気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

GFS

 前ブログの容量が一杯になってしまったので、2012年1月から当ブログに移転しました。
 過去の記事、過去データは、前ブログをご覧ください。
  http://kasayan.naganoblog.jp/
 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はどうぞ・・・
  https://twitter.com/kasayangw

台風18号の進路と影響(161005)


 このブログはPCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版を表示」するよう設定願います。

 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 、台風18号予想進路・・・気象庁・米軍比較

 さすがに24時間以内に台風が接近・上陸するとなると、気象庁の予想進路図も米軍の予想進路図もほぼ同様の進路を予想するようになります。

予想進路比較161005
(予想進路図は頻繁に更新されます。下記URLで必ず最新の情報を入手してください)

     気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
     米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
      米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
     (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 

 今後は、進行のタイミングが予想より早め?あるいは遅め?に推移するのか?に注目しながら、実際の風向や風速、雨の降り方、波の高さなど・・・いわゆる実況重視で目先の危険を回避することが重要になります。

 アメダス風向風速: http://www.jma.go.jp/jp/amedas/000.html?elementCode=1
 気象レーダー: http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
 偏西風の様子(ウィンドプロファイラ): http://www.jma.go.jp/jp/windpro/
 沿岸の波の様子(海保MICS): http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/mics/


 、台風18号の影響・・・雨・風・波の予想

 もっとも実況重視とはいえ、あらかじめ何が起こり得るのか?を知っておかなければ、適切な実況監視をすることができません。

 (1)今日~明日の雨の降り方

 ということで・・・まずは気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日から明日朝にかけての気圧配置の変化、そして雨の降り方風の様子についてチェックしておきましょう。

GSM161005
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中上空の太平洋高気圧(オレンジエリア)が北陸付近まで張り出し、東進できない台風はノロノロと朝鮮半島方面に北上

 ただ、午後になると東シナ海北部に上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近
 これに伴い、上空の太平洋高気圧北縁に沿って偏西風が強まり(水色の矢印)台風は東に転向
 明日朝にかけて一気に台風を東海上に運ぶことが予想されています。

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・台風東側の暖かく湿った南風に対応する活発な降水帯が九州付近に停滞
 積算の降水量の増加が心配されます。

 続いて夜にかけて台風が山陰沖を東北東進
 台風東側の活発な降水域は海上主体になるようですが、等圧線の混雑した状態が継続するため、山陰を中心に非常に南風の強い状態が予想されています。

 そして今夜遅くから明朝にかけて台風は北陸付近~東北南部を横断
 台風西側にジワジワと寒気が流れ込むため、台風は温帯低気圧の性質(エネルギー源が暖湿気から寒気と暖気に変化)に変化すると思われますが、東~北日本の等圧線は南北縦型に大混雑(冬型に類似)するので、北寄りの吹き返しの強風が残り日本海側の脊梁山脈(北陸中心)では雨が残ることが予想されています。
 (台風通過後、北日本では晩秋の気配が漂う?などについては図中の書き込みをお読みください)
 
 続いて、雨の降り方をもう少し詳しく・・・暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

台風相当温位161005
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 天気予報番組の解説では天気図上に赤矢印で表示されることが多い暖湿気の様子ですけど、これがその原図・・・気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 フィリピン付近を東進中の熱帯低気圧(明日にも台風19号に?)から東シナ海を経て暖湿気が日本付近に流入
 台風の東北東進に伴い、九州付近の流入域が東日本、そして東海上へと移動することが分かります。

 強い暖湿気が流入する地域では、上空に寒気が無くても相対的に大気の状態が不安定に。
 暖湿気が上昇気流に転じやすい山岳風上斜面や風の収束線付近で雨雲・雷雲が活発化
 特に、大陸から流れ込む寒冷乾燥空気とぶつかる前線帯(黄色の点線)付近で雨雲がライン状に強まることが予想されます。

 台風の速度が上がることが予想されるため、これらの大雨エリアも足早に東進するため、トータルの降水量はあまり増えないと思われますけど・・・
 暖湿気の入り口にあたる太平洋岸中心の短時間の激しい雨、そして台風が北上中前線帯が停滞する九州方面の大雨、加えて台風の温帯低気圧化に伴い活発化する東北の温暖前線の雨の降り方が心配されます。

 (2)今日~明日の風と波の予想

 では、台風の通過に伴い、風や波はどのように変化するのでしょうか?

