気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

雪の目安

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

太平洋側中心 変わりやすい天気!明日から大気不安定モードに!!(190501)


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・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日、赤倉温泉に入った後、近くの池を訪ねると・・・

水芭蕉190501

 満開の山桜に水芭蕉、そして残雪。

 穏やかな気持ちで平成を終えることができました。



1、10連休の空模様・・・不安定モードから初夏の陽気に??


 それでは10連休残り半分5日間の空模様を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってザックリと。

 まずは明日02日(木)から04日(みどりの日)まで3日間の空模様から。

GSM4日まで190501
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 (上段の図)明日2日(木)から03日(憲法記念日)にかけて-30℃以下の冬の寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が北日本を通過。
 また、-20~25℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西~北日本を通過。

 (下段の図)このため東~北日本を中心に西高東低 冬型の気圧配置になって、強い北西風とともに高い山で雪の目安=0℃以下の寒気が北日本へと南下。
 気温の低下と、日本海側中心のぐずついた空模様が予想されています。

 また、冬型の気圧配置に伴って西日本や東日本の太平洋側は晴天優勢で推移するため、強い日差しで気温が上昇。
 南下してくる上空の寒気と相まって大気の状態が不安定になるため、暖湿気=雨の原料が流れ込みやすい場所(関東甲信南部付近?)、あるいは上昇気流が強まりやすい山沿い中心(中部山岳など?)に、にわか雨や雷雨、降雹、竜巻等の突風が発生することが心配されます。

 このため春山登山、マリンスポーツ等、アウトドアは要注意!

 (上段の図)上空の気圧の尾根の東進とともに(下段の図)移動性高気圧に覆われる4日までは、予報のコマメなチェック、雲行きが怪しくなったらスマホの気象レーダーのチェックをお勧めします。

 続いて10連休のエンディング、05日(こどもの日)と06日(振替休日)の空模様

GSM6日まで190501
(図をクリックすると拡大します)

 05日は昨日の計算値と同様、(上段の図)上空の気圧尾根の通過に伴い(下段の図)、西~東日本中心に高気圧の晴天域が残る模様。

 一方06日は昨日の計算値と異なり、(上段の図)寒気とともに上空の気圧の谷が通過するものの、心配された南岸低気圧の降水域は南に離れて通過することに。
 このまま計算値が安定すれば、北日本を通過する寒冷前線の影響を気にするだけで済みそうです。

 いずれにせよ、連休残り2日はまずまず・・・という表現を使うには気が早すぎそうなので・・・崩れたとしても大崩れはなさそう。

 明日、明後日の不安定な大気の影響をやり過ごせば、アウトドアもホッと一息。
 海にしても山にしても装備や技量を超えた無理な行動を避け・・・待てば海路の日和ありという気持ちで・・・無理な行動をされませんようご注意ください。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・雨エリアは縮小も変わりやすい空模様。


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境 信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190501

 明るい曇り空ですが、影ができるほどの明るさはありません。
 ただ、少しずつ若葉が芽を出し始めた木々を透かして黒姫山や妙高山を見ることはできます。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は11.3℃(05時34分)。
 令和初日は、平年を6℃近くも上回る温かい朝になりました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190501

 梅雨のような空模様をもたらしている低気圧と前線は、引き続き西~東日本の太平洋岸に停滞。
 温かく湿った空気(雨の原料)が集まる前線上の低気圧付近で雨雲が活発化していて、関東沿岸にまとまった雨雲が観測されています。

 また、前線に沿って暖かく湿った空気が流れ込むため、沖縄付近では局地的に激しい雷雨になっているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・太平洋岸に梅雨?前線に対応する偏西風強風帯(水色の矢印)が停滞し、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に東進中。

 また、大陸からは晩冬~春先の寒気を伴った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷が南東進中。

 しばらくは太平洋岸の前線や低気圧の影響を受け・・・
 その後は(冒頭でチェックしたように)寒気を伴う上空の気圧の谷や寒冷渦の影響にバトンタッチすることになりそうです。

