「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

中国語のオタク用語in北京

専門用語というのはどの分野にもありますが、それは中国語でも変わりません。
そして中国語では更に地方ごとの差が出ることもあります。
IT関連の用語では大陸、香港、台湾でそれぞれ別の単語になっている場合もあり、
翻訳の仕事ではネイティブの人のチェックが欲しくなります。

ネットやオタク分野の用語でもそれは一緒で、
大陸系オタクと台湾系オタクでは用語に若干の差が出ます。
このblog内、それとblogのホームであるB3でもオタク用語を使うかと思いますが、
それは大陸系のオタク用語に含まれるかと思います。


ついでに中国のオタク用語についてちょっとした補足を。
中国のそっち系の用語では日本からの輸入が結構多く、
特に漢字用語や和製英語の場合そのまま使われていることもあります。

例えば、オタクについては「御宅族」でそのまま通じます。
その他にも「BL」や「galgame」もそのまま。

他には音訳するものもあり、
「ロリコン」を「蘿利控」(luolikong)というのも。

「必ずしも中国系オタク全てに通じるわけではないけれど、こんな言葉を使っている人間もいる」
といった感じで受け取っていただければ幸いです。

漫画の修正

中国のマンガでは裸やお色気シーンは御法度なので青年誌系はどうしても少なくなってしまいます。
それは海賊版も一緒で海賊版を売るという行為に加えてエロ有りの物を売るという事で更に罪が重くなるという理由で修正している模様です。
あと裸が出ると本屋においてもらえないと言うのも理由の一つでしょうか。

もし出すとしても、塗りつぶして水着を着ているようにしたり、
落丁本の様にページそのものが無くなっていたりします。
例えばドラゴンボールでブルマに修正が入ったりします。
以前見かけた「GS美神 極楽大作戦」では主人公が標準装備しているボディコンに修正が入っていました。
これは非常にめんどうな事なんじゃないかと思えたりします。
当然うっかり見落として消し忘れる事もありそうですが、
その場合どうなるんでしょうね。

ただ、海賊版の場合その辺やはり適当で、
以前売っていた「黄龍の耳」ではそのまんま全部印刷されていたそうです。

中国に入って来た漫画

以前私が私がざっと思い出せるものでは
ジャンプ系では
「北斗の拳」
「聖闘士星矢」
「キャプテン翼」
「ドラゴンボール」
「スラムダンク」
「ジョジョの奇妙な冒険」
「シティーハンター」
「流浪に剣心」
マガジンだと
「GTO」
「金田一少年の事件簿」
サンデー系では
「らんま1/2」
「GS美神」
「うる星やつら」
とかでしょうか。

こうして並べてみると当時のジャンプの勢いが中国にも達していたのを感じます。
青年誌で連載されていたので私の周りにあったのは今思い出せるのは「3×3EYES」くらいでしょうか。
筆者は少女漫画に詳しくないのでうろ覚えなのですが「王家の紋章」等の作品も入ってきていたように思います。

筆者の歳が微妙にばれるのばかり思い出してしまいますが、当時連載中の漫画でも日本より少々遅れる程度で海賊版の本が流れていました。
今では超人気作品は版権を取って翻訳されているものも多いのですが、それでも
「正規に翻訳されるか分からないし、そもそも待ってられない。早く先が知りたい」
「そもそも正規版売ってない」
等の理由で海賊版の漫画の需要は減りそうにないです。うーん。

中国語版コミック

最近はようやく正規ルートの漫画が入ってきていますが、中国の漫画の話ではどうしても「海賊版」の事を考えなければいけません。
頭の痛い問題ですが、それはさておき。

最近のもので人気が高いのは、
「BLEACH」
「NARUTO」
でしょうか。ジャンプ系はやはり強いです。
ほかに
「鋼の錬金術師」
もかなり強い。

あとはサンデー系だと
「名探偵コナン」や「犬夜叉」も読まれています。
マガジン系は「スクールランブル」が結構受けていました。

中国で読まれている(であろう)漫画なのですが、やはり少年マンガが強いです。
青年誌系のマンガはそんなに多くないというかほとんど無いようです。
とりあえず映画にもなった「頭文字D」は人気が有りますがそれ以外あまり見ません。