台風風速161005
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは地形の影響が弱い上空約300mの風速の予想

 台風が山陰沖を経て能登半島を通過するまで、風速30m/s(60ノット)以上の暴風域を伴うことが予想されています。
 風向は台風に吹き込む南~南西が優勢
 春先の春一番で南風による強風被害が発生しやすい地域は要警戒!ということになります。

 また、台風の温帯低気圧化が進む今夜から明朝にかけては風速15m/s以上の強風域が拡大する模様。
 明日朝の吹き返しの北風も含め太平洋側でも強風に注意が必要です。

 なお、他国のモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)との比較を兼ねて、アメリカの気象機関(NOAA)発表のGFSモデルの風の予想もチェックしておきました。

台風GFSモデル161005

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 やはり少なくとも台風が能登半島付近を通過するまでは暴風域を伴うと考えておいたほうが良さそうです。

 続いて、強風に伴う高波の予想

沿岸波浪予想161005
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 台風が対馬海峡を抜けるタイミングで、西日本が防波堤の役割をするため4m超えのシケの海域は縮小するようですが、台風の中心付近には波高6m超えの大シケの海域が予想されています。

 台風の接近に伴う急激な波の高まりにも要警戒!
 また、日本海側では吹き出しの南風が吹き返しの北寄りの風に変化するタイミングで沖から押し寄せてくる高波にも注意が必要になりそうです。
 
 (3)今日~明日の具体的な空模様・・・高解像度のMSMモデルの予想と台風情報

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ161005
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳しくはアニメ中に書き込んでおいたので、最寄りの地域に関係するコメントをお読みください。

 なお、具体的な風速や降水量等については、気象庁が発表している「平成28年 台風第18号に関する情報」(原本にリンク:「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)に掲載されている防災情報を抜粋して掲載しておきますので、気になる方はお読みください。

気象情報161005


 、気になる三連休の空模様は?

 ところで、この週末は三連休・・・・
 台風が過ぎ去るまで空模様はハッキリしませんけど、気象庁発表の最新のGSMモデルを作図しておきました。

連休の天気161005

 地図の色塗りや高・低マークを掲載できずに申し訳ありません。

 三連休・・・少なくとも1日半~2日間ほどは秋雨前線の影響や、前線を伴う低気圧の影響があるかもしれません。
 台風が過ぎ去った明日以降、最新のデータで詳しくチェックしたいと思います。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue


 、オマケ・・・今朝の実況

 今日のオマケ・・・予報のスタートラインにあたる今朝の実況と、Kasayanの住む長野市の空模様(タイムラプス動画)でご紹介しておきます。

 今朝の実況。

実況161005

 長野市の空模様。


(4Kインターバル撮影動画)

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM161005拡大相当温位161005拡大風速161005拡大沿岸波浪予想161005    
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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秋雨前線 弱まる傾向。台風18号の動向は?(161001)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 今日、Kasayanは日の出前の05時に外出。
 ブログを書ける時間が少ないので超簡易更新になりますけど、必要最小限の図は掲載しておきますので、昨日までの記事を参考に、ご自分で「未来の空模様」を具体的にイメージしていただければ幸いです。

 なお、明日は外出先からのブログ更新になります。
 小さなノートPCでの更新になりますが・・・時間が許す限り作図したいと思っています。

 、台風18号・・・風の影響は本州上の偏西風次第??

 (1)台風18号、進路は安定、タイミングに多少のバラツキ?

