「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

中国オタク「昔のオタクは皆ツンデレ暴力ヒロインが好きだったの?」「今の時代にアニメだけ見たらきついだろうね」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「久々に見たら『こんなのだっけ?』と感じてしまった思い出の作品ってない?」「昔の日本のアニメの日常パートはそういうのが多い」「たぶんゲームの方がきついと思う」
に関連して、昔と今の認識や受け止め方の違いに関するネタを教えてくただ来ましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「昔のオタクは皆ツンデレ暴力ヒロインが好きだったのか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


昔のオタクは皆ツンデレ暴力ヒロインが好きだったの?
私は昔の人気作品、人気ヒロインの描写を見てこれは嫌なキャラだと感じてしまうこともあるんだけど……

ツンデレは今でも好きな人多いと思うけど、暴力が組み合わさると拒否されるよな
昔は余裕があったからそういう刺激的なのが求められていたとか?

今はツンデレに合わせて格が落ちるようなのは嫌だ、暴力を受け入れるのはもっと嫌だという

逢坂大河、涼宮ハルヒ、高坂桐乃といったツンデレ(含暴力理不尽)ヒロインとして有名なキャラはリアルタイムでも反発が無かったわけではない
作品人気の勢いがあったから表面化しなかったけど、それが無くなってからはアンチ評価の方が目立つ

その中だと暴力では逢坂大河、理不尽さだと高坂桐乃だろうか
日本のラノベの全盛期は文字ベースで伝わるから暴力描写としてはそこまで強烈な印象にはならなかったという事情もある
今の時代にアニメだけ見たらきついだろうね

ラノベ原作アニメに関してはラノベを読んだ印象と、アニメで動作と声と音で見るのとは印象がかなり違ってくる、強調される部分が違うという事情もあったかな

ヒロイン人気に関しては性格だけでなくキャラデザと売り方についても影響するし、その判定は当時の別の作品と比較しての相対的なものだから今の感覚で見ると分かりにくい
当時の大人気作品の全ての部分が当時のオタクに肯定されていたわけではないし、当時の環境で突出して優れた部分だけで歴史に残ったような作品もある

現代でも「彼女、お借りします」みたいに評価はされないけど人気はある商業的に成功している作品とかあるからな
たぶんこの作品に関して、あとの時代からは「なぜあの作品が人気だったのか?当時のオタクはあの主人公やヒロインみたいなのが大好きだったの?」とか言われそう

俺はツンデレヒロイン全盛の時代に「昔の人は皆マクロスのリンミンメイみたいなキャラが好きだったようだけど自分には理解できない趣味だわ」と言う人に出会ったことがあるので、昔のツンデレキャラを批判する今の空気に関してもそういうものだと流している

ここで語られるようなキャラっていわゆる「エヴァ」のアスカの影響が大きいキャラ、主人公に対して当たりが強いようなキャラだろ?
アスカを例にして考えれば「人気がある」のと「昔のオタクが皆好きだった」は別の話だと理解できると思う

暴力系ヒロインとツンデレ系ヒロインも別のはずなんだけど、有名なツンデレキャラは大体暴力も備えているからややこしい

「とらドラ!」や「ゼロの使い魔」とか、釘宮病という言葉があった時期はツンデレ+暴力はかなり量産されていたしな

こういうタイプのキャラの好みに関して「昔のオタク」と括るのはちょっと範囲が広くなり過ぎるかと
ツンデレという言葉が日本で成立してウチの国で「傲嬌」という言葉になって定着する以前から普通にいるタイプだ
「エヴァ」の1990年代どころか1980年代の日本の作品にもこの手の性格と暴力性のある人気ヒロインはいた

例えば「とらドラ!」は正統派な青春モノとして、「俺妹」は二次元的な青春の物語、その映像化が当時の人気や評価の理由として大きい
メインヒロインのツンデレ暴力ヒロインの人気が原動力になったタイプではないから「昔のオタクは皆ツンデレ暴力ヒロインが好きだったのか?」という問いに対しては「違う」「そのヒロインが好きだったわけではない」と答えられる

現代の価値観だと昔の野蛮なツンデレ暴力ヒロインを好きになれないのは仕方がない
国内でも一時代を築いたヒロインによる作品ではあるが、たぶん「涼宮ハルヒ」や「うまるちゃん」なんかも今ではダメそう

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」なんかは昔のツンデレをかなり現代向けに調整していたけど、それでも嫌う声はあったからツンデレが表面に出るタイプは現代だとダメなんだろう

でも最近でも「無職転生」のエリスや「異世界おじさん」のツンデレエルフが大人気になっている
しかもこのキャラは昔のツンデレ暴力ヒロインを更に極端にした、戦闘力の高い凶悪なバージョンのキャラだ

その二作品はどちらも主人公側にも極端な問題がある、他のヒロインも暴力とツンデレと同等かそれ以上の問題があるヒロインばかりだし危険で生き残るのが簡単ではない世界観的なので相対的にツンデレと暴力のマイナスは軽くなる
好みの傾向が昔と違うのも間違いないが、現代の環境でも見せ方、組合せ方次第な所はあるんだろうね

個人的には今のヒロインってどれも淡泊な量産型、キャラデザは良いし嫌われる部分もないけどいてもいなくてもいい感じのが多くてちょっと寂しい

言いたいことは理解できるよ
良くも悪くも記憶に残るヒロインが少なくなったのが単純にツンデレと暴力が消えたせいではないだろうけど、ツンデレと暴力のような嫌われるリスクを消す方向で考え過ぎているのも今のヒロインの薄さの理由の一つくらいには思える

ヒロインがダメだと作品を見る気が失せるからそれは仕方がないことだ
有名な作品でスコアも高いから見に行ったらヒロインのキャラが無理!恋愛に振り回され過ぎて無理!になるなんてのもありがちだ
私もそういう時に「昔の人はこんなのが好きだったのか……」と考えてしまうことがある

上で出ている「俺妹」や「とらドラ!」は複数ヒロインがいる作品だから合わなきゃ別のヒロインを推せば良かったんだよ
当時はツンデレ暴力ヒロインは複数選択肢がある、ハーレム系作品だからこその極端なキャラ付けという側面もあった気がする

「俺妹」の桐乃は作者が強引にルート確定させたけど、リアルタイムだと黒猫やあやせの方にいった人間の方が多かった
特に国内だと黒猫党が最大勢力として強かったので、ツンデレ暴力系ヒロインを皆好きだったわけではない

別に皆ツンデレヒロインだから好きというわけではなかったんだよ
言ってみれば昔の作品だとツンデレヒロインはストーリー構成上有利だし、勝者になれたので記録と記憶に残ることができた
昔はヒロインを追いかけるタイプの恋愛が主流だったけど、今はヒロインに追いかけられるタイプの恋愛が主流というか、それを見る側は期待しているし制作サイドはそれに応えるのが当然だという空気になっているので属性そのままでは戦っていけない

このヒロインは嫌いだけど俺は主人公じゃないし別にいいや……みたいに冷笑的に見ている人もいた。俺自身もそうだった。
でも現在のハーレム系の凋落や、価値観やフェミニズム関連のギスギスした空気を見ると、当時その中に入ってバカ騒ぎしていた方が良かったのかも
ツンデレ暴力ヒロインで肯定的に騒ぐのはあの時代だから楽しめたコンテンツだ

昔は今ほど不満がすぐに言語化されなかった、ツンデレに限らず自分にとって嫌だと感じるキャラや演出に関して二次元作品はこういうものだと受け入れられていたという事情もある
欠点が強調されて論戦になだれ込む現代とは見ている側の空気や受け止め方もかなり違う

人気になった当初はツンデレと暴力があまり極端ではなかった
上で言われているようなラノベ原作の人気アニメくらいになると極端になっているし、そこだけを見ると疑問が出てくるかもしれないが、「ツンデレ」という言葉が成立する以前のツンデレ系扱いされるヒロインはそこまでひどくないよ
なお昔過ぎるの作品になると今度は主人公の言動やストーリー展開、誇張描写が今の感覚と違い過ぎて無理になる可能性は覚悟しておいてくれ!

ツンデレと暴力の組み合わさったヒロインの受容、人気に関しては高橋留美子作品が参考になると思う
あの界隈は国内でも実例や記憶に関して比較的しっかりと残っているしね

それは確かに
暴力描写については当初「うる星やつら」や「らんま1/2」のような好色やクズな部分も目立つ、そして体力と耐久力も備えているので明らかに口で言っただけでは効かないような主人公の好色な行動や利己的なやらかしに対する反撃や罰としてだった
もちろんその後のツンデレのように自分の感情が制御できないという面もあったけど、それがメインではなかった

高橋留美子作品を見るとツンデレ系が一番人気のヒロインになるわけではないといのも分かる
恐らく高橋留美子作品でツンデレ(あと暴力も少し)なヒロインが一番人気になったのって「めぞん一刻」だけだろう
「うる星やつら」のラムは暴力描写あるけどツンデレではないしツンデレ入っていた三宅しのぶはヒロインの地位を失った
「らんま1/2」は天道あかねの人気は微妙だし、「犬夜叉」は皆も知っての通り桔梗の方が人気だった

昔のキャラは今ほどリアルじゃない、情報量が多くなかったというのも印象の違いにかなり影響していたと思う
演出で急に頭身が下がるとか、顔芸のような変化ではない極端なギャグ顔になるようなのが普通だったから現実の価値観と切り離しやすかった

昔の作品は殴られた後のボロボロの顔、意識がぼやけて頭の上を星が回るような描写とセットだったからこれはギャグだ、という記号があったんだよな
そういった記号、誇張表現が徐々に減っていって視覚的に痛そうな暴力になってしまったのも暴力が受け入れられない人が増えた理由の一つだろう

ツンデレヒロインの暴力描写については遡るとスラップスティック系のコメディ、「トムとジェリー」とかにまで遡れるがああいった作品をリアルにすると受け入れられなくなるし、ツンデレ暴力ヒロインがダメになった理由の一つに作画や表現の進歩というのもあると思う
最近アメリカの古典作品の著作権保護が切れて悪趣味パロディが増えているけど、予告編だけ見てもリアルにするとヒドイことになるジャンルがあるのを理解できてしまう



