2011年07月08日

仮設住宅での「孤独死」対策

 昨日NHKで宮城県内の仮設住宅で孤独死があったと報道されていた.また,本日,読売新聞でも同様の報道があった.

仮設住宅で40代男性も死亡
塩釜の仮設住宅、79歳男性が孤独死

 孤独死を防ぐために,自治会が大事であるかのような報道がされていたが,これは半ば間違っている.過去の災害で,自治会が機能した仮設住宅でも「孤独死」があった.心筋梗塞や脳卒中による突然死は,自治会があっても防げない.

 中越地震の仮設住宅では,長岡市や小千谷市では高齢者や希望者のお宅には,室内に緊急通報装置が設置され,異常を感じたときにボタンやヒモを引くと,消防署に通報されるようになっていた.中越沖地震の柏崎市でも同じような装置があった.今回では,栄村の仮設住宅には,類似の装置が設置してあるのを確認している.

(中越地震の小千谷はセコムのシステムを使っていたと記憶しているが,栄村ではそうしたサービスは提供されていないのか,屋外のアラームがなる仕掛けになっている).

 今回の大震災の仮設住宅でも,こうした消防署に通報する設備が必須である.

 また,AEDがあるよりよい.ただし,住民が何時でも使える場所に設置されているか(集会所の中だと,いつも開いている訳ではないので,いざというと時に役立たないこともある),講習を受けた人が住民の中にいるか,といった問題がある.  

Posted by nkimura_ at 11:42Comments(3)TrackBack(0)

2011年07月03日

栄村の仮設住宅

東日本大震災の翌日,栄村を襲った直下型地震の仮設住宅を訪れた.


栄村農村公園の仮設住宅


建物の両脇のスロープから,家の入り口に回り込むようになっている.玄関前は屋根つき通路になっていて,雨で濡れない様になっていた.通路の屋根は仮設本体の屋根とは別に追加されていて,少し本体屋根より低い.小屋裏換気も設置されていた.



通路に小物が置かれていた.


室内は壁にボードが内装されている.冬の壁の結露や,夏に鉄柱で火傷することがなくなっている.


窓は二重サッシ.冬の寒さや窓の結露が軽減されるだろう.


高齢者宅には緊急警報装置が取り付けられていた.室内のボタンか紐を引くと,戸外のアラームが鳴るようになっている.



住宅の間隔は十分に広く,普通車がすれ違える位ある.舗装も全てしてあり,重機による除雪が容易だろう.


「緑のカーテン」は村とボランティアで用意したとのこと.


  
Posted by nkimura_ at 22:22Comments(1)TrackBack(0)