 例によって、気象庁と米軍の予想進路図を比較。

台風進路比較161001
(予想進路図は頻繁に更新されます。下記URLで必ず最新の情報を入手してください)

     気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
     米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
      米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
     (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 

 コースはほぼ一致も、進行のタイミングに若干のズレ。

 台風を東に押し流す偏西風の強さや、台風が偏西風に乗るタイミングに多少のズレがあるのかもしれません。
 台風の進行が遅くなればなるほど、東日本に接近する際台風が弱まる可能性(反対に西日本への影響が長時間に)がありますから、今後は台風の進行速度の予想の変化に注目したいと思います。

 (2)台風の影響は???・・・各国のモデル(スパコンの計算値)を比較

 では、予想進路図ではわからない台風の影響をモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)でチェックしておきましょう。

 これは気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル。

GSM04日161001
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 台風が九州南部に最接近(あるいは通過)するタイミング・・・04日09時の予想。

 上空の太平洋高気圧の北縁で、上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過するタイミングで東北東に進み始めることが分かります。
 この偏西風の強さ次第で台風の進行速度が左右されます。

 そしてこのタイミングで、前日3日に本州上に大雨?をもたらす秋雨前線が南下。
 東日本では嵐の前の静けさ?がやって来るかもしれません。

GSM05日161001
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは翌05日の予想(ブログを書いている最中の発表されたので慌てて作図して掲載しました)。

 台風本体の雨雲が・・・西日本は4日、東日本は5日に通過していくことが分かります。
 (気象庁の予想進路図とコース、タイミングともにほぼ一致していますよね)

 今回、一番きになるのは、これまでの台風とは異なり弱まらずに通過すること。
 そして久々に本州(近畿付近?)を横断して日本海側を通過するということ。

 今回は大雨だけではなく、風の被害にも警戒する必要があるかもしれません。

 また、アメリカの気象機関(NOAA)が発表しているGFSモデルも・・・

GFS161001

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global

 気象庁発表のGSMモデルとほぼ同様の予想をはじき出しています。

 ですから、予想進路図とほぼ一致しているこれらの図を参考に、風向の変化、風速の変化をイメージして(この週末に)台風対策をし、直前の予報で修正するのが良いと思います。

 なお、お馴染みのヨーロッパ中期予報センターの予想は発表が若干遅く、作図が間に合いませんでしたので、以下のURLでチェックしてください。

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 ザッと見たところ、5日までは概ね先にご紹介したモデルと同様の結果になっていました。


 2、今日の空模様・・・秋雨前線弱まるも、西~東日本ぐずつく

 (1)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の天気予報の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日の天気変化の理由・・・ポイントをチェックしておきましょう。

GSM161001
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 上段の図・・・上空の太平洋高気圧が北に張り出して、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本海を北東進。

 天気は回復傾向ですが、上空の太平洋高気圧北縁の偏西風強風帯が残る模様。
 偏西風の南北への揺らぎ(弱い蛇行:正渦度移流)によって・・・下段の図・・・弱まるものの秋雨前線の降水帯が残ってしまうようです。

 このため、上空の気圧の尾根の影響を受ける日本海側や北日本は秋晴れになるものの、西~東日本の太平洋側はぐずつき気味。
 午前中を中心にシッカリ降るところもありそうです。

 (2)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ161001
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 秋雨前線に対応する風の収束線は、弱めで小さくバラバラ・・・

 しっかりとした降水帯は形成されませんが、それでも局地的にはそこそこまとまった降水域が形成されることがわかります。
 そんなエリアにあたる関東付近はザッと降られることもありそうですが、その他は概ね曇りの時間のほうが長そう・・・

 一方、北陸以北は高気圧の秋晴れになりそうですね。

 ということで・・・ブログ書きの時間切れ・・・
 秋晴れの新潟県方面に出かけてきます!(主観が入ると誤った予想をしてしまうので、北陸の予想はハズレるかも???:04時25分)

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM4日161001 拡大GSM5日161001 拡大GSM161001   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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 可能な限り返信いたします。

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台風一過過ぎて天気回復も東日本はどんより。明日秋分の日はまた雨?(160921)


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 台風16号が通り過ぎ、今日Kasayanは夜明け前の外出。

 今日のブログ更新は超簡易更新になりますけど、明日の秋分の日の空模様も含めて必要最小限の図の作図はしておきました。

 台風一過になる地域は少なく、明日は早くも下り坂・・・
 気象庁発表の予報を具体的な空模様としてイメージするための参考資料としてお使いいただければ幸いです。

 、台風一過の地域は少なく、夜にはジワジワ下り坂?

