「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

中国オタク「自分がずっと好きな作品を『私が小学生の頃の作品ですよね』と悪気なく言われた時に自分が年寄りになったと実感した」

気が付けば師走で今年も残り少しに……ありがたいことにそんな気分に合いそうなネタをいただきましたので今回はそれについてを。

中国で本格的に「オタク」の概念が広まり定着したのは2000年代半ば頃からですが、なんだかんだで20年近く経っていますしジェネレーションギャップや老いを感じるオタクも増えてきているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「オタクとして自分はもう年寄りだと実感した瞬間」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆は自分がオタクとしては年寄りになってしまったと感じたことってない?
私は最近知り合ったオタク仲間に自分がずっと好きな作品を「私が小学生の頃の作品ですよね」と悪気なく言われたときにそれを感じてしまった……

最近始まったことじゃないけど、オタク界隈を飛び出すような大人気作品の話題に入っていけなくなったことかなー

それ以上に周りに自分の好きな作品について語れる人がいなくなった、自分の好きな作品が昔の作品扱いされるようになった時に自分が年寄りになったと感じるよ
探せばそういう話題が通じるフォーラムは見つかるけど、探さなければ見つからない

憧れの先輩キャラが全部年下だと気付いたとき

それはこの間葛城ミサトが年下になったのに気付いた俺にもダメージを与える発言だぞ!?

俺は昔ある新作を賞賛する例えとして古い名作を持ち出して語ったことがあるんだけど、その「新作」が今の新作アニメを賞賛する例えとして使われているのを見たときだね
その新作アニメ自体は面白かったけど、何とも言えない精神的な圧力があった

うっかり「最近のアニメは〜」と雑な括りで否定的なことを言いそうになってしまったとき
昔歳をとってもそういうことだけは言わないようにしようと思っていたはずなのに!

「紙の漫画なら小さい時に触ったことがあります」と言われた時……いや、俺も考えてみれば直近一ヶ月くらい紙の漫画を手に取ってないのに気付いてしまったが……

自分が知らない、自分では思いつかないであろうオタク用語に出会ったとき
今の若い世代は小説を「一次元」と呼ぶけど、元になったであろう「二次元」は日本の影響があるオタク向けアニメマンガゲームラノベなどに対する雑な呼称だ
そこから一次元なんて言葉は出ないだろ……

理解できる。二次元には日本のラノベも含まれていたから小説を一次元と言う発想はないよな……つまりラノベを普通に読んでいる俺は……

エロゲーについて語ってる時に「スマホ版は無いんですか?」と言われたときかな

家庭用ゲーム機の一般向け作品でも「スマホ版は無いんですか?」と聞かれるね
彼等に悪気が無いのは分かっているけど微妙にダメージが来る

ゲームで主流層との好みがズレたと実感した時。例えばこの数年だとポケモンの「ソード・シールド」で俺は批判的な発言をしていたが周りを見たら大絶賛。こういうのに何度かぶつかって自分の考え方を変えなければダメなんだと実感するようになった。

今はスマホ経由で二次元に入るのが多いしな
スマホだけでで他の話題が無い、スマホゲーについていけなくなった後に見るもの遊ぶものが無くなって抜け殻っぽくなる人がそこそこ出ているのは気になる
好きなものが終わった、或いはダメになった際の行動にも世代の違いを感じる

新しい流行についていけないから歳をとったと感じるだって?
ようこそ!「ラブライブ!」の時にアイドル系作品についていけなかった自分と同じような人が増えてくれて嬉しいよ!

アイドル系は少し前の「少女☆歌劇レヴュースタァライト」、今ではバンドリからの「MyGO!!!!!」など新しい動きが出る度に老いを実感する人間が出ている気がする

私にとっては「V」が指すのがボカロではなくvtuberだと気付くまでに時間がかかったときがそれだった!

今大人気な熱血系作品を面白いと感じられなくなったとき
ここだから言ってしまうが「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」が大人気になる理由が分かんない

「鬼滅」も「呪術」も熱血系ではあるが、最新の作品だから昔の熱血系とはストーリーの見せ方やキャラの扱いが違うので昔の感覚だと合わない所が出るのは仕方がない

流行っている作品についていけないこと自体は好みと流行がズレただけだし、私はそれが年寄りになった結果だとは思わない
流行に取り残されたとは思うが

でも昔はその時その時の覇権作品、最先端の流行作品を追いかけて理解しようとしていなかったか?
「理解できない」ならともかく、「理解しないでも良い」とスルーしてしまうようになったらそれは老いだと思う。

マイナーな作品、不人気な作品を追いかけている分にはあまり影響ない話題だな。元々話が通じる人少ないし、作品に関してもアナログで確保していたりしたので昔から技術や環境に取り残されている体験ばかりだった……

作品に関する討論で、皆の議論の対象になっているのが自分にとっては枝葉末節な部分だと気付いたときだね
気にする部分、興味をひかれる部分が違うのは世代の変化を強く感じるよ

シリーズの最新作に対して過去の作品を語って否定的な態度でいる連中が老害扱いされるのを見たとき、老害扱い側の意見を結構理解できてしまったときだろうか
ガンダムの新作なんかでは毎度のことではあるが「水星の魔女」の時は以前より更にハッキリしてきていると感じた

自分は最近では論争の対象になるネタが見つからない、炎上しているネタに対して何の感情もわいてこないね

それは歳をとったどうのこうの以前に、疲れ過ぎているのでは?
趣味でまで無理をする必要はないからまず休もう

主人公達が不幸になっていく作品がダメになってしまったのは俺が歳をとったからか、疲れているからか或いはその両方によるものか

どの新作アニメも最初から追いかけてまで見る気がしないと感じてしまった時だな……この1年くらいはずっとそんな状態だ

新作アニメ関係は気力と体力を使うから老いを感じやすいと思う
私も仕事で忙しいから新作アニメが見れてないけど、考えてみれば学生の頃も下手すれば今以上に忙しかったのに新作アニメは追いかけていたんだよな

2010年代をいまだに「最近」扱いしていることに気付いたとき、かな

この話題を追いかけていて、ネットで出会う新しいネタ用語や名称に関して分からなくても大して気にしなくなった自分を発見したときに年寄りになった自分を感じたのを思い出した

昔からの知り合いが徐々にネットから消えていく、音信不通になっていくこと
生活が変わってネットから離れるようになっていったなら良いんだけど、最近の景気を考えると嫌な予感もするのがまた何とも

同意。結婚したとか仕事が忙しいから趣味に使う時間が無くなった、趣味が変わったとかなら残念に感じるけどまだマシなんだが



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも周りの変化と一緒に自分の変化も感じて考えてしまう人は結構いるようです。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「昔はオタクとして流行作品を知っていなければならないと含蓄がある作品、オタクが見る価値があるという評価の作品を追いかけていましたがいつの間にかそういうのを気にしなくなっていました。そして若い頃は作品を見ずに軽蔑していた萌え重視の作品や子供向け作品も好みに合えば見るようになっているので歳をとるのも悪くはないと思っています」

「でもストーリーや設定が複雑な作品は見ていて疲れるようになってしまったので、自分が楽で爽快感重視な作品を選ぶようになってきているのも感じます。そこは少し残念です」

などといった話もありました。
長編、ハードな作品に関しては私も昔と比べて手が出なくなっていますね……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

12/7修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「二次元関連グッズの中でねんどろいどだけ妙にたくさん、すぐに作られるように感じるんだけどなぜだろう?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもオタクグッズに関しては何かと注目されているようですが、なかでも立体化関係は特に話題になりやすいそうです。また立体化の中でも「ねんどろいど」は比較的手を出しやすいアイテムということで広い範囲に支持層がいるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ねんどろいどが様々なキャラで作られているのはなぜか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元関連グッズの中でねんどろいどだけ妙にたくさん、すぐに作られるように感じるんだけどなぜだろう?
人気が無さそうな作品、マイナー作品、オタクと関係無さそうなジャンルでもねんどろいどが出ていたりする。

あれって安く作りやすいからじゃないの?

どうなんだろう?制作コストも商品の値段も上昇しているから普通のフィギュアと比べて特別安いということはないような……?

頭部はそんなに変わらないし、髪と目を変えれば大体作れそう

しかし規格に合わせて作れるにしても、共通しないパーツもかなり多いからそこまで安くはならないのでは?
いやでも、一般的なフィギュアと比べればそれでも楽なのか……?

パーツ少ないしリアル頭身より造形で気を付ける部分少ないから相対的に簡単。だから速く、安定したクオリティで生産できるんだろう。
新作アニメでもメインキャラがすぐに出揃うなんてのが珍しくない。

勢いがあるうちに商品化できるのも良さそう
フィギュアの場合だと予約して商品が来るのは来年、延期して再来年なんてのは珍しくないし

ここまでたくさん出ているのを見ると、グッドスマイルカンパニーの能力だけではないように見えるんだよな……あそこはねんどろいど以外のフィギュアやプライズフィギュアでもマイナーなキャラ出してくれるのでありがたい会社だけど

人気が無いとか作品自体がマイナーなキャラだとねんどろいどが唯一の立体化みたいなことも多い
無いよりは良いけど、複雑な気持ちにもなる

今のねんどろいどは安いわけではないぞ?
可動フィギュアの方が安いこともあるくらいだし、低コストで作りやすいというのは理由にならないと思う

それでも他特作りやすい、改造しやすいというメリットはあると思う。それにいわゆる普通のフィギュアはねんどろいどより更に値上がりしている。

私がねんどろいどを買うのはハズレが無いというのも大きいかな。カワイイし失敗もないだろうからと買っていたらいつの間にか部隊結成可能な規模になってしまった。

ところで、ねんどろいどよりもアクリルスタンドや缶バッジの方がすぐに作られるグッズなんだけどそっちはあまり意識されてないのだろうか?

