「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

中国オタクと乙女ゲー

日中関係がきな臭くなっている今日この頃、
私の周辺も微妙な空気になってきて頭が痛いですね。

前回の記事のコメントにも書いてくださった方がいますが、
中国では「9・18事変」と現地では言われている「柳条湖事件」が発生した日から10月1日の国慶節(建国記念日)とそれ以降の連休までの間は愛国主義関連&抗日戦争関連が盛り上がるので、日本人にとってはかなり難しい時期が続きますので、まだしばらくは落ち着かないんじゃないですかね。

今年は日本でも大事になってしまっている感がありますが、中国では毎年この時期はこういう話やイベントが出てきます。私が昔中国の現地校に通っていた頃、周りからの吊るし上げが激しくなるのもこの時期でしたし。

私は今でもこの時期になると昔のことを思い出して憂鬱になったり胃が痛くなるので、個人的にキツイ時期でもありますね。今年はそれに加えてここ最近のニュースで追い討ちがかかっているので、精神的にガックリ来ております。

それにしても、ここしばらくの間で私の周りに
「中国で暮らすなんて大変だったんだろうね」
といった言葉をかけてくださる方が増えているのですが、
「よく生きて帰って来れたね」
と、感慨深く言われたのにはさすがに反応に困ってしまいました。
いや、確かに身の危険を感じたこともありますけど、普通にやってく分にはそこまでスリリングな所でも無いと言いますか……


さて、愚痴っていてもしょうがないのでいつものオタク関連の更新を。

先日開催された東京ゲームショウについて、
私の知り合いの話を聞いたり、ネットの反応を見たりしていますが中国オタク的には
「モンスターハンターポータブル 3rd」
「デビルメイクライ5」
「真・三国無双6」
「ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII」
「セガの動向」

といった辺りに注目が集まっているっぽいですね。

この間、東京ゲームショウに来た中国オタクの面々に会ったらモンスターハンターポータブル 3rdの列に並んで楽しんできたというのを熱く語ってくれましたし、別の知り合いからは「中国系のゲーム会社も出ているけど広報のやり方が中国と同じでゲームの宣伝よりもキレイなお姉ちゃん並べるのに熱心なのはどうか」といった愚痴が聞こえたりするなど、なんだかんだで気になるイベントだったようです。

そんな中、一部の中国オタクにとってわりと大きなサプライズだったのが
「遙かなる時空の中で」
の新作発表と声優の一新についてのニュースだそうです。

声優一新に賛否の声も、人気ゲーム「遙かなる時空の中で」に新作。(ナリナリドットコム)

シリーズ最新作『遙かなる時空の中で5』が発表【TGS2010】(ファミ通.com)

ありがたいことに、ちょうど中国の乙女ゲー事情についての質問もいただいていますし、今回はその辺の反応と中国の乙女ゲー事情について少々書いてみます。


BLモノの勢いに隠れがちではありますが、
実は中国には乙女ゲーのファンというのが結構います。

乙女ゲーマーな中国オタク的に人気の高いのは
「遥かなる時空の中で」「金色のコルダ」
といった作品だそうです。
先日北京で行われた置鮎龍太郎さん&緑川光さんのイベントでも、ファンからリクエストのあったセリフの中に「遥かなる時空の中で」からのものがあったりしました。
またそういったことから、今回の「遥かなる時空の中で」の声優一新についてもちょっとした反響になったようです。
その反応については、以下にちょっと紹介させていただきます。


声優変更……歴史の長いゲームだから仕方ないのかな

前作までの声優に慣れているから新作にちゃんと感情移入できるか不安。

最近坂本龍馬多いね。生誕200年だからなのかな。
それにしても鈴村健一が坂本龍馬……銀魂ずっと見てるから鈴村健一=沖田のイメージになってるんだよなー。

PSPでの遥か4が12月に発売決定になったのは朗報かな。
でも5のCV変更は正直残念。

なんで声優変更するんだ!?やはりあそこは光栄じゃなくて暗栄だ!