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の昔の記憶と現代のズレなども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国は環境の変化が早過ぎてオタクの世代間の記憶が断絶していますが、昔の話を調べるという意味でも断絶しています」

「中国のネットはニュースもSNSも論壇も過去ログが残っていないので、オタク関係に限らず昔の情報を中国語だけで調べるのはかなり難しいです。言っては何ですが中国のオタクにとって使いやすい中国語で調べて出てくる情報は基本的に新しくまとめられた情報です。その情報も需要のある人気作品やキャラから外れると急に少なくなりますし、需要のあるものに関してもすぐに把握できる単純化されたものが少なくありません」

「中国のネット環境、SNSやアプリとそのアルゴリズムでは日本よりも更にエコーチェンバーが発生しやすいです。またネットで提供される情報は単純化した断定的なものが伸びるので、曖昧な昔の状況に関する情報や個人の記憶は消えやすいです」

「ですから、現在の中国オタク界隈では過去の作品の人気やファンの熱狂、ファンとアンチの戦いのような情報に関して調べるのも把握するのもかなり難しくなっています。ツンデレキャラに関して全肯定か全否定かになりやすいのもそれが原因の一つでしょう」

などといった話もありました。

私も中国オタク関連で昔の話をネットで調べても出てこないので結局昔のメモを探すことになったというのがたまにありますし、自分自身の記憶もどんどん怪しくなっているので気を付けたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「久々に見たら『こんなのだっけ?』と感じてしまった思い出の作品ってない?」「昔の日本のアニメの日常パートはそういうのが多い」「たぶんゲームの方がきついと思う」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では娯楽分野の環境の変化が日本と比べて格段に速いこともあってか、少し前の作品が現在の環境では通じなくなる、評価されなくなるというのも珍しくありません。
そして中国オタク界隈でも現代の感覚で自分の思い出の作品を見ると……といった事態がそれなりに発生しているという話があるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「久々に見たら『こんなのだっけ?』と感じてしまった思い出の作品」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


久々に見たら「こんなのだっけ?」と感じてしまった思い出の作品ってない?
最近「FF7」の昔の画像を見て自分の思い出フィルターの強さを感じてしまったので他の人の話も聞いてみたい

子供の頃の思い出フィルターが強かったのに気付いてしまうアレか……それでも大丈夫な場合と、「こんなのだっけ?」となんだか冷める場合があるよね

昔の日本のアニメの日常パートはそういうのが多い

昔のアニメを現代のHD画質環境で見ると「こんなのだっけ?」になることは少なくないかも

まぁイラスト集に掲載されているような絵をイメージしたらダメだよね
昔は特にアニメと版権イラストの差が大きかった

たぶんゲームの方がきついと思う
画質もバランスも変わり過ぎているので昔のゲームをそのまま遊ぶのは「慣れ」が必要だ

「ポケモン」も今の最新作を遊び慣れている状況で昔のを遊んでみるとそんな気持ちになるかな

小さい頃に「良い」と思ったものが現在の自分にとっても「良い」とは限らないからね
私にも昔のシリーズ初期作品は大好きで今でも名作だと思っているけど、実際に遊ぶなら新しいシリーズになる「モンハン」のような作品がある

ゲームだと「Warcraft 」や「RedAlert」も今の感覚で遊ぶと引っかかったりするね

ウチの国だと「キャッツ・アイ」や「セーラームーン」に対してそう感じてしまう人は多いはず

「セーラームーン」は昔の方が良い党の自分みたいなのもいるぞ
でもギャグパートやストーリーの空気がというならまぁ……仕方がないかな

「キャッツ・アイ」は久々に見たら絵柄もあってか瞳がかなり老けているように感じられて結構ショックだった
小さい時は憧れていたはずなのに

「キャッツ・アイ」は最近出たリメイク版の方が老けて見える時は多いかも

俺は「ドラゴンボールGT」が大好きな子供だったけど、大人になってオタクになってから改めて見たら「こんなのだっけ?」となると同時に「ファンが酷評するのも仕方が無い」と納得してしまった
今では嫌いじゃないけど他人には薦められない作品になっているし、話題にする時も自分は好きだけど……みたいな言い方になっている

「ドラゴンボール」のアニメは鳥山明の原作の凄さを理解してしまった後だときつくなるのもありそうだ

ゲームだとMD版がいまだに「幽遊白書」のゲームで一番面白いみたいなケースもある
まぁ他に遊べる「幽遊白書」ゲームが……というのも理由だろうけどね!

日本のアニメはまだマシ
国産アニメの方は本当に「こんなだっけ?」になってしまう

今は2Dアニメとかほぼ絶滅して3Dモデル使った安定したクオリティになっているわけだしな……ギャップはかなり大きいだろう

昔の国産アニメは今の感覚で見るとストーリーは見れるのがあっても、絵に関しては本当に見れる所が無いので視聴体験としては本当にキツイ

国産だとゲームもそういうのあるね
俺が昔親戚の兄ちゃんが遊んでいるのを見て凄いゲームの世界!と思っていた「完美世界」も、久々に見たら粗が目立ちまくる作りに感じられた

ゲームは今の時代の感覚で昔のをやるときついね
「仙剣奇侠伝」はもう歴史的価値と思い出で語るだけだ

普段目に入るのはアニメの質の良い宣伝用のカットやイラストだから自分の脳内の記憶も更に美化される
以前「ふしぎの海のナディア」の作画のヒドイ回とかを見た時の自分の気持ちはスレ主と同じかもしれない

昔のアニメの作画ってヒドイ時は本当にヒドイので記憶から消えている
そして質の良い版権イラストやそれをベースにしたAI絵のイメージで塗りつぶされている

「CCさくら」のように、逆に昔なのにこんなレベル高いのか!こんな危険な内容だったのか!と思い出補正が逆にかかっているような作品も存在するかと

自分は「ダーティペア」に対してそれを感じた
あの主人公達の衣装って現代の目線で見てもかなりエロい、特にボトムスの横が露出しているのがとても扇情的なのを最近ソシャゲのコラボイベントで3Dキャラに着用して気付かされた
更にそのエロい横の露出はベルトとホルスターで視覚的に目立たなくすることもできるので媒体や売り方によって調整可能だ
さすがは二次元の時代を変えた作品のデザインだと今更ながら思い知らされたよ

上の方でも出ているけどこの手の話題だと最近リメイクもあった「キャッツ・アイ」は肯定否定両方でよく出てくるね
実際当時あの作品で「目覚めた」人は多かったはずだしオタク界隈の記憶に刻み込まれている作品ではある

「キャッツ・アイ」が特定の世代にとって性の目覚めの作品だったのは確かだけど、好みや性癖がずっと変わらないわけではないから「合わない」「これじゃない」になってしまうこともあるのだよ

「キャッツ・アイ」はアニメ本編よりもEDの影響の方が大きくないか?

OPは逆に今見るとこんなにエロかったっけ?と思ってしまう
当時国内のテレビで放映されていたのには修正入ってたのかもしれないが

国内のTVだとチャンネルによって違うけどOPは削られたり静止画にして危ない部分をスキップされたりしていた
でもEDの方は案外修正入っていないパターンもあった気がするし、今考えるよりも修正は少なかったはず

それは今でもいけるよね
あとアニメ本編に関してはいつの間にか北条司の絵で脳内補正が入っていた部分もありそう

「キャッツ・アイ」のEDは今見ると先鋭的な表現でエロい所と急に出てくる変なポーズで笑う所があって無二の存在であるのは間違いないと感じてしまう

自分の審美感覚の要求が上がり過ぎたのか、昔とてもお世話になったエロゲーのCGが今では全く使えないのは何とも言えない悲しさがある

そこから時間がたつとまた昔のでも良くなってきたりする
最新の作品のデザインや感性についていけなくなるからね!

それはあるかもしれない
私も今になって昔心を震わせてくれたギャルゲー関係の作品や関連商品、二次創作を再び探し求めるようになっている



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の思い出や作品イメージなどイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれたからは
「中国のオタクは画質を非常に重視しますし、日常的に接するのも高画質を求め続けています。ですから昔の作品を定期的に見ている、意識しているような人でなければ脳内の昔の作品の記憶もかなり美化されているでしょうし実物を見た際に落差に大きな衝撃を受けることになります。特にゲームに関しては現代の日常的な体験との差が激し過ぎるので、昔のゲームを今でも遊べる人とそうでない人がハッキリと分かれていると思います」
などといった話もありました。

中国オタク界隈では昔の作品に関してゲーム史的な評価や価値で語られることも多いのであまり表に出てきませんが、一昔前の作品に対する許容範囲、レトロゲームを現代でも遊べる人の割合などについては中国独自の傾向もあるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本ではオタクの死後のコレクションの処分が現実の問題になっているらしい。雑に売られることもあるし、死に方によっては売ることもできなくなるとか……」

ちょっと変わったネタについて教えていただきましたので、今回はそれについてを。

先日、日本のネットで孤独死をしたオタクの方のコレクションが臭気が強くて買い取り付加になったという話が流れましたがが、この件が中国オタク界隈にも伝わりちょっとした話題になっているとのことです。

孤独死の現場に残されていた大量の洋楽CDやハロプロDVDなどが「臭気が強い」という理由で買い取り不可に…オタクやコレクターほど生前整理は大切(Togetter)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本ではオタクの死後のコレクションの処分が現実の問題になっているらしい。雑に売られることもあるし、死に方によっては売ることもできなくなるとか……

高齢化社会の問題がオタクにも押し寄せてきているということか

ウチの国でも他人事じゃないぞ
30半ば辺りにもなると体壊した手術したなんて話は流れてくるし、職場でも体調不良でやめる同僚なんてのは普通に出てくる

俺は大して価値のあるコレクションはもってないけど、それでも自分の集めたものが死後に雑に扱われるのを考えると悲しくなるから日本のコレクターなら尚更だろうなあ

このニュース私も見たけど、死後に臭いが移ってコレクションが全て売れない誰も引き取れない状態になってしまったらしいな
最期まで一緒にいられたと見るべきか、何もかもゴミにしてしまったと見るべきか……うーむ……

