「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

中国で人気が高い「デート・ア・ライブ」の第五期、中国でだけ配信されない?

ありがたいことに先日の記事
マシになったとはいえ古参のオタクの期待作は無い?中国の2024年4月新作アニメ公式配信状況
で言及した「デート・ア・ライブ」第五期の中国国内向け配信の有無に関してコメントやメールでの情報をいただきましたので今回はそれについてを。

以下、先日の記事にいただいたコメントになります

10. 初めて書き込みします 2024年04月21日 20:14
あちらの関係者の話によると、デート・ア・ライブVは、国内の審査に通らなかったそうです。
そのうえ、今月、出資者の大凉山制作組が資金難で版権部門の解体を発表し、製作委員会から離脱しました。
これらの話が立て続けに起こったため、中国のファンの間で大きな波紋が広がっていました。
この話、記事にされてもいいかと思います。


いただいたコメントにもある通り、
3月半ば頃に中国のネットでは「デート・ア・ライブ」の第五期が中国国内の審査を通過できず国内向け配信は不可能になったという情報が出ていたそうです。
更に第五期のアニメ開始直前の4月初めに「デート・ア・ライブ」のアニメ第四期に関わっていた大凉山のアニメ部門に所属していた版権管理会社の古徳秀(グッドショー)の解散が発表されたそうで、中国の「デート・ア・ライブ」ファンはかなり動揺しているとのことです。

実際、現在中国国内で配信されている4月の新作アニメの中に「デート・ア・ライブV」はありませんし今後の配信開始や中国国内の新展開に関しても期待できないといった空気になっている模様です。

とりあえず、以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「デート・ア・ライブVの中国国内向け配信は無し?」
などといったことに関するやり取りを、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「デート・ア・ライブ」の第五期、中国国内配信無さそうだな……関係者らしき所からの情報が出ているし、関わったアニメ会社も解散したから説得力もある

最近の国内配信は日本から1ヶ月以上遅れて始まって更新が不安定な作品も珍しくないが、そういうのだって配信あるだけマシと言える状況だしな

今は審査が厳しい
内容、お色気サービスのあるような作品に対しては特にね
そして「デート・ア・ライブ」はテーマ的にそこを避けては通れない

残念ではあるがそれほど意外な話ではないかな
シーズンごとに制作会社が変わって作品の質も勢いも……だったから

狂三の外伝くらいまではそこそこ人気あったけど最近はほぼ埋もれていた
だから新作がこっちで配信されても大人気というのは無かったと思う
だがそれでも残念で仕方がない

普通のファンだったらむしろ喜ぶ所かもしれない
規制入ってぐだぐだにならないから
でもずっとファンやっている身としてはいよいよダメかという気分になる

それは否定できないかも
第四期は規制対応で本当にぐだぐだになったし「メイドラゴン」などと比べて規制対応能力も無いのがハッキリと出てしまった

アニメ第五期発表辺りではまだアニメとソシャゲで連動して打ち上げようという空気はあったよね……

ソシャゲの方が「2」の開発停滞している所に規模縮小っぽいから本当にお先真っ暗だよ!

第四期が配信された時期も既に審査が厳しくなっている時期のはずだが……第四期も第五期も内容や表現はそこまで変わらないのになぜ今回はダメなんだ?

管理厳格化自体は2021年からだけどその時点ではまだ今ほど厳しくは無かった
bilibiliの配信作品数に本格的な影響が出たのは2022年7月からで第四期は2022年4月からの作品
そしてその後は規制強化と景気悪化でどんどん作品が減っていったから第五期が配信できないというのも予想の範疇ではある

だけど、こここまで急に中国側の関係企業が死んでいくのは第四期の頃は予想できなかったよ……今ではもう「デート・ア・ライブ」に関わった会社はヒドイ目に遭うとネタにする気にもならない

第一期の配信でさえbilibiliだと今は歯抜け状態だからな

あれは何が問題なんだ?半分しか見てなくなっているんだけど……
第一期のストーリーは特に規制されるようなものではないし、クオリティもそこそこ安定した良作扱いだったはずだけど

たぶんパンツと水着回だと言われている
サービスの多さが今の国内配信では大きな足かせになっているんだよ
修正を入れるにしても修正の技術とコストや権利の問題があるから「デート・ア・ライブ」くらいの規模と人気の作品では対応しきれない

修正に無理に対応した結果が第四期国内配信の惨状だからな!

私は第四期の国内向け配信が審査の関係なのか崩壊しかけのパイロット版みたいな状態で、更に独占だから香港台湾向けもそれで汚染されちゃったのをよく覚えている
だから「国内配信無し」というのが良いことなのか悪いことなのか判断に迷うよ

今は普通のラブコメ作品のキスシーンでさえ修正されると言われているんだから「デート・ア・ライブ」のストーリーではどうにもならないのだよ

しかしこっちのbilibiliで配信できないとなるとbilibiliの香港澳門版の方に行くことになるか?

今のbilibiliは香港澳門のサイトも作品少ないぞ
金が使えなくなっているのか香港台湾で配信できるから作品を買うというのもなくなっているようで、本体で配信できるアニメが少ない=香港台湾も少ないという状態だ

なら更に越えて台湾のサイトまでか……中国語字幕であてになる所が減っているのを感じるよ
かといってもうファンサブやダウンロード中心には戻れんしなあ

第四期はアジア圏をbilibiliが独占配信していたけど、今度は中国だけ配信できない状態になるとはね。そうなるんじゃないかと薄々感じてはいたが、実際にそうなってみると頭痛がしてくる。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における受け止め方などイロイロな話が出ていました。

ちなみにこの件に関する情報を教えてくれた方からは
「第四期が中国で配信するために修正を強行して『中国語字幕配信だけ』悲惨なクオリティになったので、配信無しは悪くないことだと考えてしまう自分もいます」
などといった話もありました。

オタク関連でも中国市場関連の商売は難しい、長期的な計画が立てられないという話はよく聞きますが、中国での人気が続編制作の理由の一つだとも言われている「デート・ア・ライブ」でこういった事態が発生しているのを見ると何とも言えない気分になってしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

マシになったとはいえ古参のオタクの期待作は無い?中国の2024年4月新作アニメ公式配信状況

例によってかなり遅れてしまいましたが、中国で配信されている或いは配信予定の日本の4月新作アニメの現時点での状況についてまとめさせていただきます。

bilibili
Unnamed Memory
怪獣8号
神は遊戯に飢えている。
じいさんばあさん若返る
声優ラジオのウラオモテ
響け!ユーフォニアム3
夜のクラゲは泳げない


それから
「クラユカバ」「クラメルカガリ」
も新作枠として配信が始まっているとのことです
また前期から配信が続いている作品としては
「ダンジョン飯」
があるそうです。


以上が私の方で確認できた、現時点で配信が始まっている或いは配信予告のある作品になります。
1月の新作アニメ配信の状況と比べれば良くなってはいるようですが、中国で期待されていた作品が全て配信されているわけではないですし、中国オタク界隈では複雑な気分になる人も出ているとのことです。

ちなみに4月新作に関する情報を教えてくれた中国オタクの方からは
「新作として話題性のある作品が配信されてはいますが、私のような古いオタクの期待した作品は配信されていません。最近の配信状況を考えると手続きが遅れているだけの可能性はあります。でも私はあまり期待し過ぎない方が良いと思うようにしています」
などといった話もありました。

実際、過去に中国でも大人気になり今でもファンの話題が続いている「この素晴らしい世界に祝福を!」や「デート・ア・ライブ」「狼と香辛料」などの続編やリメイク作品の配信に関する情報は出ていないようですし、ガッカリしてしまう人が出るのも仕方が無いのかもしれませんね。
特に「デート・ア・ライブV」は公式サイトが簡体字対応でweiboアカウントによる中国向けの広報もやっていたので、私も中国国内向けの配信は初動で出てくると思っていたのですが。

とりあえず、こんな所で。
日本からは現地での配信状況に関して把握しきれない部分も多いので、いつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。

4/21修正:記事タイトルを間違えておりました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「SクラスのSは結局何のSなのか……」「あれは日本語のSUGOIのSも混じっていると聞いたことがある」

ありがたいことに手頃なネタを教えていただいたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品における定番表現などに関する考察が行われることも少なくないそうで、その際には日本の昔の事例や他の国の事例なども交えながらイロイロな方向に盛り上がったりしている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「SクラスのSは何のSなのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


SクラスのSは結局何のSなのか……ゲームとか小説とかではよく見かけるが何の略なのか明確な答えがない

ゲームとか欧米だとS級じゃなくてAAA級だしな
自分の見た範囲ではSSSは日本の作品くらいしか使われていない

ゲーム内だとAの上がSになっているゲームもあるだろ
どこから来たのか何の略なのかは知らないが

私がSを意識したのは「デビルメイクライ」のスタイリッシュランクからだったな
あれは最上位が「S」というのを妙にすんなり納得できた

そういえば日本のゲームでAAAに相当する評価ってなんだろう?
SSS級のゲームとは言わないし……超大作くらいしか思いつかない

ベンツなんかもSが一番上だし、ドイツの作品とかはどうなっているんだろう……ドイツ産の俺TUEEEEE作品とか知らんし

ベンツはG級もあるから日本のSが明確に最上位という扱いとはちょっと違うと思う

「M」が最高のゲームもあるよね

自分の印象だとDかEが最下級でAまで上がってその上がSでそこからはSSそしてSSSになっていく感じかな?

N、R、HR、SR、SSR、URみたいなのもあるぞ!

「EX」や「U」など「S」より更に上が存在する作品もあるな
でも「EX」を採用している作品は少ないかな?

国内の作品だとその辺一定しないよね
ABCD式でAよりDの方が偉いのもあれば、日本の作品のようにABCDでAが上位でその上に最高級としてSが存在することもあるし、もちろん東洋風のもある

「S」か……中国語に訳す時に「特級」か「超級」か迷うやつだな!