私も声優変更と聞いた時はショックだったけど、発表されたキャストを見た感じだとこれはこれでアリかもと思うようになったわ。
鈴村岡本諏訪部安元と自分の好みの声優が多いじゃないですか。

幕末モノは好物なのでとりあえず期待。
CV変更は残念だけど、そっちについては今後の展開待ちかなぁ。

八葉だけじゃなく主人公も変更なのか。
新しいキャストが嫌いなわけじゃないんだけど、もうイメージが固まりすぎているんだよね。

私はもう受け入れる精神的準備はできた。
考えてみれば十分に豪華な声優じゃないか。遙かなる時空の中でシリーズの世界観とストーリーをしっかり継承していればいい。

考えてみれば4でストーリーに区切りついてるしね。
新しいシリーズ展開を考えるならいいタイミングかも。

CV変更して成功した作品もあるから、結局はゲームの内容次第かな?
続報を待ってます。



とまぁ、こんな感じで。
賛否両論ではあるものの、ずっと追いかけている作品ということでまずは続報待ちという感じのようですね。

それから中国の乙女ゲーマーについてちょっと面白いのが、この流れのきっかけが
「ときめきメモリアル」
から始まったという点ですね。

90年代後半になって中国でもPCが普及し、ゲームを遊ぶ人間も増えてきたのですが、当時の中国で女性向けというか女性が遊んで楽しいゲームというのは少ないという状況がずっと続いていました。
そしてそんな中で「ときめきメモリアル」がゲームを遊ぶ女性の間でかなり流行しました。

「ときめきメモリアル」はギャルゲーですが、それと同時に
「日本の学校生活シュミレーター」
という側面も会ったので、女性の中国オタクにとっても楽しめるものだったそうです。

そしてそこから、
「遥かなる時空の中で」や「金色のコルダ」
といった作品に入る流れが出来たのだとか。

こういったような背景があるので、
BL関連に比べると勢いや広がりでは一歩譲るものの、
中国オタク内の乙女ゲーファンは結構な勢力があり、
息の長いファンも多いジャンルと言えるかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


ときめきメモリアルと中国オタク

北京で開催の置鮎龍太郎&緑川光イベントレポート その3 スタッフへの質問など

前回、前々回に引き続き9月4日に北京で開催された
声優の置鮎龍太郎さんと緑川光さんをお招きしてのイベント

「〜SUMMER AGAIN〜 次世代日中友好声優イベント」

のレポートをさせていただきます。
いただいた質問に関してイベントスタッフの面々にイロイロと聞くことができましたので、今回はそちらについて書かせていただきます。


まずは、現在日本で声優修行中の中国オタク、
ニコニコ動画のパンダ氏ことkkryuさんについての紹介を。

kkryuさんは今回のイベントで司会進行&通訳を担当し、
寸劇では置鮎龍太郎さんと緑川光さんと共演なさっています。

kkryuさんは中国でディープなオタクとして活躍すると共に、
様々な日本語コンテンストで片っ端から優秀な成績をおさめていたのですが、
その経歴を投げ打って日本に来て声優の修行をしています。

中国から飛び立ったkkryuさんが、中国オタクなら誰もが知っている声優さんと一緒の舞台に立っているというのは、中国オタクにとっては感慨深いものがあったそうです。


そんなkkryuさんにコメントをいただいておりますので、紹介させていただきます。以下、kkryuさんのコメントです。

「舞台の上では緊張のしっぱなしで、時間の流れが分からなくなってしまいました。
やはり置鮎さんと緑川さんはすごいと改めて感じました。寸劇ではセリフを優しく渡してくださるなど、本当に助けていただいてばかりでした。
今回の舞台ではとても良い経験をさせていただきましたし、それと共に偉大な先輩に少しでも近付きたいと思う、新たなパワーがもらえました!
今後も頑張っていきたいと思います!」


kkryuさんがニコニコ動画にアップしている「熊猫ラジパン」でも今回のイベントについて語ってらっしゃいますね。

また、kkryuさんご本人のブログの方では日本での暮らしや声優修行について書いてらっしゃいます。
kkryuのもーそースペース


次に、清華大学のサークル「次世代」こと「次世代文化と娯楽協会」を中心としたイベントスタッフの面々への質問とその答えの紹介を。

Q.今回のイベントを企画した経緯は?

