2009年11月21日

12月13日に中国広州で福山芳樹& May'nコンサート開催

色んなことに一区切りつき、ちょっと余裕が出来ました。
この週末はシュタインズゲートやら積み本消化などに取り掛かっております。
ここら辺できっちりやって12月の色んな意味での年末進行に備えねばなりませぬ。

さて今回は、福山芳樹& May'nの中国コンサートについての質問をいただきましたので、それをネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。

福山芳樹& May'nコンサートですが、
今年の12月13日に中国広州の広州蓓蕾劇院で開催されるとのことです。
会場規模は1000人だそうです。
中国のポータルサイト21CN.comの紹介記事はコチラです(中国語)

中国のアニメ関連のイベントでは日本のアニソン系のアーティストを呼んでコンサートを行うことも有るのですが、複数有る催し物の中の一つという位置付けというのがほとんどですね。
2008年の年末の下川みくにライブや、先日の広州の下川みくに、米倉千尋のイベントもアニメフェアの中のイベントの一つでしたし、チケットにしてもイベント入場料込みという感じの扱いで、コンサートのようなしっかりした価格帯のものではありませんでした。確か、昨年末の下川みくにライブのチケットの価格が80元(約1000円)だったと思います。
そういった訳で、コンサート単体で勝負するのはかなり珍しいかと。

今回の福山芳樹& May'nコンサートのチケットは
一等席:580元(約7500円)、二等席:480元(約6200円)、三等席:380元(約5000円)、四等席:250元(約3300円)
と、かなりしっかりした価格ですが、ちゃんと高い席と安い席が有るのはいいですね。
(別のコンサートでは600元(約8000円)と400元(約5200円)の高い席とすごい高い席の二種類しかなく、売れ行きがかなり悪かったということも……)

中国の感覚からするとかなり高めの値段では有りますが、同人イベントでは数百元使ったりするのも珍しくないので、中国オタク的には対応できなくもない範囲だと思われます。とりあえず、中国オタクの皆さんがコンサートにこの金額を支払う価値が有ると思うかどうかでしょうか。

中国で人気のマクロス、しかも7とF関連という今の日本でも客の呼べるアーティストを引っ張ってくるこのコンサート。この顔ぶれで失敗するなら中国でのアニソンコンサート展開に希望は無いとかそんな気もしてきます。
ただ、私の見た限りでは現地の反応も悪く有りませんし、中国のイベントの失敗の原因になり易いイベント告知もしっかりしています。場所も客が期待できる都市なので余程のことがない限り大丈夫なんじゃないかと思います。

何はともあれ、このイベントがバッチリ成功して中国でのコンサートが増えて行けばいいなーと思わずにはいられませぬ。中国におけるコンサートなどで収益を上げられるなら、制作サイドへの利益も出てくるでしょうしね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国のアニメイベントで「女装コスプレコンテスト」開催

2009年11月20日

JR山手線劇場版マクロスF痛電車への中国オタクの反応

いよいよ公開となる
劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜(公式サイト)
ですが、その宣伝の一環として山手線の車体にマクロスFの広告を貼り付けるというのが行われています。シェリルにランカにVF-25が貼られた山手線の姿はさながら痛電車という状態です。
痛電車については、今日もやられやくさんの記事をご参照ください。
JR山手線 劇場版『マクロスF』 痛電車はこんな感じ(今日もやられやく)

それで、そんな痛電車の情報やら画像やらが中国の方にも伝わっているようですので、今回はその反応についてを。
では以下、例によって私のイイカゲンな訳による紹介です。

うわ、こりゃスゴイな。日常的な移動手段でアニメの広告か。

中はどうなってるのかな?バルキリーっぽくなってたりしない?

中は普通の電車らしいよ。外の広告だけ。

これだったら普通の広告の範囲じゃない?よくある痛車ほどじゃない。

公共交通機関にアニメの広告を載せちゃうのが凄いね。ウチの国でもこういうのやってくれないかなぁ

これは乗ったら降りたくなくなる電車だ……

移動広告塔の一種でそんなに大したもんじゃないだろ。

普通の広告だよな。そもそも電車って高速で動くんだろ?広告貼っても見えないだろうし意味有るの?

新規イラストは嬉しい。しかしなんでシェリルがランカより少ないんだ!

全面マクロスの痛い電車かと思ったら、それほどひどくないな。これだったら普通に乗れる!
ああ、乗ってみたい。

これ一般人はどう反応するの?日本では別に問題にならないんだろうか?

