気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

寒気予報

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

冬型緩むも寒気の北上イマヒトツ。明日は再び下り坂!(171218)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


強い寒気は小康状態・・・「寒冷渦」が停滞し、次の寒気南下中!



 (1)北半球上空の気圧配置と寒気の動向・・・基本は2波型の寒気流出パターン!


 まずは寒波の全体像・・・北半球上空の気圧配置と寒気の動向から。
 いつものように、昨夜21時まで6日間の天気図に着色し、アニメ化してあります。
北半球上空の寒気アニメ171218
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 この週末、太平洋側も含め、各地に雪を降らせた強い寒気は東海上へ。
 今朝の冷え込みを最後に、寒波第一波①は終了ということになりますが・・・

 早くも寒波第二波②が大陸を南下中。
 明日には早くも下り坂に向かうことが予想されています。

 これも日本の北に(北半球で最も大きく強い)寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が停滞しているのが最大の原因。 
 昨日の記事に掲載しておきましたが、この状態は少なくともクリスマスまで継続することが予想されていて、最新のデータでも解消の兆候は見えていません。


 (2)向こう一週間の気温傾向・・・クリスマスイブは寒さが緩むけど・・・


 それでは向こう一週間の気温の傾向(平年差)・・・最新データをチェックしておきましょう。

週間気温グラフ171218

 昨日のデータと同様、今回の寒波は21日木)~22日(金)まで続く模様。
 週末は平年を4℃前後上回り、厳しい寒さも緩むことが予想されています。

 ただ・・・クリスマス寒波と言うか言わないかは別として、25日(月)頃から冬型の気圧配置が強まることが予想されていて(昨日の記事参照)、グラフでも西日本から平年を下回り始める気配が見られます。

 現在フィリピン付近を台風26号が東進中ですけど、実はこれに続く台風27号の発生や進路が微妙な状態。
 台風27号?の動向次第で、日本付近の寒気の南下や冬型の気圧配置の強まりが大きく変化する可能性があります。

 南の海上にも目配りしつつ・・・(毎年山岳遭難を引き起こしている)年末寒波の有無、程度を追いかけたいと思っています。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷接近!!


 それでは、ここから今日の空模様


 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市・・・

菅平171218

 昨夜の雪で道路まで雪化粧をしていますが、公式の積雪はゼロセンチ。

 最低気温は-4.3℃806時36分)を記録しましたが、放射冷却は晴れのしるし・・・
 陽が高くなるにつれ、青空が優勢になってきました。

(4Kタイムラプス動画:菅平高原 根子岳からの日の出 放射冷却 菅平アメダス-18.4℃)

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171218

 西高東低 冬型の気圧配置ではあるものの、高気圧のほうが優勢。
 冬型の気圧配置がゆるんだ・・・という表現でイイと思いますけど、日本海側には引き続き活発な雪雲も観測されています。

 また、高気圧の北東側にはいくつかの弱い気圧の谷(黄色の点線:低圧部)が解析されていて、日本海では引き続き帯状の雪雲が発生しているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると、偏西風は大きく南に蛇行したまま。
 寒気の南下しやすい状態が続いているといえますけど、日本付近では比較的東西方向に流れているため、とりあえず寒気の影響は小康状態と言えそうです。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM18日171218
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・今日、日本付近を通過する上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は、ザックリと・・・

 午前中に北海道を通過する-35~40℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷と・・・
 日中、山陰~東日本そして東シナ海~東海沖を断続的に東進する上空の浅い気圧の谷・・・
 そして夜、弱まりながら津軽海峡付近を通過する-35℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷。

 偏西風が比較的東西に流れているため、上空の寒気の顕著な南下は見られません(多少のアップダウン程度)。

 このため地上では・・・下段の図・・・北日本の冬型は一時的に緩み、-35℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷前面を、弱い気圧の谷(黄色の点線:潜在的な寒冷前線)の降雪帯が北海道~東北北部を通過していくことが予想されています。