A.中国には日本の声優のファンがたくさん居ますが、なかなかファンイベントが無いため昨年声優イベントを行いました。その後、昨年11月に北京の電影大学のイベントのお手伝いをした際に青二プロさんのマネージャーさんに知り合うことができ、今回のイベントの企画を進めることになりました。
企画自体は1月から始まっており、大きく動きだしのは5月からです。当初は7月を目標にしていたのですがスケジュールなどの調整の結果、9月の初めに開催となりました。

Q.観客の規模は?観客の男女比は?

A.一般の観客の方が約500人です。今回の観客はほとんどが女性の方で、男性の方は20人未満です。

Q.どれくらいの中国の若者が今回のイベントの実現に関わっているのでしょうか?

A.今回のイベントを企画したコアメンバーが5人、そのうち4人が中国人です。イベントスタッフは40人(中国人30名、日本人10名)で、それに加えてファンクラブの責任者が3人(中国人)です。

Q.苦労したことは何ですか?

A.「日程がなかなか確定できなかったことです」
「イベント直前の二週間が疲れました。舞台進行書の作成やスタッフ配置などが大変でした」

Q.イベントが終わった瞬間の感想を教えてください。

A.「楽しかった!次やりましょう!」
「イベントが終わったらサイン会、サイン会が終わったらまた明日のスケジュールが有りましたし、その後はまた(声優さんへの)プレゼントの郵送といった作業もあるので放心状態ということはなかったのですが、歓声が上がった瞬間、スカッとしました!」
「ステージが終わったあとも、頭に浮かぶのは次の作業にについてのことばかりでした。終わったと実感できたのは打ち上げの時ですね。終わったと思うと同時に、ネットの反響が気になるしとりあえずネットでも見ようかな……と思いました」

Q.今後も北京で声優イベントをやる予定はありますか?

A.年に1、2回やりたいと思います。

Q.今後やりたい、参加したいイベントはどんなものがありますか?

A.アニソン歌手の方をご招待して、北京でライブイベントもやりたいです。参加したいのは、アニメロサマーライブですね。

Q.今回のイベントで印象深かったことは何ですか?

A.「寸劇で緑川さんと置鮎さんが読み上げ、観客席がスゴイ盛り上がったのが印象深かったです。頑張って脚本を訳して中国語字幕をつけた甲斐もありました」
「抽選コーナーのときに景品として、声優さんにファンの希望に応じてその場で生の声をいれてもらった目覚まし時計が出ましたが、声を入れるときはすごく盛り上がりました」
「イベントでは撮影禁止とさせていただいたのですが、盗撮動画がネットにアップされるということが起こってしまいました。しかしそれに対して、声優さんや主催側に迷惑だ! 削除しろ!と多くのファンの人たちがちゃんと注意してくれました。盗撮については残念ですが、その後の周囲の反応に中国でもしっかりとしたファンが育っているのを実感できたのは非常に嬉しかったです」



といった所が、質問とその回答になります。
今回のイベントを企画した彼等はまだイロイロと企んでいるようなので、今後もまた面白いことをやってくれそうです。
個人的にも非常に楽しみですね。

以上、イベントのレポートでした。


北京で開催の置鮎龍太郎&緑川光イベントレポート その1

北京で開催の置鮎龍太郎&緑川光イベントレポート その2 一番盛り上がったのは

北京で開催の置鮎龍太郎&緑川光イベントレポート その2 一番盛り上がったのは

前回に引き続き、9月4日に北京で開催された
声優の置鮎龍太郎さんと緑川光さんをお招きしてのイベント

「〜SUMMER AGAIN〜 次世代日中友好声優イベント」

のレポートをさせていただきます。

今回のイベントは最初から最後までずっと盛り上がっていたのですが、
その中でも特に盛り上がったのが、豪華賞品が当たる
「抽選コーナー」
でした。

抽選を行って観客の方々に賞品が当たるというよくあるパターンですが、
その場で発表された大当たりの賞品が

「その場で声優さんに声を吹き込んでもらえる」録音式の目覚まし時計

というものだったのですが、このサプライズに会場のテンションがトンデモナイことになったそうです。
しかも、吹き込んでもらうセリフとシチュエーションは当選者の希望でやってもらえるという大サービス。