 ※実況天気図の日付が「令和」になりました。

昨日18時から今日06時まで12時間のレーダー画像と、06時の推計気象分布

全国レーダー06時まで190501
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※日の出の時刻に晴れた所は少なかったものの、予想の大穴?・・・一時的に晴天域が推測された新潟県付近で日の出が見られたかもしれません。






 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM01日190501
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 
 実況でチェックしたように、日中は太平洋岸に停滞する偏西風に沿って上空の(比較的浅い)気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、西~東日本を断続的に北東進。
 前線帯を停滞させるとともに、周期的に雨雲を活発化させることが予想されます。

 また夜にかけては、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が-25~30℃以下の寒気を伴い北海道付近へと南東進。
 さらに-20℃以下の寒気と悪天パワーを伴う上空の気圧の谷が日本海を南東進することが予想されています。
 このため、今度は日本海側から下り坂・・・大気の状態も不安定になることが予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・偏西風強風帯と上空の気圧の谷に対応して、今日いっぱい太平洋岸に(梅雨?)前線の降水帯が停滞。

 また、上空の気圧の谷の通過に対応して、低気圧や前線のキンク部(低圧部:前線のへの字部分)が東進し、前線の降水域を北上させることが予想されています(このため関東は夜再び雨)。

 さらに、本州東岸の強い南風に乗って北上する暖湿気によって、日本の太平洋岸でも降水域が活発化することが予想されています。

 このため今日日中も太平洋側中心に変わりやすい・・・(天気予報では推奨されない表現ですけど)ぐずついた空模様が続くことに。

 ただ、日本海を南下する寒気を伴った上空の気圧の谷に対応して、日本海を風の収束線に沿った降水帯(潜在的な前線)が南東進。
 太平洋岸の前線の降水帯が東海上に抜けるタイミングで、(潜在的な前線の通過を皮切りに)大気の不安定な状態が始まると思われます。

相当温位190501
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 太平洋岸の前線帯(黄色の点線)が東海上に抜けるタイミングで、強い暖湿気の流入域も東海上に抜けることが予想されていますが、関東付近には暖湿気が残る模様。

 また、本州上にもそこそこの暖湿気が残留。

 この暖湿気が抜けないまま、今夜遅くから明日にかけて-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が南下してくると、広範囲で激しい雷雨になるわけですけど・・・
 北風によって素直に暖湿気が抜ければ局地的、山沿い中心の雷雨で済むことに。

 また、晴れて気温が上昇すればするほど雷雨のエリアは拡大傾向。
 このあたり・・・Kasayan的には少々悩ましい状況です。
 (もちろん、広範囲で雷雨になる前提で考える必要がある場面ですけど)




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190501
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 関東沿岸の降水域は明日未明まで残る模様。
 かなり尾を引く雨になりそうです。

 また、日本海側は冬型の気圧配置になって時雨のような空模様。
 どれだけしつこく雨雲が張り付くか?が興味あるところです。

 一方、梅雨のような空模様が続いている沖縄は回復へ。
 沖縄の平年の梅雨入りは5月9日ですけど・・・どうなりますやら?








 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
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 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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元号またぎの雨は大気不安定モードへ!10連休の天気最新データ!!(190430)


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 10連休も4日目・・・今日で平成も終わり。
 Kasayanも連休を楽しんでいます。

日本海190430

 Kasayanも雪山の見える日本海でセーリング。
 昭和の終わりに横浜で始まったヨット人生、平成のセーリングを日本海で終えることになりました。

日本海上のハロ190430

 平成最後のセーリング中は上空にハロ(日暈)。
 
 19年前の半年にわたる本州周航の後「いつかは日本海にヨットを浮かべてみたい」と夢見ていたのですがが、紆余曲折を経て夢は実現しました。

 令和も続くであろうヨット人生・・・
 まだまだ遠くに行きたいと夢見ています。



1、10連休の空模様・・・まとまった雨から大気不安定モードへ!?