 また、山陰~東日本を通過する上空の気圧の谷に対応して、日本海には弱い気圧の谷(黄色の点線)に対応する降水(雪)帯がゆっくりと北東進。
 夜にかけて東西方向の降水(雪)帯に変化し、雪雲の消えきれない日本海側に南下してくることが予想されています。

 そして一日を通して地上付近(上空約1500m)の寒気の北上はイマヒトツ(関東は若干寒気北上)。
 晴れても寒い一日になる所が多いと思われます。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 ということで、最後は以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ171218
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 紫色は下層雲。

 「冬型がゆるんで」という解説を強調し過ぎると、日本海側の方には過剰に回復するイメージを与えてしまうかもしれない空模様。
 今夜以降、降水(雨や湿った雪)が強まることを考えると、小康状態という雰囲気のほうがピッタリするように思えます。

 明日から足し算で増える積雪に備え、除雪を進めるタイミングと言えそうです。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

拡大北半球171218 拡大GSM171218
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)


(4Kタイムラプス動画:菅平高原 放射冷却で-18.4℃を観測)
  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212





ゆっくり弱まるも今日は冬型!!クリスマス寒波は有る?無い?(171217)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


強い寒気南下中!・・・でも、寒波の主役「寒冷渦」はクリスマスまで停滞!?



 (1)北半球上空の気圧配置と寒気の動向・・・2波型の寒気流出が変化しても・・・


 まずは寒波の全体像・・・北半球上空の気圧配置と寒気の動向からチェック!
 昨夜21時まで6日間の天気図に着色し、アニメ化してあります。
北半球寒気アニメ171217
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 日本の北には相変わらず北半球で最も大きい寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が停滞。
 また、北半球で最も強い寒気を伴った上空の気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)が日本付近を通過しているのが分かります。

 このため昨夜から冬型の気圧配置が強まって雪雲が活発化・・・太平洋側でも雪景色になっている所があるようです。

 ただ昨日に引き続き、高気圧に覆われ高温傾向が続いている(山火事の)アメリカ西海岸には(先週日本を通過した)寒気が接近中。
 また、上空寒気の南下が不十分だったヨーロッパにもジワジワと寒気が流れ込み始めているのが分かります。

 このように、ここ一ヶ月北米大陸と日本の北に偏って蓄積されてた寒気が分散する傾向も見え始めているのですが・・・この先いったいどうなるんでしょう?
 早くもクリスマス寒波!年末寒波!!といコトバが気になり始める時期になりました。


 (2)クリスマスイブまでの寒冷渦の位置と気温の傾向


 では、日本の北に停滞し、次々と強い寒気を送り込んでいる寒波の主役・・・寒冷渦の今後の動きを向こう一週間の高層天気図でチェックしておきましょう。

週間高層天気図171217
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 寒冷渦(低マーク)は、少なくとも24日(日)クリスマスイブまで日本の北に停滞。
 また、シベリアの寒気を運ぶ偏西風の強風帯(水色の矢印)は日本付近で大きく南に蛇行。
 上空の気圧の谷(赤点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過するタイミングで寒気が南下したり北上したりするものの、状況は大きく変化しないことが分かります。

週間気温グラフ171217

 向こう一週間の気温の傾向(平年差)を見ると、週末からクリスマスイブにかけて寒さは解消されるようですが・・・
 高層天気図を見ると、24日(日)には寒気を伴った次の上空の気圧の谷が南下中。
 たぶん、25日(月)には再び寒くなると思われます。

 ということで・・・これをクリスマス寒波と呼ぶか呼ばないかは別として、25日(月)のクリスマスには寒くなる可能性が出てきました。


 (3)次の週末、クリスマスイブ頃の空模様


 ということで、早くも冬休みをとる方もいらっしゃる週末の空模様・・・
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、チェックしておきました。

GSMクリスマス171217
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 やはり24日(日)クリスマスイブの夜には冬型の気圧配置になり始め、25日(月)クリスマスには冬型の気圧配置が強まり、しっかりと寒気が南下してくるようです。

 もちろん、日本海側を中心に雪模様。

 まだ先のことですから天気変化のタイミングや下り坂の程度に変化があると思いますけど、日本海側にお住まいの型は(Kasayanも含めて)これをベースに最新の週間予報を追いかける必要がありそうです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷接近!!