観客の方々はパクリや海賊版などのニセモノが溢れまくっている中国で、
オリジナルなグッズをどうにかして手に入れようと頑張ったりしているわけですから、このイベント限定の、世界に一つしかないグッズというのはより一層喜ばれたとか。


ちなみに、今回のイベントでお世話になった青二プロダクションの池田さんがtwitterでイベントの様子を公開なさっています。
池田さんのtwitter
イベントについては9月6日辺りから紹介してくださっていますね。

この抽選コーナーの様子についても動画をアップなさっています。

まずは置鮎龍太郎さん
ファンから希望される衝撃のセリフとシチュエーション。

録音。この組み合わせはレアですね。

次は緑川光さん
こちらもファンから衝撃のセリフと語尾の希望が。


青二プロダクションの池田さんのtwitterでは他にもイベントの動画や画像が盛りだくさんです。イベントの流れの順で

会場入り
その1その2

リハーサル

イベント開始
緑川光さん登場

置鮎龍太郎さん登場

オリジナルドラマ上映、日本で声優修行中の中国オタクのパンダ氏ことkkryuさんも参加

エンディング

スタッフとの記念撮影

またイベント以外でも、置鮎龍太郎さんと緑川光さんの北京での写真が
その1その2その3その4
といった感じであります。
この他にもイロイロとアップなさっていますので、ぜひご覧下さい。


とりあえず、この辺で一区切りを。
次回の更新ではイベント企画スタッフへの質問や、彼等の感想などを紹介させていただこうかと思います。


北京で開催の置鮎龍太郎&緑川光イベントレポート その1

北京で置鮎龍太郎&緑川光の声優イベント開催!

北京で開催の置鮎龍太郎&緑川光イベントレポート その1

9月4日に北京で
声優の置鮎龍太郎さんと緑川光さんをお招きしてのイベント

「〜SUMMER AGAIN〜 次世代日中友好声優イベント」

が開催されました。
このイベントに関しては多くの質問をいただいておきながら、長らくお待たせして申し訳ありませんでした。
この連休でやっとまとめたり中国オタクの関係者に話を聞いたりが終わりましたので、今回はそのレポートのようなものを。
ちなみに、こちらはイベントの宣伝で使われたポスターです。
北京イベントポスター







さて、まずはイベントの内容などから紹介を。
今回のイベントの内容は

ネットで事前にファンから募集したセリフを読んでいただく
「名セリフコーナー」

イベント主催者の面々による創作ショートストーリーを置鮎龍太郎さんと緑川光さん、更に日本で声優修行中の中国オタクであるパンダ氏ことkkryuさんに演じていただく
「寸劇コーナー」

ネットで募集した中国オタクからの質問に答えていただく
「質問コーナー」

豪華賞品が当たる
「抽選コーナー」

そして
「サイン会」

といった辺りですね。
「名セリフ」と「寸劇」についてはイロイロと面白いので詳しく紹介させていただきます。

まずネットで中国のファンから募集した中から選ばれたリクエストですが、

緑川光さんへのリクエストは

・「ガンダムW」の「ヒイロ・ユイ」
・「刀語」の「錆白兵」
・「銀魂」の「結野晴明」
・「咎狗の血」の「シキ」
・「Sweet pool」の「翁長善弥」
・「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」の「黎星刻」


置鮎龍太郎さんへのリクエストは

・「SLAM DUNK」の「三井寿」
・「悪魔城ドラキュラ」の「アルカード」
・「遙かなる時空の中で3〜運命の迷宮〜」の「白龍」
・「BLEACH」の「朽木白哉」
・「テニスの王子様」の「手塚国光」
・「スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-」の「ライディース・F・ブランシュタイン」


また、お二人による掛け合いの希望として
・「戦国無双」の明智光秀と長曾我部元親

だったそうです。
中国のファン(今回の客層的に主に女性のファンだと思います)がイメージするお二人の代表作が分かってちょっと面白いですね。
ちなみに、三井寿のセリフの希望はやはりあの有名な
「バスケがしたいです」
だったとか。