マクロスFすげぇ!電車すら変えてしまった!

うーん、この程度のものだったら普通の広告かな。大したこと無いね。

山手線って銀色のボディなんだね。この色だったらVF-25をメインにするべきだと思うんだが。

日本はオタクの宣伝が簡単なんだね。いいなぁ。

電車すら痛電車にしてしまうとは。日本のオタクのパワーの恐ろしさを感じる。

日本にいてコレに乗った人いない?乗った感想を教えてくれ!

単なる広告。痛車じゃない。

普通の広告にしたってスゴイんじゃ無いか?広告費もかかるだろうし、何より公共交通での広告だ。

枚数の比率からすると劇場版はランカの方が有利なのかな?

普通の広告だし騒ぐほどじゃない。この程度で「痛電車」なんて名乗るべきじゃないね。

毎日こういうのに乗って出社できたらもう少し良い気分で仕事ができるのに。

俺の生活圏では何時になったらこういう風景に出会えるんだろうか……

電車まで痛くしてしまう、オタの大勝利だ!

これはスバラシイ。しかし、乗るのには少々勇気が必要なんじゃないか?

こういう広告形式を見ると日本はやはりアニメの国だと実感する

劇場版……また海外公開について悩んだりする日々が来るのか。ハルヒも劇場版だし大作の劇場版が多くてつらいorz

電車が痛電車になる国日本。確か前にバスも痛バスになってたらしいし、日本にいったいどれだけの痛公共交通機関が有るんだろうか。


とまぁ、こんな感じで。
反応として多かったのは、
「公共の交通機関でやっちゃったというのがスゴイ」
というのと
「痛車に比べるとそれほど凄いわけでもなく普通の広告じゃないか」
といった辺りでしょうか。

それにしても、私もここしばらくこの痛電車や広告をJR駅構内や山手線に乗るときなんかに見かけるのですが、日頃見慣れている風景に突然マクロスFというのはかなりギョッとするというか、不思議な感じがしますな。
山手線ということで、普段全くアニメと関係ないところでも見かけたりしますし。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2009年11月18日

中国湖南省の長沙市で声優の置鮎龍太郎さんのイベント開催?

今回もいただいた質問をネタにさせていただきます。
ありがたやありがたや。
いただいた質問は
「中国で声優の置鮎龍太郎さんのイベントが行われるらしいのですが、いつ、どこで行われるんでしょうか?」
というものです。

ここしばらく、日本の声優が中国に来るということが増えているようで、中国でオタクをやっていた身としては嬉しく感じます。
置鮎龍太郎さんの演じたキャラで中国で人気の有るキャラと言えば、
すぐに思いつくだけでも三井寿、手塚国光、朽木白哉といった辺りが出てきます。

置鮎龍太郎さんは中国でも人気と知名度の高い声優なので、うまくやればかなり良いイベントに出来そうですね。ただ、イベント内容については開催側の経験不足も有ってかゴタゴタすることも多いようで、なかなか簡単にはいかないという話も?

それはそうと置鮎龍太郎さんのイベントですが、私が知り合いに聞いたところによれば湖南省の長沙市で行われるのは確かだろうということです。
他の都市でも開催されるかもしれないという話も聞きましたが、そっちはまだ確定かどうか分かりません。

どうやら今回のイベントは11月の20日〜23日にかけて湖南省で開催される、
在中日本大使館と湖南省政府主催の
「湖南ジャパンウィーク ― 2009 JAPAN WEEK IN HUNAN ―」
におけるイベントの一つという位置付けのようです。

具体的な開催日時については、たぶん今月19〜22のどれかで、具体的な会場や入場方法については現時点ではまだ不明とのことです。
今週末というか下手すれば明日開催の可能性も有るんですが……うーむ。
現地のファンも混乱中だとか。

この記事のタイトルに「?」がついているのは、こんな感じで未確定情報が多いからです。私の経験でも中国ではイベントや仕事全般で直前泥縄状態になったことが少なくないのですが、このイベントも現場はかなり大変なことになりそうですね。

それから、このイベントは中国の女性オタク向け大手掲示板の管理者が中心となって立ち上げた企画だそうで、ここしばらくで有った
北京(現地大学系サークル主催のものと、現地大学主催の交流イベントのもの)、上海(現地オタクイベント会社+αによる主催)の声優イベントとはまた違ったバックグラウンドになっているようです。
イベントの状況はともかく、こういったイロイロなところからイベントが立ち上がるというのはかなり面白くなってきたなーと感じております。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2009年11月17日