習慣による感覚的な所もあるからきちんと翻訳する場合は判断が難しい部分になりそうだ
確か日本のゲームの中には「S評価」がアメリカ版だと「A」や「AAA」に変更されている作品もあったはず

私は権利的な方面の「S」は「特等」、実力的な方面の「S」は「超級」で訳していた。なおこの二つが混ざったクラス分けも珍しくない……

とりあえず元になった英語は「special」或いは「super」で良いのかな?

そういうのだと「superme」なんかも候補になるかと

私はSが一番上というのは日本の作品から知ったし、日本の作品に多い表現だという印象もあるが実際の所はよく分からない

あれは「super」の他に日本語の「sugoi」のSも混じっていると聞いたことがある

「SUGOI」「DEKAI」の「SUGOI」か……

言っておいてなんだけど、さすがに冗談だとは思う
ただ実は日本語のローマ字表記の略称だから英語関係無いみたいなこともたまにあるんだよね

理解できる話だ
二次元関係で有名なのだとSNKが「新」「日本」「企画」の日本語表記のローマ字なんだよな……だから個別の事例では「S」級が英語由来のSではないケースもありそう

しかしこれ、これどこから始まったんだろう?
作品としてなら「幽遊白書」のS級妖怪が自分の知っている中では一番古いが

私もS級妖怪が最初かな?ただ冨樫義博はゲームマニアだからゲームの方に更なる元ネタがありそうな気もする

ゲームでも昔の作品は「S」表現は使ってないぞ?
1990年代初頭はまだ家庭用ゲーム機はFCからSFC、MDの時代だしハイスコアはあってもクリア評価などのランク付けはそんなに無かったはずだ
あとファンタジー世界も「ロードス島戦記」とか「スレイヤーズ」の時代だから今の日本のラノベにありがちな冒険者ギルドなどの支援組織におけるランク付けも一般的ではない

ゲームだと「KOF」などのアーケードゲーム経由で広まった部分もありそうだけど、こっちは「幽遊白書」より後だろうしな……

「S」に関しては「star」の略というのもある
日本の競輪がこのランク分けで、1980年代から使われているので二次元作品ネタより明らかに古い

「幽遊白書」以前だと「スプリガン」で「S級エージェント」が使われているね
「スプリガン」の作者が「特別さの演出で適当にでっちあげた」「元ネタはたぶん酒の特級」と発言しているから作品の連載が始まった1989年頃はまだS級表現は一般的ではなかったと思われる

「S」の由来はともかく、必要性は何となく分かる
中国語でも一等二等三等の上に「特等」があるし、甲乙丙丁ならその上に「超」があったりするわけだから

この疑問を調べてみると、明確な答えが存在しないというかかなり雑に使われているというのが分かった
とりあえずインフレや更なる上位的な存在やサービスに対応させるためにABCDの上の呼び方を個別で作っているので明確に統一されたものは無いのだろう

そして「S」を使い終わってしまうと、また新たな上位称号が出てくるわけか



とまぁ、こんな感じで。
中国語の事情なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「ゲームに関しては何とも言えませんが、中国でよく使われるランク分けは甲乙丙丁だと思われます。例えばサッカーの最上位リーグは『甲A』です。ランクとしての『S』が通じないわけではありませんが、基本的にはABCDで間に合いますし『S』が出てくると日本の作品、ゲームという印象が強くなると思います」
などといった話もありました。

例えば中国語では「A型肝炎」が「甲型肝炎」になりますし、中国語を使っていると日常的に甲乙丙を意識する機会は多いでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております

中国オタク「二次元で褐色系ヒロインがウチの国のオタクに受け入れられるようになったのはどこからだろう?」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「二次元キャラにメガネは無い方が良いと考えていたが最近メガネが有る方が良いキャラも存在するのが理解できるようになってきた」
に関連して
「昔と比べて人気や需要が高まっている二次元的な要素」についてのネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国で褐色ヒロインが受け入れられるようになったのはどこから」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元で褐色系ヒロインがウチの国のオタクに受け入れられるようになったのはどこからだろう?
昔は単純に好まれない、支持者がいない扱いだったのに

昔も人気キャラがいないわけじゃないけど、単純に「好きじゃない」みたいに扱われがちだったよね
今とはかなり違う

今だと二次元ソシャゲのキャラとかほぼ確実に入っているよね

一応、前世紀の作品でも「ふしぎの海のナディア」や「少女革命ウテナ」のように褐色系ヒロインで人気になった作品はある
ただ昔のウチの国のアニメフォーラムで褐色キャラが不人気だったのも間違いない
アニメフォーラム形成初期の頃から私は何度もアニメの褐色キャラに関して「このキャラの肌の色は黒すぎて変だ」みたいな発言やそれを肯定する流れを見た

今も昔も褐色肌時代は明確なデバフではないけど、ヒロインとしては昔は褐色肌がハッキリとしたデバフになっていたように思う

同意する
私が印象に残っているのは昔「翠星のガルガンティア」でヒロインの肌が黒っぽくて見栄えが悪いという感じで批判されていたこと
あのくらいでも当時は嫌う人がいたから二次元における肌の色の許容範囲はかなり狭かった

褐色系ヒロインといっても二次元だといわゆる「小麦色」レベルやファンタジー系異種族が多いから皆受け入れられると思っていたが、昔はそんな感じだったのか

俺は人種を感じさせるほどの明確な色の濃さや顔の形などのデザインと一緒でなければ髪の色の個性と似たようなものくらいに思っていたが……

ロボアニメでもそんな感じなのはちょっと意外だな
褐色系キャラ多い印象があったんだけど

富野作品では褐色キャラかなり出しているからそういう印象になるのかも?
ロランは有名だし他にも褐色系で目立つ活躍のキャラを結構出している

ロランを例とするのは……うん、間違っていないな!!
褐色、黒い肌と言ってもキャラや作品ごとに幅があるけど、自分の印象でも昔は肌の色が濃いキャラはあまり人気がない、強調される或いはメインヒロインとして押し付けられるのを嫌がる人は多かったね
もちろんナディアのような例外は存在するので褐色キャラだからといって人気にならないわけではないが

「少女革命ウテナ」のアンシーはそんなに人気無かったし女性主人公のウテナがヒロイン担当な場面もあったからあまり参考にならないような?
褐色系キャラとしては鳳暁生のデザインが当時としてはかなり珍しいとは思うが、ストーリー上の言動や扱いがかなりぶっ飛んでいたので見ているうちにキャラデザとかどうでもよくなる

ナディアに関しては当時の中国ではあまりに衝撃的だった露出と貞本義行の先進的高クオリティなキャラデザの時点で強過ぎて肌の色とか関係なかった気もする。キャラデザの良さやストーリー内での魅力的な描写があれば何とかなるという例ではあると思うけど。
あとどんなに活躍しても「メガネが無ければ」「メガネを無くせ」と言われるメガネ属性とはそこが違うし、キャラの肌の色に関しては慣れればる受け入れやすいというのもありそうだ。

今は接する作品、キャラの数が昔と比べて格段に増えているから褐色肌くらいなら許容範囲という認識になる人多いんじゃないかな

現代はキャラの生産量が昔と比べて格段に高くなっているし、顔や髪も含めた色合いのデザインが良ければ褐色肌は気にならない、むしろ好みという人も増えているのでは

言われてみれば褐色肌は私も昔はあまり好きじゃなかった属性だ。
ちなみに今では褐色ギャル属性とか大好きです。
オタクに優しいなら更に好きです。

全ての人間が褐色キャラを好きだと思わないでくれ。俺は苦手だ。
好きな連中の所に文句言いに行くつもりはないが一緒にされるのはかなわん。

今でも「黒髪ストレートロング」や「白髪」「ロリ」みたいに明確な人気や需要のある属性ではないよ
作品を代表するヒロインにすると一般向けではなくなる、好き嫌いが分かれるのでその属性を武器にしてランキング1位になるのは厳しい、しかし一定の需要は存在するのでサブヒロインに採用するなら有用といった所では

理解できる話だ
例えば「BLEACH」でも四楓院夜一の男性人気はそんなに上ではなかった

このテーマ見て最初はエロゲーやエロアニメの影響?と考えたが、そっちの方でウチの国での人気が高い或いは影響がありそうな褐色ヒロインが思い付かない……「黒獣」とかタイトルそれっぽいけど褐色キャラの割合別に高くないし……

二次元、特にヒロインが多い作品だと褐色系美女は珍しくないし好みの問題だと思う
ただこの話題を追いかけていて「メインヒロインに褐色系を配置するのは一般人気捨てている」と考えてしまう自分に気付いたから、今でも引っかかる部分はあるのかも

結局はエロければ問題ない、褐色でエロいキャラが量産されたことにより慣れた人が多いんだと思う
だから日本の二次元で「ギャル系」などの褐色エロキャラがジャンルとして盛り上がり、その影響がゆっくりとこちらに浸透していったのではないかと

個人的にウチの国の二次元で褐色キャラ人気が拡大したのはダークエルフ経由ではないかと思った。昔の日本のガングロメイクは二次元にあまり入っていないし近年のギャル系は褐色強調ではないからね。
あとファンタジー経由だと「現実ではどうなのか」をスルーするのが比較的簡単という事情もある。

ファンタジーなら「ロードス島戦記」のピロテースか?