集めたポケモングッズが汚れるのは嫌だ
死ぬなら汚さない所で死にたい
でもベッドの周りはポケモンぬいがいっぱい

そんな考えではないのだろうけど、金のあるオタクが死後も自分の宝を持ち出されないようにしたみたいに感じてしまうな

死後にコレクション全部ゴミ、汚して無価値にするのはさすがに嫌過ぎないか?
価値を分からない人間に捨てられるとか、汚い人間に持ち去られて売り払われるとかも嫌な話ではあるが

お亡くなりになった方はアイドル系のオタクなんだっけ?
写真だけを見ると凄いコレクションだし未開封の保存用も確保しているように見えるが、それでもダメなのか

ディスクを大量にそろえているのを見ると、古い時代からのオタクなんだろうな
アイドル以外の音楽ディスクも結構あるようだし

オタクなのにこんなに金があるのかという感想とこんなに金があるのにコレクションがそんなことになってしまうのかという感想が同時に出てきて混乱する

棚に並んでいるコレクションとか総額かなりいきそうだし、オタクなのに金があるタイプの人だったのか
なんだか悲しい話だ

ガチでオタクをやっている、特にコレクター系のオタクって金持ってるぞ
こっちで「宅」というと引きこもりのイメージがついてまわるし、オタク趣味もネットでタダでみたいなのを想像するのかもしれないが、日本の「オタク」は趣味に金を使うからオタクになっている連中が多い
この死んだ日本人のオタクはアイドル系だからコレクション以外にライブなどのイベントにも参加していただろうし、かなり金持っている人だったのではないかと

しかしこのアイテム、本当に捨てるしかないの?
オタクなら我慢して買う人いるんじゃないの?

なんかこっそり洗って中古ショップに流されてそうだよね

未開封のもかなりあるようだし、全て廃棄されることはないだろう
最後にはどこから流れてきたのか分からないアイテムとして並ぶことになるのだろう

中古ショップでも汚い臭いアイテムは買い取り拒否される
倉庫で他のアイテムに臭いが移ったら大ダメージだし、綺麗に見えるようにする加工にも限度がある
売るより捨てる方がコストがかからないケースというのは珍しくないのだよ

死臭って凄い「通る」し「移る」んだよ
不動産界隈で結構な問題になる事態だったりするんだが、水や普通の洗剤でどうにかなるレベルではない
貴金属ではないし、超レアもの的なコレクションアイテムでもなければ捨てるしかないだろう

未開封の価値は無くなるけど包装部分を外せば問題無いだろうと考えるのは分からなくもない
俺も昔はそう考えていたことがある
だが実際の生物の死骸系の悪臭はビニール袋なんて効かない

昔私の実家の近くの家でペットが死んだときに嗅いだ臭いはひどかったし、すぐには消えなかった
それが人間サイズだと……

ディスクは一緒に火葬とかできないだろうし、そもそも量が多過ぎるか

日本ではこういう死後の処理について一定の手順が確立されていて、遺品を処分して現金化して大家の清掃費用や故人の葬儀費用にあてるという部分もあるのだとか
そういう意味でも全部ゴミになってしまうのはきつそうだな

私はリアルでの人間関係が無いから、自分の末路のように思えて心が寒くなってきた。死んだらそれまでとは言ってもコレクションも含めてこうなるのは……

考えてみれば当然ではあるが、PCやスマホのエロデータや履歴の問題以外にも、死んだ後の恐ろしいことがあったなんて……!

こういうのって本当にどうするのが良いんだろう
子供がいない自分は不安が募るばかりだ

子供がいても大して変わらないよ
たぶん俺が死んだら自分のコレクションは雑に売り払われるか捨てられるかになるのは確実だ

結婚しない俺に対して甥っ子が冗談混じりにコレクションを遺産としてもらえないかとか言いだしたけど、もし本当にその気があるなら別に悪くないと思っている
単に捨てられるより良いし、売って金にして使われるにしてもまだマシだ

オタク系のテーマでやっている博物館に寄付するとかはどうなの?

博物館はかなりきちんと整っている、揃ったコレクションじゃないと引き取ってもらえないんだよ
この数十年くらいの間のオタク向けの大量生産アイテムは金を出せば良い状態のが見つかるので個人のコレクションアイテムで歴史的な価値があることはほぼ無い

このアイテムはオークションに出せば高く売れるはず、同じアイテムがオークションで高く売れていた、というのと実際に高く売れるかは別の話だしね
結局は自分が信頼、納得できる同好の士にあげるのが一番マシということになるのかなあ

結局そういうのは生きているうちに、まともに頭が回るうちにやっておけということなのだろう

「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」も最初にそこから話が始まっていたな

最初見た時はかなり極端に思えたけど、こんなニュースを見るとあの作品のように仮面ライダーのコレクションを割り切って処分してしまうのもファンとして正しい姿勢ではあるのだろうと思えてくるよ

やはり古代から続く伝統のようにオタクの埋葬品にするとはいかないか

環境的にも手続き的にも難しいだろう
まぁ始皇帝やファラオならともかく、俺達の埋葬品程度絵は盗掘にも来てもらえないだろうけどな



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でもイロイロと考えてしまう人が出ているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では『宅』をやっているような人達はお金を持っていない、お金があるのに『宅』をやっているのは珍しいというイメージが今でも強いです。昔の海賊版時代の感覚がまだ残っているのに加えて、中国では受験が終わった大学生から本格的なオタクの活動を始めるのでオタク趣味にお金を使い始めるのが遅く、グッズやイベントに接する機会も選択肢も日本と比べて少ないので、オタクが金を使い続けた結果は質も量も日本のオタクと比べて低くなりがちです」

「中国ではオタクが出現し始めてからまだ20年くらいなので、日本のようにお金を使い続けたオタクの実例を見る機会は多くないです。中国のオタクは日本のオタクのコレクションを見て、少しずつ買って集めたのではなく一括で買った『資産』だと認識する人も少なくありません」

「最近は中国でもソシャゲの課金などから金を使うオタクも可視化されているので徐々にイメージも変わってきているのですが、まだまだ昔の『オタクは金が無い』という考えは残っていますし、日本のオタクのコレクションが出てくると『このオタクは金が有る』的なコメントが多くつきますオタクとしての遺産の処理に関しても、個人の愛好レベルではないものだと感じる人は多いと思います」

などといった話もありました。

私も今では体の不調を感じるのは珍しくないですし、知り合いの病気や何やらも聞こえてくるようになっているので、オタクの終活的なことも意識してしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜ我々は三国志系作品を遊ぶ時に何となく蜀で始めてしまうのだろうか」「私は曹操推しだけど、ゲームならとりあえず劉備から、趙雲からみたいな所はある」

毎年この時期の中国は受験、学年末に突入する時期なので中国オタク界隈も動きが鈍くなっています。
そんな中でもありがたいことに三国志関連のネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「三国志系作品を遊ぶときに何となく蜀で始めてしまう」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜ我々は三国系作品を遊ぶ時に何となく蜀で始めてしまうのだろうか……

確かに
魏推しの俺も初回プレイは劉備や蜀勢力の武将で遊ぶな
それで把握したら魏で本格的にプレイ

私はそうではないけど知り合いはそんな感じで遊び始めるのも多いし、これは単純に否定するのは難しいかも
ゲーム体験的にハズレが少なそうなルートだというのは分かるしね

私は曹操推しだけど、ゲームならとりあえず劉備から、趙雲からみたいな所はある

三国志をあまり詳しくない人でも劉備関係なら知っているのでそこから手を付けるだろうし、知っている人もまずは劉備関係で始めるよね

ゲームとして言うなら、チュートリアル向けのバランスになっているのを期待できるからというのがある

劉備陣営はゲームとしてのバランスが良いんだよ
ゲーム体験でもストーリーでも小規模集団からステップアップしていく道筋が明確だし、人材の数は少ないけど有能揃いで遊びやすいし、ちょっと失敗したくらいならリカバリーが効く
これが曹操陣営だと力推しで平坦になるか慣れた人向けの操作になりがちだし、張魯とかだと難しい上に有名武将がいないのでプレイスタイルが明確な人でないと楽しくない

考えてみれば自分も知らない三国志のゲームをやる時、知っている作品でもシリーズ続編をやるときはまず劉備で遊んでるな……

蜀は分かりやすい人材揃っているし、イベントも多いだろうからな
最初に遊ぶなら無難

曹操陣営は強過ぎるんだよね
そして呉は最初の方は変化に乏しい
劉備陣営は人数少ないけど強い武将多くて勢力が衝突する前線地域にいるから普通にやっていても変化を体験できる

初期デッキに劉備関羽張飛が揃っているので絶対に弱くはない
それに強キャラが一か所に揃っているのも最初に手を出す勢力として都合が良い

有名で強いと分かる武将が確実に揃っているのが選択肢として非常に強い
蜀の五虎将は三国演義に興味があるならみんな知っているだろうけど、魏の五大将が誰だか全部言える人は多くないだろ?

張遼以外は記憶があやふやな五大将!

えーと……確か許チョと典韋は入らないんだよな……あと曹仁や夏侯惇も入らなくて……

何故入っていると言われがちな于禁、最後まで思い出してもらえない楽進!
どちらにしろ魏の武将は曹操と軍師と張遼以外はうろ覚えになりがちだし、最初から手を出すのはちょっと厳しい所はあるのかもね

既に言われているけど劉備陣営は序盤〜中盤の初期配置の場所が良いんだよ
人材発掘ができる時代と地域だし、勢力の密度が高いのですぐにも衝突が発生して状況が動いていくし、自勢力としてもそれに関わっていける

そこが呉との違いでもあるよな
呉は群雄割拠時代のメインストーリーに関われる部分が少ないし、孫策と周瑜の寿命という時間制限もあるだろうから遊び方が分かっていない時に手をだすのはちょっと考えてしまう
そして袁紹や袁術みたいなモブキャラの数は多い陣営にするのもちょっとね……

呉はキャラ重視の人は最初に手を出すという話もあるぞ
周瑜推しでまず呉でプレイというのが私の知り合いにもいる

自分は好きなキャラで始めたいから最初から曹操を選んで遊ぶ
ゲームの難度を探るということだって曹操でやれなくはないと思うが、そこは部下の知名度の差なんだろうか

劉備が好きじゃなくても関羽趙雲諸葛亮といった辺りを目的に遊ぶ人もかなりいるかと

キャラ重視だと趙雲を選ぶ人が多いだろうから、そういう意味でも蜀は最初の選択肢として強そうだなあ

それはまさに私だ
まず趙雲を選んで遊ぶ
好きな武将だし、ヒドイ性能になっていることはまず無いしというのが思いつく理由かな?

