛇行とともに南下している上空の寒気と相まって、大気の状態が不安定になっているようです。

昨夜21時から今日09時までのレーダー画像と08時の推計気象分布

全国レーダー09時まで190712
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM12日190712
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 
 本州上には(梅雨前線を形成する)乾燥・暖湿 偏西風強風帯が停滞。
 上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に北東進することが予想されています。
 
 一方、日本海には寒冷渦が停滞中で、寒冷渦南側を北東進中の悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(ピンクの点線:偏西風の南側への蛇行域)が、次第にカットオフしつつ(渦を巻き、切離低気圧を形成しながら)北海道方面に進むことが予想されています。

 また、上空の太平洋高気圧が南岸近くまで張り出してくる模様。

 このため地上では・・・下段の図・・・切離低気圧直下で低気圧が発達のピークを迎え、ゆっくりと北海道に進む模様。
 低気圧周辺では風が強まり波も高くなり・・・低気圧に向かって暖かく湿った南東風が吹き込むため、大気の状態も不安定になることが予想されます。

 また、梅雨前線を形成する偏西風強風帯に対応して、東海~関東沿岸を低気圧が北東進。
 上空の気圧の谷が浅く低気圧に先行してしまうので、低気圧の発達はなさそうですが・・・
 低気圧東側に暖かく湿った空気を吸い上げ、東海上の高気圧縁辺の冷涼で(上空では乾燥した)南東風と相まって、本州東岸の降水域を活発化させることが予想されてます。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190712
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。
 
 GSMモデルとほぼ同様。

 山陰も含めた日本海側・・・回復すると思いきや、収束線の通過に対応してもう一雨(雷雨)?あるかもしれないのでご注意を!

 また、関東甲信付近・・・昨日から予想より実況のほうが早めに推移しているようなので、レーダー画像も併用して空模様のイメージを修正したほうが良さそうです。
 (明日の降り出しも要修正?)

 ※昨日は目の調子が悪くて走り書きのブログ更新。
  今日はイレギュラーの仕事が飛び込んで再び走り書き・・・
  更新も遅くなり申し訳ありません。




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 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

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  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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狭いけれど活発な降水域 ゆっくり東進!3連休の天気最新データと次の・・・?(190711)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 今朝、PC画面を見ていると・・・目の奥がジンジン痛くなって・・・目薬を差して1時間ほど朝から昼?寝。
 少し良くなってきたので描きかけのCGを完成させ、ブログにアップすることにしました。

 ということで、今日のコメントは超短め・・・ご容赦ください。

1、南の海上・・・アヤシイ同心円の動向について


 昨日の記事では、「もしかすると梅雨前線を吹き飛ばしてくれるかもしれない」「南の海上の同心円」についてご紹介しました。

 進路や発達次第で、大雨や低温をもたらしている梅雨の気圧配置を吹き飛ばしてくれるかもしれないし・・・大雨に拍車をかけてしまうことも考えられます。

 一回紹介してしまったら、最新の情報を追いかけないのは不親切!

 今日も南海上に予想されている低気圧に関する最新データをご紹介しておきます

台風4号モデル比較190711

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 気象庁発表のGSMモデルは単一?の低気圧を台湾方面に北西進させているようですが・・・
 米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデルは、複数の低気圧を予想し、気象庁GSMモデルより2日間ほど早めに台湾方面への北西進を予想しています。

 両者の予想・・・何かしらアヤシイ熱帯低気圧の発生・発達の「可能性を示唆」しているものの、まだ傾向を云々できるような状況ではありません。

 また、昨日は両者に右へならえで低気圧を予想していたヨーロッパ中期予報センターのモデルに同心円は描かれていません。

 まだバタバタするような状況ではありませんけど、来週末頃、早めの夏休みで沖縄方面の旅行を予定している方は(キャンセル料金と相談しながら)コマめに予報をチェック。

 アウトドアを予定している方は、太平洋から流れ込む暖湿気によって雨雲が活発化しないか?ということに着目しながら予報をチェックしてくださいね。



2、気になる?3連休の空模様・・・最新データ!