 それでは、ここから今日の空模様


 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市・・・

菅平171217

 北(新潟県側)から断続的に雪雲が流れ込み、青空が広がったと思えばまた雪がチラチラといったところ。
 積雪0センチで最低気温も-1.6℃(06時18分)で、冬型の影響はそれほどでもありません。

 もっとも(車で1時間ほど離れた)新潟県境付近では積雪が増加中。
 野沢温泉や飯山、信濃町の24時間降雪量(降った雪)はいずれも全国トップ5にランクインしています(野尻湖の山小屋の屋根の雪が気になる・・・)。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171217

 気圧の谷が東海上に抜け、西高東低 冬型の気圧配置。
 日本海には(JPCZの雪雲の帯を中心に)雪雲がビッシリと観測されています。

 また、等圧線が大混雑。
 強い北風が吹いて、海上はシケていると思われます。

 衛星の水蒸気画像を見ると、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)と真冬の寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)日本付近を通過中。
 少なくともこの気圧の谷が抜けるまで、強い冬型が続くと思われます。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM17日171217
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中、真冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過。
 冬型の気圧配置が一気に強まり・・・

 夜には、後続の比較的浅めの上空の気圧の谷が-30℃以下の寒気を伴って通過することが予想されています。

 ということで、冬型の気圧配置の骨格・・・午前中に完成したあと午後には少し弱まり・・・夜に少しだけ復活・・・という傾向がイメージできます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・下段の図・・・午前中、等圧線が大混雑の強い冬型の気圧配置が完成。
 日本海西部から延びる雪雲の帯(JPCZ:日本海寒帯気団収束帯)が指向する北陸西部では平野部を中心に、等圧線が縦に混雑している北陸東部以北では脊梁山脈や内陸の豪雪地帯を中心に降雪が活発化することが予想されています。

 そして夜にかけては等圧線の間隔が少し広めに。
 日本海西部の雪雲の帯も痩せ細ってくるようですが、まだまだ冬型の気圧配置が継続。
 -10℃以下の寒気も上陸したままですから、乾いた降雪によって積雪の増加が心配されます。

 もちろん一日を通して北寄りの風が強い状態。
 海上はシケ模様が続くと思われます。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 ということで、最後は以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。 

全国流線アニメ171217
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳しくはアニメ中に書き込みをお読みいただくとして・・・

 今回の降雪・・・明日の朝には弱まる模様。
 ただ、先にチェックしたように日本の北には寒冷渦が停滞し、寒気を伴う上空の気圧の谷を周期的に送り込んできます(疲れているのかな?ショッカーが毎週送り込んでくる怪人?をイメージしてしまいました)。

 いったん冬型の気圧配置がゆるんでも19日(火)夜には再び冬型が強まる模様。
 また、冬型がゆるんでも十分な寒気の北上が期待できない状況です。

 一回一回の降雪がそれほど多くなくても足し算で積雪が増える状態ですから、タイミングを考えて、効率的な除雪、雪下ろしをしたいところです。
 そのためにも、天気予報の解説は、降雪・積雪の傾向と積雪が多くなる地形に重点を置いたきめ細かなものが必要になると思います。

 ※今日は降雪の様子をタイムラプス撮影していて更新が遅くなりました。ごめんなさい。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

拡大支援図171217拡大GSMクリスマス171217拡大GSM171217
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

(4Kタイムラプス動画:志賀高原から菅平高原の稜線を南下する活発な雪雲)
  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212





再び西高東低 冬型へ!北半球上空2波型の寒気の吹き出しまだ続く?(171216)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


再び寒気南下・・・ヨーロッパは北米西岸にも寒気流入???



 (1)北半球上空の気圧配置と寒気の動向・・・2波型の寒気流出ちょっぴり変化?