三国志のゲームで扱われる期間において、劉備はそのほとんどで相対的に弱い勢力だけどそれと同時に強い武将が揃っているから局面を打開する選択肢に困ることは無いし上り調子で薦められるのでゲーム体験という意味でかなり優秀
曹操だとどうしても最初から優位、ある程度進めたら局面が固まって惰性になるのが早くなったりするので好みが分かれる

劉備陣営は文官が足りないというのも諸葛亮探しという分かりやすい導線になるので単純な弱みではない
あと呉も前期の孫堅や孫策がいる時代なら……

呉でやると序盤は黄祖と戦うか山越と戦うかの選択しかないのがちょっとね
三国演義のメインストーリーとなる場所や武将と遠いのは「最初に遊ぶ」ならマイナスだ
2回目以降のプレイ、慣れてから遊ぶとかなら呉も良いんだけど

私は一周目だと快適プレイを求めて曹魏を選ぶなあ
一周目から史実改変レベルで上手くやるのは難しいしね

曹操は勝ちが決まり過ぎているからゲームとしてはどうかと思うし、やれることが多いので逆に難しいということもある
そして呉は人によって好き嫌いが激しいので無難な選択肢にはなり難い

分かる
自分は孫権が嫌いだから地元だけど呉では遊ばない
好きな武将は引き抜く

史実重視が増えてきたと言っても、結局は三国関係の作品は三国演義ベースだから蜀は一定の主人公補正がかかる、分かりやすい陣営になるのだろう
現代では曹操が分かりやすく人気と評価は高いけど、国産ソシャゲなどのイベントでは蜀が一番人が多くなったりするわけで

自分の場合、そのゲームの方向性、作者の三国ネタに関する考え方が見えやすい勢力だからというのがあるかな

劉備、蜀をどういった扱いにするのかは、曹操をどう描写するかよりも作り手の認識、価値観が出やすいよね



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国における三国志関連のイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現在の中国と日本で人気がかなり違う三国武将としては典韋がいます。日本の三国志ファンの間ではあまり評価は高くないようですが、中国では魏陣営の中では上位の大人気武将です」

「典韋は曹操を守って死ぬという劇的なエピソードがありますし、自分が死んでも使命は果たすというプロフェッショナルなキャラ、忠義に厚い理想的な武人として評価は高いです。魏には典韋のような分かりやすいエピソード持ちの武将が少ないのも人気の高さの理由になっているかもしれません」

などといった話もありました。

近年の中国では曹操や魏の人気が急上昇して劉備や蜀は相対的にかなり厳しい評価になっているという話も聞こえてきますが、それとは別に個別の武将の扱いやキャラとしての評価に関しては昔からの影響も残っているようですし機会があればその辺りに関しても追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

6/7修正:タイトルと本文の誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「鏡花水月みたいにある種の能力や概念の代名詞になっている有名な技や能力を教えて下さい」「穢土転生はネット用語としてとても便利だ」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

大人気作品に出てくるキャラの能力や必殺技は分かりやすさやフォロワーの多さから、その後の作品のキャラの能力や技に関して「何々みたいな技」などと言われるようになることも多いかと思います。

中国オタク界隈でもそれは変わらないそうで、特定の効果の必殺技や武器を何で例えるかで守備範囲や世代が分かるといった話もあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「ある種の能力や概念の代名詞になっている有名な技や能力を教えてほしい」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(一部の簡体字に関しては文字化け回避も兼ねて日本で使われる漢字に変換しております)


「鏡花水月」みたいにある種の能力や概念の代名詞になっている有名な技や能力を教えて下さい
何々みたいな技とか表現されるようなのが知りたいんです

昔ほどは使われていないけど「爆種」(種割れ)とか?
こういう名称の流行って時期だけでなく作品の能力の流行も影響しているんだろうね

「ONE PIECE」の「覇気」は何かと使われている気がする
特に見聞色の覇気は感知予知系として汎用性が高いからその手の能力の説明で使われる

そういうので今一番使われているのだと「天竜人」ではないだろうか
現代社会においてあまりにも使い勝手が良い……

昔の作品が出典でもよければ「黒歴史」や「黒科技」
ほぼ一般化した言葉だ
(訳注:「黒科技」は「フルメタル・パニック」の「ブラックテクノロジー」から来ている言葉です)

「無量空処」は近年一気に広まって定着したと思う

今は「固有結界」と「領域展開」はどっちの方が使われているんだろうか?
領域展開が思ったよりも伸びなかった気がする

固有結界もまだ使われているよね
領域展開に関しては「領域」という言葉がそこまで特殊ではなかったというのもあるかな?

その辺の結界内部で戦う、能力発動する系統は世代や推してる作品次第になっていると思う

「呪術廻戦」関連の用語って、こっちだと例えば「受肉」のようにFate経由で定着したのもあるから、その辺の扱いはわりと雑だな
言葉自体は昔から存在しても広まる、基礎知識になるという意味では人気作品の影響が必要だ

強くなるが理性を失うタイプの強化を「暴走」というのはどこから来ているんだろうか?

概念や言葉としてはずっとあったと思うけど、オタク界隈で普及定着したのはエヴァの暴走からだと思う

「パトレイバー」では既に「暴走」が使われていたと思うけど、広まったのは明らかに「エヴァ」からだね

「NARUTO」の「飛雷神」はずっと使われているな

「NARUTO」だと「穢土転生」も
「穢土転生」はポジティブな意味でも使われるから日本オタク界隈とは使い方が違ってきている言葉だと思う

「穢土転生」はネット用語としてとても便利だ

復活的な意味で使えるのが大きいよね
しかも人以外に過去のIPの現代での復活やリメイクなんかにも使われるし、私も復活と言わずに穢土転生と言ってばかりだ

昔は似たようなニュアンスで「死者蘇生」という言い方もあったけど、すっかり「穢土転生」になってしまったな
実際「穢土転生」だと全盛期で戻ってくるような意味も加わるので使いやすい

このテーマならロボに限らず大きな人型の内部に入ってコントロールするのを「開高達」(ガンダムを操縦する)と言って雑に説明するのも該当するな!

「地図砲」(MAP兵器)は広範囲攻撃として便利に使われている
たぶんスパロボから始まった言葉でいいはず

便利な装備や解決手段の提供をしてくれる存在に対する「哆啦A梦」(ドラえもん)

質問したいんだけど、たった一人で集団を簡単に蹴散らす展開を指す「無双」ってどこから広まった言葉なの?
何となく意味は分かるから自分も気が付いたら使っていたけど

たぶんコーエーの無双シリーズじゃないかな……日本の作品名でも普通に使われる動詞?だから自分もあまり自信はないが

「ジョジョ」の「替身使者」(スタンド)はその概念、表現方法がとても強いと思う

このテーマでまだ出ていない「Fate」の「千里眼」

千里眼という言葉自体は昔からあるだろ

現在のオタク界隈で使われる「千里眼」はある種の未来視的な能力として語られがちだし、あとソシャゲ界隈で先行実装地域の情報を元に石の貯蓄と消費計画を練るという意味でも使われている

そっちの意味の千里眼なら「FGO」からの影響が大きいし「Fate」からと言えそうだね

黒化も「Fate」由来、それも最初の「Fate/stay night」からだっけ

そうだね、セイバーのオルタ化と間桐桜辺りからだろう
こっちの「魔に墜ちる」的な解釈にも合うので使いやすい、何かと便利な言葉になっていった
(訳注:中国オタク用語の「黒化」はダークサイドや悪の道に落ちるという意味では日本の「闇墜ち」よりも更に強めの表現なのだとか。またそれに加えて洗脳や狂化状態に対しても使われることがあるそうです)

「人間体」(人間形態)って「ウルトラマン」からでいいんだよね?

たぶんそうだと思う
上位存在が人間に変身する、人間型の端末を作るのを表現する上で本当に便利な言葉だと思う

このテーマならば「世界線」だ
IFルートや並行世界ネタを表現するのに便利過ぎる

この手の用語だと「歳月史書」も汎用性が高いから日本の二次元関連でもずっと使われているな。
(訳注:「歳月史書」はアメリカで制作されたジャッキー・チェンを主役にしたアニメ「成龍歴険記」に出てくる歴史を書き換えるアイテムです。そしてそれが現在の中国のネットでは「歴史認識修正能力」的に扱われ、作品の設定の後付け改変やファン界隈の記憶改変、一般社会における政治レベルから企業さらには個人レベルまで「昔のことをなかったことにする或いは都合の良いように改変する」とったことなどに対して使われるネタにもなっているそうです)

既にいくつか出ているけど「NARUTO」関連では「査克拉」(チャクラ)は精神的なパワーの例えとして今でも目にするな

形態変化による強化を「仙人模式」(仙人モード)と言ったり、人間の意識をかく乱、行動できなくするのを「幻術」と言ったりするなど、いざ考えてみると「NARUTO」はこういった影響がかなり大きいのを実感するよ

時間操作能力の代名詞って今でも「世界」「砸瓦魯多」(ザ・ワールド)や「緋紅之王」(キング・クリムゾン)でいいんだろうか?
何か別のもありそうだけど……

時間操作系はジョジョネタ多いね
細かいニュアンスの違いで止めるなら「砸瓦魯多」、進めるなら「天堂制造」(メイド・イン・ヘブン)、スキップなら「緋紅之王」で大体説明できる