 そしてもう一つ・・・連日お伝えしている3連休の空模様。
 こちらも最新データをご紹介しておきます。

GSM3連休190711
(図をクリックすると拡大します)

 こちらは昨日の計算値とほぼ同様。

 土曜日の中国・近畿~東北付近を除いて(関東は除けない?)、あいにくの空模様。
 北は大気の状態が不安定、西~東日本は梅雨前線上を発達しながら東進する低気圧が通過するタイミングをピークにまとまった雨・・・
 条件次第では強い風を伴う大雨になるかもしれません。

 ただ・・・降り出しのタイミングや止むタイミングをシッカリ見極めれば(命に係わる外仕事やアウトドアを除いて)期間の半分・・・三分の一は有効に使えるかもしれません。

 それには・・・最新の情報をシッカリ把握してださいね。

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2、今日の空模様・・・活発な雨雲 次第に東日本へ


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平190711

 比較的明るい曇り空ですが、9時過ぎからポツポツ。
 南寄りの風がコンスタントに6m/s前後・・・建付けの悪い窓枠をカタカタと鳴らしています。

 最低気温は20.2℃(04時01分)で、少しジメジメ。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190711

 梅雨前線が停滞し・・・
 西では前線上の低気圧が対馬付近を北東進し・・・東ではオホーツク海高気圧が昨日に増して南に張り出しています。

 このため低気圧に流れ込む暖湿気、オホーツク海高気圧から吹き出す冷湿北東風が西日本でガッチンコ!
 寒時計回りの渦を巻くように、雨雲が活発化しています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、梅雨前線に対応する偏西風強風帯が南海上に停滞。
 一方、日本海では、寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)と上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)がせめぎあい、東西ガッチンコの気圧配置を形成していることが分かります。

 とすると・・・今日も気圧配置の変化・・・天気の変化・・・遅くなりそうですが・・・??

昨夜20時から今日08時までのレーダー画像と08時の推計気象分布

全国レーダー08時まで190711
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)





 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM11日190711
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 やっぱり寒冷渦と上空の気圧の尾根がガッチンコ。
 夜にかけても寒冷渦と上空の気圧の尾根がせめぎあい、空模様の骨格に変化なし!

 ただ・・・天気図をよーく見ると、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(ピンクの点線:偏西風の南側への蛇行域)が、他の上空の気圧の谷より比較的足並み(位相)をそろえつつ北東進する模様。

 これに対応して地上では・・・下段の図・・・日本海の低気圧が閉塞を強めながら(低気圧が停滞し、寒冷前線の位置にある前線が温暖前線の位置にある前線に追いつくこと)ゆっくりと北東進し、閉塞点に位置する四国沿岸に新低気圧が発生。

 活発な降水帯がゆっくり東進し・・・夜には東日本にかかってくることいが予想されています。

相当温位190711
(図をクリックすると拡大します)
 
 これは上空約1500mの気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 昨日は(梅雨前線に沿って)南西から、(東海上の高気圧の縁に沿って)南東から吹き込む暖湿気がぶつかって九州付近に活発な雨雲が形成されていましたが・・・

 今日は南西から吹き込む暖湿気と、遠州灘の乾いた東風がぶつかって雨雲が発達・・・しているように読み取れます。

 そこで、風がぶつかる中部付近を拡大してみると・・・

相当温位850拡大190711
(図をクリックすると拡大します)

 やはりそんな気配が・・・

 でもさらに地面に近い高さでは暖湿・冷湿・・・湿った空気がぶつかっているのでは?
 ということで、上空約300mの相当温位図もチェック。

相当温位975拡大190711
(図をクリックすると拡大します)

 地面付近の相当温位(暖湿気・乾燥空気)と降水域の対応悪し・・・

 どうやら、閉塞して南海上に形成される前線帯で太平洋の暖湿気が上空へと滑り上がり・・・
 本州上のやや高い所で(日本海の低気圧に対応した)潜在的な前線帯を形成しているのかもしれません(目薬を差し、目をつぶりながらちょっと考えたKasayanの思いつきです)。

 ・・・ちょっと脱線してしまいましたね・



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190711
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 いずれにせよ、天気変化はとーってもゆっくり。

 ということは・・・活発な降水エリアが小さいものの、同じ場所で強い雨が降り続くおそれがあるということ。
 明朝にかけては近畿~関東に予想されている風の収束線付近がアヤシイ感じ。

 特に暖湿気の入り口にあたる東海付近で積算の降水量が増えそうですね?