次に「寸劇」ですが、イベントスタッフにより作られたストーリーで、内容はバスケ部を舞台に描かれる憧れの先輩達と後輩の友情ドラマといったところですかね。
キャプテン役を緑川光さん、副キャプテン役を置鮎龍太郎さん、新入部員役をkkryuさんが演じたそうです。

また、オリジナルドラマ用の素材、ギャルゲーをイメージして作られたというシステムは昨年のイベントから更に改良が加えられ絶好調だったとか。
寸劇のセリフにあわせて中国語訳のテキストが表示され、また場面展開に合わせてキャラの表情が変わったりBGMが流れるというものだそうで、画面写真はこんな感じだったそうです。
ギャルゲシステム02ギャルゲシステム01



画面上のキャラは
メガネな部長が緑川光さんの演じた三神佑一、
バンダナの副キャプテンが置鮎龍太郎さんの演じた春川昂介、
新入部員がkkryuさんの演じた結城涼太です。

とりあえず、今回はこの辺で一区切りを。
次回の更新で続きを書かせていただきます。

9/23追記:寸劇の配役とキャラ名について質問をいただいたので、追記いたしました。

中国オタクのFF14チョコボ馬鳥問題への反応

正式サービスの開始が近付いてきたFF14ですが、そのゲーム中に謎の中国語っぽい表現が混じっている件に対する中国オタクの反応について、今までに無い勢いでメールやコメントでの質問をいただいております。ありがたありがたや。

この件に関する日本のネットでの反応については、はちま起稿さんの記事などをご参照下さい。

ファイナルファンタジー14なんて最初から無かった、俺たちが見てたのは最終幻想拾四だった (はちま起稿)

【チョコボ馬鳥問題】スクエニ、FF14の漢字表記問題について異例の謝罪文(はちま起稿)

ゲーマー寄りの中国オタクの間では、現在日本で開催中の東京ゲームショウ2010に注目が集まっており、またそれに関連した日本のゲーム関連のニュースがどんどん流れ込むこともあって、結構盛り上がっているようです。
そんな中、このFF14の件についても伝わっているようですので、ざっと簡単に調べたものですが今回はその反応についての紹介を。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


何?FF14が国産ゲーム?
盛大や網易が開発したっていうの?そりゃないだろ。

てかスクエニはウチの国に子会社あるじゃないか。
そりゃ中国産の部分もあるだろ。なんでそんなに騒ぐんだ?.

なんか日本のサイトで騒がれまくってるのは確かみたいだね。わけが分からん。

中華系の所がアウトソーシングで請け負っているか、中国系の開発スタジオを使っていて調整をさぼったんじゃないの?

今の時代完全に国産開発ってのは少ないのに、海外のスタジオでの開発部分が入るのがなんでそんなに騒がれるんだろう。

これ、釣りだろ?

コーエーなんかも中国で開発してる部分多いよね。
特にグラフィック系は日本のゲームの下請けを中国のスタジオがやってるのは別に珍しいことじゃないし、騒ぐほどのことか?

アウトソーシングしただけだろ?
何が問題なんだ?

これ、騒いでんのは結局のところ誰なんだ?
誰と戦ってんの?

どっちにしろ、この語句の部分の開発関係者はFFを知らない人間だな。
チョコボを馬鳥とかありえん。チョコボは陸行鳥だろ。

iphoneやipadだって中国産になってたりするのに、なんで騒いでるのかよくわからんな。
アニメだって海外スタジオ使ってるじゃないか。

この件についてスクエニからの公式見解って出てるの?

出てはいるけど、
「お客様のご要望にあわせた対応が結果的に失敗した」
というもので日本のユーザーが納得していないらしく、余計に騒ぎが広がっているらしい。

例によって外野が騒ぎ立てているだけだろ。
開発のどの段階かは分からんがミスが発生してそれをごまかそうとしているのはあるかもしれんが。
ただ、スクエニの危機管理とユーザー対応体制についてはちょっと心配になった。

いや中国語化自体は別に反対しないよ。
でもこんな出来の悪い中国語化ならいらん。マジメにやってくれ。

そういや中国市場では盛大と組んでFF14を展開するんだっけ?
中国でのサービスにおけるアップデートの頻度がどうなるかは気になるね。
海外の作品はアップデートパックの審査が通らないことも多いからなぁ。

海外のネトゲは審査を通過するのが難しいからね。
アップデートパックのたびに審査が必要になるから、実際に中国でやるとしてもどこら辺まで日本と同じに出来るのかが心配。

FF14を中国化するだと!?
課金システムを導入しまくって、ドロップ率を日本サーバーより低くし、ゴールドファーマーが横行し、多額の利用料金をチャージすれば特殊装備がもらえるとかになってしまうのか……?