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めて、イロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国で『穢土転生』は日本のオタク界隈にあるような卑劣な術のイメージは薄いです。昔のキャラが全盛期の力で現代の環境に適応して戻ってくる、活躍するという前向きな意味で使われていますね。そしてそれが過去の(或いは過去のものになったというイメージがある)IPのリメイクやリマスター、別ジャンルへの展開に対してもよく使われます。中国国内でオタクをやっていると穢土転生を感じるシチュエーション、作品が多いのでオタクにとってかなり便利な言葉になっていますね」

「中国では人気作品扱いや話題が途切れるとすぐに作品が死亡判定されるので、日本では生きていると認識されている作品も死んだことになりがちです。そしてオワコン扱いになって忘れられたと思われていたIPの新展開や、観測範囲外からの人気爆発情報が入ると作品が復活した、穢土転生したというネタになったりもします。例えばガンダムは何度穢土転生を繰り返しているのかよく分からないレベルですし、初音ミクなども穢土転生を繰り返しているやばいIPみたいなイメージになりますね」

などといった話もありました。

アニメ以外にも書籍や関連グッズの展開、各種イベントなどが目に入る日本と違って、中国ではアニメが無くなると急速に存在感が薄れていきますし、そのアニメと関連情報に関しても中国では現実社会の上の方やあっちの方やビジネスの何とかの風向き次第で作品があっさり消える、話題を見かけなくなることも珍しくありません。

私の見ている範囲だけでも、中国では日本でまだ普通に人気が続いている作品やキャラに関して「既に消えた作品」扱いされているのを目にすることがそれなりにありますし、そういった環境だと「死んだと思われた作品の復活」という使い方のできる言葉は使い勝手が良いのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「実は日本のアニメやマンガが元ネタだったんだという言葉」「天竜人は使いやす過ぎる」

中国オタク「ウチの国の二次元界隈って不細工キャラ美形ではないキャラを作るのが下手なのでは?」「不細工キャラ自体が少ない、出番も需要もないからな」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「国産3Dアニメのキャラの顔の区別って難しくない?特にヒロインとか美形だけど顔だけ並べてみると混乱するときがある」
に関連して追加のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国の二次元界隈は不細工キャラを作るのが下手なのでは?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国の二次元界隈って不細工キャラ美形ではないキャラを作るのが下手なのでは?
数が少ないのもあるが、そもそも上手く描ける人が少ないような……

不細工を描くのは難しい、美形の方がむしろ簡単だとはよく言われているからね

日本の作品も不細工キャラがいない、モブキャラも美形というネタはあるけど、それでも美形ばかりというわけではないよね

とはいえ、二次元のキャラになると大体は顔面偏差値高くならないか?
絵師の絵柄で記号的に描いたら普通より良くなる
黒髪のオタク男子がイラストでは黒髪イケメンになってしまうのもありがち

不細工キャラ自体が少ない、出番も需要もないからな
とはいえデフォルメしたり動物にしたりという方向で区別はできるが、同じキャラデザ絵柄の範囲内で不細工に寄せるとなると……

不細工の顔にすると気持ち悪いから別に無くても構わない
18禁の薄い本とかによくある男キャラが気持ち悪くて読めない作品とかは勘弁してほしい

そういう性癖の人なら良いのだろうけど、一般向け作品でキモチワルイのは問題だよな

「リゼロ」とか顔が気持ち悪いから嫌だ、見ないという人はそこそこいるし、不細工にしたり歪ませたりするのはみる人を選ぶので手間の割に得られるものは多くないと思う

ウチの国は美形で満たされた世界観が好きだから不細工、非美形なキャラは淘汰されていったのだよ

気持ち悪いのと不細工は似ているようで違う
難しいのは気持ち悪いパーツをつけないで不細工なバランスのデザインにすることだろう
もっとも、これができる作家は日本でも多くはないはず
薄い本に顔無しのおじさんや金髪寝取り男がたくさん出てくるからね!

それでも日本はそれなりの頻度で不細工、美形じゃないキャラをメインキャラとして出してくるし成功例も続いているんだよね
まず主人公が美形ではない作品がそれなりにあるわけだし

「ONE PIECE」は不細工系のキャラの幅も広いのが凄い作品という見方もできるか?
画力が無いと難しいのは確かだし

尾田栄一郎の不細工方面にも多彩なキャラデザは確かに画力あってのものだな

描けなくて何が問題なんだ?
マニアならともかく普通の人間は不細工なキャラなんて見たくない

自分は不細工が嫌というよりも美形ばかりで変化が無いのが嫌だな

美形の方が良いというのは分かるが、気分の良い分かりやすい美形ばかりだと例えば「ベルセルク」のような作品は生まれないだろうし、今の国内市場のような美形で統一された作風というのもちょっと引っかかる

そこはウチの国の仙侠、中華ファンタジー系作品の特徴も関係するから難しい所だ
世界観的に超越者たるものは美も強さや格の一部という認識になるから不細工な強キャラというのがありえないみたいな空気がある
そして大前提として見ている側が美形大好きだし世界観的にも美形が基本になっているので不細工が出る余地も、不細工を訓練する機会も少な過ぎる

読者や視聴者の慣れ、許容範囲も原因だから絵師だけのせいではない
あと個人的には「GANTZ」の作者は不細工〜美形にも見えるラインのキャラを描くのが上手いと思う

薄い本でも醜悪な顔にすることはできても、不細工な顔で描かれることは珍しい
NTR作品で顔無しな男が定番になるのもそういうことだ

日本の二次元界隈でも本当に不細工なキャラを上手く描いて使いこなしている作家は珍しいよ
ギャップ狙いでも性格が良い不細工キャラではなく、オカマや筋肉などのネタキャラで人格者みたいなのが多いけど、それはその方が描きやすい動かしやすいからというのも理由だろう

しかし「こち亀」のようなメインキャラに不細工なおっさんを置いて人気になっている作品もあるわけだし、やはり不細工キャラ、特に参考や模倣の対象に出来るキャラが多いのは良い環境に思えるね

「NARUTO」とかも不細工、ギャグ方向にも崩すのが上手かったよね

「異世界おじさん」は上手いけど絵だけ見るとおじさんが不細工、気持ち悪い方向が強く出過ぎているから不快感のない不細工は本当に難しいんだろうな
もちろんあの作品は気持ち悪いおじさんだからこそ良い、作品の方向と合った絵柄なので問題はないんだが

「異世界おじさん」みたいなのもあれはあれで普通のかっこいい男主人公より手間がかかるんだろうけど……

実は「顔芸」作画も難しい
元になるネタがあるから多用できるだけで、新しい良い感じの顔芸をやるのは簡単ではない

不細工が描けない絵師、老人が描けない絵師みたいな評価は日本でもあるが、こっちだとそもそも不細工を描く機会が無いというか
需要が無いから描かない、経験も蓄積されないで来ているというか

最初から美男美女を練習して正統派な画風でやってきた絵師にとって、そこから崩して不細工にするのは結構苦労するんだよ……バランスが分からなくなるから……

国産二次元は本当に美形だけの世界でやってきたからね
それはそれで悪くないが、効率的にリスクが無い方向に進み過ぎていると思う時もある

こっちの二次元界隈は普通の美形とスゴイ美形や豪華な美形で違いを演出するしな……そして顔だけ見ると違いがよく分からなくなったりも……

顔を崩す、美形ではないデザインにすることに関してはアメリカのカートゥーン方面、特にギャグ系から入った絵師は上手い印象がある
二次元系だと少ない

二次元はマンガではなく挿絵、一枚絵の方向で鍛錬してきた人が主流なのも不細工が上手くない原因の一つだろうか?

二次元では不細工や美形ではないキャラ以外だけでなく老人も難しいよ
若者の顔に単純に線足して老人と言い張る絵もありがちだ

老人はまだ記号が使えるから上手く描けなくても何とかなる方では
国産作品も老人キャラは不細工と比べたら上手い人は少なくない

国産作品に不細工キャラはいなくてもいいけど、老人キャラは様々な場面で必要になるから描く機会もあるし上手い人は普通に上手いと思う

3Dアニメでも老人キャラはモデルを流用してもテクスチャとかで何とかする技術は確立されているかと
しかし不細工はモデルの流用からして難しくなるのがね

3Dでも不細工モデルを作るのは美形モデル作るのと変わらないどころか、余計に手間がかかるなんて話もあるしな

まぁ国産作品だと不細工キャラの需要が無いし、モデルを流用してコストを下げているような環境でわざわざ不細工キャラのモデルにリソースを使うかというと……それなら恐ろしいモンスターとかにリソース使った方が良いわけで

こういうのを調べていくと、薄い本で寝取り金髪男や種付けおじさんの顔を描かないのは極めて画期的な発明だったと実感するよ!



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国の状況なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では顔面偏差値の低いキャラは人気にならないので描く人がいない、手本にする作品も無いという状況が続いているので美形ではないキャラを上手く描ける人も増えない状況が続いています。逆に美形キャラは人気の基本的な条件だったのでとても発展しました。特に女性向けの美形キャラの技術の進歩は凄いです。私がまだ学生だった時代のレベルを考えると今の若い人は幸せだと思ってしまいますね」

「近年の日本のラノベに多いおっさん主人公のようなタイプの中年男性キャラは中国だと難しいジャンルになるかもしれません。それからデブキャラも二次元的で不快ではないキャラとして上手く描ける人は少なそうです」

などといった話もありました。

美形以外のキャラの扱いにも日中の好みや需要、扱いの違いなどが出てくるでしょうし、機会があればそれに関しても追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の作品に出てくる若い中国人で男の強キャラ、最強クラスのキャラはいるのだろうか?自分の見ている範囲だと強いのはほぼ老人の達人な気がするんだけど」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品い出てくる中華系、中国人のキャラに関して何かと注目されているようですが、テンプレ描写や作品内での扱いなどはやはり話題が伸びることが多いのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「老人ではない若い男の中国人の強キャラ、達人キャラはいるのか?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品に出てくる若い中国人で男の強キャラ、最強クラスのキャラはいるのだろうか?自分の見ている範囲だと強いのはほぼ老人の達人な気がするんだけど

すぐには思いつかないかも……達人はたまにいるし、女性キャラは色んなパターンがいるんだが

若いキャラで達人を出すならチャイナドレスお団子頭が使える女性キャラの方が何かと有効なのは理解できる

「チェンソーマン」のクァンシみたいなのは思いつくが、男で話若くて強キャラか……
男性向けではなく女性向けならいるんじゃないか?
私は詳しくないけど、中国系イケメンは日本で昔から需要があると聞く

強くは無いからスレ主の求めるものではないかもしれないが「SAKAMOTO DAYS」の陸無糖は最近の作品のイケメン扱いの若い中国人キャラではあるのかな?