 ということで・・・今日は走り書きのブログ更新。
 更新時間も遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。




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  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

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西からゆっくり下り坂。3連休の天気と梅雨明けは?(190710)


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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


1、そろそろ梅雨明けの話題にも・・・本当?低温傾向はこの先2週間???


 昨日の記事に掲載した「北・東日本太平洋側の日照不足と低温に関する全般気象情報 第1号」(リンク)通りになるとすれば、東~北日本では少なくとも2週間先(22日(月)頃)まで日照が少なく気温の低い状態が続くことになります。

 このため、昨日の天気予報番組だけでなくワイドショーでも26年ぶりの低温傾向と伝えられ・・・
 93年のタイ米やブレンド米の話題も登場していました(”異国情緒”なんていう銘柄で売り出されていた記憶が。あれ、パエリアにすると国産米より美味かったんですよね)。

 とすると・・・先が見えないなんて話しじゃおさまらない・・・
 当たる当たらないはどうでもイイので?2週間後の空模様の計算値が「存在するなら見たくなる」のが人情です。

 ということで・・・とりあえず日本・米国・ヨーロッパの計算値を並べて比較できる19日(金)21時の空模様をチェック。

モデル比較190710
(図をクリックすると拡大します)

 梅雨前線と思われる降水帯が、朝鮮半島から西~東日本に予想されていて・・・梅雨明けを発表できる状況とは言いにくい空模様。

 やはり再来週(以前の海の日頃)にならないと梅雨は明けないんでしょうか?
 ただ、いずれの計算値にも・・・空の巨大な扇風機・・・台風あるいは熱帯低気圧と思われる低気圧が予想されています。

 とすると・・・この扇風機(低気圧)が、被害なく梅雨前線を吹き飛ばしてくれるのか?
 あるいは梅雨前線とコラボしてもう一度梅雨末期の大雨を降らせることになるのか?
 この先のデータが存在するなら見たくなるのが人情・・・ですよね??

 ということで・・・「確からしさは別として」存在するデータ・・・米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデル、20日09時から25日(木)までの空模様をザックリとアニメにしておきました。
GFSアニメScentedOrneryChipmunk-size_restricted
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  アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 繰り返しますが「予報レベルではなく、あくまで計算値」「未来の空模様のシナリオのひとつ」にすぎません。

 だけど・・・このまま素直に梅雨が終わってくれるとは思えませんね・・・



2、気になる?3連休の空模様・・・最新データ!


 連日、最新データをお伝えしている週末の空模様。
 すっかり忘れていました・・・3連休だったんですよね!!

 ということで、今日は3連休の空模様として3日分の最新データをまとめておきました。
 (1枚作図が増えると単純に1.5倍の疲れます・・・orz)

GSM3連休の天気190710
(図をクリックすると拡大します)

 昨日の記事には「一昨日の計算値から好転・・・なんとか週末、天気が持ちこたえてくれる所も」なんて書いちゃいましたが、再びどんでん返し・・・

 連休初日の土曜日は、北と西を除いてなんとか・・・という空模様ですけど、2日目、3日目の空模様は「降らなきゃラッキー」といった空模様。

 西~東日本(特に太平洋側)では(大雨注意が呼びかけられている)今日以上のまとまった雨になる可能性が示唆されています・・・orz

 いつも思うんですが、海の日を加えて3連休にするのなら、平年の梅雨明けを考慮して20日過ぎの週末にしたほうがイイんじゃないかと・・・

 もっとも北陸以北では偏西風が南北に大きく蛇行していますから、まだまだ計算値、予報のブレ幅が大きいはず。
 期待しないで?最新情報を追いかけたいと思っています。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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2、今日の空模様・・・梅雨前線 西日本で活発化!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の 長野市街地・・・