女性キャラの年齢層について悩む中国オタクの皆さん

「中国オタクの間では、女性キャラではどの辺の年齢層のキャラの人気が高いのか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれをネタにさせていただきます。ありがたありがたや。

とは言え、この質問にバッチリあうようなのが見つからなかったので、中国のソッチ系のサイトを巡回していて見かけた
「年上とロリ、どちらがいい」
というやり取りの紹介でお茶を濁させていただきます……
それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳による紹介となります。

年上属性とロリ属性、どっちがすばらしいと思う?
俺はやはり年上属性だと思うんだが。

俺も年上キャラで確定。

年上キャラがずっと好きだったんだが、最近不覚にも千石撫子ちゃんに萌えてしまって自分の属性範囲が揺らいでおります。

心はロリ、身体は年上というのはダメでしょうか。

いや違う。そこは身体はロリ、心は年上だろうが!!

好きなのは年上。熟女や人妻までいかない程度のお姉さんがいいです。

ロリ、そのなかでも強気な女王様キャラは特にいいものだと思う。

俺はハーレム属性だから、どんなのでもOKだ。

最近はウチの国で年上属性が増加しているし、日本でもロリへの圧力が高まるという寒い時代になったが俺はまだまだロリ属性好きでやっていかせてもらうぜ

変身するキャラとかはどうだ?ロリキャラが変身後に年上キャラというか大人になるが。

ポリフォニカのコーティとか良いよね。

魔法少女ものの作品はそういうの多かったね。マクロスFのクラン・クランは珍しい逆パターンで新鮮だった。

クラン・クランはここでの議論の全てを満たす素晴しいキャラだと思う。

えーと、ロリまでいかないちょっと年下な少女とかはダメなのかな?

俺もロリまではいかないが、年下か同年代くらいが良い。

自分はM属性なので、お姉さんに押し倒されたいと思ってしまう。

年上属性。ただし30超えるキャラはちょっと厳しいです。

昔はロリ属性が好きだったんだが、何時の間にか年上属性になっていた。いつかまたロリ属性に守備範囲が変わるんだろうか。

そろそろ三十が近くなってきた自分は年上キャラが結構難しくなってきた。自分の年齢関係なしで考えればいいんだろうが……

俺はロリ→年上と来て、今またロリが良いと思えるようになってきた。腹黒なロリキャラが好きです。

やっぱカッコイイお姉さんは良いよね。

二次元ならともかく現実社会でのロリは犯罪だからな。やはり年上キャラだろう。問題になるとするなら、その年上が強気なのか弱気なのかくらいだ。

いいか、俺達は残念ながら2次元の住人じゃないからいずれはお前たちの好きな年上のお姉さんキャラ達にも「おじさん」と呼ばれるようになってしまうんだぞ。しかし、ロリキャラは何時まで経っても互いの立ち位置に大きな変化は無い。どちらが良いかは明らかだ!

最近日本語の「ババァ」がオタ用語的に良い意味だというのを知った。
「ババァ」と呼ばれ易い作中の最年長キャラが好きな自分としてはとても納得できる。


とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの間でもキャラの年齢というか属性に対する好みというのはイロイロ有るようですが、やはり好みについての派閥(?)が有るようで、異なる立場同士の議論が巻き起こっておりました。どこの国でも不毛で熱い議論が交わされているようですな。

それからちょっと訳注のようなものですが、
中国オタクの間では「御姐」という独自のカテゴリが有りまして、今回の訳文における「年上」というのは基本的にコレの訳です。
「御姐」は「年上のカッコイイお姉さん」といった意味合いが強いのですが、しっかりした性格のキャラや、年上のキャラ全般に対する属性として扱われるときもあるかなり範囲の広いカテゴリのようです。

今回は「ロリ」の反対語として使われているのがホトンドだったので基本的に「年上」と訳していますが、一部文脈から別の意味(姉、姐御)にとれるものはそちらで訳しております。
この「御姐」属性のブームもあってか、最近の中国オタクの間では年上キャラの人気が高くなっているみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクの間で流行っている「御姐」とは

2009年11月15日

ケンシロウは健次郎

日本語の作品を中国語に訳す際、カタカナやひらがなだけの名前を中国語でどう表記するかというのはかなり頭の痛い問題です。音訳するのか、意訳するのか、どういった漢字をあてるのか等等。