恐らく違うと思う
中国の二次元に対する「ロードス島戦記」の影響は大きいが性癖方面はそこまで大きくないし、時期的にもっと後の作品とキャラではないかと……

その辺りの時代だと「ああ女神さまっ」のウルドの方が影響大きそう

エルフだと「オーバーロード」のアウラとマーレも結構影響大きいかも

白い髪(或いは金髪や薄い色の髪)と豊満な体形と組み合わせるデザインが出て以降、褐色キャラはとても強くなったと思う

肌の色はそんなに問題無い、むしろ萌え要素です
私は緑の肌でもいけます

緑の肌や青の肌に興奮する性癖は俺も知っているけど、さすがにそれは特殊性癖だろう

今の二次元なら「小麦色」くらいなら許容範囲
文句言う人は相変わらずいるだろうけど、顔のデザインの好みくらいには落ち着いていると思う

昔は褐色をヒロインの減点要素にする人が多かったけど、今は加点要素にする人も増えている、オープンに語れる属性になったのは確かだ
昔と比べて「受け入れられている」と言っても問題無いだろう
ただどこからというのは俺も思い付かないわ

ウチの国の二次元で考えるなら、性癖の拡大は二次元ソシャゲの影響が大きいと思う
ソシャゲによって一作品内で「消費される」キャラが爆発的に増加した結果、キャラの種類を増やすためにマイナー属性まで活用されるようになり褐色キャラの数も増えた
それに褐色肌は日本の二次元では昔から根強い人気はあるので模倣するキャラやネタにも事欠かなかった

褐色ヒロインって好き嫌いが分かれるというか今でも普通に嫌われがちなメガネヒロインと比べると随分人気あるし、昔と今の変化も感じる

褐色ヒロインに関しては住み分けができているのかも?
昔「いじらないで、長瀞さん」のアニメで最初はヒロインの黒さについての批判コメントが殺到していたけど作品の人気自体は可もなく不可もなくレベルで続いている

メガネは「無い方が良い」「外せ」とすぐに言われるけど、褐色肌は「白く染めろ」とは言われないからな
好きな人間が平和に暮らせる理由になっていると思う

現実問題として、メガネに関しては罵倒しやすいが肌の色を罵倒するのは倫理的な面でブレーキがかかる
だから褐色肌に関してはこっちの二次元では珍しい「合わないなら見に行かない」「無視する」ジャンルになっているのではないかと

私も褐色肌ではなく嫌われるのではなく、スルーされるような傾向は感じるな
そういった扱いの中で着実に「目覚めた」人間を獲得していったのが現在の状況ではないかと

目覚める機会と育つ環境、そのどちらも重要だということか

そういうことだろうね
ただ近頃の二次元ソシャゲのように女キャラ急激に減らして一般向けという名の男キャラ急増みたいなことをやられると反発が出るように、主流として押し付ける、他の人気属性を押しのけての推され方をされるようになると界隈が荒れて燃料供給も偏って動きも怪しくなる
だから個人的には今くらいの位置で安定した供給が続いてくれた方が良いとも考えてしまうね



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の認識の変化なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「褐色系ヒロインに関してはいつの間にか批判されない存在になっていたように感じます。ただ人気キャラとして上位に来ることは珍しい属性なので、ソシャゲのように他にもたくさんキャラがいるので自分の推しを探せば良いという環境での評価にも思えます」

「男性キャラの場合は褐色キャラが普通に上位に来るのでヒロインとはまた別の評価のされ方になっているのだと思います」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元の褐色キャラが大好きなんだが中華系褐色キャラってほとんどいないよね?少しは増えてくれないもんだろうか」

4/17修正:アンシーの名前を間違っておりました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「近頃の二次元では願いをかなえる代償が危な過ぎる。使いやすい『願いをかなえてくれる』存在やアイテムはもう無いのだろうか?」

ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではいわゆる「定番要素」なネタや展開が何かと話題になっているようですが、そういった話題の中には昔と比べてどう変わったというような話題もあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元に出てくる願いをかなえてくれるアイテムで使いやすいのはないか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃の二次元では願いをかなえる代償が危な過ぎる。
使いやすい「願いをかなえてくれる」存在やアイテムはもう無いのだろうか?
ドラゴンボールのような良心的なアイテムが懐かしい。

良心的に願いをかなえてくれるアイテムか……今の二次元では「魔法少女」が危険でロクでもない職業だと認識されているくらいだからな

願いをかなえる代償があって当然という認識が強まっているし、ドラゴンボールのようなリスクのない願望機はもう出てこないかも

二次元では「ドラゴンボール」ほど信頼性でも話のネタとしても使い勝手の良い願望機は無いのでは?

難しいな。ドラゴンボールが上手いというか良質なサービスなのはリスクの無さだけでなく、かなえられる願いに限界があってダメならダメだと言ってくれることもあると思う

なぜドラえもんにあんなこといいなできたらいいなと聞かないのか

確かにもしもボックス以上に手軽な願望機は無い……ただ使うのがのび太だからなんとかバランス取れているだけで、他の作品に出したら世界観もストーリーも崩壊確実だ

そもそもドラえもんという存在自体が万能の願望機だよな

「使いやすい」「リスクが無い」ということなら、もう二次元ではなくおとぎ話、魔法のランプみたいなのを持ってこないと難しいのでは?

二次元だと聖杯戦争とかの影響で信頼性のある願望機が出て来ることすら怪しいからな……

一応型月の聖杯は汚染されてなければ効果はあるんじゃなかったっけ?
FGOのカルデアが聖杯戦争勝利で獲得した莫大な資金で作られたという設定もあったはずだし

聖杯戦争もだけど、願いをかなえるなら等価交換という概念を二次元に刷り込んだ「鋼の錬金術師」の影響も大きいと思う
真理の扉はロクなことにならない!

私が思い付いたのは「そらのおとしもの」の石碑
でもこういうのって昔は使えたけど当時使った連中がやらかしたから今では……というのが多いよね

軌跡シリーズの至宝はストーリーや世界設定上の扱いはさておき、性能自体は普通に強めの願望機だと思う

大体が人間の欲望で破滅という設定になるな
それを求めて、或いはそれを発動させるための手段を巡っての冒険や争いが本編で終わるころには願いをかなえること自体はそんなに重要ではなくなるのも定番だ

私が昔見た少年マンガの「コロッケ!」では「禁貨」を集めると死人を生き返らせるような願いもかなうという設定だったし、一昔前の作品を探せばそれなりにまともな「願望機」は出てくるのではないかと

「犬夜叉」の四魂之玉ってどうだったっけ?最後の方の展開うろ覚えだ

あれも汚染された聖杯というか物語の黒幕みたいなもので悪意のある願望機の一種だろうな

二次元でも代償無しはそんなに無いよね大体はトラブルとセット
俺が思い付いたのは「変態王子と笑わない猫。」だけど、これは確かトラブルは起こるが実は言われていたような代償の方は実は……というパターンだった

「ノーゲーム・ノーライフ」の星杯は手に入れるのが難しい、発動させるのが難しいけど効果自体はマトモな部類だった気がする

上でも言われているが「魔法少女」が危険な職業になった後、虚淵玄作品が流行る前ならありそうな気はする
「ドラゴンボール」の影響を受けたストーリーの作品もあるだろうしね

「ビーロボカブタック」のスターピースみたいにストーリーを進めるギミックとしての願望機は結構ありそうだ
でもこういう展開で最後に願いがかなってハッピーエンドになる作品ってどれくらいあるのかな……

「ああ女神さまっ」は少なくとも序盤のアイデアの段階ではリスク無しの「願いをかなえてくれる」システムだったと思う。

マーベルのインフィニティ・ガントレットみたいに敵の使うアイテムとしてなら現代の作品でもまだ出てくるんじゃないか?

ネット小説にありがちなチート獲得システムとテンプレ展開を考えると、逆に現代の作品には万能の願望機が溢れているという見方もできると思う

改めて考えてみたが神龍って本当にサービス良いよね
かなえられる願いに限界はあるけど、大量の死者を「悪人を除いて」生き返らせるとか曖昧な願いを良い方向にくみ取ってくれる
この手のネタだと概ね悪意のある解釈をされるのに!

同意する
この手のアイテムって代償に含まれた悪意は後出しなことが多いしね

AIにぶん投げて作業するようになると神龍の有能さが欲しくなります本当に

その辺については元々「猿の手」というホラー短編があるし、欲張りな願いが破滅を招くのは伝説にもありがちなネタではある

ドラゴンボールにも欠点が無いわけではない
分かりやすい所では探すのが難しいということだ
ブルマ以前の人間はどうやって探していたのか?と感じる

レーダー無しの時代はその極悪な難度に見合った性能だったんだろうね
そしてドラゴンボールは言ってみれば技術の進歩である種の危険な存在になってしまった

そこは「探し集める」ストーリー展開をやるため、ストーリー上の都合によるものだから……
しかし現代の作品だと手に入れるまでの冒険が願いをかなえる代償扱いはされない気がする

理解できる話だ
それに冒険よりも戦いがメインになっているし、戦闘するのは特殊能力持ちキャラになるのでかなえたい願いのレベルも高くなるのでいよいよ簡単ではなくなるのだろう



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「今はアニメやマンガで願いをかなえるためという動機で参加する、頑張るキャラが出てくると悲惨な結末が待っているようにしか思えなくなりました……」
などといった話もありました。

中国オタク界隈でも定番要素から予想される展開、オチに関してもイメージがかなり変化しているのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「一休さんに出てくる将軍って足利義満だったのか。最近知って驚いたよ」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

昔まだ中国のテレビで日本のアニメが放映できた時期に放映された作品の中には中国オタク的に「子供の頃の思い出の作品」になっていたり、過去の大人気アニメとして一般常識的な扱いになっている作品もあります。
またそういった作品は中国オタク界隈で時折妙に盛り上がる話題になることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「一休さんに出てくる将軍足利義満」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「一休さん」に出てくる将軍って足利義満だったのか。最近知って驚いたよ。

最初に「将軍足利義満」の名前が出ているけど、子供の時に「一休さん」を第一話からきちんと見て最初のナレーションまで覚えている人は少ないだろうからな……
それに足利義満って二次元的にはあまり馴染みの無い時代の人物だしね

え?あれ徳川の将軍じゃなかったの?