 (1)気象庁発表のGSMモデルでポイントチェック!

 今日これからの空模様・・・いつものように、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、ザックリとまとめておきました。

GSM21日160921
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 悪天のポイントは、上空の太平洋高気圧が太平洋岸まで張り出し、上空の太平洋高気圧北縁に偏西風強風帯(水色の矢印)が停滞すること。
 そして、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が朝鮮半島~東シナ海に東進してくること(上段の図)。

 このため、偏西風の強風帯に対応して、太平洋沖には秋雨前線の降水帯が停滞。
 また、上空の気圧の谷の接近に伴い、九州の南の低圧部が徐々に九州南東岸に接近し・・・
 低圧部東側では暖かく湿った南東風が吹き込み始め、局地的なにわか雨と思われる降水域が予想されています(下段の図)。

 一方、北日本には好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根が接近(上段の図)。
 このため、北海道に高気圧が移動し、日本海側や北日本を中心に台風一過の晴天域が広がることが予想されていますが・・・・
 関東には三陸沖の寒流上を通過した冷涼で湿潤な北東風が流入。
 いわゆる北東気流として関東東岸を中心に曇り空が広がり、一部で弱い雨も予想されています(下段の図)。

 (2)具体的な空模様をMSMモデルでチェック!

 では、以上のポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様をチェックしておきましょう。

全国流線アニメ160921
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 注目点はアニメ中に書き込んでおきましたが・・・・
 西~東日本の回復はイマヒトツですよね?

 そして明日・・・秋分の日は、東日本中心に再び活発な雨が予想されています。


 、明日、秋分の日は下り坂?

 ということで・・・明日の秋分の日の空模様も、気象庁発表のGSMモデルを使ってまとめておきました。

GSM22日160921
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 上空の気圧の谷や偏西風等を描き込む時間が無かったので、ポイントだけを掲載(ごめんなさい)。

 寒気を伴った上空の気圧の谷の通過に伴い、秋雨前線が東日本付近で北上。
 暖かく湿った空気が流れ込み、上空の寒気と相まって大気の状態が不安定に。
 急速に降水域が拡大、活発化することが予想されています。

 つきなみですけど・・・昨日の台風の雨で地盤が緩んでいますから、明日も土砂災害等への注意が必要になりそうです。


 、気になる次の台風は?

 昨日、気象庁、ヨーロッパ中期予報センター、アメリカの気象機関(NOAA)が発表しているモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を比較して、台風17号?の発生をご紹介しましたが・・・

台風17号モデル比較160921

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 今朝発表された最新のデータがこれ。

 とりあえずバシー海峡を通過して大陸方面に進むようです。

 一安心ですけど・・・東シナ海~フィリピン東方は低圧部が継続。
 まだまだ台風は発生する可能性はありそうです。

 ということで・・・今日はこれにて失礼します(04時40分)。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM21日160921 拡大GSM22日160921   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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3連休の天気 最新データ。台風16号の予測に新たな動き??(160917)


 このブログはPCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版を表示」するよう設定願います。

 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 今日のKasayanは日の出前に外出の予定

 十分なコメントは書けませんが、必要最小限の図にポイントだけ書き込みをしておきましたので、昨日までの記事を参考に、「未来の空模様」をイメージしていただければ幸いです

 、台風16号の予想に新たな動き?