まーたアホな笑い話ってところかね。

別にどこが作ろうが関係ないだろ。
スクエニのブランドから出て、面白い作品であれば問題ない。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的には
「ネットでよくあるデマや祭りの類」
といった感じに受け取られているようです。

そもそも中国にはスクエニの子会社がありますし、
以前にもスクエニは中国の清華大学と組んで育成コースなんかを立ち上げるなどといった動きがありましたから、中国系の開発が入っていても別に不思議ではないと思われているようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク達が初めて読んだ漫画

「中国のオタクな人々が最初に読んだ漫画って何ですか?」
という質問をいただきました。ありがたやありがたや。

このブログでは過去に中国オタクが「初めて見たアニメ」「初めて手に入れたオタクグッズ」「初めて読んだライトノベル」といったものを書いていますが、考えてみれば漫画についてはまだ書いていませんね。
そんな訳で、今回は中国オタクの面々が初めて読んだ漫画についてちょっと調べてみました。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


オタクをやっている我々にとってアニメや漫画やゲームは馴染み深いモノだけど、最初に接した作品はアニメだという人間が多いと思う。
ただ、私の場合深く印象に残るのは漫画ってことが多いね。初めて読んだ「ドラえもん」のことはいまだによく覚えているよ。
みんなが最初に読んだ漫画ってどんなの?

確かに漫画は記憶に残るね。何度も読み返したからかな。
私が最初に読んだのはたぶん「金色のガッシュ」か「ベイブレード」だと思う。

小学校のときに自分のお小遣いで初めて買った「ドラゴンボール」が最初だ。
何時の間にかなくしちゃったけど、内容はよく覚えている。

今更最初に読んだ作品とか思い出せないわ……

やはり「ドラえもん」か「ドラゴンボール」が多いんじゃないか?
昔はスキャンレーションでのアップロード作品やファンサブ翻訳グループなんて無かったし。

初めて最初から最後まで読んだのは「SLAM DUNK」だね。
次に最後まで読んだのが「ラブひな」。それのせいで深みにハマってしまった……

最初に読んだのは「ドラゴンボール」かな。
ただ、日頃見るのはやはりアニメの方がメインになるね。

親に買ってもらった「トムとジェリー」、「ガーフィールド」が自分の最初の作品だね。

小学校に上がる前に既に「ドラえもん」を読んでいたのは覚えている。
当時の自分にはまだ何が書いてあるのかよく分かっていなかったはずだけど、すごい好きだったね。

小学校の頃にお昼代を貯めて買った「名探偵コナン」が自分にとっての最初の漫画かなぁ。

私は「ドラえもん」だね。この作品から入ったという人は多いと思うよ。

子供の頃呼んで記憶に残ってるのは「ドラえもん」と「ドラゴンボール」だな。たぶん最初に読んだのもこのどっちかだと思う。
あとドラゴンボールに似た名前の作品で「九龍珠」というのもあって、それも結構好きだった。

(訳注:ドラゴンボールの中国語名は「龍珠」「七龍珠」というのが一般的です)

「九龍珠」の日本語のタイトルは「YAIBA」だな。「名探偵コナン」の作者の昔の作品。
そんな「ドラゴンボール」のパクリみたいな名前つける必要の無い面白い作品だと思うが、翻訳側が間違って見たり、興味を覚えたりすることを期待してそういう名前を付けたんじゃないかね。

私も最初に読んだのは「ドラゴンボール」か「ドラえもん」のはず。
それにしても翻訳の中にはイイカゲンなものもあったね。昔私が読んだ「ドラゴンボール」では「カメハメ波」のことを「衝撃波」と訳してあったんだが、日本語が分かるようになってから原著を読んでショックを受けた。「カメハメ波」を中国語に訳すのが難しいのは分かるが「衝撃波」はいくらなんでも手抜きすぎる。