「一休さん」は室町幕府の時代が舞台の作品だからな
もちろん鎌倉幕府の時代でもない

ちなみに物語の場所は京都ですぐに将軍からの話が飛んでくる展開からも、唯一京都に幕府を置いた室町幕府の将軍だというのが分かる

「一休さん」は日本の戦国時代の知識というかイメージで見ると武士も大名もなんか違うと感じる
子供の頃に見た思い出のアニメだけど、現在の二次元系作品から獲得される日本の歴史ネタ知識とはあまり連動しない作品になっているのかも

あの作品の武士は「武士道」とかが構築される以前の武士だし、髪形も服装も日本刀も二次元によく出てくる江戸時代、幕末とは違うんだよね

今見てみると「一休さん」の将軍は戦国時代だと今川義元がやられ役キャラで出てくる時のような公家系大名の格好に見える
確かに江戸時代の将軍ではないな

足利義満は足利家最強の将軍なのに一休さんの中ではバカ将軍のキャラにされているのはちょっと引っかかる……

足利義満は日本の南北朝を終結させた将軍だし普通なら老獪なキャラになるのでは?と個人的に考えなくもない
子供向け作品にそんなキャラ出してどうするんだという話なのは分かっているつもりだけど

足利義満ってもう少しで天皇になれた将軍という評価もあったし、本人の権力が及ばない時代になったら良い扱いにはならないのも当然か

日本の室町時代とその前の南北朝時代は日本社会における「敏感」で「特殊」な時期なんだよ
南北朝は天皇の正当性の問題もあるから室町幕府関係者は時代によって政治的な評価も一定しないとか

私も室町時代は政治的に敏感なのと出てくる人物の行動が不安定なので二次元作品の題材にされないという話は聞いたことがある

足利義満の頃の室町幕府は全盛期で安定しているんだけどね……だから「一休さん」の舞台としても活用されたのだろう
一休の元ネタである一休宗純が子供だった頃と足利義満の統治期間が重なっているのもあるだろうけど

日本だと一休さんと足利将軍はセット扱いされるらしい
「戦国ランス」で足利家になぜか一休がいる理由がコレだ

確か一休さんの母親は天皇の側室で南朝方の名臣楠木家出身だから追い出された設定だったはず
この辺は一応史実寄りの伝承ベースの設定だったような?

日本の一般社会では「日本国王」足利義満とやっちゃったからイメージ悪いとも聞く
実利優先で明の下についたのは日本人から嫌われるだろうし、史実では能力はある人物なのに創作では一休の引き立て役キャラにされる間接的な原因くらいにはなってそうだ

足利義満もだが二次元どころか実写でも南北朝〜室町時代はなかなか映像化されない。
天皇がそのまま勢力のトップとして出てくるし、そこで戦争の勝った負けたをやるのはかなり「敏感」な問題なので戦国時代や幕末、鎌倉時代など日本の歴史で他の人気の時代がある中ではあえてやる所は出てこないんだよ。

政治的な問題もだけど、あの時代は勢力が入り乱れて勝った負けたもハッキリしないのであまりネタとして面白くないというのもあるかと。
多勢力による群雄割拠でも日本の戦国時代と比べてかなり分かり難いし創作のネタとしても扱い難い。だから「一休さん」って日本の歴史ネタ的にはかなり珍しい存在という見方もできるかな?

足利義満に関しては足利将軍のイメージの集合体という側面もあると思う
室町幕府の将軍って足利義満より後は無能ばかりだ
逆に混ざってなさそうなのが父親や祖父の代の足利家の人物

日本の鎌倉末期〜南北朝辺りは参考になる資料も混乱していてね……よく出てくる「太平記」とか史書というより演義っぽいし……

私は「太平記」が日本でどこまでマトモな資料扱いされているのかが分からないよ
千早城の戦いとか幕府軍200万対楠木正成軍1000とか中国でもそんなに数字盛らないと驚くわ

今度アニメ化される「逃げ上手の若君」が太平記ベースだと言われている作品だな
主人公の北条時行は太平記では実質敵側扱いの武将でラスボス扱いの足利尊氏は足利義満の祖父になる

足利尊氏も史実追いかけるとよく分からない武将だしそもそもこの時代の武士と幕府と天皇の関係もよく分からないし二次元のネタにし難いというのは何となく分かる気がする

私も把握できている自信がないけど、足利尊氏ってなんとなく裏切られて何となく危機に陥って何だかよく分からないけど大事な場面では勝つ武将という感じだよな……行動に一貫性がないし創作の主人公にするのは難しそう
それにこの時代は対立して戦っていると思ったら敵側に寝返る、反乱を鎮めた後も殺さずにそのままにするとかぬるい戦いが多いし、どこまでの争いなのか、何を着地点として動いたのか分からない……

「一休さん」経由で日本の室町時代や南北朝時代を調べて混乱するのは俺も理解できる。
それはさておき、一休は1394年生まれで足利義満は1408年に死んでいるから「一休さん」が概ね創作なのは分かるが、キャラ設定や時代背景の元ネタはきちんと存在しているのが面白い。

一休以外のキャラに関してもきちんと時代に合わせた設定されている
新右衛門は話の都合でコメディ的なキャラになっているけど、設定的には皇子でもある一休の監視役なんだよね

そうそう。アニメだと一休は天皇の落胤だったという説を採用した設定があるので足利義満としては単純に放置も出来ない。だから室町幕府のエリート武士である蜷川新右衛門が監視役として派遣されていた。

上の方で言われている通り、アニメの第一話で「一休を監視するために足利義満によって派遣されたのが新右衛門」だというナレーションの説明はあるよ
まぁ子供向けアニメだからすぐに一休を評価するキャラ、将軍をはじめとする周囲から無理難題を持ち込まれて一休さんに相談する苦労人的なポジションになっていったが

一休さんの母親が足利義満とは対立する派閥で、表立って皇子として活動されると厄介。もしそういうことになったらバッサリやるのが新右衛門の役割。
これは一休さん本人がどう考えるかではなく、周囲がそういう扱いをしたら発動するわけだし実は「一休さん」にはわりとシビアな背景がある。

新右衛門は京都所司代の寺社奉行で、当時の日本の首都である京都の治安管理と宗教管理の幹部だ。現代中国で言うなら首都公安の高級幹部って所かな?だから一休の所に通っていても仕事上の問題は無い。
もっとも、実は寺社奉行という役職は室町時代には存在しない。これはアニメが分かりやすさを重視したのか設定ミスなのかは不明。
(寺奉行や社家奉行、山門奉行などで分かれていた)

なるほど良い知識を学べた。
それにしても改めて見ていくと「一休さん」って重くて深い背景のある話でもあったんだな……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における認識や知識などイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクの日本の歴史に関する知識は戦国時代と幕末に偏っているので日本の南北朝や室町の人物に関して詳しい人は少ないでしょう。ただ足利義満に関しては日本国王として明に冊封されていることもあり、中国では評価が高く知名度も高いと思います。考えてみれば『一休さん』が中国のテレビで放映できた理由の一つに足利義満が出てくるというのがあったのかもしれませんね。もちろん当時の中国のメディアが入手できるアニメ作品の中で東洋系の世界観の子供向けアニメで内容も安全な作品なのが最大の理由だったとは思いますが」

「『一休さん』は昔中国のテレビで繰り返し放映されていましたが、作品の設定に関する説明がある第1話をしっかり見て記憶している人は多くないと思います。私も子供の頃に見ていた作品ですが、設定については大人になってからネットで調べてようやく把握しました」

などといった話もありました。

昔中国のテレビで放映されていた日本のアニメ作品は当時かなり広い範囲で視聴されていたこともあってか、思わぬ所で思わぬ作品に関する話が出てくることもありますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本の二次元作品では皇族キャラは出したらダメという話を聞いたことがあるんだが、実際どうなんだろう?」

中国オタク「二次元ソシャゲ原作アニメの主人公キャラはどうすればいいのか。アニメ化した際にマイナス要素になる主人公は珍しくない」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではアニメと原作の違い、アニメ化の際の表現の良し悪しなどに関して日本以上に議論が熱くなりやすいといった話もあります。そして近年の中国では中国産外国産問わずいわゆる二次元系のソシャゲの存在感が増していることもあってか、ソシャゲ原作系のアニメに関する話題も増えているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元ソシャゲのアニメ化で原作主人公はどう扱えばいいのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元ソシャゲ原作アニメの主人公キャラはどうすればいいのか
アニメ化した際にマイナス要素になる主人公は珍しくない

ソシャゲの主人公の扱いに関しては「艦これ」のアニメから続く伝統的な問題だよね
それが原因で作品の構成が変になってアニメの印象が悪くなったりする

ゲームの主人公に関しては恐らくその前のギャルゲー原作アニメの時代から問題としては存在する
ギャルゲーは基本的にヒロインの魅力で勝負する作品で主人公はプレイヤーが自己投影する無個性というか平凡なキャラになりがちだった
しかし主人公の一人称視点で進むゲームならともかく、三人称視点の主人公キャラとして画面に出すと扱いに困る、感情移入できないダメなキャラになるなど問題が頻発した

ギャルゲー原作だと更にルート分岐によるヒロイン選択の説得力まで必要だから大変だったな
「アマガミ」なんかはそこを割り切って全ヒロイン個別ルートでアニメ化したが、二次元ソシャゲ原作アニメはまだそういう割切りが出来ないのだろうか?