そしてこれはカタカナの名前のキャラクターが多いアニメや漫画では日常的かつ難しい問題でもあります。今回はこの「中国語訳の名前」について、私が中国に言って初めて頭を抱えたというか、微妙な気分になったことを紹介させていただきます。

日本では今更説明する必要の無い有名作品「北斗の拳」は、中国でもアニメのテレビ放映が行われ大人気となりました。
私が中国に行った90年代前半ごろがちょうどブームだったようで、男女問わず結構な数の若者が北斗の拳にはまっていたように思います。
ただ、私は中国の「北斗の拳」でどうにも違和感を覚える所が有りました。

それは、主人公のケンシロウの中国語表記が
「健次郎」
となっていたことです。

北斗の拳のキャラクター名の中国語表記は訳ごとに異なることも多く、なかなか一定しないのですが、とりあえず北斗四兄弟の名前の最も一般的なところでは

拉奥(ラオウ)、托奇(トキ)、賈基(ジャギ)、そして健次郎(ケンシロウ)

となっているようです。
ラオウ、トキ、ジャギが音訳なのにケンシロウだけなぜか「健次郎」と来るのは結構違和感が有りますし、ちょっと日本人的に普通の名前過ぎて方の力が抜けそうになりますね。

ただこれについては「健次郎」は中国では馴染みの無い音の組み合わせの名前ですし、日本におけるカタカナ表記のキャラクター名と似たような印象なのかもしれません。
今になって考えてみれば、この「健次郎」はネットも無く資料も少なかった当時、頑張って日本っぽい名前をつけてくれたようにも思えます。他言語による名前というのはその言語圏で生活していないと感覚が分かり難いものです。真相は分かりませんが、当時の状況では「ケンシロウ」という名前の訳が結構難しかったのは確かだと思います。

現在は「拳四郎」という表記も有る程度知られてはいるようですが、最初に広まったバージョンが「健次郎」の表記だったために「健次郎」で定着してしまっているようで、多くの人はやはり「健次郎」の方で覚えているようです。

まぁ、広く知られ定着してしまったものを今更変えるのも難しいですし、こだわりすぎても逆に作品への感情移入を妨げることになってしまったりします。声高に主張するのも野暮という気がしますし、とりあえずこのままにしておく方がいいのかもしれませんね。

名前の訳の件については、「ケンシロウ=健次郎」以外にも、有名どころでは「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリーの名前が「楊威利」で定着してしまっているといったことなんかが有ります。

ヤン・ウェンリーは発音やOVAの描写からスペルは「Yang Wen-li」が妥当だと思われますが、中国語圏では楊威利(スペルは「Yang Wei-li」日本語発音ではヤン・ウェイリー)で訳されたものが広まったので、多くの中華系のファンは「楊威利」でキャラを認識しています。一応、「楊文里」といった「ヤン・ウェンリー」の表記も伝わってはいるようですが、「楊威利」でキャラに接してしまった以上、なかなか別の名前で認識するのは難しいとか。
何はともあれ、名前の訳というのはイロイロと難しいもんだとしみじみ感じる今日この頃でございます。

とりあえず、こんなところで。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

アニメの中に出てくる「これは無い」と思った名前の中国人キャラ

2009年11月13日

中国の同人サークルがヘタリアの切手を製作

今日はタレコミをいただいたネタを紹介させていただきます。
ありがたやありがたや。

タイトルにも有るとおり、中国でヘタリアをテーマにした切手が発売されるようです。切手の発売日は来年の1月5日で、切手は中国郵政の正式なものなのでもちろん使用可能だそうです。

この切手は中国の同人サークルが主体となって制作されたらしいのですが、
一応同人アイテムの範疇に入るんですかね。
とりあえず、こちらが切手シートのカバーデザイン(でいいのかな?)

ヘタリア切手02




画師さんのサイトはコチラ(中国語)です。
そして切手本体のデザインはこんな感じだそうです。

ヘタリア切手01




中華系画師の皆さんのヘタリアイラストを切手化したものだそうです。

ちなみに、お値段は128元(約1700円)だそうです。切手という実際に使用可能かつ価値の有るアイテムということもあってか、結構高めですね。
今の中国の同人で一番強いのがヘタリアだそうですが、この価格のアイテムがバンバン売れるというのはかなり熱いジャンルになっているようですね。

それにしても、切手というアイテムを作ってしまったサークルさんはスゴイですな。
中国の切手作成は中国郵政の審査が有ったりして結構めんどくさいと聞いていたのですが……