だってそういうグッズって既存のイラスト流用が多いしコレクションの対象としてはちょっと……日本だと推しのアピールとして有用らしいが
それに対してフィギュアは明確な新規デザインだからね

なぜかすぐに作られるグッズと言えば抱き枕もあるけど、これって大体は非公式の「実用目的」アイテムだからやはりコレクションではないよな……

ねんどろいどは立体化の中ではローコストで手堅い。製造過程も安定しているから注文した数を揃えやすい。高価なフィギュアでも顔が崩れていることがある界隈だからこの安定感は売る側も買う側も心強い。

国や地域限定版のねんどろいども出ているのを見ると、かなり作りやすいんだろうな

ねんどろいどのリストを見ていると誰だよこれ?とかこんなのまで出ていたのか!?となるよね

本編では出番数回しかないキャラや、現実のアイドルや声優のねんどろいど化商品もあるからな……

国産SF「三体」のねんどろいどまで出ていたし本当になんでもあると驚く

テンセント版「三体」の汪茵淵錺鵐潺礇)だったか。私は買おうとは思わなかったが、ねんどろいどの守備範囲の広さにはとても驚いた。

ねんどろいどに関しては安めのコストでデザインと生産ができることも強みだけど、販路が良いという強みもあるよ。今はちょっと高めの価格になっているが、アニメを見るくらいのファンが手に取るグッズとしてはかなり良い選択になる。

同意。公式グッズの中ではイラスト張り付けた量産ではない、しかし高価過ぎるわけではない良い位置にあるグッズだからな。

人気が出たら再生産、服装変更などのマイナーチェンジで数を増やせるのも良さそう

服に限らずパーツも換装できるわけだからな。デザインしてから出すまでが比較的早いのは人気の移り変わりが激しい二次元ではかなりの強みになる。

萌えグッズとしては分かるんだけど、おっさんキャラのねんどろいどまで出ているのは不思議で仕方がない。あれって誰が買うんだ?制作側の自己満足?

フィギュア買うのは男だけじゃないぞ
ねんどろいどは女性向けのキャラもかなり強いし、ねんどろいどサイズになって時点で萌え寄りのデザインになるから美形じゃないとおっさんだとかなキャラデザは大した問題ではなくなる。

ねんどろいどもハマってしまうとかなり危険なジャンルではある。
アイドル系作品だとグループを揃えるようになってしまうし、ねんどろいどのスケールに合わせた家や家具なんかもあるからキリがない……!

上で販路の話が出ているけど熱心なファンがいるようなキャラであれば熱が冷める前に売り出せて確実な売り上げが期待できるのも良いんだと思う。
立体化がねんどろいどだけな場合、グッズを買うようなファンならほぼ確実に買うだろうから。

ねんどろいどに関しては作りやすい、売りやすいからメーカー側も積極的に営業かけているんだろう。
ウチの国でも某プロダクションが「ねんどろいど作らないか?」と営業欠けているという話は聞くしね

簡単にまとめれば企画が通りやすい、比較的安定した質で安く作れる、一般向けでのコレクションアイテムとして売れるということだろう。

ちょっと疑問なんだけど一般向けのコレクションとしての価値はどうなんだろう?
一般向けということなら普通のフィギュアのように、価値があるとかオークションで高値で売買されているアピールの方が有用に思えるんだけど……

カワイイ系のグッズは男女問わず売れるし、今のオタクは価値よりも個人の趣味で集めるからセット購入が期待できるんだよ。
それからエロ要素が消えるのも良いと聞いたことがある。エロ要素が消えれば一般向けの販路、店頭に置きやすいので結果的にフィギュアに興味がない人間も手に取りやすくなる。

そっちの……安全の方でか。確かにねんどろいどならウチの国でも取締りや社会的な批判の対象になり難いし、売る側もやりやすいな。
なんだか納得できた。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「ねんどろいどは中国のオタクにとって価値をアピールするプラモやフィギュアとは違ったコレクションアイテムになっていると思います。私も自分の観賞用に買っていたらいつのまにか10体を超えてしまいました……」
などといった話もありました。

現在の中国オタク的な感覚だと価格的にどうなのかは私もよく分かりませんが、中国オタク界隈でもねんどろいどが気軽に手を出しやすいグッズになっている所はあるようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「近頃はなんだが生き返らない方が良かった、生き返らないままでいて欲しいキャラが多いように感じる」

12月に入ったらなんだか急にゴタゴタしてきたように感じてしまいますが、ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国ではお約束、テンプレ的な展開の扱いに関して好みや「こうあるべき」という認識が強いという話も聞きます。またそういった背景もあってか、中国オタク界隈では人気の作品で何かと話題になるような展開が出ると関連するテンプレ要素に関する議論で盛り上がることが多いそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃は生き返らない方が良かった、生き返らないままでいて欲しいキャラが多いように感じる」
などといったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃はなんだが生き返らない方が良かった、生き返らないままでいて欲しいキャラが多いように感じる。皆はどう思う?
俺は昔は生き返った方が良いと単純に考えていたような気がするんだが……

最近だと「呪術」の五条悟や「フリーレン」のヒンメルに関してそういう議論あったよね
そしてどっちも単純に生き返って欲しいという意見は否定される流れになっていた

五条悟は死に方も死んだ後の扱いもネタになってファンの熱が冷めちゃった感があるね
生き返ってもチープな展開になりそうだしこのまま風化していくのが良いのかもしれない

ヒンメルは「生き返らないのが良いんだ派」と「フリーレンに若い時の姿で同じ時間を過ごして欲しい派」でもめてる所もあるような……

ヒンメルは作中で年老いて死んでるから単純に生き返るのもそれはそれでどうなんだという話になるのが外から見ている分にはちょっと面白いね

死んでしまった仲間が生き返る展開を妄想することは多いけど、実際に生き返ってカッコ良く活躍してくれるとは限らないからな!

死に方がアレでもう死なせておけばいいよ扱いになるのもいるけど、生き返って欲しいとファンに願われるキャラって死ぬ時が一番輝いている、印象に残っているケースが多いと思う
だから雑に復活すると死ぬ時の輝きがチープになってしまうのではないかと

しかしチープに生き返ってハッピーエンドになるというのも、需要はあるんだよね
作品の完成度的にはダメなのかもしれないが

「シュタインズ・ゲート」のように復活そのものが目的なら問題になるのはストーリーの良し悪しだけになると思う
しかしバトル系は難しい。キャラの扱いに加えて戦闘力のインフレなども関係するから。

一番ダメなのはきちんと死なせた後に人気のために復活させるケースだよ
ストーリーとしてもキャラとしても台無しになるしその後の展開についても期待されなくなる

みんなの想像するのとはちょっと違うかもしれないけど、過去の人物が現代に蘇るという展開だと敵でも味方でも失敗は少なくなると思う。限定的な助っ人とか穢土転生みたいなのとかね。

NARUTOで思い出したけど実は死んでいなかったみたいなのはこのテーマ的にどうなの?

「実は死んでなかった」もある種の復活だし議論の対象に含めても良いと思うよ。生死不明にして復活させるかどうかは後で決めたみたいな作品は少なくないと聞くしね。

個人的には「FAIRYTAIL」の死んだキャラ、死んでなかったキャラの扱いはかなり納得できたかな

しかし復活させて本編とは別の所で活躍させるのはアリでは?
例えば俺は「バキ」の烈海王は死なせておくのが良いキャラだと思っていたが、異世界転生させて俺TUEEEEEさせるのはキャラと作品の売り方としてアリだとは思ったよ

「ドラゴンボール」くらいまでいけば逆に気にならない、そういう展開も楽しめるようになるぞ!
「ドラゴンボール」キャラが死ぬ意義が消失するレベルで死んだり生き返ったりしているから俺はこのテーマ的には無しだと思う……

私は復活が安っぽくなり過ぎなければ良いと思っているけど、自分の好みから外れた際に文句を言わない自信も無かったりする

世界観次第じゃないか?「ドラゴンボール」みたいな世界観なら死亡と復活を活用しない縛りを作るのは逆にあり得ないから「生き返らない方が良かった」とはなり難いだろう。

でもあまりにも濫用されると「もうそのまま死んでおけ」とならないか?
私はアメコミとかビジネスの都合で死んだり生き返ったりするからもう気にしなくなってしまった。しかし私も最初はキャラの死に衝撃を受けたし復活を喜んだりしていたはずなんだよな……

「ウルトラマン」も雑に死んで雑に生き返るシリーズだけど「ガイア」のウルトラマンアグルの復活はいまだに評価高いしやり方次第だとは思う

現代では受け取る側が生き返る展開に慣れきってしまっている、冷めてしまいやすいというのもあるんだろうね
生き返った後にグダグダな展開になった作品も蓄積されているし

復活させた時点で作品内の死が安っぽいものになるのは避けられないし復活展開で全員に歓迎されることはありえない。
しかし復活して悲劇を消す展開自体は常に需要があるのも間違いない……私自身、作品とキャラによっては雑に復活して欲しいと妄想したことはある。

肯定的な評価が多くなるかに関しては復活エピソードの盛り上がり次第な所もあるかと
伏線や正しいロジック、キャラの思い入れのあるファンが納得する合理的な展開があれば歓迎する人間の方が多くなる。でも作者が話の展開に困って雑に復活させたりすると「復活させない方が良かった」扱いに……

復活に関する伏線、ストーリー上の溜めは欲しいよね。そして復活した後はきちんと目の前の困難な問題を解決する活躍をさせて欲しい。

目の前の問題を解決しなくても、望まれた復活と共に不幸ではない生き方ができるというのでも良い。
復活ではなく死の回避と言えるかもしれないが、最近見た作品だと「理想の聖女? 残念、偽聖女でした!」が復活して隠居生活という感じで結構良かった。

主人公ならともかく、サブキャラの場合は物語の重点をずっと独占できないから「歓迎される復活」になるのは難しいように思う。

伏線も大事だが熱い勢いというのも大事だよ。死に別れからの一時的な復活、ここぞという時に死者が手を貸してくれるような展開はなんだかんだでテンション上がる。
例えばFGOとサーヴァントという設定ありきの展開だが第二部第六章の最後でFateの伝統的な呼び方でキャスターを召喚する展開は熱かったな

今ではあまり見なくなったけど、昔のアニメでよくあった最終戦で主人公側キャラ、味方死亡からの復活みたいなのはどうだろう?