ソシャゲアニメの主人公については「神撃のバハムート」が世界観同じでアニメのオリジナル主人公、ゲームの方からキャラだけ持ってきて独自のストーリー展開という割切り方でやっている。もっとも第一期は良かったが第二期は迷走してしまったが。
この作品に限らずcygames系のアニメを見ると主人公問題を解決してもアニメとして成功するかはまた別の問題だということが分かる。

ある程度は世界観の説明もしないと新規は分からないけど、ソシャゲでは主人公がその世界の入り口として有用ではないのがな……
原作にチュートリアルがあってもそれは概ねシステムの説明だから特に面白い部分では無いし、そのチュートリアル通りにやったらアニメの尺が足りなくなる

結局はアニメ制作スタッフの問題だろ
俺の「ラブライブ!」は全く問題無かったのだから

「ラブライブ!」は最初からキャラ特化で主人公無しでいけたからな
アイドル系はソシャゲの主人公ではなくアイドルキャラを中心というか主人公にして話を作れる世界観なのがアニメにする上では有利なのだろう

ソシャゲの主人公に関しては「アイマス」がプロデューサーをアニオリキャラでやってファンに受け入れられているし、絶対に無理ではないと思っていたが言われてみればアイドル系作品は設定的にアニメ化に強そうだなあ

「アイマス」はアニメの主人公の扱いが上手いよな。
原作ゲームの「プロデューサー」のふわっとした業務範囲をプロデューサーとマネージャーを組み合わせたような所に上手く落とし込んで、メインのアイドルの活躍をうばうような出しゃばり方もしない。

アイドル以外にもたぶんスポーツ要素というかキャラ同士の競争がある作品でもいけると思う。「ウマ娘」もアニメやマンガの当たり外れはあるけど原作主人公問題については発生していない
問題は戦闘系だ

戦闘で主人公が役立たずに見える、ヒロインだけ戦わせているように見えるのが……これはギャルゲー時代とは違う、キャラカード収集して戦いがちな二次元ソシャゲにありがちな問題だろうか

その辺に関してアニメオリジナルで上手くやれないのだろうか?

ソシャゲの戦闘ってなんかよく分からん派手なエフェクトや光線が飛び交って顔面アップのカットインが入るとかだから……完全に0ではないが参考にできる「画」が少ないので「オリジナル」でやらないといけない部分が多過ぎる
だから脚本も絵コンテも主人公のカッコイイ戦い方まで考える余裕は無いんだと思う

アニメで視聴者の反応が出るまで主人公問題を意識していなかったと思われる作品も結構あるしな

そもそもアニメで描写されるような小規模作戦の指揮を上手く描くのは難しい

戦闘力がないくせに前線にいるのがおかしい
指揮所や指揮車両にいてスクリーンとヘッドセット装備、ファンタジー系なら魔法通信能力とかじゃダメなのか?

そこは原作だと大体現場にいる
そうでなければストーリーに主人公が参加し難いんだよ

最初から主人公出さないとかじゃダメなの?
原作はキャラに課金しているんだからキャラの方を出せばファンの要求は満たせると思うのだが

主人公出さなくてもそれはそれで失敗の理由になる
主人公がいないとソシャゲのキャラの感情表現ネタがかなり減るし、主人公の存在感が目立つ作品も少なくないので下手に削ると世界観が崩壊する

部下が超人ばかりの一般能力指揮官って難しいよな……

ソシャゲ原作アニメ主人公問題は「ブルーアーカイブ」でまた再燃したが、「FGO」の時も何かとツッコミの対象になっていたように記憶している
ゲームを遊んでいる分には主人公が一般人で部下に超人キャラがたくさんという設定でも気にならないけどアニメの視点で提示されると違和感が出てくるし、たぶん公式側も第三者の視点でどう表現すればいいのか分かってない所ばかりだと思う

「マギレコ」みたいに主人公の存在感が無いゲームなら主人公の存在感削ってメインキャラを主人公扱いでも良いんだけど、アニメ化まで行く二次元ソシャゲって主人公人気が高いことも多いから難しい

だから俺は主人公が最強な作品が好きなのさ!

主人公が最強だとソシャゲの商売が成立しないんだよ!
強い美少女キャラ売って稼ぐんだから!

今の二次元ソシャゲユーザーの間ではカッコイイ主人公が好まれるけど、アニメ視聴者や運営側にとってはそうではない

戦場で士気を向上させる統率力、戦術で強敵に勝利する智謀……どっちも「アニメの演出のためだけ」で作るのは難しい
原作の戦闘ではスキル名と攻撃力やバフデバフの設定と光が飛び交うエフェクトしか分からない
「グランブルーファンタジー」みたいに主人公も戦える作品もあるので原作のアニメ化向き不向きな問題でもあるけどアニメ化は当たった二次元作品のステップとしてある意味必須なわけで

主人公を戦える設定にするとゲーム内の戦闘に出さないといけなくなるし、編成枠を常に取られるようなものだからバランス調整が難しくなる
弱いキャラにしたらストレスになるし強過ぎると今度はキャラが売れなくなるのでグラブルとかはかなり苦労していると思う
だから指揮官やバッファー的な役割にして仲間や部下を出撃させる設定が何かと楽なんだがアニメ化まで行くと途端にデバフになるという……

戦闘力の無い指揮官型主人公というのは画面の外側にいるプレイヤーと重ねる分には都合が良いけどアニメのキャラとして動かすのは難しい
「FGO」主人公が「女に戦わせて後ろで叫んでいるだけ」「イキリ鯖太郎」とバカにされる原因もそれだった

主人公は後ろで叫ぶだけの戦闘スタイル……「ポケモン」なら問題無いのに……!

サトシの身体能力、耐久力を上回る二次元ソシャゲ主人公ってほぼいないぞ?
というネタはともかく、サトシは子供向けアニメ主人公だけあってポケモンバトル以外で本人がかなり動くからね
あと「FGOの」アニメにおけるぐだの後方役立たずぶりを他作品の主人公問題の弁護材料にする人もいるが、「FGO」の場合は後発作品で問題をある程度解決していてコミカライズはどれも上手く表現している。

同意する。個人的に亜種特異点3のマンガ版のぐだは特に良かった。
「FGO」はその後のアニメや、コミカライズ版も主人公の性格や戦闘参加を描写するようになってきているなど失敗の「次」がある、原作側が設定の解釈をいじって柔軟に対応しているのはちょっと感心する

「FGO」は原作ゲームも新しい方のシナリオだと主人公は特殊な魔術師としてわりと戦闘力のある存在になっているし主人公の脆さはありながらも普通に戦闘参加できるくらいの強さの描写になっている。
昔の主人公やアニメ版主人公のイメージでいると逆に驚くし、微妙だったアニメからも収穫を得ているのは長寿IPなだけはあると感じる。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の見方などイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国ではアニメ化の際にストーリー面で不満がある場合は脚本が悪い、映像表現に不満がある場合は予算が不足しているという批判が多くなります。ゲームの映像化に関しては求められる映像の豪華さが他の原作メディアより高いのか予算不足の批判が多くなる傾向があるのですが、二次元ソシャゲ原作アニメの場合はストーリーやキャラの扱いに関する不満からの脚本批判が目立つ傾向がありますね」
などといった話もありました。

中国のソシャゲユーザーがアニメ化に求める物に関しても独自の部分がありそうですし、機会があればその辺りについても調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「現役の日本の漫画家の中で鳥山明級の影響力がある漫画家は誰だろう?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本のアニメやマンガ業界ネタなどで定期的に議論が盛り上がっているそうですが、その内容や方向性については時代と共に変化している所もあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「現役の漫画家の中で鳥山明級の影響力がある漫画家は?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


現役の日本の漫画家の中で鳥山明級の影響力がある漫画家は誰だろう?
皆の個人的なイメージで構わないので教えてくれ!

もう雑誌連載してなくてもたまにイラストが出てくるレベルなら良いか?
それだと生きている日本の漫画家ほぼ該当しそうだけど

言われてみればそうだな
ではそれで頼む!あと影響に関しては後の作品への影響と作品の知名度や人気による社会的な影響のどちらで判断しても問題無い
鳥山明はどちらも大きかったからね

私がすぐに思い付いたのは冨樫義博だな
仕事ぶりとか何かと言われてはいるけど、売上でも作品の影響力でもかなり高いのは間違いない

鳥山明級というならまず複数作品が大ヒットしているのが条件か?
あと影響力については商業的な成績だけでは判断し難い。特に売上は現代と前世紀を比べると環境による違いも大きい。

とりあえず冨樫義博の影響に関しては「呪術廻戦」のパクリ具合を見れば分かるぞ!

あー……なるほど、確かにそうだ。現時点でアニメが世界的に一番勢いがあるかもしれない作品だから影響力も大きいか

影響力ということなら表現技法や世界観設定などの影響の大きさというのもあるから複数作品が大ヒットしているのが必須条件ではないと思う。
まぁこれは俺が大友克洋の名前を挙げたいからでもあるんだが!

大友克洋が凄いのは認めるが、評価や知名度はアニメ映画からの方が大きくないか?

マンガの方も圧倒的だよ
「AKIRA」の表現があまりにも模倣され過ぎて陳腐化しているだけ
「AKIRA」以前とそれ以降で日本のマンガ表現が変わったというのは本当の話

高橋留美子はどうだろう?

さすがに「犬夜叉」では「ドラゴンボール」と比べるのは無理だろ

いや違うって。このテーマは漫画家としての影響力だろ?
それに「ドラゴンボール」とあえて比較するなら「うる星やつら」や「らんま1/2」だよ

「犬夜叉」って実は高橋留美子作品では影響力が低い方だしな。
高橋留美子は現在の二次元では主にラブコメ系に対する影響が大きいかな?萌え属性のネタの多くは「うる星やつら」で既に使われていたという話もある(これより更に前で手塚治虫が既に〜というのもあるが)
「うる星やつら」「らんま1/2」「めぞん一刻」と「犬夜叉」以外にも大ヒット作品が複数あって現在も影響を与え続けているのはわりとトンデモナイ

高橋留美子が鳥山明級かは解釈が分かれるだろうけど、大ヒット作の多さや「人気と知名度を維持した」活動期間の長さは唯一無二と言える。

俺の大好きな久保帯人はどうでしょうか……?

俺も大好きな作家だけど、他の世代に対する影響力も考えるとさすがに鳥山明クラスは無いと思うわ
下の世代には「BLEACH」の話題通じない

改めて考えてみると、大人気になった作品1〜2本ではまだ鳥山明と比較できるレベルではないのが恐ろしい
私も好きな作家で良いなら青山剛昌だが、ヒットした作品は2本「だけ」だから鳥山明級とは言えない

荒木飛呂彦はどうだろう?「ジョジョ」だけではあるが長編連載としてずっと続いているし、ネタとしてもよく知られている

荒木飛呂彦はスタンドバトルという表現を生み出したスゴイ作家なのは確かだが、連載が鳥山明の全盛期とも重なっているから人気と影響の差のようなものもハッキリ見えてしまうのが……

一般人気が高いと言われるジョジョの第三部が少年ジャンプを連載していた時期って「ドラゴンボール」はサイヤ人襲来してナメック星で戦って超サイヤ人になったりしていた時期だからなあ

少年ジャンプ系の漫画家で調べてみたが永井豪は?