 気象庁と米軍の進路予想・・・いつものように03時発表のデータが間に合わなかったので昨夜21時のデータでまとめておきました。

 もちろん、以下にご紹介するURLで最新のデータを確認していただきたいのですが・・・

台風進路予想160917
(進路予想は頻繁に変わります。最新の情報を以下のURLで必ずチェックしてください)

    気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
    米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
     米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
    (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 

 予報円はまだ大きいものの、昨日から予報円の中心位置の大きな変動は無くなり始めています。

 そして・・・20日(火)の予想が「非常に不確か」だった気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)も、ここにきて他国のモデルと同列に検討できる(できそうな)予想をはじき出すようになりました。

 それが、今朝発表の20日(火)の予想。

GSM20日160917
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 同じ初期値(16日21時)のアメリカの気象機関(NOAA)のGFSモデルと比較すると・・・

GFS3コマ160917

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global

 20日09時までは比較の土俵に乗ったという感じがします。

 ただ、気象庁GSMモデルの21日21時以降の予想は・・・

GSM3コマ160917
(ブログ更新直前の発表だったので一応ご紹介。地図に彩色できていません。ごめんなさい)

 日本海への北上を示唆していて、巨大な予報円の中を通過するパターンの一例としか評価できません。

 ブログ更新時間にヨーロッパ中期予報センターのモデルが更新されていないので、なんとも言えませんが、「現時点では」、20日頃から台風の直接・間接の影響が強まり始まるという前提で対応が必要になりそうです。

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue


 2、三連休の空模様は?・・・秋雨前線の影響早まる?

 残念ながら、ここからは作図した図のみ。

 もちろん、データをそのまま引用するような無粋なことは致しません。
 図中の書き込みや描き込みをお読みいただければ幸いです。

 (1)17日(土)の空模様

 まず、気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)で今日の空模様のチェックポイントを把握。

GSM17日160917
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 チェックポイントと対応させながら、解像度の高いMSMモデルで今日~明朝の空模様を具体的にイメージ!

全国流線アニメ160917
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 その上で、気象庁発表の予報を、頭上の空模様として思い浮かべてくださいね。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 (2)18日(日)の空模様

GSM18日160917
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 うーん・・・北日本を除いて行楽日和とはとても・・・・

 (3)19日(敬老の日)の空模様

GSM19日160917
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 敬老の日も西~東日本は厳しい・・・・

 これから外出するKasayanも涙目。

 ・・・ということで、出かけてきます!(04時14分)

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM160917拡大GSM20日160917拡大GSM18日160917拡大GSM19日160917   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212





台風13号、温帯低気圧化後に発達!影響は?。次の台風、発生は不透明(160908)


 このブログはPCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版を表示」するよう設定願います。

 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 、気になる次の台風は?・・・連発途切れる??

 台風13号午前3時温帯低気圧に
 まだまだ温帯低気圧として発達が予想され、大雨に警戒が呼びかけられていますから、このブログでも当然シッカリとチェックをしますけど・・・

 これで日本周辺の台風はゼロに。
 Kasayanの記憶だと、8月以降日本付近に台風が存在しなかったのは8月31日だけ(間違っていたらごめんなさい)ですから、このまま台風が発生しなければ、台風13号をもって台風の連続発生はストップすることになります。

 目先、明日夜にかけての予想天気図をチェックしても・・・

予想図アニメ160908
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 フィリピンの東海上にアヤシイ低気圧が予想されていますけど、台風は予想されていません

 仮に台風の連続発生がストップすれば、台風対策に頭を悩ませていた方も一休み。
 Kasayanも台風チェックから解放されてマッタリとブログを書けますから・・・・
 まずは気になる向こう一週間の空模様からチェックしたいと思います。

 (1)気象庁発表のGSMモデルの予想は?