 今日も寒波の全体像・・・北半球上空の気圧配置と寒気の動向からチェック!
 昨夜21時まで6日間の天気図に着色し、アニメ化しています。
北半球寒気アニメ171216
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 寒気が抜けたと思いきや、再び新たな寒気が南下中。
 相変わらず、北半球の上空寒気のほとんどが日本の北に集中しているといった状態です。

 ただ、ヨーロッパ方面にも少しずつ寒気が流れ出しているようですし、日本の東に抜けた寒気は、高気圧に覆われ山火事が続いているアメリカ西海岸方面へと進む模様。
 少しずつですけど、北米大陸北東岸と日本の北に寒気が流出する2波型にも変化の兆しが見えています。


 (2)東日本と西日本の長期間の低温に関する全般気象情報・・・過去1か月と向こう1週間


気象情報171216

 これは昨日気象庁から発表された「東日本と西日本の長期間の低温に関する全般気象情報」(原本にリンク)を抜粋したもの。 
 ニュースや天気予報番組でも伝えられていました。

 このブログをご覧いただいていた方なら、低温が続いている原因、今後一週間程度続く理由がすぐにお分かりいただけたと思います(昨日の記事、2波型、3波型の寒気流出の項参照)。

 モデルを見て未来の空模様ばかり考えていると、過去の積み重ねにより発生している現象に気付きにくくなります。
 新聞の切り抜きをスクラップブックに貼りつけるような気持を忘れないように・・・と自分に言い聞かせるKasayanです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷接近!!


 それでは、ここから今日の空模様


 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市・・・

菅平171216

 ほぼ快晴ですけど、夜明けの空を手抜きのタイムラプス撮影(Gopro使用)していると・・・
 西南西方向の北アルプス表銀座方面から、積雲がちぎれながら流れ込んできます。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171216

 日本海と太平洋を、いずれも潜在的な前線を伴った低気圧が北東進中。
 日本付近は挟み撃ちになっていますけど、(西の高気圧から等圧線が湾曲して東に張り出していて)陸地は相対的な高圧部。内陸部ほど晴れている所が多いようです。

 ただ・・・日本海の低気圧と潜在的な前線の北西側を衛星の水蒸気画像で見ると・・・
 シベリアの寒気を引き連れ、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進中。
 低気圧が東海上に抜けた後、西高東低 強い冬型の気圧配置をもたらすと思われます。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM16日171216
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・太平洋岸、日本海北部、宗谷海峡付近、ザックリこの3本の偏西風強風帯に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が南東進。

 強風帯に沿って、上空の気圧の谷とともに-30~35~40℃の真冬の寒気が日本海に南下してくることも予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・日中、偏西風強風帯に沿って二つの低気圧が北東進。
 太平洋側の降水帯は南西諸島に影響するものの本州への影響はほとんどなし。
 その代わり、日本海を南下する潜在的な前線帯(風の収束線)の降水(雪)帯が活発化して、日本海側に南下することが予想されています。

 そして夜には西高東低 冬型に。
 西から等圧線が縦に混雑し始め・・・北風が強まり・・・-10℃以下の強い下層寒気が急速に南下。
 日本海側を中心に、再び雪の降りやすい状態になることが予想されています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 ということで、最後は以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。 

全国流線アニメ171216
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今日はアニメ中にコメントを書き込みませんでしたけど・・・
 真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷が接近・通過する今夜以降、日本海側や九州北西部で降雪が活発化。
 一部は近畿や三陸の太平洋側にも流出することが分かります。

 最寄りのエリアの雪雲は?
 収束線(黄色の点線)との位置関係に注意しながらイメージしてくださいね。

 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

拡大北半球171216 拡大GSM171216
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212





冬型緩むも西から早くも下り坂!週末と来週は再び・・(171215)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


日本付近は寒気と寒気の谷間・・・でも週末は再び、そして来週も??



 (1)北半球上空の気圧配置と寒気の動向・・・2波型の寒気流出?その影響は??