青年向けといえば近所の大型書店では「テニスの王子様」だけ別の売り場になっていました。
こちらでは普通子供向け書籍の所に漫画が置いてあるのですがテニスの王子様だけ美術関連書籍の所に。
ジャンル分けの理由が気になります。
「テニスの王子様」もこちらではかなり人気のある作品。
ゲーム、アニメ関連グッズを扱っている店ではこの作品の絵を「勝手に」使った文房具等が普通に置いてあります。
この作品のジャージを置いてる店なんかも有りました。
作品の支持層も日本とあまり変わらないようです。

中国語名で鋼の錬金術師は「鋼鉄錬金術師」とそれほど変わらないのですが、
ブリーチのほうは「死神」、NARUTOは「火影忍者」となっています。
中国語名は直訳と意訳が混在しており、翻訳や作品を紹介する人間の間でも統一されていないので結構混乱します。

はじめに、その2及び北京漫画事情その1

このブログは北京の漫画喫茶「B3」のHPのコンテンツの一つです。
トップページはこちら。現在仮営業中。
http://www.b3-comic.com/
他の中国オタク関連のブログも有ります。

中国で日本の漫画というか本を手に入れる場合、昔は日本の知人に頼む、或いは日本書籍取り扱い専門店に行くしかありませんでした。
知人に頼む場合は手間がかかりますし、そう頻繁にお願いするのも気が引けます。
かと言って日本書籍取り扱い店に行っても今度は値段が高くなる。
うろ覚えですが10年位前でジャンプ一冊が約50元(当時のレートで800円弱)、
文庫本で1冊80〜100元(1250〜1600)くらいの値段になってしまいました。
しかも欲しい本が必ず有るわけではなく取り寄せは最低1〜2ヶ月程必要。

そういった訳で本を手に入れるのは骨が折れました。
夢の中で神田豪遊をして持ちきれない程の本を買ってそれが夢だった!
某B○○K○FFで立ち読み&漫画を数セット買ってそれが夢だった!
ということで物凄く落ち込んだりしたこともあります。

最近はアマゾンが出来たのでこの辺がかなり改善されました。
郵送費込みで本の本体の二倍程度、しかも速い。数日で届きます。
何よりカタログの中から選べるのが嬉しい。
便利さをシミジミとかみ締める今日この頃だったりします。


あ、B3についてですが北京では珍しい(比較的?)最新の漫画が読めるお店です。
北京にも幾つか日本漫画の漫画喫茶というのは有るんですが普通は定期的な本の補充というのはやっていません。
本の購入は上述のように日本と比べて手間と費用がかかりますし、場所が場所ですからそんなに揃って無くても繁盛するんですね。
そんな中でB3の漫画の頻繁な補充はかなり珍しい事だと思います。
・・・・・・と、一応の宣伝をやっておきます、はい。

はじめに

最近、中国では日本のアニメや漫画のファンがかなりの勢いで増えています。
それが海賊版やらなにやらの非正規ルートによるものが多いとはいえ、増えているのは確か。この事についてはお世辞にも誉められたことではありません。
しかし中国の友人と日本のオタ関連のネタで盛り上がれるのは結構嬉しかったりします。

筆者は10年ほど前から中国の北京で生活しています。
当時も今ほどではないですがそれなりに日本の漫画やアニメは入っていました。
例えば、「北斗の拳」は当時学生だった私の同級生も見ていたそうで、
ケンシロウの「お前はすでに死んでいる」って中国語でなんて言うんだ?と私のつたない中国語(ジェスチャー込み)で聞いても何故かちゃんと通じました。

私はほとんど中国語が話せない状態で中国に来て学校に通ったので当初は苦労しましたが、最初の共通の話題が車田正美だったり鳥山明などでした。この時は本当に自分のオタク知識に感謝したものです。

現在日中関係はこじれてしまっていますが、日本のアニメや漫画に興味を持って「日本に興味を持ってくれる人間」も増えています。日中友好という題の下に「仲良くしよう」としていくのもいいと思いますが、個人レベルで日本を「知りたい」という人が増えていくのも素晴らしい事だと思います。

ここではそんな中国在住のオタク(?)を取り巻く状況を伝えていこうかと思います。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

中国オタク的に気になる(らしい)アイテム

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