「魔神英雄伝ワタル」や「サクラ大戦」にあったような展開か……あれも最初は良いけど飽きられていくと思う。あと私はそういう展開も嫌いじゃないけど現代では主人公が強くなったのに敵はもっと強い、主人公の力では倒せないというのは好まれないから「復活」が嫌いな展開を批判する口実にされそうな気もする。

最初の勇者ヒンメルで思い出したが「ダイの大冒険」の勇者アバンに関しては最初で死んだままにしておいた方が良かったように感じるな
純粋な戦力的には強くなった主人公チームについていけない、魔王との因縁の決着など活躍のさせ方に工夫はあったけど、私は主人公をかばって死んだ偉大な師匠のままの方が良かったと感じた

雑な死に様で見ている側の感情を浪費させることに対する反発も理解できるけど好みの違いもあるからね……例えば「ペルソナ5」の明智とか、私は歓迎したけど嫌がっている人も少なくないようだし

雑な復活でも嬉しい時はあるから難しい話だ。例えば私はジョジョ第三部のアヴドゥルが生き返った(死んでなかった)のはかなり嬉しかった記憶があるし、ルルーシュも死んでなかったのは嬉しかった方だ。しかしどっちもその後の展開やキャラの扱いに関しては完全に肯定できないのも確かだ……

ルルーシュに関してはストーリーの完成度的には明らかに死んでた方が良いけど、それとは別に生存を喜ぶ声が大きかったのも間違いないからな。その後の展開であまり上手くやれなかったケースだろう。

個人的にはサブキャラの場合は復活させるならさせるで復活後も活躍させてほしいというのがある。なんのために復活したのか、復活しても役に立ってないキャラも珍しくないが、そういうのはとても萎える。
復活させたなら最後まできちんとやってくれ。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の感覚も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現代の視聴者は死んだキャラが復活する展開にも慣れてしまって、単純に復活するだけでは喜ばない、感動しないようになっていると思います。言っては何ですが、今の中国だと復活することを話題にするよりも、復活する予想を当てた或いは外したで騒ぐ気もします……」
などといった話もありました。

中国オタク界隈に限らず、現代の作品におけるテンプレ的展開の需要やその受け取られ方に関しては何かと難しい所があるのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜ日本ではFGOのようにやることの無いゲームがずっと人気を維持できているのだろうか?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国でも一時期大人気だったFGOですが、さすがに最近ではかつてのような盛り上がりはなくなっているそうです。(この辺りに関しては「断続的に発生する国内娯楽分野の規制強化と現地運営のゴタゴタの中で頑張っている方だと思います」といった話も聞こえてきますが)
またそんな中国版FGOの状況からすると、日本版FGOが現在も比較的好調なのが不思議に感じられることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「なぜ日本版FGOは遊ぶ内容が少ないのに人気を維持できているのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜ日本ではFGOのようにやることの無いゲームがずっと人気を維持できているのだろうか?
こっちでは勢いが落ちているのを感じるのに日本では相変わらず好調なのは不思議。

言いたいことは理解できる。今年も中国版FGO界隈ではやることが無い草育ててる時期が続き過ぎとか言われていたが日本版の先行実装状況を見ると来年はもっとやることが無さそうだ……
それなのになぜ炎上しないのか、今年も日本のユーザーから支持されてセルランでも健闘したのだろうか。正直に言ってよく分からない。

炎上するならまだいい、本格的に人気が落ち込むと炎上させる人間すらいなくなる……

実際、こっちのFGO界隈は一時期と比べて元気が無い、運営に対する反発は無いけど期待もしないという空気になってきているかな。bilibili運営のゲームはどこもこんな感じになりがちで更に瀕死な所もめずらしくないけど。

日本のオタク、FGOユーザーはウチの国や韓国ほど戦闘力旺盛じゃないということでは?

日本版FGOはゲームの一線から引いたユーザーが多い老人ホーム状態なんだろう。こういう所だと炎上させようとする人間は少ないし、炎上しても意味が無い。

日本のFGO界隈は今年もちょくちょく炎上はしているけど日本の運営のかじ取りが上手い或いはユーザーとの相性が良いというのはあると思う。Vtuberコラボの時は炎上しそうなのを上手く着地させていた。
それに周年以外はゲームだけなこっちと比べて、日本ではオフイベントも含めたら動きは結構多い。

日本のユーザーというか、日本ではFGOに限らず作品を叩く場所と感想を述べる場所が住み分けされているから目立たないというのもある。twitter(原文ママ)でも感想用と叩き用で別垢にしている人間も珍しくない。
検索したら不満や作品叩きの意見もかなり見つかるけど逆に言えばわざわざ見に行かなければ平和なものだ。

日本のFGO界隈だと炎上ではなく特定キャラやカップリングのファンの「村が燃える」ことの方が多いぞ?
同人創作やネタ投下でファンが楽しめているのが日本のFGOの強さだと思う。新しいソシャゲはキャラのエロさで人を釣るのはできても、汎用性の高いネタがなかなか定着しない……

日本のFGOはソシャゲ関連で騒ぐ、セルランが低い他のゲームにマウントを取るような流動層が既に他所へ移住した後なので炎上でPV稼ぐ層のターゲットにもなってないから相対的にかなり落ち着いて見えるんだよ

個人的には「FGOでやることが無い」と言う話に関しては今更という感じなんだが……元々メインシナリオ以外はあまりやることが無い、やり込みたければお好きにどうぞくらいの状態だったと思うのだけど。

いや普通に昔はもっとやることがあったし、イベントでも盛り上がっていたろう。今はメインストーリー以外本当にやることが無い。
今年もだけど日本版のスケジュールを見ると来年は更にスカスカだから不安になるよ。

俺も昔のように盛り上がってほしいと思ってはいるけど、そうなるための動力も思い付かない。FGOの代わりになるゲームというのも特に無いからだらだらとやっている状態だ

ファンが黒化して批判に回ったのか他のゲームからの嫌がらせなのか、他のゲームに移住した人間による自己正当化のための古巣攻撃なのかは分からんが、来年もやること無いからFGOやめて別のゲームをやれと言うのが定期的に湧いてくる。
でも正直に言えば新しいゲームをこれから始めて先行している連中に追いつけるように頑張って……というのは厳しいのよね。

今のFGOに満足しているわけではないが、そんなに悪いとも思っていない。
他のゲームやるにしてもスマホが古くて電池がヘタレていると厳しいし、FGOくらいの要求スペックと拘束時間で雑にやっているのが自分には良い。

私もスマホに入っているのは国産のゲームをメインで1つ、サブにFGOでイベント無い時は1日数分で終わりという今の状態がちょうどいい感じだな。

日本ではFGOはサブゲームとして上手い所に入っているんじゃないか?運営がそんなにガツガツしていないからユーザーもガツガツしてない。
私はイベント無い時は他のゲームのついでにログインするだけのサブゲーム、イベントやシナリオ更新が来たときはメインになってクリアまでずっと遊んでいる状態になる。

同意。スマホのゲームはどれも時間がかかるけど、日本でFGOが生き残れているのはサブゲームとしての価値があるからだと思う。
私はさすがに中国版と日本版を両方追いかけるのはやめてしまって、今では主に日本版だけになってしまった。あと来年は奏章で効率良くて育成に必須アイテムの出るの回数限定周回が実装されて日課が増えるので、たぶん今年が中国版で一番やることが無い年だろう。

日課の周回が重い、メインゲームの地位を狙う戦略でやることが多いゲームはピークが過ぎると一気に人が減るというリスクもある

まぁ日課の無いゲームもそのうちログインすらめんどくさくなってしまうわけだが……FGOはそこを新イベントの話題性やカムバックキャンペーンで回収しているのかね

FGOはイベント以外はログイン期間みたいなものになっているが、イベントが実装される場合は生放送やって盛り上げていくなど動くときと動いていないときがハッキリ分かれている
これはちょっと他のソシャゲには無い特徴だと思う。しかし日本国外の展開ではそういう盛り上げ方は周年イベントの時くらいしか無いので「やることが無い」「盛り上がらない」空気を強く感じるようになってしまう

遊ぶ時間を全部スマホゲー、動画と一緒のながらプレイにとられるのも厳しい。私は空いた時間で本読んだり家庭用ゲーム機遊んだりしてるので半年に一回ペースで大型のシナリオが来るこっちの方が合っている

更新頻度が低いということは課金も煽られない、揃えた戦力で遊び続けられるということでもある。
今までの蓄積や楽しんだ時間、今後の更新が豊富ではないけど保証はされているというのを考えると自分にとってのFGOはまさに鶏肋。

鶏肋という表現はしっくり来るな
しかし日本だと他と連動して稼げるから良いかもしれないが日本国外で代理運営だとそうもいかないだろう

確かに。日本に限らず外国産ゲームがサービス終了しやすい原因の一つが現地運営にとっての採算ラインという問題だ……

日本の場合、型月ジャンルの一作品だからファンは別にFGOだけやらないでも良いし、同人ネタで盛り上がっていられる環境もあるのでこっちと比べてファンの熱量維持が簡単なんだよ
前提条件が違う

日本ではFGOのユーザーの年齢層が高めだからイベントの密度が高過ぎない方が良いと聞いたことがある
だから日課の多いソシャゲの方がむしろ厳しいとか

FGOもスキル上げや絆稼ぎなどやり込み要素をやろうと思えばかなりあるけど「やることが無い」と言う人はそういうのやろうとしないからね

そこは「イベントをやってほしい」ということだからまぁ……しかしどのゲームのイベントでもやることは結局周回だからね
如何に新要素でパワーアップしているように感じさせられるかが運営のセンスだろうけど、それでもやはり周回はすることになる

しかしそれが自分のプレイスタイルだとそれが悪いとは言えない。ずっと周回させられるのもそれはそれで苦痛だ。
国産ゲーでもオート周回、スキップ機能の整備が当然のようになってきているし日課が多くて離れるユーザーはウチの国でも少なくないんだと思う。

しかし実際の所、更新情報を並べてみると毎月何かしらイベントは開催されているはずなんだが……

他のソシャゲでよくある復刻イベントをやらない(やらなくなった)のが厳しい。そのせいで遊べる内容が少ないんだよ。
時間稼ぎで復刻イベントせずに巡礼の祝祭でキャラだけ取れるようにするのは本当に意味不明。そこは復刻イベントやればいいのに。