 最初は寒波の全体像・・・北半球上空の気圧配置と寒気の動向から。
 昨夜21時まで6日間の天気図に着色し、アニメ化しています。
北半球上空の寒気アニメ171215
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 厳しい寒さと大雪をもたらした寒気(黄色の円内)は東海上に抜けた模様。
 日本付近は偏西風が東西に吹いていて、とりあえず寒気の南下はありません。

 ただ、大陸では次の寒気(ピンクの円内)が発達中。
 北極圏で育った-42℃以下の寒気を取り込みながら日本付近へと南下し始めています。

 このため17日(日)頃から、強い冬型の気圧配置と厳しい寒さ、そしてまとまった雪が予想されているわけですけど・・・

 今日は寒気の吹き出しのパターンに着目。
 しばしば北極からの寒気の吹き出しの数に応じて、4波型、3波型、2波型などと言われることがありますけど・・・
 そんな目でアニメを見ると、今季は日本の北と北米大陸北東方面の2か所に強い寒気が流れ出す「2波型」になっていることが分かります。

 また、2波型といっても、日本の北に流れ出す寒気が北半球で最も強いことに驚かされます。

 ちなみに、2波型の寒気流出のパターンになると、寒気が分散しないため、寒気流出エリアを中心に極端な寒冬になる・・・なんて言う方がいらっしゃいます
 まだ確立していない研究分野ですから、そのまま受け入れるにはいきませんけど、それはそれで説得力があります。

2波型171215

 これは前回の冬(今年2月2日)の3波型の寒気の吹き出しの様子と、2011年と2014年に現れた2波型の寒気の吹き出しの様子

 ちなみに2011年1月は前回のラニーニャ現象が発生した冬で1月には大雪になりました。
 また、2014年2月(バレンタイン)は南岸低気圧によって、山梨県をはじめ関東甲信で記録的な豪雪になりました(覚えている方も多いですよね?)。

 もちろん2波型がずっと継続するわけではありませんし、2波型だからといっても寒気南下のエリアが移動したりズレたりすれば必ずしも大雪になるわけではありません。

 ただ、毎日北半球の寒気の様子をチェックしていると、こんなことを考えてしまったりするのです。


 (3)週末の空模様・・・日曜日には厳しい冬型に逆戻り!


 寄り道してしまいましたけど・・・
 ここからは金曜恒例、次の寒気の南下を控えた週末の空模様をチェック。

 いつものように、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるをシミュレーション)を使って、ザックリとまとめておきました。

GSM週末171215

 テレビの解説のようなまとめ方をしましたけど・・・
 土曜日は気圧の谷が通過して広範囲で雨や雪。
 日中は日本海の低気圧に向かった暖気が流れ込むので(それなりに?)寒さは緩むものの、夜にかけて寒気が南下するため、、朝より夜のほうが寒くなることが予想されています。

 そして日曜日は西高東低 強い冬型。
 平地で雪になる目安の寒気が太平洋上まで南下し、日本海側中心にまとまった雪になることが予想されています。


 (4)来週の空模様・・・気圧配置は短周期で変化。でも寒気は南下したまま!


 続いて月曜日以降の空模様も簡単にチェックしておきましょう。

GSM来週171215
(図をクリックすると図が拡大します)

 図中に書き込んでおきましたが・・・
 冬型⇒気圧の谷通過⇒冬型とい気圧配置の変化が短い周期で繰り返されます。

 天気も短い周期で変化するものの、あまりの早さに寒気ついて行かれず・・・
 19(火)に若干北上するだけで、ずっと南下したままで推移することが分かります。

 昨日発表された一か月予報でも来週は「平年より低め」。
 その後は・・・例の2波型がどのように変化するのか???にかかっています。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・冬型ゆるみ晴天拡大。寒気の北上は不十分??