 それでは、10連休の具体的な空模様。
 昨日はお休みしてしまいましたが、最新データはどんな空模様を予想しているでしょうか?

 まずは明日01日(即位の日)から03日(憲法記念日)まで3日間の空模様

GSM3日まで190430
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、地上気圧と降水量、地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 明日01日まで太平洋側に偏西風強風帯が停滞。
 偏西風強風帯上を上空の気圧の谷が通過して・・・
 地上では、若干回復はみられるものの梅雨のような空模様が続く模様。

 そして02日から03日にかけて、大陸からー30℃以下の冬の寒気を伴った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が、ゆっくりと南東進。
 加えて、-20℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に南下してくることが予想されています。

 このため地上では・・・寒冷渦とともに低気圧が東海上に抜け、西高東低 冬型に。
 そして、高い山に雪を降らせる上空約1500m=0℃以下の寒気も南下。

 冷たい北西風が強まり気温が下がるとともに大気の状態も不安定になるため、比較的晴れる太平洋側も含め、上空の気圧の谷が通過するタイミングで落雷や竜巻等の突風、降雹が発生することが予想されます。

 明日からの3日間・・・天気が回復しても回復不十分。
 突然の天気変化も予想されるため、春山登山、海のレジャーは引き続き要注意!
 (すでに北アルプスでは連休中の遭難、死亡事故が発生しています。装備・技量・体力と正直に向き合ってくださいね)

 続いて連休終盤、04日(みどりの日)から06日(振替休日)まで3日間の空模様

GSM6日まで190430
(図をクリックすると拡大します)

 まだブレ幅はありそうですが、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過する4日から5日にかけては移動性高気圧の晴天域優勢、気温も上昇。

 梅雨前線の影響を受けやすい沖縄付近を除いて穏やかな行楽日和で推移することが予想されます。

 一方最終日の06日は、日本付近を上空の気圧の谷が通過。
 現時点では、発達した南岸低気圧が北東進するとともに、北日本を寒冷前線が通過することが予想されています。

 Kasayan的には・・・次のセーリングは4日かな?と考えていますが・・・
 昨日ジブハリヤードに切れ目を発見!!
 連休中、新しいシート(ロープ)が届くまでセーリングはお預けです・・・orz

 【おまけ】

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データ。
 作図したのに、UPし忘れていたのでとりあえずご紹介。

週間気温グラフ190430
 
 冬型の気圧配置がゆるむ3日か4日頃、高冷地中心に遅霜の可能性??
 最新データ要チェック・・・ですね。

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2、今日の空模様・・・雨は北に拡大、西から弱まるけれど、風は強い!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝は新潟県境 信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190430

 昨夜からの雨は止み、空が明るくなってきたものの風が強く、森全体がゴーッという音を立てています。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は9.3℃(03時23分)。
 それほど低くありませんが、ニュースを聞いていると、志賀高原(渋峠)では、(09時現在)雪や凍結のため草津までの道路が閉鎖されているとのことでした。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190430

 水蒸気画像を見ると、太平洋側に停滞する偏西風強風帯に対応して、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に東進中。

 この偏西風強風帯に対応して、大陸から東シナ海を経て九州方面に前線が停滞中。
 また上空の気圧の谷に対応して、前線上の低気圧や低圧部(への字部分)が断続的に東進し、降水を活発化させていることがわかります。

 この気圧配置・・・まるで梅雨空・・・・
 そこで米国気象機関発表のGFSモデルで、昨夜21時の高層天気図(初期値:実況解析)をチェックしてみると・・・

GFS29日21時500図初期値190430

 偏西風強風帯がヒマラヤ山脈の西の端にぶつかって南北に分流。

 さらに、チベット高原、タクラマカン砂漠を通過して乾燥した北側の偏西風強風帯と、インド洋付近を通過して湿った南側の偏西風強風帯が西日本付近で合流していることがわかります。