永井豪まだ御存命だったのか!?なぜか訃報を見たと勘違いしてた

石川賢と勘違いしたとか?それはそうと永井豪はこのテーマに合いそうだな
「デビルマン」はその後の作品に対する影響の大きさは明らかだし、スパロボの開祖の「マジンガーZ」、それに「ゲッターロボ」だってある

まだ尾田栄一郎が出ていないんだが
影響力については売上も世界的な影響でもトップクラスだし鳥山明級というならまず尾田栄一郎では?

私もこのテーマならまず尾田栄一郎だと思った
二十数年の連載期間中、ずっと日本の漫画界のトップだったわけだし、劇場版もこれからの終盤の展開もあるしアニメのリメイクも覇権が確定しているようなものだ

言っては何だが尾田栄一郎に関してはまだ作品完結させてないから評価し難い

私は尾田栄一郎の他作品への影響ということなら「FAIRY TAIL」とかくらいしかすぐに思い付かないが知名度、経歴としては現在の日本の漫画家の頂点の一人なのは確実だしこのテーマ的には無難な答えになるのかも

尾田栄一郎というか「ONE PIECE」はここ十数年程日本の二次元の看板作品として世界中で扱われているから影響力について鳥山明級といっても問題無いだろう
日本以外の売上でもほとんどの市場でトップか上位にいる

自分は影響力というなら尾田栄一郎より岸本斉史の方が大きいと感じる
今でこそ「ONE PIECE」の人気は「NARUTO」を圧倒しているが、最盛期は「NARUTO」の方が圧倒的で二次元の看板的なイメージがあったし、忍者バトルという面でも衝撃を与えた

上の方で出ている冨樫義博に関しては疑問だ
一線級の漫画家なのは否定しないがヒット作品の時期には井上雄彦や尾田栄一郎といった更にスゴイ作品がいたから鳥山明のような最強クラスというにはちょっと足りないのでは?

冨樫義博は売上で見たらもっと上がいるけど、中二病系や能力バトルに関しては極めて大きな影響があるんだよ
それでも影響の大きさに納得できないならそこに武内直子も加えよう

それは……ズルくないか?

そう言えば冨樫よりも仕事しているはずなのに現役で活動しているイメージがあまり無い井上雄彦がまだ出ていないな

井上雄彦はウチの国限定で考えると鳥山明よりも更に影響が大きいと思う。
ウチの国で社会現象レベルの人気になりそれが中国のバスケ強化、ヤオミンという存在が出現することにつながった
今の中国のバスケは下り坂だけど、一時期はアジア最強で世界的にもいけそうという空気にだったし若い連中が流川楓の真似して保護者の間で問題になったり、桜木花道が不良の主人公だと批判されて当時の青少年はスポーツを正面から描くスバラシイ作品なのに!と憤慨したものだ

社会的な影響力で考えるなら高橋陽一も外せない
欧州のプロサッカー選手に子供の頃に「キャプテン翼」を見ていたのが普通にいるなどサッカーの普及に世界的なレベルで貢献している
ただ先日引退を表明したので、このテーマとしては対象外かもしれない

そう言えばマンガも描いているということで宮崎駿というのはアリだろうか……?



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における見方も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「現在の中国のオタクにとって海賊版漫画の時代はかなり遠いものになっています。鳥山明作品が人気だった時期はまさに海賊版漫画の時代ですし、中国国内ではアニメの放映もほぼありません。だから実は中国では鳥山明、ドラゴンボールに関しても名声は良く知られていても、作品を体験して思い入れがある人は若い世代には多くないのです」

「現在でもドラゴンボール由来のネタは通じますし『爆表」』などのドラゴンボールネタの流行語も使われてはいますが、作品としてではなくネタとしてだけ認識されているような所もあります。現在の中国では鳥山明、ドラゴンボールに関して知識は十分にありますが思い入れについては一部の世代を除いてそれほど強くありません」

などといった話もありました。

確かに先日の鳥山明先生の訃報のニュースに関しても世代ごとの温度差のようなものは感じましたし、現在の中国でドラゴンボールに関して相対的に空白な地域になっているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

「男がいるなら遊ばない!」と叫ぶようになった中国のソシャゲユーザー

ありがたいことに
「中国のソシャゲなどで話題になっているML(マスターラブ)とは何か?日本のマスターラブとは違うのか?」
などといった質問を複数いただいておりましたが、先日この件に関する話やネタを教えていただきましたので今回はそれについてを

この「マスターラブ」(以下「ML」と略)ですが、元々は「FGO」のサーヴァントの「マスターラブ勢」から来ているそうです。
ソシャゲの中には恋愛や友情などの感情が基本的に主人公に向かっている「マスターラブ」的なキャラが多数出てくる作品も珍しくありませんが、中国オタク界隈で分かりやすく広まりやすかったのもあってかFGO由来の「ML」で定着しているのだとか。

この「ML」に関して当初は日本と同じような使われ方をしていたそうですが、昨年辺りからマスターラブ勢がたくさん出てくる作品、以前であればハーレム系とされていたような作品に対する呼称として使われるようになっていったそうです。

これだけで済めば良かったのですが、同時期の中国の二次元系ソシャゲ界隈では大手の作品が一般向けに寄せようとしたのか、それ以前の定番だった男性向け萌え重視の女性キャラの実装を控え、女性受けも狙える男性キャラの実装を増やしていく動きがあったそうで既存の男性ユーザーには不満がたまっていたそうです。

そしてついには
「有男不玩」(男がいるなら遊ばない)
というスローガン的な言葉と一緒に不満が爆発したそうで、その際に
「ML的な作品は無いのか?」
「自分が求めているのは一般向けではなくML的な作品なのに」
などといった不満の声と合わさってMLが使われるようになりイメージも変わっていった……とのことです。

この「有男不玩」の爆発は多方向に対して攻撃的なものだったらしく現在の中国オタク界隈ではML関連は何かと荒れた空気になっているのだとか。
またその結果現在の中国オタク界隈に置いて「ML」という言葉のイメージもネガティブなものになってきているとのことです。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「MLとは何なのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


結局「マスターラブ」(以下「ML」と略)なゲームとは何なのか
近頃は男性向け女性向けの対立の材料にもなっていてめんどくさい言葉という印象も強い

語源になっているのは「FGO」の「マスターラブ勢」だ
しかし「FGO」自体はとっくの昔にML扱いはされなくなっていて最近の作品だと「ブルーアーカイブ」とかがML扱いされている

「ML」に関しては日本では前から使われていたしこっちでも使われていたんだろうけど、広い範囲で使われるようになったのは去年からだろうね
ただ日本の二次元におけるマスターラブ勢、その前だと提督ラブ勢?みたいな使われ方ではなく後宮(ハーレム)系作品、ヒロイン多数な男性向け萌え重視作品に対して使われる言葉になっている

マスターラブ「勢」というように「FGO」ではサーヴァントの性格の種類みたいな使われ方だったんだけどね……

MLはハーレム系、恋愛メインの世界観とは少々違う所もある
ヒロインからの恋愛感情はある、或いはあるように解釈できるけどそれよりも主人公が挑む試練や事件解決を優先するのがML
英明な王と絶対の忠誠を誓う女騎士の集団という例えは上手いと思った

MLは語源の関係もあってか基本的にはソシャゲに適用される概念だが、ハーレム系とは広義と狭義くらいの違いはある
他のジャンルであえて例えるなら「ソードアート・オンライン」と「ラブひな」における主人公とヒロインの感情の方向や言動の違いみたいなものかな?
ヒロインの言動は恋愛メインではなく主人公の活躍やイベント解決におけるサポートや賑やかしがメインになる

MLも今はネガティブな意味が強くなり少し前とは使われ方が違ってきているのでヤヤコシイ
極端なのだとMLとは「女性キャラが自分を中心に回っていなければダメ、女性キャラとNPCの恋愛関係に見えるような展開は一切許さない、そしてそれを主張するとても攻撃的な連中」、「百合やカップリング萌えとも共存できない存在」みたいに言われることもある

そんな感じで騒いでいるのもいるけど、ML好きの多くは主人公がカッコ良くてヒロインや仲間からチヤホヤされて裏切られる利用されることもないような展開を求めているだけではないかという気もする

俺がまさにそんな感じだよ
そういった安易で雑な願望、妄想で楽しんでいる人間からすれば今のMLの扱いは厄介だし巻き込まれたくない
ただ近頃の二次元業界の傾向として大作では女性キャラよりも男性キャラの実装が重視されている、自分の好みのキャラやストーリーが無くなるのではという心配もあるのは確かだ

MLというレッテルは新しいけど暴れ方自体はヒロインが期待通りに主人公とくっつかなかったのをNTRだと騒いでいた時代とあまり変わらないようにも見える
いつの時代にもいる期待と違う恋愛展開に対する防御力の低い連中なのでは

問題なのはMLが男性向け、女性向けどっちにも使える概念だったことだろうか……そこがハーレム系とは違う。
日本の二次元では「逆ハーレム」というジャンルが形成されているけど、こっちではそれを直訳した「逆後宮」というのはあまり広まらなかった。「乙女向け」とかが使われ方として近い所もあるが、区別は曖昧だし女性向けで雑に括られることも少なくない。
そして男性向けMLだと思って遊んでいたのに実装キャラやストーリー展開で男性キャラが増えて女性向けMLっぽくなるゲームが増えゴタゴタするようになってきた