 それでは、ここから今日の空模様


 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市・・・

菅平171215

 冬型の気圧配置がゆるんでほぼ快晴。
 思い出したように巻層雲や巻積雲が、ひと固まりになって上空を通過していきます。
 
 このため放射冷却現象がが強まって最低気温は-4.5℃。
 写真左上の菅平高原では-12.0℃(00時03分)を記録しています。

 空気が澄んでいるため・・・

北アルプス171215

 長野駅付近から、モルゲンロートの槍ヶ岳を見ることができました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171215

 高気圧が西~東日本に張り出し、冬型が残る北日本も含めて回復・・・しそうに見えますけど・・・・

 実は朝鮮半島を取り囲むように二つの高気圧「山」と一つの高圧部「丘」が並んでいて、それぞれの間が気圧の「谷」になっているようです。

 このため対馬海峡付近にはシャープな雨・雪雲の帯が・・・
 高気圧の南縁の南西諸島方面にも、暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)の流入による雨雲が観測されています。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が見られますが・・・なんだかハッキリしない状態。
 気圧の谷の影響・・・どの程度見積もれば良いのでしょうか?


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM15日171215
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷が東日本付近を通過。
 その後は、そこそこの好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過する模様。
 天気は回復傾向のようですが・・・

 はやくも夜にかけて、西から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近。
 大陸からは(北半球上空の寒気アニメでチェックした)次の寒気も南下することが予想されています。
 ということは・・・今日の回復は一時的??

 で・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・確かに、上空の気圧の尾根に対応して移動性高気圧が本州上を東に移動。
 晴天域が拡大し、北日本日本海側の降水(雪)も解消に向かうようです。

 ただ、大陸からやってくる上空の気圧の谷に対応して、日本海北西部で低気圧が発生。
 潜在的な寒冷前線の降水帯が発達し、九州北部から山陰にかかり始めることが予想されています。

 また、高気圧南縁にあたる九州南部付近でも潜在的な前線の降水帯が活発化。
 九州の南部や四国の南岸にかかる気配が見えています。
 
 さらに関東沿岸にも北東風の吹込みによって弱い気圧の谷が発生。
 風の収束によって降水域がまとまるようです。

相当温位171215
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 夏や秋のように強い暖湿気(水色の濃いエリア:暖かく湿った空気=雨の原料)が流れ込むわけではありませんけど、暖湿気の対抗する?寒冷・乾燥空気が強まっています。
 弱い暖湿気でも前線の雨雲は活発化しやすく、大気の状態も不安定になると考えらえます。

 特に山陰付近に南下してくる潜在的な寒冷前線付近・・・雨や雪の時間が短くても、落雷や突風に注意をしたいところです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 ということで、最後は以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。 

全国流線アニメ171215
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・・

 今日の回復・・・本当に束の間ですよね?
 昨日回復した所は、二日連続でラッキーです。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

拡大GSM週末171215拡大GSM171215拡大相当温位171215
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)


(4Kタイムラプス動画:昨日夕方、冬型がゆるんでも北から雪雲が流れ込み続ける志賀高原 横手山)
  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212





強い寒気が抜けても回復はゆっくり。低温傾向まだ続く(171214)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


寒波ひと段落も、次の寒波スタンバイ!?



 (1)北半球上空の気圧配置と寒気の動向・・・寒冷渦通過中!次の寒気は?


 今日も最初は寒波の全体像・・・北半球上空の気圧配置と寒気の動向から。
 昨夜21時まで6日間の天気図に着色し、アニメ化してあります。
北半球上空の寒気アニメ171214
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 今回の寒波の主役、寒冷渦(低マーク)がカムチャッカ半島まで遠ざかり、後続の-30℃以下の寒気も東海上に抜けようとしています。

 ということで、今回の寒波も今日で終了ということになるわけですけど・・・
 早くもシベリアでは次の寒波?のタネ・・・-36℃以下の寒気の谷(偏西風の極端な蛇行域)が発達し始めています。


 (2)向こう一週間の寒冷渦と下層寒気の動向・・・週間の気温傾向は?


 では、次の寒波はいつやって来るのでしょうか?