 ちょうど性質の異なる2本の偏西風強風帯の合流地点に前線が停滞。
 元号をまたぐ雨の原因は、少々早すぎる梅雨前線の影響といってもよさそうです。

 もちろん、梅雨のはしり、梅雨のお試し?でしょうけれど。

昨日20時から今日08時まで12時間のレーダー画像と、08時の推計気象分布

全国レーダー08時まで190430
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM30日090430
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況でチェックした太平洋側に停滞する偏西風強風帯(薄赤の矢印)は今夜にかけても停滞。
 また、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に通過することが予想されています。

 ということは、梅雨前線?が引き続き停滞し、梅雨空?が続くように思われますけど・・・
 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の弱い?気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)も、やや発達しながら東海上に抜ける模様。
 下り坂が続くものの、回復まではいかなくとも小康状態くらいにはなることが期待されます。

 一方、-20℃以下の寒気が断続的に南下中の北海道付近・・・
 今夜にかけて上空の気圧の谷が断続的に通過し始めることになりそうです。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・やはり今夜にかけても梅雨?前線の降水帯が停滞。

 上空の気圧の谷の通過に合わせて前線上の低気圧も新陳代謝を繰り返し、関東沿岸に北東進。
 上空の気圧の尾根の影響で降水域は縮小傾向も、東海上の高気圧が前線や低気圧の東進をブロックするため、明日にかけても状況の好転は期待できそうもありません。

 また、北日本を上空の気圧の谷が通過し始めるのに対応して、低気圧東側では降水域が道南にまで拡大。
 前線の南側や本州東岸は等圧線が混雑するため、南寄りの風が強まって、海上はシケ模様に。

 また、南寄りの風は太平洋の暖湿気を運んでくるため、降水域が縮小傾向も太平洋側を中心に大気の不安定な状況が継続。
 明日にかけて短時間強雨・落雷・突風等に注意が必要。

 さらに、(冬の寒気をともなった)上空の気圧の谷や寒冷渦に対応して、低気圧が日本海北部へと南下してくることも予想されています(冒頭でご紹介したように明日以降の影響が気になるところ)。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190430
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 紫色は下層雲。

 GSMモデルと同様の予想。

 特に降水が活発化する収束線は海上主体。
 南西諸島や伊豆諸島は断続的に雷や突風を伴った激しい雨に要注意。

 太平洋沿岸も前線のキンク部(低圧部)や前線上の低気圧が通過するタイミングで、激しい現象が発生しそうですからご注意を!

 この雨や風で、改元に関するテレビ番組の視聴率が上がりそうです・・・orz








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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
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西から下り坂。次の晴天は令和に!?(190429)


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 今年はKasayanにとっても超大型連休。

柏崎190429

 今日は外出先から、小さなノートPCでのブログ更新になりますので、超簡易的な更新でご容赦ください。


1、今日の空模様・・・今日は関東甲信越まで下り坂。明日はどこまで?


 それではいきなり今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


昨日17時から今日05時まで12時間のレーダー画像と、05時の推計気象分布

全国レーダー05時まで190429
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 今日は西から下り坂。
 東シナ海を低気圧と前線が東進中。

 にもかかわらず、低気圧と前線の雨雲に先行して静岡県付近に小さな雨雲がかかっています。

 03時の実況天気図をチェックしてみると・・・

天気図190429

 どうやら高気圧の後面に吹き込む南寄りの風が収束線を形成し、中部山岳の南側・・・静岡県付近に弱い雨雲を形成していると思われます。

 いずれにしても今日は西から下り坂。
 静岡県のように、先行して早めに降り出す地域はないか??
 そんなことに気配りしながら、降り出しのタイミングをチェックする必要がありそうです。






 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM29日190429

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)のうち、今日の下り坂に直接影響しそうなモノだけピンク色にしてみました。

 詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 今日のところは関東甲信・・・越?・・・付近まで雨雲のエリアに入ることになりそうです。

 ただ・・・この図だけでは低気圧や前線に先行する局地的な雨雲の様子はよくわかりませんね?