中国の同人サークルさんには以前もBLをテーマにした切手と封筒を作ってしまった所が有りましたが、中国にはいったいどれだけこういった行動力の有るサークルさんがいるのやら。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


11/13追記修正:
誤解されるような書き方をしてしまって申し訳ありません。
タイトルも修正しました。

この切手ですが、中国郵政が関わっているのは恐らく製作まで、
つまり「切手として使えるものを作る」までですね。
販売の方は企画したサークルさんが行ってらっしゃるようです。
記念切手の一種みたいなもんですが、
中国の郵便局が直で売っているわけではありません。

中国でBLをテーマにした記念切手が発行されることに

2009年11月11日

中国オタク的に女の子ばかりの作品はどうなのか

前回の記事がハーレム系の作品についてでしたが、

「女キャラばかりでメインの男キャラのいない作品ってどうなの?」

という質問をいただきましたので今回はそれをネタにさせていただきます。
ありがたやありがたや。
さてそんな訳で、今回は「女性キャラがメインの作品」について中国のソッチ系の掲示板で見かけた発言を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

最近は男の主人公が出てくる必要ないんじゃないかと思う。
女の子ばかりというか、主人公サイドが女の子だけの出てくる作品で何か良いのないかな?

そういうのなら結構有るぞ。最近では「けいおん!」とか「Aika」とかはどうだ。

萌えだけなら男はいらないように思えるよな。ヘタレ主人公多いし。とりあえず俺はアニメの「恋姫無双」を挙げておこう。

えーと、性別男の動物をどう判断するか難しいところだが、なのはシリーズはとても良いぞ!

ユーノはカワイイし声が水橋かおりだからいいんじゃない?ザフィーラもペットみたいなもんだし、なのはシリーズは問題なし。

百合の有る無しはどうなんだ?百合OKなら「Candy☆Boyが思い浮かんだ。

百合が有ると個人的に嬉しいが、無くてもOK

「ARIA」をオススメしよう。癒されるぞ。……でも僕は「クイーンズブレイド」も大好きです。

癒し系は「かなめも」、「ひだまりスケッチ」、「スケッチブック」など良い作品が多いよね

「ストライクウィッチーズ」もいいね。
あの作品は非常に徹底していて男のキャラには名前が無いらしい。

このジャンルに目覚めたのは「あずまんが大王」からだね。

私は「舞-HiME」から。戦う美少女が大好きです……

セーラームーンを知ってしまったのがこのジャンルを意識する原因だなぁ。
あれが全ての始まりだった……

このジャンルで最近の名作は「咲」だろう。あの作品がきっかけで日本ルールの麻雀を覚えてしまった。

美少女が主役で戦う話なら「バンブーブレード」とか「ブラックラグーン」は?

その辺は話に関係するレギュラーキャラに男が入っているからちょっと違う気がする。私も活躍する女主人公は好きだけどね。

「神無月の巫女」は?
あれ男主人公いるけどずっと無視状態だぜ。

「けいおん!」は百合の範疇に含めて良いんだろうか?
「らき☆すた」に比べると百合っぽい空気は有ると思うんだが……

「けいおん!」は百合ではないと思う。
ただ怪しい部分も有るから百合無しとは言い切れないんだよな。

「マリアさまがみてる」を忘れるな。百合系の作品でちゃんとした日常生活のストーリーは貴重だね。最近だと「青い花」も良かったね。

でも恋愛という観点で見ると、百合アニメってちゃんとした男女のキャラの恋愛ほど面白くない。だからなのか私は百合作品はあんまり面白いと思わない。

私は百合作品は恋愛要素が薄いのが良いところだと思う。
なぜか最近は百合系の作品の方が見ていて落ち着く……

今年7月スタートの新規アニメはメインキャラが女の子だけだったり百合だったりで素晴しかった。おかげで私にとってとても幸福な期間になりました。

男の主人公がいないと感情移入できないから、俺はこのジャンルは好きじゃない。
「らき☆すた」も「けいおん!」も評判は良いんだが見る気が起きないんだよ。
てか、お前らそんなに男のキャラが嫌いなのか?

別に男とくっついてもいいんだよ、納得できる相手なら。
ハーレム系の男主人公ってヘタレばかりだから自分の好きなキャラがそいつとくっつくと気分が悪くなる。

恋愛がストーリーの重要な部分になっている作品の男の行動って納得できないことが多いから見ててイヤになるときが少なくない。
まぁ、常に完璧な判断と行動のできる主人公のラブストーリーって成立しないのも分かるんだが。

とりあえずゲーム原作アニメの主人公のヘタレっぷりはなんとかしてくれ!