FGOはイベントの配置がヘタクソ過ぎるんだよ。
しっかり遊べるイベントの無い時期が連続するのでユーザーの間では「やることがない」という印象になるし、シナリオの更新が来てもメインルートゆっくりやっても3日あれば終わってしまう。周年イベントだって実質的には配布だけだ。

そう言えば「やることがない」と感じる原因の一つとして、中国版ではFGOのゲーム外要素との連動を感じる機会が無いというのも考えられる。
周年イベントは元々生放送、オフラインイベントとセットで楽しむものだから……

これは明示されているわけではないが、別の型月関連の作品の発売やイベントがある時はFGOのイベントを重ねない或いは育成キャンペーンという名の虚無期間にする傾向がある
今年だと「Samurai Remnant」が出ていた時期がそんな感じだった

復刻シナリオやったらそれはそれで周回地獄になるから俺は今のやり方で良いよ。イベント無くても石や素材の配布はそれなりにあるし。
あとこっちで盛り上がりに欠けるように感じられるのは、シナリオの需要の問題もあるのではないかと。桜井シナリオはアンチが多いし、ぐだぐだシナリオは日本の歴史人物ネタが日本人みたいに楽しめない上に経験値の新選組三次創作だから刺さる所が狭過ぎて……

上の方で環境の違いという話が出ているが、私は話題の持続性の違いがここに来て出ているように感じる
日本ではシナリオが出た後に関連する話題で盛り上がるけど、こっちは読み終わったら終わり。討論するにしても1年前に日本版での情報が出た際にある程度終わっているから1週間もすれば話す内容が無くなる……

それがいわゆる「千里眼」の弊害なのかもね。
ネタバレ情報は1年前に出ているから熱心に語れる層の間では話題として消費されているし、そもそもそういった層は先に日本のコミュニティにいって話題に参加しているだろうから。

なるほど、ガチャで損をしない計画を立てられる代償がネタバレによる話題性の喪失か……これはストーリーだけでなくキャラ萌えにも関係してそうだ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈や中国のファンの認識などイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国のファン界隈では日本からの二次創作イラストの輸入などそれなりに情報や作品は入ってきます。しかし中国国内のフォーラムは型月の萌えを語るにはあまり向いていません。知識の量や解釈の正しさを競うか、雑で分かりやすく知識の必要が無いエロ方面のネタで語るような空気があるので……」

「それなら直接作品投下のあったSNSに行くか、日本のファンが集うフォーラムに行く方が自分の好みで楽しい話が見られますし知識も深められます。特にキャラ萌えに関して日本のファン界隈は自分が求めているものを探しやすいのが良いです」

などといった話もありました。

作品のシナリオを読むだけならともかく、シナリオの感想や解釈、世界観について語る場合はコミュニティや環境の違いはかなり影響しますよね。
これはFGOに限った話ではないのでしょうが作品の方向性や積み重なったものを考えると、一般的な作品と比べて「作品を語る環境」が楽しむ上で重要な要素になっているようにも感じられますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「世界の危機とか肝心な時に使えない、使い手がいない勇者の剣ってどうなんだろう?」

予定外のゴタゴタが発生しているので今回は簡単なネタで。
ありがたいことに以前の記事
中国オタク「葬送のフリーレンのアウラは10月新作アニメで最も記憶に残るキャラになるかもしれない……」
に関して追加のネタをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「世界の危機なのに使い手がいない勇者の剣」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


世界の危機とか肝心な時に使えない、使い手がいない勇者の剣ってどうなんだろう?
冷静に考えたら危機が発生してから勇者の剣とか聖剣とか、それも使えるかどうかわからない物を探しに行くのってどうなのか
ツッコミが野暮なのは分かるが、現実的にはどう解釈すれば良いんだろう……

大体はストーリー、作品の都合で設定されるというものだけど理屈としての設定は作品次第だ
近頃話題の「フリーレン」だと勇者ヒンメルの人格、功績を掘り下げるエピソードというのが主な役割で、ヒンメルが持っていた方の剣はともかく使えないスゴイ武器自体はあまり重要ではない

でも議論の内容を見ると、あのイベントを「ヒンメルを勇者の剣が使えない偽勇者と貶めるためのイベント」みたいに受けとめて荒れている人もいるようだけど?

「フリーレン」関係は魔族との共存や勇者の剣とか、解釈がなんか妙なことになっている部分も多いな
概ね肯定的に受け入れられているようだが中には納得できないのもいて妙な方向にスレが伸びているような……

それはさておき色んな作品に出てくる「肝心な時に使えないスゴイ強い武器」に関してモヤモヤした人はたくさんいるだろう。
もちろん私もそうだった

そこはゲーム的な扱いの解釈でもあるかな
個人的には「フリーレン」の勇者と剣の関係はとても面白かった

同意。勇者の剣を持つ人間が勇者なのではなく、世界を救ったから勇者なんだというテンプレとは逆の話で印象に残るね。

勇者の剣?2回攻撃は便利だけど別に無くても……

FEの勇者は主人公補正の入る勇者とはちょっと違うから!
でも封印された伝説の聖剣があるようなゲームでも、勇者がその武器を使わなければダメという展開はあまり無いよね

ああいった武器はゲームだと隠しアイテム、それかラスボスを倒してから手に入る最強の武器みたいなものになる

魔王を倒すのに必要な武器という場合は「ランス」のカオスや日光みたいになるけど、その場合はその武器以外では絶対に倒せない存在みたいになってくるからなあ

その辺りに関してはゲーム的なバランスと神話伝説が雑に混同されているからややこしいかもしれない

そもそも「過去に使われたとても強い武器」の所有者(当時の勇者?)がそれを現代でも使えるようにしておかなければいけないわけではない

真面目に解釈するなら、強力な武器を濫用されるのを防ぐためとかだろう
その結果大事な場面で役に立ってない、使えるようになる頃には使う側がそれなしでも十分強いみたいなことになっていることも多いようだけど

「フリーレン」の状況とは違うかもしれないが、俺は「世界の危機のレベルが足りない」というのを思い付いた
世界崩壊ではない、種族間戦争レベルなら使えないとかそんな感じで

「フリーレン」では「この世界を滅ぼす大いなる災いを撃ち払う勇者」が使えるという話になっていたっけ……「ランス」みたいに人類の死滅率上がらないと使えない武器だったらやだなあ

この手の伝説の剣に関しては正しい情報が失われている、歪んでいるというケースもあるな
「本来の使われ方は敵を倒す聖剣ではなかった」といったように

勇者の剣の存在そのものが抑止力になるという説はどうだろう
核兵器だって使わない状況が一番強いし、輸出制限だって脅しをかけているうちがカードとしては最も強くて実際に使ってしまったら普通に対抗される……

そういう方向でファンタジー的にカッコ良くやるなら、人々の希望、心の拠り所としての存在とか?

実はそんなに強くない、選ばれた人間にしか抜けないという封印だけが強い武器という説を思い付いた
ゲームでもこの手の武器って大体そんな感じ、イベントがめんどくさいわりにはそこまで強くないのばかりだろ?

しかし勇者の剣に限らず、勇者のテンプレを崩したキャラやストーリーはよく見かけるけど正統派の勇者キャラの方が現代では逆に珍しくなっているよね
勇者の剣を手に入れた勇者が冒険をするような作品は滅多に無い。俺がやっと思い付いたのは「ダイの大冒険」だけだった。

言われてみれば二次元だとまともな、正統派の勇者キャラってほぼいないね。
ウチの国に入ってきた二次元作品で真っ当な勇者が出てくる作品はほぼ無い。

そうかもしれない。DQがリアルタイムでは入っていないし、「ダイの大冒険」の前はジャンプ連載当時の海賊版マンガの「ダイの大冒険」」とかになりかねない

「まおゆう」とかも変則的な作品だし……勇者王ではダメだよね……

真っ当な勇者……うーむ……ヒンメルも本人と冒険の中身は正統派な勇者だけど実は勇者の聖剣が抜けなかったというテンプレ外しのネタが組み込まれているからな

テーマから外れるけど、個人的に興味深いのは上の方でも言われているようにヒンメルが聖剣を抜けなかったエピソードがヒンメルの勇者としての価値を落とす余計なエピソードだとキレているっぽい人も見受けられることかな。
勇者が抜けない聖剣に関するツッコミが盛り上がっている理由の一つがそれだろうし。

作品内でも別に勇者の剣を抜けなかったから偽勇者だとか、実は最も多くの七崩賢を倒していた南の勇者が真の勇者だとか言う話にはなっていないはずなんだが
勇者ヒンメルという実は珍しいタイプにハマってそれが完全無欠で上の方にいなければならないとか考えるようになってしまったのだろうか?

話を戻すけど、使うことができない強い武器に関しては強過ぎるとか呪いがあるとかで使いこなせない、作ったは良いけど使い手がみつからない武器というケースもあるね
個人の武器だけでなくロボなどの兵器でもよくある

日本では英雄が強い武器で倒すのではなく、英雄が強い敵を倒したから強い武器を手に入れたという考えの方が主流だからという見方はどうかな?
有名な草薙之大刀或いは天叢雲剣はヤマタノオロチを倒すための武器ではなく、ヤマタノオロチを倒して手に入れた武器だ

他に考えられるのだと勇者認証システムみたいなのも有り得る
これは勇者以外にも王家の血統を証明するといった役割になったりする

真の勇者の血統以外は使わせてもらえない強力な武器
日本の作品は強キャラ、主人公キャラの血統重視が多いし説得力が感じられるな

作品次第だけど、そういう役割の「伝説の武器」はあるだろうな。西洋では元々剣自体が歴史的に権力の象徴だし、日本では日本刀が武士階級の権威の象徴だった。
なおウチの国では環境や制度の違いなどもあっていわゆる「冷兵器」に関しては特定の神や武将の象徴にはなっても権威の象徴にはならなかった模様。

石に刺さった剣の元ネタはアーサー王伝説だし、このテーマに関してはJRPGと勇者以外にも西洋ファンタジーや伝説のネタも混じってそうだね……


とまぁ、こんな感じで。
迷走しながら現在の中国オタク界隈の認識などイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「葬送のフリーレンに出てくる用語はテンプレ的なものであっても作品独自の世界観による設定になっていることも多いので、人によっては最初戸惑うこともあります。私も魔族に関して中二病的にカッコイイ強い種族くらいなイメージがあったので人類と共生できない存在という設定を把握するまで少し時間がかかりました」
といった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「『薬屋のひとりごと』の影響で日本で中国風の作品が大幅に増加した、ジャンルが生まれたという話を聞いたんだがどこまで本当なんだろう?」

前回の記事に関連して、ありがたいことに10月新作アニメとちょっと関係しそうなネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

10月新作アニメでもある「薬屋のひとりごと」は現時点では中国国内向けの正規配信は無いようですが、中国オタク界隈における原作の知名度は高く内容に関して良くも悪くも話題になっていることもあってか、作品周辺の事情に関する情報やそれに関する議論も盛り上がっているそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「薬屋のひとりごとの影響で日本では中国風の作品が大幅に増加した?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「薬屋のひとりごと」の影響で日本では中国風の作品が大幅に増加した、ジャンルが生まれたという話を聞いたんだけど、どこまで本当なんだろう?
昔も日本産の中国風作品ってあったよね……?「十二国記」とか。

その話は聞いたことがある。
しかし宮廷女官モノ、こっちの宮廷を「宮闘劇」みたいな日本のラノベを見かけることは増えたが影響としてはどうなんだろう?