近頃はML系ゲームは気持ち悪いゲームだ、ML好きは他の解釈を許さないひどい奴らだみたいな話も出ている
実際ML内でも主人公の描写をどうするかなどの分派関連でゴタゴタしているし、外に対してはもっと攻撃的でハーレム系好きやカップリングともゴタゴタしているのであまり肯定する気にはなれない

キャラが全て主人公(自分)のためというのが気持ち悪いという意見が出るのは避けられないし「キャラにはそれぞれ自分の生活がある」みたいなテンプレ否定論も出ているので当面はゴタゴタが続きそうだ……

しかしちょっと同情してしまう所はあるかな
ゲームの方針が当初の方向、自分が遊ぶ動機だったものからどんどんズレて、自分の必要としないものにリソース突っ込むようになっていくのはソシャゲに限らずきついものがある

「有男不玩」という言葉が飛び出した背景については理解できなくもないのよね
「原神」のような二次元を代表する国産ゲームでオタクの男の生存できる空間がどんどん削られている
最初から一般向け、女性向けな作品ならばともかく二次元系ソシャゲの多くは男性オタク向けの萌えとエロで集客していた作品なのに

ならそんなゲームやめれば?課金しなければいいのでは?という話ではダメなのか?
コラボ先が女性利用者も多いというだけで批判が出るのはちょっと……

難しいと思うよ。何年も遊び続けた作品になるわけだし実際に費やした時間と金を考えたら……「進撃の巨人」の終盤の展開でブチ切れたウチの国の長年のファンよりひどいことになっているような気もする

「アークナイツ」辺りから男性キャラの実装と出番の増加、それによる女性ユーザー重視と昔からの男性ユーザーの居場所の無さみたいな雰囲気は形成されていた
そして「原神」もそれをやって成功したように見えた、その路線が維持されるという空気になっていたからついに爆発……

こういうのって一度爆発してしまうと何でもそういう風に疑われるのも問題だよ。「ドールズフロントライン2」も男キャラで限定ガチャやったら燃えた。
たぶん直近でリリースされる作品やアップデートは一般向けというか女性ユーザー向けのアピールになる男性キャラを計画している所が多いだろうから難しいことになるだろうね。

「原神」の1年間星五女性キャラ実装無しは「そういうもの」と受け取るしかない。「アークナイツ」からのあれで空気は変わった。
新規開拓は良いけど旧来のユーザーに飴を与える必要が無いわけではない。

なお逆に「原神」や「アークナイツ」のような成功を狙って広告ではイケメンキャラを前面に出して女性向けアピールしていたのにサービス始まってみたら男キャラ二人しかいなくて詐欺だ!となった事件も発生している模様

私は男キャラを出す、男キャラ同士の関係をアピールするならFGOみたいに上手くやってくれ……と思ってしまう。国産ソシャゲは公式で男同士の関係を見せる際に一般向にとどめるのが下手で男キャラの露出や絡みで暴走しがち。

恋愛要素に限らず二次元には距離があるから安定する、混ぜたら危険なジャンルがあるのに国産ソシャゲは商売重視と視野の狭さ、認識不足で何かとやらかす。
これは国産二次元市場が作品不足でジャンルの住み分けできるほどの余裕が無いというのも原因なんだろうけどね……

MLを過激に叫んでいるような連中は所詮小規模グループでしかないという見方には私も同意する
しかし小規模だとしても、そういうグループが導火線に火をつける、批判個所を提示して炎上させられるのが今の国内のネット環境だからどうなるやら
そして男性ユーザーの間で不満が蓄積されていること自体は否定できない

「原神」とかのセルランが落ちているからそういう情報が出てきた時点で不安と不信からの様子見と課金控えの影響は出ているのかもね
国内企業の運営はネット上の言論コントロールは上手いから外国の作品と違ってすぐに炎上と致命傷にはならないと思うが、肝心のゲームの方でイメージ変えないと下り坂な状況を変えるのは難しそう

「後宮」(ハーレム)にかわって「ML」というジャンルが出てきたようなものだが、一見ハーレムよりマシに見えてよく見たらMLの方が気持ち悪く感じられるのは分かる
しかし近年の二次元界隈では男のユーザーは放っておいても課金する、たまにエサをやればいいくらいな扱いなので「有男不玩」という馬鹿らしい動きが出るのも分からなくはない
なんとも難しいな

ソシャゲユーザーって切って放っておいてもまた生えてくるニラに例えられていたように、愚痴を言いつつ惰性で遊んで課金しているのも多いからね
ソシャゲは既に金も時間も使っているからやめる、移住する踏ん切りが難しい

こっちのソシャゲ市場って欲望を刺激してキャラをガチャで売る商売でやってきたし、ユーザーの受け取り方が男性向けか女性向けかで分けられてしまうから男女ファンの共存する一般向けというのが困難だ

中国のゲーマーは性能重視だから男キャラでも強性能でたまに混じるとかなら許容できるかもしれないが、ずっと自分の嗜好と違う男キャラが続いたら反発もするし、キャラ格差が炎上の火種にもなる……

ところで一般向けという名の女性ユーザー重視に走る所は多いけど、実際の所女性ユーザーってどれくらい課金するの?男性ユーザーよりも課金するのか?
ファッションやレジャーならともかくゲーム課金はよく分からない

そこは不明。データも出ていないからふわっとしたイメージで語られがち。
まぁ男女間の紛争がさらに激化するし、何かと曲解されるデータになるだろうから表に出したくないのかもしれないが

国内向けのゲーム運営をする場合、女性キャラの特定部位の強調や露出によるエロ売りが今でも効果的なのは間違いないが、リスクがどんどん高まっているので人気になればなるほど使うのが危ない要素になっている。
だから「売り物にできるキャラ」が男性キャラばかりになるというのは分からなくもない。もちろん自分の遊んでいる作品でそうなったら困るけど。

二次元界隈だと人気になったアニメが炎上と通報でダメになるというのが近年かなりの頻度で発生しているけど、ソシャゲだって規制は定期的に発生しているからな
市場が大きいとはいっても課金や未成年ユーザー関連で批判されることも多いからエロ関係の導火線で爆発する可能性は常にある

理解できる話だ
二次元系ソシャゲのエロ売りに関して昔はやったもん勝ちだったが、ここ数年の国内の状況ではそんなことはもう無理、リスクが高いというのがハッキリしている
男性向けで稼げないから女性向けメインの方針になるのも商売として見ればそういうものだと思える
しかしそういう作品やその運営をしていた会社は良くも悪くも「オタクに媚びた」作風でユーザーを集めて儲けていたんだから課金して支持していた連中から反発がでるのも当然か

エロ売りの問題はそこだよ。
上からの規制は絶対だ。しかしそれで修正したら今度は下からユーザーの反発が出て作品の評価が下がる。
一回や二回であればユーザー側も仕方がない、運営も頑張っていると我慢してくれる。しかし規制が常態化して運営にとって都合の良い規制対応版を出したから今まで通りに喜んで金を払えというのはさすがに受け入れてもらえない。

でも現在の環境で昔のようなエロ売りに戻るのは難しいからMLのゴタゴタでユーザーが得する方向になるとは思えない
結局は課金控えで市場縮小の原因になるだけ、MLという言葉自体もこのまま否定的な意味で固定されそうな気がする

この数か月でもうMLという言葉の意味が変わっているよね
明らかにML的な「アズールレーン」でさえもユーザーはそっちで呼ばれるのを嫌がるようになっている節がある

中国のユーザーはエロだけを目的に遊んでいるとされるのを嫌がる、自分の推している作品には意義がある、含蓄があると思いたがるといった傾向が存在する
だから「ML」という言葉にネガティブな意味がついたら議論よりもレッテルの貼りあい、批判の口実にされていく可能性も高そうだ



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でもこの件の味方に関してはイロイロと別れているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「ソシャゲの運営会社を信用するのは難しいです。しかし中国ではそれとは別にユーザー側がなかなかゲームを見捨てる選択ができないという問題もあります」

「これは国向けの二次元ソシャゲで『遊べる』『安心して課金できる』作品が少ないことや埋没費用の問題だけでなく、中国では御宅に限らず主流になっているコンテンツから自分が外れる、自分がそのコンテンツに関連したグループや話題に入れなくなるのを恐れるのが影響していると思います」

「個人的な考えになりますが、中国のオタクには『not for me』で割り切れる人が日本と比べてかなり少ないです。主流となった作品に価値がある、安全で自分の投資(お金や時間や感情)が無駄にならないという認識が影響しているのだと思います。昔の中国オタク界隈でよく見られたような覇権作品(とその作品を追いかけている自分)にこだわる、それが自分のオタクとしての正しさ(と他者を下に見れる地位?)の根拠だと考えるような層と似た部分もあるのでしょう」

などといった話もありました。

MLという言葉の扱いや近頃の中国国内におけるソシャゲの動向に関しては私も把握できていない所が多いので、今回の件に関してはいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「自分の好みがマイナー過ぎる人間はどうすればいいのか?仲間も好みの作品も見つからない」

中国オタク「一時期流行った二次元の擬人化も、そろそろ終わりだろうか?まだやってない有望なネタや近頃当たった擬人化ネタってある?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

いわゆる「擬人化」ネタに関しては中国でもミリタリー系を中心に国産作品が盛り上がっていることもあってか、中国オタク界隈でも擬人化が二次元における定番要素として認識されているそうですし、それに関する議論や考察が盛り上がることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで粉われていた
「擬人化ネタの流行りとその終わり」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


一時期流行った二次元の擬人化も、そろそろ終わりだろうか?
近頃はそういう話を聞かなくなってきたけどまだやってない有望なネタや近頃当たった擬人化ネタってある?