中国人女性キャラの部下、ボディガードみたいなポジションならいるんじゃないか?と思って探したが案外見つからない
「ガンダム00」の紅龍みたいなのはもういないのだろうか?

この手の話題だと結局「DARKER THAN BLACK」の黒を超えるキャラが出てこない、そして黒は中国人キャラなのか怪しいという話になってぐだぐだになる

李小狼や童虎のように昔の強キャラが現代でも代表的な存在のままだよね

こういう話題の時になぜか出てこないヤン・ウェンリー
知能面では日本の二次元世界における最上位クラスの中国人強キャラなのに

ヤン・ウェンリーは時代設定的にアジア系というくらいでは
それに昔の翻訳でついた「楊威利」が中国人っぽくないので中国人扱いされることの方が珍しいかもしれないキャラだろう

こっちではあまり話題にならないままだけど「アンデッドアンラック」のシェン=シアンは作者公認の美形筋肉中国人キャラだぞ

いたね、八極拳使う方の日本産テンプレ中国人キャラ
確かにこのテーマに該当するキャラだ

死んじゃったけど烈海王……

烈海王はかませ扱いが多いからどうなんだろう?
それに「バキ」で強者扱いの郭海皇は典型的な老人の達人だ

探してみたけど最近の作品では本当に少ないね
私の記憶から出てくるのも「シャーマンキング」の道蓮だった

昔の作品は若くて強い中国人キャラ多いんだよね
その中でも当時の日本でトップレベルに評価が高かったのはラーメンマン
主人公チームのメイン戦力で人気キャラだった
キャラデザに関しては時代によるものだからあまり気にするな

ラーメンマンってスピンオフで主役の外伝作品が制作されて、更にそれもアニメ化されているので、日本の二次元では本当に凄まじく扱いの良い中国人キャラとも言える
連載当時の人気投票でも健闘どころか1位になっているんだけど、現代の中国に持ち込んだら絶対批判されるデザインなので何かと語るのが難しい……!

90年代くらいまでは美形中国人キャラ、中国武術の達人キャラが流行っていたけど今はその流行が終わってしまったからね

その話は私も聞いたことがあるけど、美形中国人の流行って90年代のいつ頃までの話なんだ?
ガンダムだと「G」「W」とメインキャラに強い中国人キャラはいるけど明らかに美形担当ではない

「中華一番」のキャラというのは反則だろうか?

最近の日本の二次元作品は外国人キャラあまり出さないんじゃないか?
国籍アピールするとめんどくさいことになるし、ファンタジー世界で名前のバリエーションを出すために使うくらいでは

中国人のイケメンキャラを楽しみたいなら国産二次元界隈を探すのが無難だろうしな……

「ラグナクリムゾン」のリ・ハクレンがそんな感じだったけど、どうなんだろうね
中国語だと李白練になっていたから何となく中国人キャラ扱いされてたけど

そういう方向で思いついたのが「鋼の錬金術師」のリン・ヤオだが、これも既に昔のキャラか

リン・ヤオはキャラとしては普通に人気が高かったけど、リアルタイムだとあまり中国人キャラ扱いされてなかったように思う。中国モチーフのキャラくらい?
キャラの性格や強さ、グリードとの関係など中国人好みな所をかなり搭載しているので人気になるのは分かるが中国人キャラだから人気になったわけではないと思う

「史上最強の弟子ケンイチ」の馬剣星はテンプレ武術達人キャラに見えて実は珍しいタイプのキャラだったので印象に残っている
最近続編がはじまって、時代の流れでエロ描写を削られたと嘆いていた

最強キャラ扱いではないが「ケンガンアシュラ」は若い中国人キャラは結構出ている
現代武術系だとまだそれなりに出てくるのかな?

格闘ゲームのキャラの影響を受けているような作品だとイケメン男性の達人、強キャラの男性中国人キャラがいるのでは
元ネタのキャラ自体は古くても、シリーズ続編でずっと活躍しているから影響力としては古くないわけだしね

初出は「Fate/EXTRA」なので最近かはちょっと自信が無いけど、「帝都聖杯奇譚」はわりと最近な李書文とかどう?

古いのしか思いつかないが「ジャイアントロボ」の神行太保・戴宗や静かなる中条
この作品には敵味方にたくさん水滸伝や三国モチーフの中国人キャラが出るけどこの二人は特に印象に残る

静かなる中条は中国人キャラじゃないぞ
本名は中条静夫で日本人キャラだ
北京支部長だし部下に戴宗や楊志がいるし梁山泊なのでとても中国っぽいと思うだろうけど

そうだったのか……

「ジャイアントロボ」のアニメは原作者の横山光輝の他の作品が元ネタのキャラがたくさん出てくる作品で、静かなる中条は元ネタが「バビル二世」出典のキャラだったかな
名前は日本の有名な役者からとっているキャラだったはず



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では日本の作品が入った時期、オタク層が形成された時期がそれほど古くないので横山光輝作品を把握している人は多くありません。ですから『ジャイアントロボ』のアニメに関してもスーパー横山光輝大戦だと認識している人はあまりいないでしょう」

「アニメのクオリティは非常に高いと評価されていますし、スパロボにも出ているのでマニア層を中心に知名度も結構あります。でも三国志や水滸伝のキャラについては横山光輝作品のキャラだという認識にはならないです。今の中国のオタクの間でどうなっているのか分かりませんが、私が若い時は三国志や水滸伝が元ネタのキャラがなぜかたくさん出てくる不思議な作品だと感じる人も多かったです」

などといった話もありました。

そういえば中国オタク界隈で知られている横山光輝作品に関しては私もよく分かっていませんね。知り合いの中国オタクには「鉄人28号」のファンがいましたし、日本における横山光輝三国志の影響を知識として把握している中国オタクの人に会ったこともあるのですが、「バビル2世」や「伊賀の影丸」「魔法使いサリー」などになってくると分かりません。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国でヤン・ウェンリーは中華系、中国人キャラと思われていなかったと判明 管理人不覚の極み

中国オタク「拳で戦う職業って弱そうなのに二次元では不思議とひいきされて強い扱いになる。どうしてそういうネタが定着したんだろう?」

中国オタク「回転寿司って日本だとかなり下等な扱いだったりするの?日本の作品やイラストでの扱いを見るとあまり良いものではないように感じられるのだけど」

ありがたいことに食べ物ネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国国内にも日本の回転寿司が進出するようになってからかなり経っていることもあってか、中国オタク界隈でも「回転寿司」はかなりイメージしやすいものになっているそうです。
ただ日本における回転寿司の扱いやアピールポイントなどに関しては把握し難い所もあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の回転寿司店と普通の寿司店の扱いの違い」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


回転寿司って日本だとかなり下等な扱いだったりするの?
日本の作品やイラストでの扱いを見るとあまり良いものではないように感じられるのだけど

私の住んでる所で食べられるちゃんとした寿司は回転寿司だけなんだけど……そんなにダメなんだろうか?

日本だと普通の寿司は高級料理、それに対して回転寿司は明確に大衆料理扱いなので階級が違う
しかし中国国内だ回転寿司の方がヘンな日本料理店の寿司より良かったりするんだけどね!

日本人はあえて「回らない寿司」という言い方をするぐらい、普通の寿司と回転寿司は別物だという認識が強い

確か普通の火鍋と回転火鍋のような関係ではないんだよね
料理としても別カテゴリ扱いになるとか
(訳注:回転火鍋は一人用の火鍋スタイルで、回転寿司のようなレーンを具材が回っているのでそれをとって火鍋にします)

火鍋で例えるならその辺のセルフサービス系の所と海底捞の違いみたいなものじゃないか?

味の好みはさておき、道端の屋台とホテルのレストランでは同じ名前の料理でも扱いや値段が違うようなものでは

こっちだと珍しさや日本料理ブランドなどによって何となく価値が出ているけど、日本国内だと回転寿司は「安い店」なんだよ
それだけで扱いとしては何となく分かるだろ

回転寿司って寿司の中では最も安い寿司という扱いだからね……

日本では回転寿司の下にスーパーやコンビニの寿司というのがあるよ!
あと回転寿司はハンバーグや唐揚げなど動物系の肉を使った寿司や麺類などの寿司以外の主食、スイーツなどもある
普通の寿司店はそういうのを入れない、伝統的なスタイルの所だから本物ではない扱いをされることもあるとか

日本の回転寿司ってアニメとのコラボも多いし、かなり軽い扱いなのは何となく分かる

こっちだと「回転寿司」という形式が日本っぽくてなんかカッコイイ扱いになるけど、日本だとそういう補正が無い、単純に大衆向けになるんだろうね

この際だから聞いてみるけど、スシローやはま寿司って日本ではどういう扱いなの?
こっちで行くなら一人当たりの予算は普通の日本料理屋とは変わらないが、日本だと扱い悪いの?
以前私が日本旅行に行ったときは日本のTVでCMを結構見たんだが

その二つは日本だとどちらも典型的な回転寿司チェーン店
ファストフード系のチェーン店としては有名だけど、個別の店の地位は日本版マクドナルドみたいなもの

スシローとかこっちだと別に安くない、キャンペーン中でなければ行くのは躊躇うくらいの値段の店なんだけどね……

中国国内のスシローは日本のスシローより高い
以前日本人の同僚が「中国でやっているから仕方ないけど日本と比べて高いので相対的に微妙な味に感じてしまう」と愚痴っていた
その人が言うには、スシローは日本だとファミリーレストランみたいなものらしい

回転寿司ではない寿司店には高い所もあれば庶民向けの所もあるよ
でも高い所は本当に高い、日本料理店でも最高ランクになる
なお自分のソースは主に「将太の寿司」なので現在の日本の寿司事情に関してはよく分かってないと思う

回転寿司の寿司ネタ、例えばサーモンやマグロは代用品だし、本物の材料を使う本当の寿司店とは違うということだ
でも俺は回転寿司を普通に楽しんでいるので、コンビニや街角のスタンドで買うハンバーガーの形をした食い物ときちんとした洋風レストランのハンバーガーほどの違いは無いと思いたい

日本だと普通のレストランで刺身定食を食べるなら3000円くらいになる
それに対して回転寿司は一皿500円以下なのでかなり安いんだよ

一皿が安い回転寿司でも10皿くらい食べると日本料理店の定食よりも高くなるんだけどね……

日本のチェーン店系の回転寿司だと100円200円のからあるよ
最近は物価上がっているから分からないけど、私が留学していた時期は1000円くらいで満足できる量を食べられた

日本だと回転寿司と正式な寿司の差はかなり大きい
回転寿司は一皿200円くらいだけど、正式な寿司の店で「おまかせ」をやると一人数千どころか数万も普通だ

レストランのシステムとしてはセルフサービスとファストフードの組合せだと考えれば店としての格がどの辺になるかは想像できるかと
俺は歩いて好きな時にいける回転寿司で十分だけどな!