アニメまで行かない、ドラマのCV付きの情報とかはよく見る
「茉莉花官吏伝」とかは高橋李依と島信長によるPVがあったので何となく覚えている

「ふつつかな悪女ではございますが」は「薬屋のひとりごと」のようにネット小説サイトからの商業化ルートだし、「薬屋のひとりごと」の影響で「宮闘劇」というか中華系後宮を舞台にした作品が増えたのは間違いないだろう
しかしジャンルとしての「薬屋のひとりごと」以前以後については私もよく分からん

日本のその手のラノベを見ると、いわゆる貴公子系の男性キャラが攻略対象のようで皇帝が関係しないようなのがこっちの定番とは違うように見える。

「ふつつかな悪女ではございますが」は私はマンガ版の第一話を読んだだけだが、正直に言って何かよく分からない作品だった
たぶん悪役令嬢と中国風の二つの流行を合体させたんだろうけど世界観といい主人公のキャラといいヘンな所ばかりで……

私は結構楽しめたかな、細かい設定を気にしなければ問題無い
悪役令嬢と肉体が入れ替わってのコメディ的な大活躍というアイデアが良かった

その手のラノベと「薬屋のひとりごと」は設定となる舞台は同じ中国風だけどストーリーのジャンルは結構違う
ただアニメ化したら宮廷の絵や演出でツッコミが増えそうなのは「薬屋のひとりごと」と似ているとも感じられたり

そう言えば日本における中国風作品の流行?って少しと前から日本の女性向けでやたらと流行っている「悪役令嬢」みたいなものかな?

うーむ……それは何とも言えない
「悪役令嬢」は日本のネット小説から発展したジャンルなのが証明されている(現実の乙女ゲーには典型的な悪役令嬢キャラの出る作品は存在しない)けど、「薬屋のひとりごと」のような後宮を舞台にした作品は日本の二次元だと以前にあったから……

日本では「中華ファンタジー」と呼ばれる中華風世界観を舞台にした作品のジャンルが昔から存在する。「彩雲国物語」はこのジャンルの代表作の一つだね。
日本では「薬屋のひとりごと」も大まかにはこの中華ファンタジーの一つといった扱いだから「薬屋のひとりごと」の影響はあってもジャンルを創り出したといったものでは無いはず。

同意。
日本の二次元だと「薬屋のひとりごと」は「彩雲国物語」や「ふしぎ遊戯」と同じカテゴリ。これらの他にも昔の作品を探せば日本の中華ファンタジー作品はそれなりに出てくると思う。

日本の中華風作品には「十二国記」のようにその時代を代表する作品になる作品もあったけど、考えてみればこの10年位は大人気作品なかったかもしれない。

そう言えばそうか。「十二国記」のアニメがこっちのテレビで放映されたのも20年近く前になるし……「薬屋のひとりごと」の日本での人気爆発の情報が新鮮に感じられる人がいるのも無理はないのかもしれない。

「薬屋のひとりごと」に関しては日本で西洋ファンタジー系世界観の宮廷が飽きられていた所に中華系世界観の後宮が刺さったとかじゃないか?
題材の流行り廃りはどこの国の娯楽でもある話だ

そしてその流行りが今度は廃れて……の繰り返しか
そう言えば1990年代頃の日本の作品ではアニメもマンガも小説も中国要素が大人気だったと聞いたことがある

日本のラノベでも一時期は「ファンタジー作品はもうダメ、ロードス島戦記のような作品は時代遅れ」みたいに言われていた時代がある
そして現代では「ロードス島戦記」的な世界観に転生する作品がたくさん出ている。もちろん昔のファンタジーそのままではないが、ファンタジージャンルの方が現代伝奇系や特殊能力バトルより明らかに盛り上がっている

日本産の中国風作品なら、ちょっと前にアニメ版も出た「後宮の烏」というのがあったんですけどね……こっちでは話題にならなかったけど

あの作品はアニメの作画が常にどこか崩れているような感じだったから……

そういえばあったね
当時あまり話題にならなかったけど近頃の「薬屋のひとりごと」のように作中の中国要素に対するツッコミなど負の方向の評価ばかりが目立つようになるのと、どっちが良かったのやら

中国の後宮は女性主人公を動かしやすい舞台だから日本で流行っているという話にも納得はできる。
政治でも恋愛でもいけるし、目的が恋愛でも出世でもいい。そして出てくる男は王侯貴族ばかりだ

上の方で既に言われているけど、く「薬屋のひとりごと」の大人気によるジャンルの中興みたいな影響はあるけど、「薬屋のひとりごと」の影響でジャンルができたというわけではない……といった所だろう。
日本の女性向けラノベ作品を遡って見ていくとかなり昔から中華系っぽい作品が出ている。この辺はウチの国では「薬屋のひとりごと」の影響で改めて注目されるようになったジャンルなので急に出てきたように感じる人もいるのでは?

「薬屋のひとりごと」のフォロワー的な作品は結構あるようなので「薬屋のひとりごと」の影響で日本のネット小説で中国風作品が増えたということ自体は間違いないだろう
それ以前にも「彩雲国物語」や「十二国記」などが流行っていたというだけで

この類の作品は昔から地味に続いていたジャンルだろう。
中華風後宮を舞台にした作品は以前からある、中には自由恋愛を追い求めるヒロインがなぜか皇太后を目指すようないかにも日本産だと感じる超展開の作品もあったな……

「薬屋のひとりごと」が日本で評価されたのは中国風の宮廷で推理ネタをやったことだろうね。舞台設定自体は日本でも特に目新しいものではなかった。
それまでの日本の二次元における中国風宮廷モノとはそこが違ったし、女性向けだけではない読者層を獲得するきっかけにもなった模様。

こっちで知られている日本の中華ファンタジーのトップは「十二国記」「ふしぎ遊戯」「彩雲国物語」の三作品だろうけど、作品の評価と盛り上がりに関しては「薬屋のひとりごと」とは段違いに凄かった。
だがいつの間にかどれもかなり昔の作品になってしまったな……

男性向けだと「龍狼伝」なんかもあったな。あとよく考えたらファンタジー要素多過ぎな「中華一番!」とかも
それ以外だと四大名著をネタにした作品、特に三国志や西遊記関係は少なくないかな……金根の日本市場の男性向け中華風作品では「キングダム」の人気が非常に高いし商業成績も良いけどウチの国での人気も知名度もずっと微妙

これは私の個人的な印象なんだけど、この手の日本の中華風作品ってなぜ女性向けばかりなんだ?

たぶん日本の男性向けでは漢服のようなタイプの華麗な衣装、装飾が好まれないからだと思う。
知っての通り日本で好まれるのは旗袍(チャイナドレス)だが、その服装のヒロインをベースにした世界観だと宮廷モノにならないし、ファンタジーや現代伝奇的世界観に旗袍キャラだけ混ぜるみたいなことになるんだろう

男性向けラノベでも中華ファンタジー系作品は探せば出てくるよ。以前こっちのフォーラムで宋にトリップする作品や、秦漢にトリップする日本のラノベがちょっとした話題になっていたし「封神演義」や「三國無双」のようにウチの国への影響が大きな作品だってある。
もっとも大人気になってアニメ化までいった男性向けラノベ作品は無いようだ。

日本市場では中華風作品は女性向けが主流で男性向けで人気に慣れた作品は少ない
やってやれないことは無いけど需要が少ないので人気作品も出ない、ジャンル的にも目立たない状況が続いているのだろう

日本の男性向け二次元界隈も中華系の題材を扱っている作品自体は多いぞ?
日本では三国志ジャンルが圧倒的に多いから中華系より先に三国系と認識されている可能性も考えられるけどね。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の感覚も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクの日本の中華ファンタジー作品に関する認識や受け止め方は世代による違いが大きいです。現代のオタクの主流となっている層で彩雲国物語の記憶がある人は多くないでしょうし、今の感覚で見たら批判がたくさん出てしまいそうです」
といった話もありました。

考えてみれば「十二国記」など日本の中華ファンタジー作品が中国で大人気になっていたのはかなり昔になりますし、中国オタク界隈も人が入れ替わって昔の感覚は通じなくなっていますね。
今回の件とは別で中国オタクの方から中国における日本の中華ファンタジー作品に関する話を教えてもらった際には
「現在の中国はふしぎ遊戯、十二国記、彩雲国物語などの作品が人気になった時代とは違います」
といった話も出てきました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「葬送のフリーレンのアウラは10月新作アニメで最も記憶に残るキャラになるかもしれない……」

ありがたいことに10月新作アニメに関するネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

少々遅れてではあるものの中国本土でも正規配信が行われている
「葬送のフリーレン」
ですが、中国オタク界隈ではアニメの内容に加えて元々原作の評価が高かったこともあり、順調に人気を獲得している模様です。
そんな「フリーレン」ですが、日本で話題になっている「断頭台のアウラ」の最期とそれに関する諸々のネタに関して中国オタク界隈でも注目を集めているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「葬送のフリーレンの断頭台のアウラの最期」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「葬送のフリーレン」のアウラは10月の新作アニメで最も記憶に残るキャラになるかもしれない……
最近私はアウラがヒドイ目に遭う同人イラストを求めてしまう

お前の行動は理解できるよ。
探すとヘンなネタがたくさん出てくるからな。

しかしアウラはなぜここまで流行っているんだろうか……?