 最初は気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)の予想。

週間GSM6コマ160908
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 11日(日)以降、西~東日本に秋雨前線が停滞し続け、雨の降りやすい状態が続くことが分かりますけど、台風らしき同心円状の等圧線の姿は予想されていません

 あれだけ連続して発生していた台風・・・なぜ発生がストップしてしまうんでしょうか?
 そこで、地上の空模様の骨格といえる上空約5500mの気圧配置もチェック。

週間500図160908
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 左側の図をご覧いただきたいのですが・・・向こう一週間、上空の太平洋高気圧が南から張り出し続けることが予想されています。

 上空の太平洋高気圧の下は下降気流域
 たとえフィリピン~東シナ海付近で海面水温が高く、台風が発生しやすいとしても、上昇気流によって発達する台風を踏み潰してしまうことが考えられます。

 どうやら、1か月遅れ?で勢力を強め始めた上空の太平洋高気圧が、台風の連続発生をストップさせる原因のようです。
 (右側の図は地形の影響を受けにくい上空約1500mの気温の予想。少なくとも雨の降りやすい東日本から北の地域では30℃以上の真夏日から解放されるかもしれませんね?)

 (2)海外の気象機関のモデルは?

 とはいっても、これだけで台風の連続発生がストップする・・・とは言い切れません。
 他国の気象機関が発表しているモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)はどうなっているのでしょうか?

 まずはアメリカの気象機関(NOAA)が発表しているGFSモデル

週間GFS6コマ160908

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global

 気象庁発表のGSMモデルと同様、秋雨前線の降水帯が停滞することが予想されているものの、台風らしき発達した低気圧は予想されていません

 地上の空模様の骨格・・・上空約5500mの気圧配置(12日~14日)の予想を見ても・・・

週間GFS500図160908

 上空の太平洋高気圧が勢力を強め台風の発生や日本への接近をブロックする様子が予想されています。

 ではダメ押し・・・ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のモデルはどうでしょうか??

週間ECMWF6コマ160908

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 なんと、実況天気図、予想天気図に描かれていたフィリピン東方の低気圧が発達しながら北西進
 誰が見ても台風に発達し、来週後半にかけて沖縄付近に北上してくることが予想されています。

 地上の空模様の骨格・・・上空約5500mの気圧配置をチェックしてみると・・・

週間ECMWF500図160908

 なんと、上空の太平洋高気圧の真下で発生し、上空の太平洋高気圧を引き裂くように北西進することが予想されています。
 ちょっと信じがたい感じもしますけど・・・先週の台風12号も似たような状況で発達して九州に上陸しましたから、異常な計算値とは言い切れません。

 台風の連発は「いったん」途切れるものの・・・まだまだ台風チェックをすることになりそうです。
 
     気象庁台風情報 http://www.jma.go.jp/jp/typh/
     米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
    米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
    (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 


 
、今日の空模様・・・元台風13号の影響は??

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

 それでは、ここから今日の空模様

菅平160908

 Kasayanの住む長野市・・・夜明け頃から南風が強まり始めていますけど、青空も顔を出しています。

 ただ、上空では南から地上付近では南東から足早に雲が通り過ぎていく状態。


(4Kタイムラプス動画。可能であれば拡大してご覧ください)

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

 嵐の前の静けさ?といった感じですが・・・そんな今朝の実況

実況160908

 台風13号から変わった温帯低気圧が、秋雨前線上の低気圧として北東進中
 天気図だけを見れば、それほど大騒ぎするような気圧配置には見えませんけど・・・

 レーダー画像を見ると、台風の東側では暖かく湿った南東風が吹き込む関東付近で雨雲が活発化
 また、低気圧から離れた西日本の日本海側でも、南北に線状の降水帯が活発化しています。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、寒気を伴いながら東進中
 このため西日本の日本海側では大気の状態が不安定になり、太平洋側の低気圧北側から流れ込む暖かく湿った空気が雨雲として発達し、活発な雨を降らせていると思われます。

 とすると・・・上空の気圧の谷の東進に伴い、活発な降水帯は近畿、そして東日本へと進み、Kasyanの住む長野県にもまとまった雨を降らせることが考えられます。
 (03時現在、降水帯はさらに活発化しながら福井県~近畿にかかりはじめています)

実況MSM比較160908

 これは、午前5時レーダー画像と、(初期値03時の)気象庁発表のMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を比較したもの。