週間高層天気図171214
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは向こう一週間の(北半球上空の気圧配置と同じ)上空約5,500mの気圧配置と地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)の平地で雪の目安になる寒気の予想。

 先行してカムチャッカ半島方面に進んだ寒冷渦(低マーク)が日本の北へとUターン。
 結局、日本の北には寒冷渦がずーっと停滞することが予想されています。

 そして、寒冷渦を反時計回りに蛇行する偏西風強風帯(水色の矢印)に沿って、風車の羽根のように悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)と寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に南下することが予想されています。

 で・・・この予想図からすると、目先上空寒気の南下のピークは17日(日)頃、そして20日(水)頃になる模様。
 地上付近の寒気もそのころをピークに南下と北上を繰り返すようです。

週間気温グラフ171214

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の予想を見ても、ほぼ同様(当然ですけど)。

 気圧の谷が通過して暖気が流れ込む16日(土)を除いて、まだまだ平年を下回る厳しい寒さが続きそうです(具体的な空模様は明日の記事に掲載予定です)。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・山雪型を最後に冬型緩むも、寒気は南下したまんま


 それでは、ここから今日の空模様


 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市・・・

菅平171214

 午前4時頃から北西風が強まり始め、断続的に雪が降り続いています。
 長野駅付近はアスファルトの路面も白くなっていますが・・・長野駅からわずか2キロ半の気象台の観測は0センチ。

 最低気温だけ、平年を下回る-4.2℃を記録しています。
 (写真左奥の雲の向こう、菅平高原は-11.2℃)
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171214

 引き続き西高東低 冬型の気圧配置ですが、北陸以北で等圧線が南北縦型に変化し始めています。
 これ、山雪型(脊梁山脈中心のい降雪パターン)の気圧配置。
 Kasayanの住む長野市をはじめ、寒波前半に雪の降らなかった地域でも雪が降り出しています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、東日本付近を真冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過中で、間もなく太平洋に抜ける模様。

 一方、西から好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近中。
 空模様の骨格は回復傾向を臭わせていますけど・・・どうなるんでしょう?


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 では、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM14日171214
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・-35℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東海上に抜け・・・

 夜にかけて好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が西~東日本を東進。
 天気は西から回復傾向・・・という感じがしますけど・・・

 北日本には、-30~35℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が接近・通過。
 また、強い寒気こそ伴っていないものの、上空の浅い気圧の谷が西日本へと接近してくることが予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・西~東日本には少しずつ高気圧が張り出し、等圧線の間隔が開く模様。
 風が弱まり、(北風傾向なので-5℃以下の寒気はあまり北上せず寒さは続くものの)晴天域が拡大することが予想されています。

 ただ、上空の気圧の尾根が届かず、むしろ上空の気圧の谷の影響を受ける東北以北は、夜にかけても(等圧線が(間隔が多少広がるものの)南北に混雑気味。
 風や波は(少し?)弱まるものの、日本海側には引き続き冬型に伴う降水(雪)が予想されています。

 また、上空の浅い気圧の谷の接近に伴い、九州の西では降水域が発生。
 日本海西部でも、いったん弱まった北風の収束線(JPCZ:日本海寒帯気団収束)の降水(’雪)帯が再び活発化することがわかります。

 空模様の骨格が回復傾向といっても、なんだか中途半端ですね。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 ということで、最後は以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。 

全国流線アニメ171214
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 やはり回復と言っても中途半端・・・
 北陸以北の日本海側に回復というコトバは使えません。

 西日本であっても山陰は明日未明まで、弱い雪の降りやすい状態が継続。

 おまけに寒気の北上もゆっくりで、寒さは継続。
 明朝晴れる地域では放射冷却現象が強まって、厳しい冷え込みになりそうです。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

拡大支援図171214 拡大GSM171214  
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)


(4Kタイムラプス動画:里雪型から山雪型の冬型に変化するタイミング。6時間半を約30秒で)
  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212





お気に入りに追加




プロフィール

Kasayan

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索

 
Kasayan執筆の本



航海のための天気...

航海のための天気...
著者:笠原久司
価格:1,890円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



チラシ120312

 




最新コメント
QRコード
QRコード