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 ということで・・・GSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190429
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 概ねGSMモデルとほぼ同様。

 そしてGSMモデルの先・・・明日朝にかけては、降水エリアが東北北部まで拡大することが予想されています。

 また、低気圧や前線が通過し終わった西日本も、後続の上空の気圧の谷の影響で回復せず。
 平成最後は雨で終わることになるようです。

 昭和の最後は冬・・・東京は晴れていたっけ・・・

 改元の様子をおとなしくテレビで見ていなさい・・・ということなのかもしれませんね??

 ということで、超簡易更新・・・これにて終わらせていただきます。








 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


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 可能な限り返信いたします。

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晴れのち高曇り?晴天優勢も南西諸島は下り坂。連休の天気 最新データ!(190428)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 明日は外出先からのブログ更新。
 作図環境が整っていないので超簡易更新になると思います。

 したがって超大型連休の空模様については・・・
 今日の記事でしっかりチェックしておいて、明日計算値の「変化の内容」についてコメントしたいと思います(可能であれば・・・ですけど)。

1、向こう一週間の気温傾向


 さて、昨日は長野県内の比較的標高の低い地域でも雪に変化。
 新潟県境の信濃町でも、午前4時に1センチの積雪を観測しました。

 これを「強い寒の戻り」と呼ばすしてなんと呼ぶのか?
 一週間前に予想できた寒の戻りでしたが、(Kasayanがチェックした限りで)天気予報解説に「雪」という言葉がまともに登場したのは概ね2日前。
 遅霜シーズンであり、超大型連休直前であるにも関わらず、少々遅れ気味だったと思います。

 ということで、引き続き寒の戻りのパトロール・・・いつものように、週間の気温傾向(平年差)の最新データからご紹介したいと思います。

週間気温グラフ190428

 ザッとみる限り・・・今回の強い寒戻りは明日朝で終了。
 今朝ほどではありませんけど、高冷地では明日も遅霜を想定する必要がありそうです。

 そして平成のエンディングは気圧の谷の通過に伴い気温が上昇。
 天気が崩れても気温は高めで推移するようですが・・・

 令和の始まりとともに西日本から気温が低下。
 明日の更新でどうなるかは???ですけど・・・関東甲信地方と沖縄・奄美方面に「低温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されるような低温傾向が予想されています。

 農家の方はもうしばらく天気予報とにらめっこ。
 春山登山をはじめアウトドアを予定している方にとっても悩ましい状況が続きそうです。



2、10連休の空模様・・・変わりやすい天気!そして寒冷渦の南下で大気不安定!?


 それでは、連日お伝えしている10連休の具体的な空模様。
 (今日の空模様は後ほど)

 まずは明日から3日間、29日(昭和の日)から01日(即位の日)まで元号またぎの空模様を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の最新データを使ってチェックしておきました。

GSM1日まで190428
(図をクリックすると拡大します)

 昨日の計算値とほぼ同様。

 3日間かけて西~東日本を東進する低気圧や前線によって、天気は西から下り坂。
 低気圧や前線に吹き込む南風が暖気に加えて水蒸気も運んでくるため、気温は高めで推移するものの大気の状態が不安定になり、太平洋側を中心に局地的な大雨になることも心配されます。

 また、令和初日は悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が北日本へと南東進。
 北日本でも大気の状態が不安定になり、短時間強雨・落雷に加え、竜巻等の激しい現象の発生が心配されます。

 ちなみに、最新の計算値では2明日9日(昭和の日)の雨の降りだしは関東甲信付近まで。
 昨日より若干早めに下り坂に向かう気配ですけど・・・今夜・明朝の予報はどうでしょう??