近年の作品では最高級の、おごり高ぶり勝利を確信した外道な敵が信じていた優位を完全にひっくり返されて無様に負ける展開だったからね!

それがメスガキ属性付きなのも良い
いや、実際はざーこざーことかは言ってないが、いかにもなキャラデザなので

二次元作品にありがちな学校でのいじめは大嫌いですけどこういう魔族のいじめ方は非常に良いと思います!

最もになるかはまだ分からないけどアウラが記憶に残るキャラになるのは確実だろうね。
新たなネタキャラ、迫害されるキャラの誕生だ!

「自害しろ」がランサーではなくアウラの代名詞になる日も近いのかもしれない

私は天秤関連の描写に上昇する戦闘力で爆発するスカウターを思い出した。構成要素自体は昔の作品に似たようなのがあるのも面白いね。
そこにメスガキと現代の高レベルなアニメの演出が加わって強烈な衝撃になった

このネタのパワーに関してはストーリー展開が良かったのに加えてアニメになって演出がかなり豪華になったのも大きいはず

アニメはアウラの表情が徐々に崩壊していく様が良い、可愛すぎる
久々にキャプ画像まとめを大事に保存してリネームした

一番残酷なシーンは描かず、アウラの視点で描く最期の絵と音は素晴らしい演出だった
ウチの国向けで配信される際にどこまで修正されるかは分からないけど、単純にグロではなく日本国外向けの配信も意識した?上で非常に効果的な演出になっているのがとても良いとも感じたね

戸惑い、狼狽、呆然からの絶望という表情の変化も演技も素晴らしい。まさにアニメの良さを感じられるシーンでしたね。

アウラの最期を見て俺は「新しい世界の扉を開いてしまう」という言葉を実感してしまった……!

アウラはマウントかました相手が実は上位の強者だったネタと、自害しろの代わりにトンデモ命令出されるネタの二つを獲得しているのが強過ぎる
俺も今期新作で最も記憶されるキャラになるかもしれないと感じている

気が付いたらアウラ女士の人気がとても高くなっているのには笑う
原作でもそれなりに印象に残るキャラではあったけど、こんなに人気?なキャラになったのは完全に予想外

同人イラストが増えているから、当面はネタとして記憶されるのは確実だろうね
ネタ画像探しが捗ってとても楽しい

アウラへの迫害(の方向性)がヒドイものになっていくなあ

夜中に見つけた「アウラ、MAPPAにいって呪術廻戦第二期の作画をしろ」というネタ画像には死ぬほど笑った

アウラは侮辱ネタ、尊厳破壊ネタにおける神(される方の)になるかもしれない
たぶん私と同じようにFateの令呪ネタを思い出す人もいるだろうけど、ランサーよりアウラの方がなんて言うか……捗るよね!!

今後はどっちに行くのやら
メスガキ、くっ殺女騎士など多様な発展性があるわけだから期待してしまう

ついでにフリーレンのイメージも鬼畜系ロリババアみたいになってて面白い

同意。俺の中のフリーレンのイメージはもういかにアウラを尊厳破壊するかみたいなキャラになっているよ!

アウラの「自害しろ」に関しては、もっと効果的なやり方は無かったのか?アウラを隷属化できなかったのか?みたいな考察と欲望が混じった討論が起こっているのも面白かったり

あの作品世界観の魔族の能力や生態、フリーレンの強みの一つが魔力の隠匿だというのを考えるとあそこで自害させてしまうのがベターだと思う
「フリーレン」は設定も含めて考察すると「こうすれば良かったのに」というその場の思い付きが通じないケースが多いのも面白いところだ

それがあるので討論が過熱状態になりやすいという問題もあるんだけどね。言った方があっさり否定されて引っ込みがつかなくなるというか。
魔族の扱いに関してとかアニメの最初だけ見て上から目線で矛盾にツッコミいれたら実は……みたいになってゴタゴタするのを何度か見たよ。

「フリーレン」は原作党が結構いるので、俺も浅い知識や理解で「納得できない」と言うのが危ない作品だとは感じているよ。
この辺りに関しては中国の一般的な知識でツッコミ入れて問題無い(反論がこない)「薬屋のひとりごと」とは対照的に見える。

最初に出てきたネームド魔族のクヴァールが明らかに初動で殺せなければ危険な敵だったし、アウラも殺さないことによるリスクは様々なものが思い浮かぶ
それにあの天秤は強力だけど意思の強いキャラは完全に制御できないからアウラは不死の軍勢にしていたという事情もあるしフリーレンが有効に使える場面は少なそうだ

それにしても断頭台のアウラはとても良い敵キャラだった。作中に出てくる魔族はゲームみたいな演出で死んでいく中で一人だけ別格の死に様。
スタッフも力を入れているというのが分かってしまうぜ。

すぐにアニメスタッフから絵コンテが公開されているし、あれは制作側もご機嫌で作った自慢のシーンだったのは間違いないと思われる

「葬送のフリーレン」はこっちのファンの間でよく語られている勇者の剣のエピソードの前にアウラ自害しろという意外なネタが意外な方向に爆発しているし、アニメで原作から更に良くなった作品の例の一つになりそうで嬉しい。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の受け止め方がイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「葬送のフリーレンは魔族の解釈などファンの間での議論が荒れているのをよく見かけますが、それは作品が中国のアニメ視聴者から見ても入りやすい内容になっているからでもあると思います。

「勇者パーティなどJRPGに出てくる設定を正面から描写しているのも良いですね。異世界系では大体勇者は悪人なので逆に新鮮です!」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&除法提供お待ちしております。

中国オタク「実は日本のアニメやマンガが元ネタだったんだという言葉」「天竜人は使いやす過ぎる」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国のネットでも
「一般的に使われている言葉で実はネタが日本のアニメやマンガから来ている」
ものがあるそうです。
またそういった言葉の中には元ネタが昔の作品或いは中国オタク界隈限定の人気作品なので元ネタの作品を知らないで使っている人が多いものも珍しくないのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「実は日本のアニメやマンガが元ネタだったんだという言葉」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(訳注:基本的に漢字数字の単語はそのまま、長文フレーズは元ネタの方を掲載しています)


実は日本のアニメやマンガが元ネタだったんだという言葉について語ろう
気が付いたらこっちでかなり広まっている、ネットで元ネタ知らないで使われているようなレベルの言葉とかを頼む

「黒歴史」や「黒科技」といったような言葉のことだよね?

そうだね。まさにそんな感じの言葉だ。

ちょうどいいから聴きたいんだけど、その二つって元ネタ何なの……?
特に黒科技はよく見かける、トンデモ未来技術などに対して一般メディアでも常用されていたりするけど俺は元ネタ知らないままだ……

「黒歴史」は「∀ガンダム」、「黒科技」は「フルメタル・パニック!」の「ブラックテクノロジー」からだね。黒歴史は元ネタの「消えた歴史」だけでなく、「消したい歴史」「こっそり消しておいた歴史」という意味でも使われるが。
この二つは「黒」という良い意味で使われない色から直感的に分かって記憶に残りやすかったのかも。

ガンダムだと「時代的眼泪」(刻の涙)も気が付いたらよく使われるようになっている

「時代的眼泪」は変化が速くて大きいウチの国の状況と合致し過ぎている
時代の流れとともに過ぎ去った、消えていったものが多過ぎるのもあってかオタク界隈だけでなく街並みの変化や思い出の場所の消失みたいなシチュエーションにも使われることに

「わが征くは星の大海」を銀英伝ネタだとあきらかに知らずに使っている人、メディアはわりと見かける

「元気」、「二次元」、「萌」、「燃」、「正太」(ショタ)、「羅莉」(ロリ)とか特定の作品からではないけど恐らく日本の作品経由だろうという言葉は少なくない

千年殺!
あれって「NARUTO」以外では「浣腸」と言いながら攻撃するらしい

作品が元ネタではないけど、「ラブライブ!」のライブのSnow halationを見たファンのweiboでの発言「もしも奇跡に色があるなら、それはきっと橙色だ」という言葉は「奇跡」と色の部分を言い換えて様々な場所で使われている

「もし〇〇に色があるなら〜」は信念とか愛国心とかスローガン的なのでも使われているのを見かけるが、元ネタを知っているとなんだか微妙な気分になるわ

それに限らず、日本のアニメのネタがいつの間にか日常的な言葉になっていることは意外に多い……特に「フルメタル・パニック」の黒科技は完全に日常的な単語になっているように感じる。

「スラムダンク」の「先生バスケがしたいです」は元ネタやキャラの由来知らないで使っている人もいるレベル

そういうのだと「名探偵コナン」の「真実はいつもひとつ」もそうかな
ちなみに実は本編でコナンがその発言をしたことはない、アニメ版では新一が最初に言ったことがあるだけというネタもある

「戦五渣」(戦闘力5のゴミ)はこういう話の定番

ヤバイ数字が計測されたとかで使われる「爆表」も「ドラゴンボール」のスカウター爆発が元ネタだな
こっちもメディアで使われることがあるけど「ドラゴンボール」や「スラムダンク」のウチの国に対する影響の大きさを感じるよ

そっちを考えると「ワンパンマン」の「俺はハゲていたそして強くなっていた」はちょっと弱いかな……

こういうネタで一番古いのってなんだろう?昔の大人気作品を探せば出てきそうだが

恐らく「你已経死了」(お前はもう死んでいる)か「小宇宙」だと思う。
日本の作品ということならそれ以前にも高倉健の映画とかで何かあるかもしれないが、アニメに関しては「北斗の拳」と「聖闘士星矢」が最初期の中国における社会的なレベルの大人気になった日本のアニメ作品で間違いないから。

今はもうあまり使われなくなったけど「FFF団」やそれに関連したネタは一時期かなり広まっていた。元ネタの「バカとテストと召喚獣」を知らないのまであのノリとコスプレを……

弾幕コメントとかでもよく使われる「前方高能」は確か「前方に高エネルギー反応あり」だったかな?

