テーマ:頑張 “る” → 頑張 “れる”


私には二人の娘がいます。

中学2年生の長女と、小学2年生の次女です。

長女はバスケ部に所属しておりまして、6月初旬に「中総体さいたま市予選」がありました。

3年生はこの大会、負けた時点で卒部になる、中学最後の大会です。

彼女達は、その2回戦で埼玉県県大会の常連校で全国にも名が知れている中学と

当たりました。
“当たりました” と言っても1ヶ月以上前の組み合わせ抽選の時には、
1回戦に勝利すれば、2回戦でそこと当たることは皆わかっていました。

組み合わせを聞いたとき、泣き出す子もいたそうです。

「私達の中学バスケは終わった」雰囲気がその場を覆ったそうです。

次の日から彼女たちの現実の思いとの戦いが始まりました。


本当に戦う前から諦めて良いのだろうか?

ここで簡単に終わらせて良いのだろうか?

ただの悲劇のヒロインになるためにきつい練習をしてきたのだろうか?


顧問の先生、コーチ、何より30人の部員全員がその疑問に対する答えを共有していた

ことが、彼女達の当日のプレーにつながったと、そう思えてきます。

「いや私たちは負けない!こうなったら勝ちに行こうぜ!一泡吹かせてやろうぜ!」と。

おそらく最後の大会じゃなければ、「負けて当たり前」の雰囲気は払拭できなかったと

思います。
でも彼女達は泣いた次の日から本気で「勝ちにいった」と聞きました。

背の高さ(本当にでかい!)も、身体の強さも、経験も、歯が立たないであろう相手に

本当に本気で勝ちにいっていたことは、当日のプレーを見ればすぐにわかりました。

今までとは全くの別人?の集団 (ごめんなさい!)

団結力、玉際のしつこさ、諦めない、怖がらない、疲れても疲れても走りまくる、等々。

いつもは言葉だけ (ごめんなさい!) の普通の「頑張る」。

でも、今回は揺るがない目標を設定したことで限界まで「頑張れる」に変わったん

じゃないでしょうか。
「る」から「れる」に変わっただけだけどその違いは大きかったと
思います。
分達の意思で、これ以上ないぐらい頑張れちゃったわけですから。

結果は、ここには載せられないぐらいの実力どおりの点差でしたが、
コートの主役は間違いなく彼女達でした。彼女達も相手に劣らず強かった!

相手は、一泡どころか本気になっていましたから(私にはそう見えました)

試合後に相手の顧問の言葉を偶然聞いたとき思わず嬉しくて泣けてきそうになりました。

「お前らが勝っていたのは背の高さとゴール下だけだよ。気持ちで負けたら

バスケは負けなんだよ!」と。

ちなみにさいたま市予選は、やはりその中学が優勝でした。

新チームのみんな、またゆるぎない目標を設定して、どんな壁も越える、
その為に全員で
どんな時もとことん「頑張れる」チームを築いてください。

そして次は一泡吹かせるだけでなく、本気にさせるだけでなく、勝ってください!

最後に。

彼女達を見て、自分自身を省みて、また気合が入ったことは言うまでもありませんか?

仕事も会社も同じ、目標を明確にし、そこに向って突き進むしかないですよね。

目標が明確になっていれば、目の前の壁もモチベーションに変わるわけですから。

「敵は己の中にいる」

「他よりも、あともう一歩頑張れるチーム作り」

皆様、本日もありがとうございました!

<追伸>

私自身、今もサッカー小僧です!
スポ根大好きです!

なんといっても“スクールウォーズ”です!

「信は力なり」

滝沢先生、良い言葉ですね!


「想像力+好奇心=愛情」

さいたま市 デイサービス & 保育園 ()つくしんぼ 代表 加瀬圭介