ゲーム原作アニメの主人公でも「乙女はお姉さまに恋してる」の宮小路瑞穂はいい主人公だったと思うが

おいおい、瑞穂はあの作品で一番可愛くて人気の有るヒロインだろうが。


とまぁ、こんな感じで。
以前は中国オタクの間でも百合系の作品が好きのは一部のディープな層がメインだったのですが、最近は比較的ライトな中国オタクの間でも女性主人公メインの作品や百合作品の人気が出ているようです。

また、作中の恋愛関連の部分で男主人公の考えや行動に感情移入できないから、
結果的にそういった要素の無い女の子キャラばかりの作品に流れていった層も少なくないようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

ハーレム系作品についてイロイロ思う中国オタクの面々

2009年11月08日

ハーレム系作品についてイロイロ思う中国オタクの面々

今回は中国の掲示板を巡回していて見かけた小ネタを。

日本のオタク向けの作品では複数ヒロインによる主人公の取り合いといったような作品はもう珍しくないかと思います。
最近はむしろ安全策として複数ヒロイン前提というような気がしないでも有りませんが、そういった作品が多い状況を中国オタク達はどう考えているのか。
以下、中国のソッチ系の掲示板を巡回して見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品ってハーレム多いよね。いや、悪くない、悪くないんだけど最近ちょっと多すぎて……

日本の作品では何時の間にか一夫多妻制が実現されているよな。

正妻とか側室とかお妾とか2号さんとか北の方とかいう日本語の婚姻関係を表す隠語が何時の間にかしっかり理解できるようになっている自分に気付いた。

いちご100%みたいな正統派のハーレム系作品って最後には誰か一人を選ぶことになるが、最近の作品はセキレイみたいに一夫多妻でOKというのも多いよね。

ハーレム作品ってそんなに良い物なのか?
ストーリーや感情表現が散漫になってしまうと思うんだが。

女を独占するというのは男の夢の一つでは有るよね。

需要が有るという他にも制作側の理由が有るんじゃないか?
ヒロインを多く出せばそれだけ人気のきっかけになるだろうし。

良い悪いは別として、日本の作品では一夫多妻制やハーレムというのはそれほど大した問題じゃなくなっているな。

ヒロインがあんまり多すぎるのも混乱するよね。マクロスくらいが良い。

マクロスシリーズは三角関係が伝統だからハーレムとはちょっと違う気もするが。ただFは最終的に両方と付き合う流れになったし、あれも一夫多妻制を認める流れの現われかもしれない。

正直言って、ハーレム系の作品は嫌いだ。見てられない。

ハーレム系の作品は全体を見ようとするんじゃなくて、好きなキャラを見つけてそのキャラ中心で見ると良いぞ!

お前ら日本の作品ばかりを語っているが、中国にはもう金庸先生がいるんだぞ。
金庸先生は40年前の作品である鹿鼎記で既にハーレムと属性において高みに到達してらっしゃる。

一夫一妻制というのは現代になって固まった倫理だしそれ以外にも経済や環境が影響する。キリスト教は一応一夫一妻が原則だったようだけど、イスラム系や遊牧民なんかは一夫多妻。儒教系社会だって昔は一夫一妻多妾制だった。

現実問題として考えた場合、今の中国で一夫多妻制認めたらただでさえ男が3000万人くらい余っているし暴動ぐらいじゃ済まないだろうな

そして余った男同士がくっついて、女が喜ぶわけか。
……一夫多妻制ってもしかして女にとってすごい得なんじゃないか?

日本はその辺については今でもかなり寛容だよね。日本で一般人に大人気の島耕作シリーズを見ると、いい男は愛人を作るのがむしろ正常なことだと思われているようだね。

日本の作品のせいでNTRを知ってしまった自分としてはハーレムもいいが、その周辺のキャラについての話も見たい。

日本はハーレムによる独占とNTRによる収奪の二極化というわけですね。

ハーレムだとか一夫多妻制なんてのは不平等社会を加速する危険性もある。
一夫多妻制の恩恵を受けれるのは金持ちかイケメンか主人公くらいのもんだ。



とまぁ、こんな感じで。
なんと言うか、まじめに考えているうちにおかしな方向に行ってしまったようにも思えますな。
ハーレム作品が多くなっているのに辟易しているのも多いようですが、
考えてみれば上の発言にも有るように中国の武侠小説は金庸作品で既にハーレム作品を通過しているような気もするので、案外どうにかなるんじゃないかと思ったりも。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2009年11月07日