それで間違いないけど日本のアニメからなのかニコ動経由なのか今となっては分からんネタでもあるな

ゲームだけど「ダークソウル」の「賛美太陽」(太陽万歳)がじわじわと広まって定着したネタだな

「SEKIRO」の「迷えば敗れる」も結構流行ってるな

近年広い範囲で使われるようになった言葉としては「黒化」(闇堕ち)がある

確かに。これも特定の作品からというわけではないが、非常に使いやすい言葉として定着している。

語源は「Fate」の黒化だったはず。間桐桜が定番のイメージとして定着しているしね。
こういうシチュエーションとキャラは少なくないのにその変化を指す言葉で手頃なのがそれ以前に無かったのは少し意外

「黒化」はあまりにも使い勝手が良いから広まったのも分かる
キャラに限らずいわゆる反転した何かに対してなら使える言葉だからね

この手の言葉で近年最も広まったのはたぶん「天竜人」だろう。「ONE PIECE」の。
特権もった連中、政治とズブズブな連中に対する風刺としてぴったりだ。

「天竜人」は使いやす過ぎる……元ネタ知らないでも字を見ればどういうことか何となく分かってしまう言葉だしな

確かに「天竜人」はあっさりとオタク界隈を飛び出してネットに定着したね。確か台湾から広まったネタだっけ。
こっちもアレだが台湾は政商連中が本当にヒドイことになっているので更に現実的な言葉になっているらしい……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国事情も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「天竜人は中国だとあまりにも使いやすいのでネタ用語として簡単に定着してしまったと感じられます。中国社会では天竜人みたいな権力があって一般庶民は逆らえないようなのがいるのですよ……」
などといった話もありました。
確かに中国関連では今も昔も「天竜人」っぽい話がイロイロと聞こえてきますね……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


5年前の同じようなネタの記事ですがよろしければご参照ください。今でも使われる言葉もあればいつの間にか使われなくなった言葉もあるようです。
中国オタク「ウチの国で広く使われるようになっちゃったオタク用語について」

中国オタク「いわゆるノリと勢いでやってるような抗日ドラマの舞台って小さいよね……なぜ兵数が十万以上の規模が大きな戦いで大勝利!みたいな作品が無いの?」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「ニンジャスレイヤーみたいなネタを中国でやるとしたら忍者の位置に入るのは何があるだろう?皆の意見を教えてくれ」
に関連して、「方向性に関してはニンジャスレイヤーっぽい」という指摘も出ている中国の「抗日神劇」などとも言われるトンデモ抗日ドラマについてのネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「抗日神劇の舞台はどれも小さい」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


いわゆるノリと勢いでやってるような、抗日神劇とか言われる類の作品の舞台って小さいよね……どれも村や小都市の規模しかない
なぜ兵数が十万以上の規模が大きな戦いで大勝利!みたいな作品が無いの?

確かにあの手の抗日ドラマは規模が大きいのは無いな。倒す日本鬼子は多くても数百人くらいだよね。

チーム型主人公の場合は1エピソードで十数人、シリーズ全体でせいぜい数百人だから実は意外に活躍していない、影響がありそうにないというのはよくある話

何とは言わないが何事も誇張するあの分野で「数十万人の日本鬼子を消滅させたぜ!」みたいな作品をやらないのは考えてみれば不思議かもしれない

だって……あまりトンデモ個人戦闘力で活躍するキャラがいると軍の功績に影響が出るから……!
あと単純にそんな金はない!

あれはあれでなんでも好き勝手にやって良い題材では無いんだよ。「敵」だけでなく当時の「味方」への配慮もしなければならない。
ああいった作品の主人公達は歴史的には「大して役に立たなかった」存在でないと。

小規模な戦いなら記録を気にせずに好き勝手にやれるけど大規模な戦いだと現実の記録、公式見解が存在する
歴史歪曲になるから記録に無い大規模な戦いというのはダメだし、実在する大規模な戦いを元ネタにして好き勝手に改変するというのもダメ
審査に通らなくなるから作品として成立しなくなる

政治が関わる分野だと判断されたら急に審査が厳しくなるので、歴史に影響を与えない範囲で活躍させるしかないんだよ……古代や中世と違って時代が近くて資料と「公式見解」が固まっているから話の規模が大きくなるとめんどくさいことになる

大規模会戦の勝因をオリジナル主人公にするのはダメです
歴史的虚無主義になりそうなのもダメです

日本鬼子千人倒したとかになると記録に残らないのがおかしいし、現実の日本軍にそれだけの損害を与えるためにどれだけ血が流されたかという話も出てくる
制作コストの問題に加えてリスクの問題もあるからネタとしてはともかく実際に大規模な話でやる所は出ない

オリキャラが俺TUEEEEEして史実を大規模に改変したら「烈士の功績」を消そうとしたという判定くらうから危な過ぎる

近代史が背景の作品では過度に個人英雄主義になるのはダメ
それにああいう作品を作るのは手頃な投資で手堅く儲けるためだから、予算を大規模に投入して制作も宣伝もできる歴史大作とは根本的に違うジャンルなんだよ

個人的には日本軍をバカでマヌケな存在として描くのは好きじゃない
あんなマヌケな敵に占領された、好き放題にやられたのはなんだったのかとなる

抗日ジャンルは敵を強くし過ぎてもダメ、マヌケにし過ぎてもダメなので戦闘系作品でよくある戦闘力のインフレができないのも実は商業作品に対する制限としては厳しい……

理解できる。
私も昔抗日ネタならいわゆるゾンビ系作品のようにいろいろなネタと組み合わせて作れると思ったことがあるが、実際に調べてみるとかなり制限の多いジャンルだというのが判明してガッカリした

ゾンビ的なものなら日本軍の秘密研究施設から出てきたとかやれそうだからな
他にも「大体日本軍のせい」にすればやれそうなSFネタはたくさんある
あいつら鉄人28号だって作ってるからいけるいける

言ってみればウルトラマンと科特隊の関係にしちゃだめなんだよ
防衛組織を有能にすればいいという問題でもないし、最後のデウス・エクス・マキナ役を担当してもらえばいいわけでもない
それに勝った理由が外国の力、武器というのも危ないからな……

過去の事例と現代の状況を考えるとたぶんフランスの武器ならいける
でも英米は危ないしドイツはダメロシアもたぶんダメ、そして日本は明らかに危険

恐らくその辺も設定次第でやれなくはない、目立たなければ問題にはならないだろうけど、作品が完成してから審査する以上そういうリスクは可能な限り避けることになる

これはそんな大規模にやる予算は無いという話でもあるね
数十万規模の日本鬼子と戦う!なんて話は国のプロジェクトレベルじゃないと制作できないが、さすがに抗日神劇でそんなものは作らせてもらえない

抗日神劇を作っているのは小規模な所ばかりだし大規模なのをやりたければアメリカにでも企画持ち込むしかないんじゃないの?
国内の状況と比べたらまだ可能性はあるよ

基本的な制作費は常に上がり続けているのに、規模に限らず予算を投入すればするほど効果がある部分に関してはやり過ぎたらダメなのが抗日ドラマだ……

過激にすると審査通らないし、少人数のトンデモ特殊能力系が活躍すると今度は軍の方から文句が出る
だから大規模にやろうとするところも出ないといった感じだろうな

抗日ドラマに対する規制管理はどんどん厳しくなっているんだよ。実際、昔と比べてそういう作品が減っているわけだしね。

以前見た作品ではクオリティアップできる所がないのか、射撃シーンで火器の内部構造を妙にクオリティの高いCGで動画作ってたな。それだけクオリティ上げても使っている火器自体は大したことないのが分かってしまうのも含めて笑ったが、制作事情的にはあまり笑えるものじゃない

SF映画が増えた理由の一つがその辺だからな
香港系の人材が入ってきて娯楽重視で好き放題やったら案の定ダメになったという分かりやすい背景もある

実の所、抗日ジャンルが「抗日」を背景に好き勝手やれたのは小規模だからというのも大きい
大規模になると史実との関係を無視できなくなるからきちんとした考証(例えば大規模会戦の司令部関係者を間違ったら当然審査通らない)や上の空気を読むことが必要になってくる
ネタと勢いでやれる内容ではなくなるんだよ

小規模だったら勢いでやっちゃっても抗日を讃える、精神的なプラスの作用があるとかで済ませられるんだが、作品の規模が大きくなると架空のふわっとしたシチュエーションではいられなくなる

特殊な背景も関係するけど、これは人気になり過ぎる、注目を集め過ぎるとスルーされていた部分が厳格に扱われてしまうというウチの国の娯楽分野ではありがちな話でもある。
一見制限なしにやれるようなジャンルでも本当に好き勝手にやれるわけではない。ガイドラインがないということは「問題起きたら急激に規制が強まる」「上が風向き次第で好きに規制する」分野ということでもあるんだよ。特にウチの国ではね。



とまぁ、こんな感じで。
現在の状況なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「抗日ネタを使う場合でも日本で言われているほど自由にはやれません。まだマイナーで政府機関や社会から大して注目されていなかった時期は好き勝手にやれたこともあるとは思いますが、中国では一度社会的な注目を集めてしまったらもうダメです」
などといった話もありました。

確かに抗日ジャンル?に限らず、中国で昔は注目されていなかったのと関係者が良くも悪くも自重しなかったので好き勝手にやれていたジャンルや業界というのは幾つも思い浮かびますね……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
今回のネタに関しては何かと言いたいこともあるかと思いますが、コメントに関してはどうか冷静にお願いいたします。

11/20修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「皆日本の作品のヤサシイ性格の主人公を嫌っているけど具体的には誰のどんな所が嫌いなんだ?」

ありがたいことに以前
「中国で日本の作品が嫌われる要素として『やさしい主人公』というのがよく出てきますが、具体的にはどんな作品やキャラなのでしょうか?」
などといった質問をいただいておりましたが、先日この件に関係しそうなネタを教えていただくことができたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系サイトで行われていた
「日本の作品のヤサシイ性格の主人公を嫌っているけど具体的には誰のどんな所が嫌いか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(訳注:原文ではネタの意味での「やさしい」を中国語の当て字の「亜撒西」として普通の意味の「やさしい」と区別していたので「「亜撒西」はカタカナで「ヤサシイ」と訳しております)