 それでは続く02日(木)から04日(みどりの日)の空模様

GSM2日まで190428
(図をクリックすると拡大します)

 連日お伝えしているように、寒冷渦と寒冷渦南側の上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が日本付近をゆっくり通過。

 寒冷渦の通過位置が昨日より若干北寄りに変化しているもののブレ幅の範囲内。
 「現時点では」モロに寒冷渦が通過する北日本はもちろん、少なくとも寒冷渦に近く上空の気圧の谷が通過する東日本ではも含めて、大気の状態が不安定になり、落雷や降雹、竜巻等の突風の発生を想定しておく必要がありそうです。

 この期間・・・西~東日本の天気マークは(多分)晴れ優勢で推移すると思われますけど・・・
 笑顔の天気マークの裏に隠された雷マーク、雹マーク、竜巻マークを探すつもりで最新の天気予報をチェックしていただきたいと思います。

 最後に残る05日(こどもの日)から06日(振替休日)の空模様

GSM6日まで190428
(図をクリックすると拡大します)

 ブレ幅が大きすぎて、細かなことを考えても意味がなさそうですけど・・・

 とりあえずにわか雨あれど東~北日本はまずまずの空模様。
 南西諸島は梅雨入りの発表があってもおかしくないような空模様が予想されています。

 ということで・・・変わりやすく、注意点も多い連休の空模様。
 予報も微妙に変化しそうですから・・・

 ご覧いただく天気予報は、言葉を選んで「早めに注意点を伝え」できれば「今後の天気予報を見る際のポイントを教えてくれる」解説者がお勧め。

 「マークの並びを読み上げるだけ」、「最新の情報をチェックしてください」と言うだけの解説者は・・・(同業者につき自粛)です。


 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


3、今日の空模様・・・寒の戻りは解消、晴天域かくだいも・・・南西諸島は下り坂。


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190428

 7時過ぎはほぼ快晴・・・でしたが、08時頃には巻層雲が広がって高曇りに。
 放射冷却が強まって、写真左奥の菅平高原の最低気温は-4.4℃(05時42分)を記録しました。

北アルプス190428

 また、高曇り気味でも、空気が澄んでいるため北アルプス表銀座の山々もハッキリ。
 沢筋の様子までよく見えています。

 で・・・そんな今朝の実況ですが・・・

実況190428

 昨日の雪をもたらした西高東低 冬型の気圧配置は全体的に東海上へ。
 西から大陸の高気圧に覆われはじめています。

 また、衛星の水蒸気画像を見ると、好転パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東進中。

 これを見ると・・・全国的に晴れ!!・・・なんて言いたくなりますけど・・・

 高気圧の勢力が及びにくい南西諸島方面には大陸から前線が接近中。
 温かく湿った南東風が吹き込んで、早くも雨雲が活発化し始めています。

 テレビの天気予報解説で晴れを強調しすぎると、沖縄方面の方は沖縄旅行を予定している方々からクレームの電話が入るような状況かもしれません(昔は本当に電話がありました)。

昨日19時から今日07時まで12時間のレーダー画像と、07時の推計気象分布

全国レーダー07時まで190428
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)






 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM28日190428
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 ごちゃごちゃしていますけど、基本的に上空の気圧の尾根が日本付近を通過。
 好天ベースが予想されていますけど・・・

 夜にかけて上空の(比較的浅い?)気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西~北日本を通過。
 早くも下り坂に向かうことが想定されます。

 ただ・・・実況でチェックしたように日本付近は大陸生まれの乾いた高気圧の場。
 上空の気圧の谷の(蛇行の)深さからしても、悪影響は???といった状況。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の谷の影響もものともせず、移動性高気圧優勢の気圧配置。

 高気圧の後面・・・温かく湿った南東風の吹き込みが強まる南西諸島や九州方面では前線や低圧部(前線キンク部)の降水が活発化したり・・・
 高気圧の北側・・・等圧線が混雑している北海道で西よりの風が強めに吹き続けることが予想されているものの・・・
 まずまずの天気で推移することが予想されています。

 ただ・・・上空の気圧の谷の影響・・・本当に無視できるんでしょうか??