「ウマ娘」の大当たりが凄かったけど、考えてみればその後に続く擬人化ネタの当たりは無いかもしれない

ジャンルを創る、模倣が出るようなのはもう出ないんじゃないかな
「ウマ娘」に関しても結局大人気になったのは日本だけだし「艦これ」のようなジャンル形成、フォロワーは出ていないように見える

現在の環境で勝負するならキャラの量産ができるだけでなく、ストーリー性もあるネタの擬人化でなければ厳しい

擬人化の元ネタには数、歴史、ストーリー性が重要といった見方は以前からあったけどオタク向けにアレンジすることの上手下手もあるからなあ

珍しさ、前例が無いだけで選ぶと上手くいかない
それをソシャゲ向きに加工できるか、アニメやマンガ向けに加工できるかは別問題

アニメは当たった後の話になるし基本的に考慮しないでも良いのでは?
アニメに関しては「艦これ」も最初から失敗しているし、「ウマ娘」でさえ第三期でゲームネタと元ネタとアニメの構成を明らかに失敗していた

あとやってないのは電子製品とかハードウェアネタとか?家電擬人化がこけたのは知っている

PC関連ではOS擬人化とかもあったけど、ハードウェアに限らず企業が絡むネタで商業展開するのは無理だろう。
基本的に一般常識レベルの存在で、商標問題が発生しないネタじゃなければ扱えない。趣味でやっていてもイメージに影響が出るなら潰される。

日常的なのだと車とか、ミリタリー系だと戦車や戦闘機とか当たりにできるネタだと思うのだが

ミリタリー系はそう考えて始まったと思われる様々な企画が「艦これ」の後に出たけど……兵器系で続いているのって国産の「ドールズフロントライン」くらいじゃないか?

戦車関連は何か当たったのがあった気がするが思い出せない

日常的なもので擬人化できそうなのだと鉄道の擬人化がまだ無かった気がする
車両や路線の種類も多いし歴史も長いからエピソードも豊富だ

鉄道は中国に入ってきていないだけで日本では老舗の二次元ソシャゲとして「駅メモ」がかなり続いているはず

「駅メモ」を調べたら現実の駅と連動した位置情報ゲームなのか。これは商売としては手堅いけどジャンル外に飛び出すのも、日本国外でのサービスも難しそうだな
そして10年続いている……これは「艦これ」後の擬人化大爆発を生き延びた作品なのか?

二次元の擬人化に必要な量も元ネタも身近さも備えているはずの書籍の擬人化ネタとかどこかで爆発しないかと思っていたんだが、結局爆発しなかったな
ネタにされていないわけではないんだが

日本の二次元だけでなく韓国でも「Limbus_Company」とかがあったし失敗していない作品はあるんだろうけどね

その辺りのジャンルとしては作家ネタが「文豪とアルケミスト」で爆発している。作家をモチーフにしたキャラデザインだから厳密には擬人化ではないが、ある意味では書籍擬人化の上位互換
作者と制作物をセットにした方が強いということなのかもしれない

音楽なんかはどうなの?クラシック音楽は世界観的にも有利だし、昔の流行歌やロックの名曲なんかも良さそう

現代音楽の名曲は版権がガチガチに固まっているし、ミュージシャン自身やそのファンだっているメインカルチャーな音楽とサブカルでオタク向けの二次元ネタは相性が悪いなんてもんじゃない

そっちの方向だとボカロ曲を使ったり、人気の歌をアイドルキャラ(つまり声優に歌わせる)にカバーさせる形で活用されている
ポップスの擬人化ネタが無いわけではないだろうけど、商売として成立するのはこの辺だろう

音楽は擬人化するよりアイドル出した方が良いということになっているのかもね
過去にクラシックや作曲家ネタのソシャゲも出たけど長続きしなかった

そもそもクラシックは一般庶民にとっては遠い存在だし名前と演奏をセットで思い出せる曲は少ないし思い入れも無いから金を出す動機としては弱すぎる
結局は元ネタの支持層が二次元オタクと重なっている或いは相性がいい、ソシャゲユーザーと重なっているのが無ければ厳しいんじゃないかね

上で出ている書籍ネタもそれに近いのかもな……
「文豪とアルケミスト」に関しては元ネタの作家のキャラが濃い、現実での関係性や執筆活動における影響なども使えるのが強いと聞いたことがある

上でも言われているが、車の擬人化は行けると思うんだが……「カーズ」みたいなキャラ付けしたアニメだってある

車はソシャゲでレースものはできない、カード集めだけで人気になれるのか?と考えたが「ウマ娘」がレースやってるからデザイン次第ではいけるような気もしてきた。

でも車は実名出せるかが怪しいから無理じゃないか?
過去に無許可でやったのはあるようだが

車はそれが刺さる層相手にやるなら公式実名でやらないとダメだろうし、企業側が自分の所の看板車種でソシャゲに金を吸い上げさせるのを許容するとは思えん
馬の名前の使用に許可は必要ないという判例が出ているウマ娘でさえ馬主に許可を取っているくらいだから自動車メーカーに無許可で商業ゲームは無理筋だろう

そして調べたら「レーシング娘。」というのが既にDMMで制作されている
出ているイラストを見ても萌え擬人化に失敗しているしダメだったんだな……

擬人化萌えソシャゲに関してはDMM探せば使えそうなものは大体使われているのが分かるよ。確か音楽家、音楽ネタのもあったはず
またその多くが既にサービス終了というのも見て取れる

車の擬人化で企業公式で実在の車も登場する「車なご」というゲームは出ていたらしい
今調べてもほぼ情報が出てこないのはそういうことなんだろうけどね!

大当たりした「艦これ」や「ウマ娘」を見てもミリタリーオタク、競馬文化といった鉱脈、前提条件が存在したわけで……
上で出ている「駅メモ」もオタクと相性良かったのではないかと。日本には二次元系のオタクよりも歴史が古く根強い勢力のある鉄道オタクが存在すると聞く。

地域、地名、城などは観光地とのコラボもできて強いと聞く
「艦これ」の人気で始まったのが明らかな「城プロ」もリダイブ挟んでいるけどかなり長く続いている

ソシャゲではなく二次元全般になっているがずんだもんと東北ずん子のプロジェクトは日本の二次元系の地域振興ネタにおける代表的な成功例だね
日本のオタク界隈でもネタとして定着するレベルの成功を収めている模様

地名ならともかく、宇宙の星や星座ではダメかな……

擬人化が神話ネタになりそうだし、それだったらFGOのサーヴァントとかの方が良さそうだからねえ

擬人化が流行った理由の一つがキャラの量産が容易というのがあったけど、現代では二次元絵の量産にAIが入ってきたから擬人化はコスパが悪くなっているという見方もできる
元ネタが無いタイプはAIが苦手だし、それなら歴史人物など既に「娘化」の前例があるテーマの方が楽だ

なるほど、理解できる話だ
人気の作品やキャラからパクるというかテーマを決めて量産する、そこから更に派生パターンを量産する方が簡単だよね

艦これからの艦船擬人化は美少女に武器載せれば良いだけなので模倣しやすい、ソシャゲ業者が発注しやすい、美少女部分でバリエーションを出しやすいというのもあったからな
AIで美少女部分の下限が上がって量産可能ならそっちを強調した方が良い

環境の変化ということなら求められるゲームのレベルが上がって開発運営費用も急上昇しているという事情もある
「ウマ娘」はトゥーン系の3Dモデルとして世代交代をさせたソシャゲのAAA、ライブシーンとかまさに「以前」と「以後」だ

ソシャゲにも資本力が必要とされる時代になっているし現代の環境では「擬人化」頼りの企画、アイデア勝負はもう無理なのかもしれない
「艦これ」は当時の環境だから歓迎されたわけだし現代の環境では価値があるのは昔から続く「艦これ」だけで同レベルで模倣したゲームに価値は無い

ストーリー性が必要になった時点で世界観やキャラクター設定などの深さも求められるようになるので、元ネタ由来のキャラの数という物量で押す擬人化ジャンルを拡大するのは難しくなっている気がする
「ウマ娘」も人気が爆発はしたけど模倣する後発作品は出ていないわけだしね

古くはSFが一般化していったし、近年はハーレム要素が薄れるのと見せ方の変化でサブ属性になりつつある
今度アニメ化される「ブルーアーカイブ」も擬人化系作品っぽい所はあるが神話モチーフだから伝奇系、中二病系が近いし単純なハーレム系ではなくマスターラブ系の方向になっているなど昔の人気ジャンルの再アレンジが混じる人気作品も目に付く。
単純な擬人化はもう厳しいだろうけど、サブ属性として活用する人気作品は今後も出てくる可能性はあると思う。

他に考えられるのは元ネタのIPが強い作品だろうか。
ディズニーの「ツイステッドワンダーランド」は女性向けの改変も上手いが、元ネタの知名度も圧倒的に強い

今はキャラを長期的に売る、話題性で煽って売るにはキャラの性能と絵だけでなく、ソシャゲであってもストーリーと設定も欲しい。
しかし長編ストーリーを作る上での世界観が擬人化ネタだと難しくなるという問題が見えてきている。国産ソシャゲもミリタリー系擬人化キャラは量産できて当たりも出せたが、ストーリーや世界観ではイマイチなままで後発に抜かれて存在感が……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国でミリタリー系擬人化ゲームが大人気になりジャンルが形成された理由としては、日本市場で例えるならエロゲーと家庭用ゲームと同人ゲームの需要を満たす作品だったので稼げたという事情が有ります。当時は手軽に遊べる中国語のゲームが本当に不足していました」

「原神が大ヒットして以降、中国のゲーム業界では原神のような作品を作ろうとする動きがたくさん出ていますが開発費の上昇と景気の悪化、そこに規制が重なってとても難しい状況になっています。現在の環境では擬人化ネタのゲームで手軽に稼ぐというのはもう無理でしょう」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

それから管理人の艦これのイベント状況に関する質問をいただいておりますが、お陰様で今回は甲でクリアすることができました。オリョクル時代に鍛えた潜水艦組が特効で活躍してくれたのがありがたかったですね。
ただ今回は掘りの運に見放されているようで、伊36がまだ出ません。現在攻略以外の周回がE2で約50回、その後E1で約60回。E1ならドロップ率5%弱らしいのですが……
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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