中国のWorld of Warcraft運営のゴタゴタは混迷の一途

複数の質問をいただいておりますので今回はネットゲーム
World of Warcraft(公式ページ)
の中国における運営のゴタゴタと現在の中国ネットゲーム運営事情についてを。
と言っても、私はネトゲについては専門外ですので間違っている所も多いと思います。そういった点についてはどうかご指摘というかツッコミをお願いしますorz

WoWはBlizzard Entertainment社のオンラインゲームで世界的な人気を誇る作品です。そしてもちろん中国でも大人気となっています。
最近の中国ネトゲ市場は中国国産ネトゲがブイブイ言わせているのですが、
そんな中で中国国産と対等以上に渡り合っているわけですからその人気の程が分かりますね。しかしそのWoWの中国現地運営において、現在政府機関を巻き込んでのゴタゴタが起こっている模様です。

問題の発端となったのはWoWの中国におけるライセンスが第九城市から網易に移行したことです。(この移行についてもゴタゴタが有るのですが、今回は置いておきます)
そしてこの移行に伴う一連の手続きが問題の焦点になっています。

中国でネトゲの運営をするためには

インターネット情報サービス増値電信業務経営許可証
インターネット出版経営許可証
インターネット文化経営許可証
電子出版物コピー機関


の4つの許可が必要です。
そのうち重要かつ取得が難しいとされているのが
新聞出版総署の発行する「インターネット出版経営許可証」
文化部の発行する「インターネット文化経営許可証」

の二つです。

新聞出版総署はニュースの配信や出版関連の管理における最高権力機関です。
中国ではニュースメディアが伝統的に政争の道具として使われるたりするので非常に重要視されます。そしてそれを管理する新聞総署の力は、日本の「出版、ニュースの配信」の感覚でイメージされるものよりもかなり強いですね。
また文化部は「部」が実質日本の「省」にあたるのでこちらも重要な国家機関です。

実は中国のネトゲ関連規定はハッキリしないことも多く、この許可証関連だけを見ても、二つの機関がネトゲの審査を行うという事態になっています。
更に新聞出版総署と文化部それぞれの管轄範囲についてもイマイチハッキリしません。

これがアニメ・漫画だとまだ分かりやすく、
文化部の管轄が産業プロジェクトやイベントの開催運営
新聞出版総署の管轄が出版物などの市場に出るコンテンツ
広電局の管轄がテレビや映画などで放映されるアニメ
となっています。

しかし、ネトゲでは運営やらアップデートといった今までの出版物や映像メディアには無かった要素が加わるのでややこしいことになります。
とりあえず非常にイイカゲンな話になりますが、

「サービス前が新聞出版総署、サービス開始後の運営が文化部」
「中国の制度に則ってゲームを出しているかどうかの審査が新聞出版総署、ゲームの内容についての審査が文化部」

といった感じで住み分けがなされていたようです。
しかしやはり管轄が重なるというか、ハッキリしない点が多かったのですね。

一応そんな状況に対して今年の9月に中央機構編成委員会弁公室(国家行政機構制定や管理を行うところ)から通知が出たのですが、
ネトゲ分野についての内容が解釈によって違いが出るようなものだったため、
新聞出版総署と文化部は両方とも自分に有利な解釈を主張しており、
ネトゲを取り巻く混乱した状況はあんまり変わっていません。

そして、ここに絡んでくるのがビッグタイトルであるWoWの移行問題。
このWoWの移行に関しては、新聞出版総署もユーザーのためのデータ移管までは許可していたのですが、このデータ移管についても第九城市側が渡そうとしないなどのゴタゴタが有り、結局データ移管なしの新規アカウント募集でのゲーム開始となったようです。
そして網易は文化部の審査は通ったものの新聞出版総署の審査は通っていない状態で新規アカウント登録や課金を開始したそうです。
この結果新聞出版総署のメンツが潰れて問題が更にこじれることになってしまったとか。

11月2日の時点で新聞出版総署は網易のWoWの許可申請を却下したと発表し、網易に対し規則に違反する行為の即刻停止を求めました。
ですが、これは文化部にしてみれば自分のところで許可を出したのを否定されてメンツを潰されたということになります。そして文化部が新聞出版総署のこの行為を越権行為だと批判することに。
現在WoWの問題は部署同士のメンツの張り合いになってしまっている感も有りますね。