材料と作り方が違うから値段に差が出る
回転寿司は冷凍の刺身や具材を料理用の機械で固めた米に乗せて出すシステムだから料理人が調理して出す正式な寿司屋とは全く違う

専門の寿司職人がいるような店って毎日魚市場まで行って新鮮な魚を仕入れて客の目の前で調理してみせるわけだから、冷凍を使った作り置きとは別者扱いになるのも当然ではある

その場で切って人が握るから値段が違うんだろうけど、それがどこまで味に影響するのだろうか?私には分からない……

値段に関しては分かりやすく言えば原材料と人件費の違い
逆に国内だと仕入れのルートや資本力の関係から回転寿司の方が普通の寿司より上になっている部分もあるかと

でも国内の回転寿司も別に新鮮ではない気がするんだが……私が以前食べた時は貝類がちょっと嫌な予感がするべたつきを感じた
問題は無かったけどその後は回転寿司を何となく警戒するようになっている

「名探偵コナン」だと回転寿司をバカにする記者が被害者になっていたけど、そいつの暴言的に回転寿司と普通の寿司には結構距離があるんだろうとは感じた

あったね
被害者が回転寿司を罵倒しまくってたし、容疑者がみんな気の毒で被害者に全く同情できない回だった

店の方向性がかなり違うんだよ
普通というか正式な寿司屋って常連と一緒に行くとか、何度か通って認められないと良いネタを出してくれないとか、値段も時価ばかりで知識が無いと想像できないなどの不文律があるので富裕層向けの「難しい」店だ
それに対して回転寿司はネタは見れば分かるしメニューもハッキリしていて、値段も皿の色で簡単に分かるなど一般人向けに特化した商売になっている

元々は大衆向けの料理だった寿司が高級化して、その反動でまた大衆向けのビジネスモデルとして出現したのが回転寿司
だから日本人の間でも肯定派否定派がいて結構ややこしい



とまぁ、こんな感じで。
中国国内の回転寿司のイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「回転寿司のシステムは中国の飲食店にもかなり影響を与えました。最近の中国国内では『おひとり様』の食事の需要が急速に高まっていますが、一人で食事をするのは寂しい、嫌だという人も多いです。また基本的な問題として中国料理は普通の店だと一人向けの量の料理の選択肢がとても少ないという事情があります。回転系レストランは周りに一人で食べている人がたくさんいるので一人で入って食事をしても寂しくない、回転する料理は見ていて楽しい、そして好きなものを選んでコスパの良い食事ができるシステムとして成功しています」

「恐らく最も分かりやすい成功例は回転火鍋ですが、他にも様々な回転系レストランがあります。火鍋や串焼きなどの調理する具材だけでなく料理が回転している店も増えていて、例えば最近は回転四川料理などが話題になっていました」

「でも私が実際に行った店だと冷めて味が落ちるので冷菜や火鍋の具材みたいなもの以外は難しそうだと感じました……中国料理には回転寿司システムに向いていないものも多いと思います」

などといった話もありました。

近頃の日本では様々な理由から回転寿司があまり回転しない、注文して流れてくる形になってきているようですが、中国では回転が新たな需要と結びついているかもしれないのはちょっと面白いですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「名探偵プリキュアが名探偵コナンとコラボ?本当の話……?」「プリキュアが死神とコラボしていいのかよ!?」

「名探偵コナン」と「名探偵プリキュア」がコラボをするそうですが、ありがたいことにこの件に関する質問とネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

「名探偵コナン」と「名探偵プリキュア!」がコラボ、コナンとキュアアンサーが共演(コメントあり) (コミックナタリー)

中国では「名探偵コナン」が昔から大人気の定番作品になっていますし、今期の「名探偵プリキュア」は中国オタク界隈でもキュアアルカナ・シャドウが大きな話題になっているのもあってか今回のコラボも結構な話題になっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「名探偵プリキュアが名探偵コナンとコラボ?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます


名探偵プリキュアが名探偵コナンとコラボ?本当の話……?

てっきり同人ネタだと思ったらちゃんとアニメの予告の画像が流れてきた
私は今とても混乱している

プリキュアが死神とコラボしていいのかよ!?
プリキュアは殺害禁止アニメじゃなかったの?

一応コナンは怨恨ではない、犯人も容疑者も死なない、みたいなパターンはあるから……

一方向ではなく双方向でのコラボか……現代ベースだしやってやれないことはないということか

パロディでネタをやるとかではなく、本当のキャラが登場するのか
しかもどちらの作品でも作画を合わせてくるとは

年代的には1999年だから意外に相性はいいのか?

予告の動画でコナンの声が聴こえて凄い!と思ったが、よく考えたらプリキュアに高山みなみ出てたな

うむ、敵役ではあるがダークプリキュアで「ハートキャッチプリキュア!」に出ている
まぁ日本の一線級の女性声優はサブキャラを含めれば大体どこかでプリキュアには出ていると思う

プリキュアの方の蘭にきちんと大きな角がついていて笑った後に、山崎和佳奈さんがお亡くなりになったのを思い出して少し悲しくなった

私もそうだ。声優の訃報に接するのはつらいよ

以前の「クレヨンしんちゃん」コラボと比べたら、「コナン」はジャンル的には分かりやすいし、驚くようなものではないと思うんだが……

いや、コラボとしては「名探偵コナン」はかなり有り得ないレベル
「プリキュア」と「クレヨンしんちゃん」はTV局が同じだから版権処理的には難しくないけど、「コナン」と「プリキュア」はTV局が違うので版権が別でかなり難しい
こういうのは内容よりも権利問題の方がはるかに大きい

「プリキュア」と「コナン」ってTV局だけでなく制作会社も出版社も違うから接点が全く無いんだよね
制作スタッフの交友関係から調整したんだろうか?

そういえば映画も東映と東宝でライバルか……よくやれたなあ
過去の「コナン」のコラボとしては「ルパン三世」はTV局が同じだからやれたとも言われていたはず

私は昔pixivかどこかの同人絵でコラボネタを見たけど、その絵が投下された時期に企画としては既に動いていたようだ
なんだか不思議な気持ちになるなあ

「コナン」の世界にはファンタジー能力が無いのにプリキュアが来て大丈夫なのか?
戦闘力にしても上限は京極真レベルでしかないし

「コナン」世界の戦闘力や各種装備がファンタジー能力ではないと……?

プリキュアの方が強いとは思うが、コナン世界の戦える連中も明らかに普通の人間レベルじゃないし、プリキュアやプリキュアの敵とやり合う事はできるのでは?

そもそも日本の推理系作品の登場人物ってトリックを成立させる際に明らかに超人的な肉体能力が必要なケースも結構あるから、分かりやすい特殊能力を持っていない人間だからといって侮ってはならない!

怪力乱神的なアレコレについてはコラボするときは能力削除版にするんじゃないの?
「まじっく快斗」もコナン世界だと魔法無しになっていたし

「コナン」は「YAIBA」と世界観が共有されているし、同作者コラボは既にやっているからプリキュアの魔法パワーが出てもそこまで有り得なくはないだろう

ところで、プリキュア世界で麻酔銃とか通用するの?

当たれば効く……はず
問題はプリキュアってドラゴンボールとか仮面ライダーとかそういうレベルで戦闘力を語られることが多いので当たるのかと
あとコンプライアンス的に子供に麻酔銃撃っても良いのかという問題が

「名探偵プリキュア」の1999年ならコナンの麻酔銃もまだ控えめだからきっと大丈夫さ!

それよりも気になるのは幼児向け作品の世界観に殺人事件を出しても良いのかということだよ

そこは殺人事件ではなく怪盗の方にするんじゃないか?
探偵系作品のテンプレ的なやり方にもイロイロなものがある

なるほど
しかし死神小学生が来るのと米花町に行くのではどっちが危険なんだろうか?