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190428
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 今日は晴天優勢なので上層の雲も掲載。

 で・・・パット見たところ高気圧優勢の気圧配置の中、高層天気図に予想されていた上空の気圧の谷の通過の影響・・・

 西から上層雲が広がって・・・かつ厚みを増して高曇りに・・・という形で現れることが予想されています。

 また、東海付近で南東風の収束線が活発化。
 箱根や丹沢・・・富士五胡周辺?では、未明から雨になることも心配される状況です。

 ちなみにこの状況・・・気象庁の天気予報には「所により」としても表現されていません。
 心配しすぎで終わる可能性が高そうですけど・・・
 アウトドアに出ている方は、予報がハズレた場合の空模様としてイメージしておいても損はないかと思います(この言い回しをくみ取ってくださいね)。

 ということで、Kasayanも一日遅れで超大型連休を楽しみたいと思います。








 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

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北陸以北 明朝にかけて強い寒の戻り。降雪・凍霜害注意!連休の天気 最新データ!!(190427)


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・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   



1、向こう一週間の気温傾向


 関東甲信と沖縄・奄美地方に「低温に関する異常天候早期警戒情報」(原本にリンク)が発表されている状態。
 
 長野県ではナシ・モモ・リンゴが咲きそろって遅霜の影響が最も心配される時期ですから、今日も寒の戻りのパトロール・・・週間の気温傾向(平年差)の最新データからご紹介したいと思います。

週間気温グラフ190427

 今日から明朝がピークの強い寒の戻りは、遅くとも29日(昭和の日)にいったん解消。
 一時的に暖気(湿った空気=雨の原料も?)が流入して気温が上昇するものの・・・1日には再び気温低下。
 バラツキは大きいものの、令和寒の戻りから始まる可能性が高くなっています。

 異常天候早期警戒情報は原則月曜日と木曜日に発表されるので、29日(昭和の日)に発表される最新の情報は忘れずにチェックしたいと思っています。



2、10連休の空模様・・・変わりやすい天気!そして寒冷渦の南下で大気不安定!?


 それでは、連日お伝えしている10連休の具体的な空模様。

 まずは明日から3日間、28日(日)から30日(退位の日)までの空模様を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の最新データを使ってチェックしておきました。

GSM4日目まで190427
(図をクリックすると拡大します)

 明日は天気回復・・・移動性高気圧に覆われ先島諸島以外は(見事に?)晴れることが予想されます。

 ただ、よく晴れるだけに(上空約1500m)0℃以下の下層寒気に覆われる東~北日本では放射冷却現象が強まることに。
 発育が進んだ農作物の凍霜害や路面の凍結等が心配されます。

 一方翌29日(昭和の日)から30日(退位の日)にかけては、東進する低気圧や前線によって天気は西から下り坂。
 低気圧や前線に吹き込む南風が暖気だけでなく水蒸気も運んでくるため、気温は高めで推移するものの大気の状態が不安定になり、太平洋側を中心に局地的な大雨になることが心配されます。

 ちなみに、最新の計算値では29日(昭和の日)の雨は近畿付近まで。
 「このまま計算値通りに推移すれば」、29日から30日の平成最後の2日間は、東~北日本にとって貴重な行楽日和になるかもしれません。

 それでは続く01日(即位の日)から03日(憲法記念日)の空模様

GSM7日目まで190427
(図をクリックすると拡大します)

 30日(退位の日)に通過する低気圧や前線の動きはやや遅め。
 ゆっくりと東海上に抜け、西日本や東日本の太平洋側は回復に向かいそうですけど・・・

 翌02日(木)には寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が(下層に高山で雪の目安=0℃以下の寒気を伴って)東~北日本に南下。
 西日本や東日本太平洋側の回復とは裏腹に、日本海側中心にが下り坂、大気の状態が不安定になることが予想されています。

 そして03日は、気圧の谷が東海上に抜けて西高東低 冬型の気圧配置に。
 昨日の計算値より下層寒気の南下の予想は弱まったものの、寒の戻り、東日本以北で冷たい北風が吹くことが想定されます。

 さらに連休後半、04日(みどりの日)から06日(振替休日)の空模様
 まだ予想のブレ幅が大きいので、地上の空模様の骨格といえる500hPa(上空約5500m)の気圧配置と気温をメインにして、(あくまで)下り坂の目安として降水量(雨エリア)を重ねた図を作成してみました。