菅平190710

 濃い青空の下、志賀高原から菅平高原にかけての2000m級の山々の稜線には綿帽子のような雲がポコポコ。
 でも、風が涼しく湧き上がる気配はありません。

 最低気温は17.5℃(04時28分)で風速は2m前後。
 晴天が期待される今朝の実況ですけど・・・

実況190710

 日本付近で偏西風が大きく南北に蛇行しているため、気圧配置の動きがゆっくり。

 今朝も教科書通り・・・梅雨前線とオホーツク海高気圧がセットになっていて・・・

 梅雨前線上の低気圧が接近中の西日本には太平洋の暖かく湿った空気が流入。
 低気圧東側の九州や四国で雨が強まっているようです。

 一方、オホーツク海高気圧が張り出し続けている東~北日本では、引き続きオホーツク海の冷たく湿った北東風が流入。
 太平洋沿岸を中心に曇り空、低温傾向が続いているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・大気の状態を不安定にして一昨日、昨日と雨を降らせた寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が三陸沖へ。
 寒冷渦後面の上空の気圧の谷が断続的に通過しているようですが、東~北日本では、わずかながらも天気は回復傾向と言えそうです。

 一方、西日本には北西方向、さらに南西方向から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近・通過中。
 水蒸気(白いエリア)も流れ込み始め、下り坂に向かっていることが分かります。

昨夜19時から今日07時までのレーダー画像と07時の推計気象分布

全国レーダー07時まで190710
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM10日190710
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 沿海州には、引き続き上空の高気圧。
 今日は中心がゆっくりと北日本方面に南下することが予想されています。
 ということは・・・オホーツク海高気圧の張り出しが強まることに?

 また、連日大気の状態を不安定にしていた寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が東海上へ。
 夜にかけて寒冷渦後面のー5℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に通過するものの、上空の高気圧の南下と相まって、東~北日本では(少しだけ?)好天傾向で推移することが期待されます。

 一方西日本では、インド洋や南シナ海の暖かく湿った空気を運ぶ偏西風に沿って上空の気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に北東進。
 さらに、朝鮮半島方面に進む後続の寒冷渦南側の寒気を伴う上空の気圧の谷も断続的に北東進することが予想されています。

 このため西日本は下り坂に向かうことになるわけですが・・・

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の高気圧の南下に伴いオホーツク海高気圧の中心も南下。
 昨日まで沿海州付近と本州東岸の2か所に張り出していたオホーツク海高気圧が本州東岸一本に絞って(やや強めに)張り出してくることが予想されています。

 このため、梅雨空続き、やませ続きの東~北日本の太平洋側も少しだけ回復傾向。
 北東風の先端付近・・・関東付近では一時的な日差しも期待できそうな空模様が予想されています。

 また、それなりの暑さと日差しが続いていた北陸以北の日本海側・・・
 強い日差しとフェーン現象の発生?によって、今週末にもオープンが予定されている海水浴場の海の家も営業を始めてしまいそうな(そんな訳ないか?)夏空になると思われます。

 一方、西日本は下り坂。

 寒冷渦南側の偏西風強風帯と上空の気圧の谷に対応して、東シナ海の低気圧は対馬方面へと発達しながら北東進し、梅雨前線から切り離されるように早くも閉塞することが予想されています。

 一方、梅雨前線に沿った乾燥・暖湿偏西風強風帯に対応する梅雨前線の降水帯は、低気圧に先行して東海へとゆ~っくり東進。
 閉塞点に吹き込む強い暖湿南西風と暖湿南東風によって風の収束線付近、山岳風上斜面中心に活発な降水域が予想されています。

相当温位190710
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 低気圧東側に強い南西風とともに強い暖湿気が流入することが予想されていますけど・・・

 低気圧に先行して南東方向からも強めの暖湿気が流入。
 低気圧東側中心に大気の状態が不安定・・・降水帯が集中する理由が分かります。

 また、関東から東北南部では空気が乾燥傾向。
 もちろん地面付近(海面付近)をはうように冷たく湿った空気が流れ込むので、スパッと晴れるのは難しそうですけど・・・オホーツク海高気圧の張り出し方次第でそれなりの日差しは期待できそうです。



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

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 やはり注意点は大雨後の九州付近。
 短時間・・・とはいえ、まる一日強い雨が降り続ける地域もありそうです。

 なお、前線上の低気圧・・・明日にも、朝鮮半島方面に進んでくる寒冷渦に取り込まれ梅雨前線と完全に分離。
 日本海を北東進し、週末には北海道の大気を不安定にすることに(先にチェック)。
 
 そして梅雨前線は、暖湿気が集中する閉塞点にのみ?活発な降水域を伴いながら北東進。
 明朝には東海付近’(そして関東甲信にも?)にまとまった雨を降らせることになりそうですね。




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  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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