 中国地方を東進中の南北縦型の線状降水帯は、日本海から流れ込み始めた大陸生まれの冷涼で乾燥した北寄りの風と、元台風13号の低気圧北側から流れ込んだ暖かく湿った北寄りの風ぶつかって活発化していると思われます。
 (とりあえずシミュレーションは実況に”近い”状態。今後の実況との対応が気になるところ)

 このように、低気圧西側の降水帯もかなり活発
 台風10号の被災地への影響が心配される低気圧東側の降水域だけでなく、北西側の活発な降水域にも注意が必要だと思います。

 (2)今日の空模様・・・大雨には日本海側に発生する低圧部が影響?

 では、今日これからの空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデルを使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM8日160908
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・最初に注目したいのは、日本海を北東進する上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)(03時実況で朝鮮半島付近を東進中)。
 -5~-10℃以下の寒気を伴い、日本海を東北まで進むことが予想されています。

 また、太平洋岸でも上空の気圧の谷が北東進し、今夜には福島県付近を通過。

 このため地上では・・・下段の図・・・寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して日本海沿岸で低圧部が発生
 今夜には山形県沿岸に進むことが予想されています。

 このため、日本海沿岸の低圧部南西側では、実況でチェックした線状の降水帯が、あたかも寒冷前線のようにシャープに活発化
 降水帯の通過に伴い上空寒気も流入するため、大気の状態がさらに不安定になり、短時間強雨、落雷、竜巻等の突風の発生が心配されます。
 

 一方、太平洋岸を北東進する上空に気圧の谷に押されて、台風13号から変わった低気圧は福島県方面へ
 台風10号と同様、低気圧北側からの暖かく湿った東風の吹込みによって、本州東岸~道東の山岳風上斜面を中心に降水が活発化することが予想されるわけですが・・・

 山形県付近に進む低圧部が暖かく湿った空気の流入を促進し、降水をさらに活発化させることが心配されます。

 では、今日の雨の原料・・・暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

相当温位160908
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子も加味した相当温位図という特殊な天気図。

 天気予報番組の解説でも伝えられているように、太平洋側の低気圧東側から暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込んで、日本海の冷涼で乾燥した空気とぶつかり、前線(黄色の点線)が活発化する様子がわかります。

 一方、低気圧の北西側では、北西からの冷涼乾燥空気の流れ込みが次第に強まる模様。
 日本海で発生する低圧部が山形県沿岸に進むにしたがって、冷涼乾燥北西風と暖湿南西風がぶつかり、潜在的な寒冷前線(細い黄色の点線)を形成されることがわかります。

 この潜在的な寒冷前線の降水・・・実況とスーパーコンピューターのシミュレーションを照らし合わせてみると、(最新の)シミュレーションは十分に計算しきれていないように思えます

 北日本の太平洋側で大雨が予想されるのはもちろんですけど、これから線状降水帯が通過する近畿~東日本では、気象レーダーで実況を把握し、激しい雨が降るタイミング、そして降水帯の停滞に注意をする必要があると思います。

 それでは、最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ160908
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 必要なことはアニメ中に書き込んでおきましたけど・・・・

 MSMモデルでは、一時的に太平洋側の低気圧より日本海沿岸の低圧部のほうが優勢になる気配さえ見せています。
 (09時30分のレーダーでは若狭湾に少低気圧の円形の雨雲。アメダス風向では反時計回りの風系が観測されています)

 基本は気象庁発表の予報を中心に考えるべきですけど・・・実況重視!!
 さらに安全マージンを十分にとって考えるのであれば、日本海沿岸を北東に進む低気圧が優勢になった場合に起こり得ることも想定しておいたほうがイイと思います。

     気象庁レーダー画像: http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
    気象庁アメダス: http://www.jma.go.jp/jp/amedas/206.html?elementCode=1
    海上保安庁 沿岸の風と波: http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/mics/


     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM6コマ160908拡大500図6コマ160908拡大GSM160908拡大相当温位160908  
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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