GSM10日目まで190427
(図をクリックすると拡大します)

 昨日に引き続き、-30℃以下の冬の寒気を伴った寒冷渦が北日本を南東進。
 また、-20℃以下のこの時期としては強めの寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西~東日本を通過。

 天気マーク的には晴れマークがつくものの・・・
 晴れて気温が上がれば上がるほど大気の状態が不安定になって、夕立のような雷雨や竜巻などの突風が発生しやすくなることが予想されます。

 昨日・・・連休の天気を伝える天気予報番組をはしごしてみましたが、連休後半に関しては「晴天ベース」「行楽は連休後半に!」なとど伝える番組がほとんど。
 Kasayanの見た限りですけど、「大気の状態が不安定になるかもしれない」ということを”しっかりと”伝えていたのはテレビ朝日の報道ステーションと長野ローカルの1局だけでした。

 数日にわたる連休中の春山登山では、ブレ幅があったとしても「早めに天気傾向を知っておくこと」はとても大切なこと(外洋ヨットマンにとっても大切)。
 また、連休前後に竜巻被害が発生しやすい北関東の方々にとっても、あらかじめ知っておきたい情報だと思います。

 「慎重に言葉を選んで」あらかじめ伝えるべき状況だったと思うのですが・・・余計なお世話でしょうか??

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3、今日の空模様・・・冬型は今日がピーク!寒さは明朝がピーク!?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190427

 雲底が1000m以下の層積雲が新潟県方面(写真左側)から断続的に南下中。
 
 ライブカメラを見ると、日本海に近い志賀高原(写真左の雲に隠れた山の中)や北アルプス方面では雪になっていて、5~10センチの積雪になっている所もあるようです。

 長野市の最低気温は6.5℃(07時10分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190427

 複数の低気圧や前線が東海上に抜けようとしていて・・・西高東低 冬型の気圧配置になる途中。
 
 衛星の水蒸気画像を見ると、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)と寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西日本~日本海を通過中。
 この上空の気圧の谷に押し出されるように、太平洋側の雨雲が東海上に抜けるタイミングで、西高東低 冬型の気圧配置が完成すると思われます。

昨日18時から今日06時まで12時間のレーダー画像と、06時の推計気象分布

全国レーダー06時まで190427

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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSm27日190427
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 今日は悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、日本付近を2回通過。

 午前中、-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が南東海上に抜け・・・
 夜にかけて、-25℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が近畿以北を通過することが予想されています。

 このため地上の天気変も2回に分けて変化・・・下段の図・・・

 午前中、通過するー20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して、関東沿岸に低気圧が発生。
 関東平野に雨を降らせ、発達しながら三陸沖へと北東進することが予想されています。

 またー25℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して低気圧が秋田県付近に上陸して不明瞭に。

 東~北日本は夜にかけても等圧線が混雑するため、0℃以下の寒気が太平洋側まで南下し続け、日本海側の標高の高い山を中心に風雪が続くことに。
 -6℃以下の寒気が南下する北海道では一日を通して降るモノは雪主体で推移することが予想されます。




 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190427
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 紫色は下層雲。

 GSMモデルとほぼ同様・・・夕方までに太平洋側は回復するものの、北陸以北の日本海側では降水域が停滞。
 0℃以下の寒気が太平洋側まで南下し続けるので、概ね標高1000m以上の山では地上気温3℃未満を目安に雪が降り続くと思われます。

 また、地上気温が低下する夕方以降はやや標高の低い所でも雪に変化?

 そして明朝、天気は回復するものの、0℃以下の寒気はまだ太平洋上。
 放射冷却によって、遅霜や路面凍結のおそれが高まることが予想されます。

 冬山登山はもちろん、峠越えには十分注意するとともに、今夜までに発表されるであろう霜注意報の内容確認(発表ではなく内容です)も忘れないようにしてくださいね。








 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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