確実な殺人事件と高リスクの大規模爆発事件どっちがマシかみたいな話になりそう

この調子で「金田一少年」とのコラボは……

「金田一少年」だと死人回避できないし犯人がヒドイ人間ばかりなので子供向けではさすがにダメだろ

「金田一少年」だと被害者やモブどころか仲間でも死ぬからな
「コナン」はそういう意味でも安心ではある

「コナン」は「金田一少年」にも「プリキュア」にも合わせられる内容なのが長寿の理由の一つなのかもしれない

プリキュアが勝つか死神が勝つか、これは楽しみだ



とまぁ、こんな感じで。
驚きと共にイロイロな話が飛び交っているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国からは日本の作品のコラボの難しさというのはよく分かりません!中国のネット上で日本のアニメはまず『日本の作品』というジャンルになりますし、日本で作品を放映しているテレビ局を意識する機会はほとんどありません。日本とほぼ同じタイミングで配信開始できた時期は放映時間を調べるためにテレビ局情報も把握していた人が少しだけいたこともありますが、本当に少しの期間だけのことでした」

「それに作品の出版社についてもほぼ意識することはないので、作品の版権をどこが持っているかまで把握している人は少ないでしょうね。ですから中国オタク界隈では日本の作品間のコラボ展開が簡単な組み合わせと難しい組み合わせ、コラボが難しくなる条件というのはあまり理解されていないでしょう。もちろん私も自分が理解している自信はありません!」

などといった話もありました。

外国の作品の権利関係や関係者のつながりというのは作品を射かけているだけでは分からないことも多いですし、認識のズレが生じやすい分野なのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「本編未登場の黒いプリキュアが大人気になっているらしいけど、何が理由でこんな大人気になってるの?」

中国オタク「キャラデザの力だけで人気になったような作品は何があるだろうか?近頃プリキュアがキャラデザだけで話題を集めているような事例を知りたい」

中国オタク「新選組が普通の悪役で出てくる作品ってあるの?新選組って幕府側なのに悪役ではなく肯定的な扱い、好意的な解釈がほぼ入る不思議な存在だ」

ありがたいことに新選組関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈で人気の高い日本の歴史の時代は戦国と幕末で、幕末の人気の中心は新選組だという話があります。
しかし好みとは別に日本における新選組の扱いに関して、中国の感覚からすると引っかかる部分もあるようで時折そういった方向で話題が伸びることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「新選組が普通の悪役で出てくる作品はあるのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


新選組が普通の悪役で出てくる作品ってあるの?
新選組って幕府側なのに悪役ではなく肯定的な扱い、好意的な解釈がほぼ入る不思議な存在だ

新選組は面白い集団ではあるが、史実を調べると「なぜこんなに優遇されるのか?」という疑問が出てくるよね……

倒幕側、新政府側の視点の作品だと新選組は普通に悪役になるよ
ただ沖田総司を雑に悪役扱いするような作品は私も見た記憶は無いかも

新選組は徳川幕府に忠誠を誓った組織、ロジック的には天皇の敵ではある
しかし幕末は天皇側とされる組織が変わりまくるので単純に悪者扱いもできないんだよ

基本的には新選組が創作の中で使いやすいから出番が増え、肯定的なイメージが蓄積されていったからだろう
そして現代の娯楽作品ではキャラとして人気のある歴史人物をわざわざ悪者にしてヘイトを買うなんてことはやらないので人気作品には「無い」

「忠臣蔵」の赤穂側が肯定的に解釈されるどころから正義扱いされるのと比べたらまだ新選組の個別のキャラの方が肯定的に描かれる、人気出るのは分かりやすいと思うが

新選組が悪役になる=維新政府側が主人公という構図になるんだけど、今の日本では維新政府側の人気が無いから……使いやすいキャラも少ないし……

明治維新以降の日本の転げ落ち方を考えれば幕府側の集団の人気が高くなるのは当然だ
今の日本政府は敗戦によって明治維新を否定する側になっているわけだしね

私は以前新選組の日本での人気に関してはいわゆる日本の「もののあわれ」「敗者の美学」に合致した集団だからと聞いたことがあるけど

旧政権に殉じた忠臣というイメージが強いのでなかなか悪役にはできないのでは
日本は悲劇の英雄が大好きだし、現実社会では新政府側からの評価も高かったから悪く描くのもそんなに簡単ではなかったし、それが今でも続いている

そもそも新選組どころか徳川幕府系の人材がかなり新政府側に入っているし、明確に旧王朝の賊軍というわけではない
新選組は人気が高いだけあって見る側も知識があるから雑に悪役にしたらツッコミを受けることになる

斎藤一も別に例外じゃないんだよね
そして新政府側も西南戦争で西郷隆盛と薩摩藩系の武士が反乱起こして討伐されているので全部を肯定するのもまた難しいという……
むしろ日本で描きにくいのは明治維新政府側だ
大久保利通なんかは西郷隆盛を陥れたということで善玉としての描写が難しい時代がわりと最近まで続いた模様

新選組は京都の治安維持組織でもあったから当時の民間の人気は高かった
尊王攘夷志士とは言っても実態はかなりの人間が今でいうテロリストだし、対テロでの活躍が意識される現代だと「肯定的に描かれる部分」が基本設定についてくる

私も新選組が良いもの扱いになる理由は分かるけど、新選組が悪役扱いされないのもちょっと不思議ではある
前の王朝の弾圧組織なんて真っ先に悪役扱いされるはずでは?

中国ではスルーされがちだけど、日本の明治維新って王朝が変わったわけではないんだよ
天皇はそのままなので臣下の権力闘争という解釈もできるし、負けた側が壊滅というわけではない
そして新政府側も全てが良いものというわけではないし、徳川幕府を支持する感情も残っていて日本の創作における新選組はそれが投影され続けてきたから単純な悪役扱いは「浅い」と批判される

第二次世界大戦前の作品だと新選組は悪役扱いが多いらしいよ
良くて近藤勇がカッコいい悪役、人気のある悪役レベルだったとか

「鞍馬天狗」が作品によっては新選組が特撮の悪の組織の戦闘員みたいに出てきたはず

新選組は明治〜大正時代は今ほど扱いが良くなかったらしいが、昭和の中期位から急に出番が増えて扱いも良くなるという不思議な組織

それは司馬遼太郎、特に「燃えよ剣」の影響が大きいと言われている
昭和中期〜現代の幕末系作品、新選組や維新志士のキャラクターに関しては良くも悪くも司馬遼太郎の大衆娯楽小説の影響が残っているという評価もある

司馬遼太郎の作品で新選組が若者による青春群像劇の側面を獲得したという話もあるね
それ以前は上でも言われているように極端な言い方をすれば幕府の手下の戦闘員みたいな扱いだったとか

二次元におけるキャラとしての土方歳三と沖田総司は司馬遼太郎の影響、斎藤一は和月伸宏の影響と言ってもそんなに間違いではないと思います!

そういうのを考えると、今の日本のクリエイターが新選組をカッコイイ扱いにする作品を見て育っているというのも理由の一つだろうね
どこかで逆張り的なヒット作とその影響が出ないと「普通の悪役の新選組がいない」という流れは変わらないと思う

確かに今の環境だと新選組を単純な悪役にするのは無さそうに思える
キャラ解釈が多面的になるし、単純に善悪で処理できるキャラにはされないし、人気の面でも出す以上は扱いを気にする必要があるだろうし

歴史研究が進んで実像が判明したことから、昔の日本では幕末の人物としてはトップクラスの人気、憧れの英雄扱いだった坂本龍馬の評価がかなり変わってきているというし、新選組に関してもどこかで変わる可能性はある
もっともそういう変化が起きても二次元にまで影響が出るのはかなり先だろうけどね
「FGO」の坂本龍馬も実装時にはいくらFateで好きに解釈できるとしてもさすがに古いという批判が出ていたが、結局はそれで押し切ったという例もあるから

倒幕側が主人公の作品でも、新選組は不思議とカッコイイ悪役みたいなポジションになるからなあ

薩摩藩が主人公側な「だんドーン」だと幕末の騒動の初期から話が進むのもあってか、新選組が途中から入ってきた武士の感覚を共有できない危ない連中みたいな扱いになってたような?

「だんドーン」は田中新兵衛を武士になりたかったが故に時代と環境に翻弄された人物として描写しているし、理想の武士に憧れて時代に取り残されたという肯定的な描写が多い新選組の扱いがどうなるのか気になる

結局のところ、日本では幕府側がこっちで認識されているほど逆賊扱いされていない、それが創作における新選組の扱いにも影響しているということなんだろう
それに現代の視点から見ると日本を半植民地な状態にせず明治政府に交代したというのはとても大きい

むしろ薩長側の方が派手に外国勢力、外国資本を引き込んでいるくらいだからな
よくあそこから独立状態を維持して勢力拡大にできたよな……

新選組が肯定定的に描かれる、全てが悪ではないキャラになるのは集団や個別のキャラとしての使いやすさが影響している所も間違いなくあると思う
いわゆる滅びの美学、若者の成功と挫折というモチーフとして使えるし、最後は死ぬの確定だから盛っても怒られるリスクが低い

実は幕府側で最後まで抵抗し幕府と一緒に死んだ幕末の主要人物は多くない
北海道での旧幕府軍の抵抗も、土方歳三は北海道で死んだけど指導者の榎本武明は生き残って二年間投獄の後に赦免されて新政府に起用されている
こういう所からも新選組は分かりやすい存在として肯定的に描かれるのでは

そもそも徳川幕府側は徳川慶喜が無血開城しているし抵抗側がかなりぐだぐだ……

日本の明治維新後に徳川慶喜が長生きしている、死んだのが大正時代だから明治天皇よりも長生きしていたというのには驚く
そういう環境なら昔から新撰組を良い方向に解釈して登場させるのも可能だったのでは

新選組って存在感があるのに加えて負け方もきちんとドラマがあるんだよ
敗走の中である程度組織だって動き、副局長が最後まで活躍して戦死している新選組は創作に出す上でも補正がかかるのではないかと



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の感覚だと明治維新をなんとなく王朝の交代や辛亥革命のようなイメージで考えたりするので、細かい部分を調べて驚くこともありますね。私も幕臣が新政府の官僚になっているという事実を知って驚いたことがあります。短期間で内戦が終結して両陣営の人材が新政府に集合して統治を進めているのは、現実の話のはずなのに納得できない、どうしてこうなったと感じてしまいました」
などといった話もありました。

幕末〜明治維新関係は思わぬところで日中の認識の違いが出てきますし、新選組以外にもイロイロと面白いネタが潜んでいるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
以下の記事は今回と似たようなテーマですが、今回とはちょっと違う話も出ているのでよろしければご参照ください。

中国オタク「現代日本の作品で新選組の扱いが良い、主人公扱いされるのは何故だろう?幕府側組織としての活動や背景を見ると普通は悪役で確定に思えるのだが」

中国オタク「FGOで新選組の主要メンバーが沖田総司以外女にならずにすんだのは意外だ。言っては何だがなぜそれが可能だったのか……」


5/26修正:タイトルと誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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