皆日本の作品のヤサシイ性格の主人公を嫌っているけど具体的には誰のどんな所が嫌いなんだ
どの作品の主人公にも大体やさしい性格や行動が出ることはあると思うのだが……

最近の作品を見ていると分かり難いかもしれない
現在のオタク界隈で嫌われている、ネタにされていてる「ヤサシイ」性格というのは昔のハーレム作品の主人公に多かったタイプだ。そして今ではハーレム作品は消えかけている。

そういう主人公がハーレム作品に多かったのは間違いないけど、一昔前の日本の作品では定番だったのか他の作品でも結構見かけたように思う。

勘違いされやすいけど、この手のキャラはヤサシイのが特徴ではなく「これといった特徴が無い」のが特徴だ
いわゆる「自称平凡な高校生」ではなく、本当に特別な力や優れた能力、学生レベルの学力や体力で優れた所も無い

それに加えて「ヤサシイ」というのがキャラの良い所として過剰に持ち上げられているように見える、それで女に惚れられるという展開が……

今の主人公キャラにだって普通に優しさはある。例えば「鬼滅の刃」の炭治郎がやさしい性格じゃないという人はいないだろう。
しかし炭治郎は同時に敵に対しては容赦しないし、自分が傷つくことも恐れずに長男だからと前面に出ていく。昔のいわゆる「ヤサシイ」キャラはこういう行動が無かった。

近頃の作品だと「フリーレン」のヒンメルとかが優しさのある良いキャラだけど、あいつはちゃんと考えて行動しているし大事な場面で前に出ているからな

ヒンメルはJRPGのテンプレ的な勇者の設定や冒険、言動が背景にあるからいわゆるヤサシイ受け身の主人公のテンプレにはならないんだろうな

優れた所のないキャラがなぜか美少女に惚れられて美少女に巻き込まれて話が進んでいくという展開自体は昔からあるけど、ヤサシイ系の主人公はイベントでの動き方が受け身、そして自分が選択しないといけない局面が来ると迷ってぐだぐだになるので作品を見た後の印象が悪くなる

ほぼ受動的、現状維持のために動くわけでもないというのがな
ラブコメでも肝心な所で「ヤサシイ性格」により相手を傷つけたくないと問題の先送りモードにはいるから見ている側が感情移入できなくなったしストーリーもぐだぐだになった
だから皆の中で嫌なイメージが構築されていったのだよ

ダメな例で分かりやすいのだと……「ニセコイ」の一条楽とか?逆に評価が高い、嫌われていないのだと「とらドラ」の高須竜児とか?

ヤサシイ系という扱いのキャラが全部ダメなキャラというわけではないが、昔と比べて随分とネガティブな意味が強調されるようになったと感じる
例えば「ハヤテのごとく!」の綾崎ハヤテはキャラとしては嫌われていないと思うんだが

「デート・ア・ライブ」の五河士道も印象悪くないけど、彼に関しては毎回綱渡りなイベントを潜り抜けている苦労、諸々の代償が提示されているのも大きい

「ハヤテのごとく!」は終盤の展開が……あれを楽しんでいたファンは少なくとも自分の周りにはいなかった
ヤサシイ系主人公のダメなイメージは萌え系作品が中盤〜終盤の迷走、ハーレム的な日常の終焉などに伴うシリアス展開や鬱展開で作品の印象が悪くなりがちなことも影響していると思う
そういった展開では主人公がまともに動かなくなるしその原因(ストーリー展開の都合)に主人公のヤサシイ性格が利用されがち

受け身で内向的、決断から逃げるというのが「ヤサシイ」という言葉に言い換えて偽装されているのが余計に気持ち悪いと感じられるのかも

現在の嫌われる方向で語られるヤサシイ系主人公は重要な局面で迷って決断できない(しない)、皆のためとか誰も傷つけたくないとか言いながら実際は全てを傷つける、そして最後はとってつけたようなありふれた終わり方で終了になるので印象が最悪になる……といった感じかな?

これに関しては遡っていくとたぶん碇シンジにたどり着くと思う
碇シンジはヤサシイ主人公というより、やさしくして欲しい主人公だったけどね

「To LOVEる」の結城リトもヤサシイ系主人公として批判されることもあるが、あの作品のファンはそういうの気にしないから問題にならないのは興味深い

「To LOVEる」は読者が不快にならないようにストーリー展開やキャラの言動をかなり注意しているからありがちなヤサシイ性格で特徴のない主人公でも不快になる展開は少ないね。主人公もエロ展開のための舞台装置として割り切った扱いだし。
あと上で言われているようなハーレム的な日常の終焉になるヒロイン選択と鬱展開やらずになし崩しなハーレムエンドにしてエロ強化の「ダークネス」に移行したのも良かったんだと思う。

日本の二次元のヤサシイ系主人公は優しさが偽物に感じられるのがダメだと思う
ほとんどのヤサシイ系主人公は可愛い女の子にしか優しくない

いやいや、ヤサシイ主人公は可愛い女の子に対しても肝心な所で助けないぞ?
ヤサシイのは女の子に対してではなく、自分の気持ちに対してだ

既に言及されているけど、ヤサシイ系主人公が問題になるのって日本の作品の「後宮」が最後は一人を選ぶ「偽後宮」だというのも原因だろう
その直前まで緩いハーレム展開だったから突然のシリアス展開に対してファンは戸惑うしキャラの扱いの急変に対して納得できなくなるし、そこでカッコ良く決断して取捨選択できて地雷処理もできる主人公はほぼいない

別に昔のラブコメ、ハーレム系もヤサシイ主人公だったばかりじゃない……まぁそういった良い感じの主人公は大体がやさしい性格以外の部分が主な特徴として記憶されていたりするんだが

同意。「空の境界」の黒桐幹也なんかはやさしい性格が記憶に残るタイプだけど同時に型月系の異常者というのも記憶されるから「ヤサシイ」系のキャラという認識はあまりないな……

嫌われているのは「何も特徴が無い」でも周りからは「ヤサシイ」と肯定的に評価されるタイプだよ
そして作品内では主人公が設定どおりに優しさを感じられるエピソードが無い、或いは優しいアピールのテンプレ展開が「責任から逃げているだけ」「受け身で流されているだけ」に見えてしまうとかだな。

近頃の作品だとヤサシイ系主人公は見かけなくなっている気がする。
異世界系と俺TUEEEEE展開の増加によって淘汰されたのだろうか?何も特別な所が無くてヤサシイ性格だけが取り柄でそれがヒロインや周囲の評価に特効というのが定番だったから、チート能力で俺TUEEEEEするのとはベクトルがかなり違うし。

「やさしい」自体は別に悪いわけじゃないんだが特徴が無い人間が努力しないでも持てるような特徴、他人に評価され女に惚れられる長所みたいに扱うのが失敗につながるのではないかと

実際、優しくて良い感じの主人公キャラを設定して良い印象にするのは容易ではない
現代を舞台にするなら相手或いは不特定多数の陥った苦境やその苦しみを察せる、それを助ける、或いは寄り添うとか励ますなどが出来なければならない
しかもそれを独善的な印象を見ている側に与えないように万人向けに表現しなければならないのだから……

二次元にありがちな「ヤサシイ性格」を強調するイベントって上手くやらないと優柔不断、無責任で他人任せでダメなヤツに見えてしまうし、実はテンプレ展開とは相性が悪いように思う。

しかし近頃のヤサシイ系主人公の話題を見ていくと現実から離れているようにも感じる
想像上の産物というか、過去に存在した無数の日本の二次元作品主人公のダメな所の集合体という感じで現実には存在しないヤサシイ系主人公像が形成されているような……

言いたいことは理解できる
私もこのテーマで考えた際に当時のネタから「Fate」の衛宮士郎を連想したけど、更によく考えたら俺はこいつ好きじゃないがそれはそれとして「優しい」とは明らかに違うキャラだった……

ある種の共同幻想的に形成された「嫌われるキャラのネタ」なのかもしれない
考えてみればヤサシイ主人公の多かったであろう時期にウチの国でヘイトを集めまくりネタにもなった嫌われる主人公は伊藤誠、衛宮士郎だったが伊藤誠は人間のクズで衛宮士郎は頭の悪い無能な熱血キャラという感じだった

ヤヤコシイのはその二人のヘイトはどちらも主にアニメ版からの影響ということだ。
そして原作ゲームだと表面的にはギャルゲーの伝統的な主人公要素、いわゆる「やさしい性格」的な所があるので後から情報を追いかけていくとヤサシイ主人公だから嫌われたと勘違いしてしまう可能性が……

こっちのヤサシイ主人公のイメージに比較的近いのは当時日本で四大嫌われ主人公とされていた「君が望む永遠」の鳴海孝之や「WHITE ALBUM」の藤井冬弥だろう。だが当時の話題や環境から考えると、あの頃ウチの国で鳴海孝之や藤井冬弥というキャラをきちんと把握していた人はほぼいなかったはず。
それにウチの国では世界観の重なる「マブラヴ」や「脱宅神作」こと「WHITE ALBUM2」が先に高評価で広まったからこの前作主人公的な二人が嫌いな主人公として意識される、話題になることは珍しいかと。

背景まで考えていくとヤサシイ主人公はイメージが蓄積された結果生まれた架空の存在に近い印象にもなってきたな
こっちの「温柔」という言葉ではなく、日本語の「やさしい」を強引に音訳した「亜撒西」というネタ用語で区別されているしある種の概念として存在し続けていくのだろうか……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識などイロイロな話が出ていました

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「『ヤサシイ主人公』に関しては昔のアニメやマンガからの影響が大きいので、現在の中国のオタクで『ヤサシイ主人公』の出る作品を体験した人はそれほど多くないかもしれません。そういう人達はネットにまとめられた情報から入るので、実際のキャラやストーリーよりもネタとして強調された認識になっていると思います」
といった話もありました。

この「ヤサシイ」のような中国オタク界隈で独自に蓄積されたイメージによる概念は他にもイロイロとあるのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

11/19修正:誤字脱字などを修正しました。ご指摘ありがとうございます。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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