ネトゲは中国のコンテンツ産業において唯一大成功している分野なので、
それに対する管轄は非常に価値が有ります。
また当事者の網易にしてみればWoWは苦労して獲得した影響力の極めて強いタイトルで、成功すれば中国ネトゲ分野で頭一つ抜けられますが、失敗すれば企業に大ダメージとなります。
もう関係する所が全て「引くに引けない」状態となっているようです。

この件についての中国のネットの評論を見ても大半が、
「やるにしろやらないにしろ、この件を動かすには更に上の方に判断を出してもらうしかないだろう」
とお手上げ状態でした。
また、営業許可の混乱は中国のネトゲ業界全体に波及し、中国のネトゲ会社にこの件の決着がつくまで新作の許可申請を出すのを見合わせる動きが出ているとか。
一応現時点では網易のWoWのサービスは止まっていないようですが、今後どうなるかについてはなんとも言えない状況のようです。

とりあえず、こんな所で。
正直言って私にも制度的、倫理的にどちらが正しいのか判断できない状態です。
最近になって出てきた新しい技術や環境によるネット関連のサービスやコンテンツの管理を、それ以前の体制で行おうとするといろんな問題が出てしまう、という月並みな感想しか言えませんorz

そんな訳で、今回の件については何時にも増してツッコミ&情報提供お待ちしております。

2009年11月05日

北京のアニメフェスタのゲストに声優の古谷徹さんと金月真美さん、歌手の浜口祐夢さん

今月の15日と16日に中国の北京電影学院で
Anime Festa 2009〜中日動漫交流会〜
が開かれるそうです。
イベント紹介ページ(中国語)はコチラです。

このアニメフェスタは商業系のイベントではなく、日本国際交流基金と北京電影学院主催の文化交流系のイベントなのですが、中国オタク的に非常に嬉しい内容となっているようです。

目玉となっているのは
まず、今年の夏日本で公開された
サマーウォーズ(公式サイト)
の上映。日本で話題の劇場版アニメがイベントとは言えこんなに早く中国で上映されるというのは珍しいかと思います。

そしてもう一つ、非常に期待されているのが日本から声優とアーティストをゲストにお招きして行われるイベントでしょうか。
ゲストにお招きするのは声優の古谷徹さんと金月真美さん、歌手の浜口祐夢さんだそうです。
コチラがゲスト、上映作品紹介ページ(中国語)です。

古谷徹さんは北京でのイベント参加は2回目だと思うのですが、中国オタクにとっても物凄いビッグネームです。
浜口祐夢さんはテニスの王子様の主題歌を歌っているということで期待大。
そして今回のイベントで文字通り中国オタク的にサプライズというか驚愕だったのが金月真美さんですね。

金月真美さんはときめきメモリアルの藤崎詩織役などで有名ですが、
ときめきメモリアルは中国オタクにとって定番中の定番というか、心の名作という位置に有る作品です。この作品はなぜか中国語の正式版が発売されており、中国のPC普及の波と同時に爆発的に流行った作品です。

当時流行った中国語版のときめきメモリアルはテキストは中国語に翻訳されていたもののボイスは日本語のままでした。そういったことから、中国オタクの多くがときめきメモリアルで初めて声優という存在を意識するようになったとか。
そして、藤崎詩織役の金月真美さんの名前と声は中国オタクの心に深く刻み込まれたそうです。

たぶん現在中国で一番知名度の高い日本の女性声優は金月真美さんだと思います。
今回のイベントで金月真美さんをお呼びすることになったのは、中国側から猛烈なプッシュというか希望が有ったからだとかいう話が聞こえてきたりも。
そんな訳で、今回のイベントで古谷徹さんに加えて金月真美さんまで来てしまうというのは中国オタク的にスゴイ嬉しいことのようです。

実は私もこのイベントを見に北京へ行こうと考えていたのですが、16日に外せない仕事が入ってしまい、行くのを断念しなければならなくなってしまいましたorz
上に書いたイベントのほかにもアニメ版三国演義制作についての講演などが有ったりするのでモノスゴイ気になるのですが……

不幸中の幸い(?)と言うべきか、このブログで何度もネタになったりネタモトとして情報を教えてくれているイカ清華氏が今回のイベントではサポートとしてイロイロ働いているそうなので、あとで聞いてみますかね。イカ清華氏は声優イベントのサポートもやるそうなので、ガンオタであり藤崎詩織ファンでもあるイカ清華氏にとって非常にやりがいの有る仕事となりそうですな。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。