そういえば、私が最初に読んだのは「らんま1/2」なんだがその翻訳タイトルは「七笑拳」だった。翻訳も酷かった印象がある。
今では「乱馬1/2」のタイトルでちゃんとしたのが広まっているからいいけど、昔は他にもイイカゲンな訳の作品多かったよね。

そういや翻訳とはちょっと違うけど、一時期海賊版業者が売り上げ伸ばそうと作者名をなんでもかんでも「鳥山明」にするという現象が起こっていたな。
俺が覚えている一番ヒドイのは、うるし原智志の「キラリティー」を鳥山明名義にしてあった。

最近の子供は「ドラえもん」をキレイなオリジナル版で手に入れられるからちょっとウラヤマシイね。私の頃は海賊版で印刷もイイカゲンだったし、エピソードもごちゃごちゃだったからなぁ……

印刷も悪くて、訳もイイカゲンだった。でもそれしかなかったからね。
しかも、海賊版業者はセット販売じゃないと売ってくれないし。俺は「3×3EYES」を何度セット購入したか……
今は日本の原著や香港台湾版のちゃんとしたのが簡単に手に入るからいい時代になったもんだ。

私の初めて見た作品は漫画雑誌に載ってた「らんま1/2」だね。
そういや昔はわりと漫画雑誌あったんだけど、最近はかなり少ないなぁ。

小学校の頃にうっかり「遊戯王」に触れてしまったのが最初。そしていまだに遊戯王から離れられないままです。
当時私の小学校ではクラスの男子がほぼ全員ハマっていました。

エロに惹かれて「快感・フレーズ」から漫画に入った私はやはり珍しいのか。

私は「るろうに剣心」から漫画に入ったよ。
当時クラスメートの間で貸し借りしまくっていたから、ストーリーをきっちり最後まで追うのは時間がかかったわ。

私が最初に読んだのは「ダイの大冒険」かな。
私が読んだのは「神龍之謎」という中国語名だったから、ずっとドラゴンボールの関連作品だと思っていた。

自分が昔から持っている漫画で古いのは「ドラえもん」と「タンタンの冒険旅行」だから、最初に読んだのはこのどっちかなんだろうな。

「ドラえもん」は中国の子供の漫画の入門書になっているよね。
しかし問題は「しずかちゃんのお風呂」が中国語版からは無くなっていたり修正されたりしていることだ。
中国で出版する為には避けて通れないこととはいえ、非常に残念。



とまぁ、こんな感じで。
「ドラえもん」と「ドラゴンボール」が最初に読んだ漫画というのがかなり多いようです。

考えてみれば、中国の漫画市場が基本的に海賊しかなかった頃からこの2作品の人気は非常に高く流通する量も多かったようですし、正規ルートで出版されるようになってからは書店にもバンバン並んでいます。作品の面白さと流通する量から考えると、ある意味当然のことなのかもしれませんね。

ちなみに、「ドラゴンボール」は比較的若い世代の中国オタクの間においてはそこまで人気が高いわけではないのですが、私が中国に行った90年代半ば頃は非常に人気が高かったです。
鳥山明の作品は「ドラゴンボール」の他に「Dr.スランプ」も人気でしたし、当時の中国で日本の漫画家といえばまず鳥山明の名前があがるような感じでしたね。

また当時の私はたまに日本から雑誌を取り寄せていまして、その中には少年ジャンプなんかもあったのですが、それを学校にもって行ったら中国人のクラスメートにかなり喜ばれたなんてこともありました。
「孫悟空がスーパーサイヤ人3になっただと!?」
「剣心の新必殺技は天翔龍閃というのか!?」
といった感じで、ジャンプの最新の展開を読めるのがかなり嬉しいという話でした。

当時はまだインターネットも黎明期でしたし、
海賊版が中国本土に入ってくるのもタイムラグがかなりありました。
またそもそも海賊版の書籍は安定して続きが読めるとは限らないので、日本からかなり遅れて私のところに届く雑誌でもかなり価値があったようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

それから、多くの質問をいただいている今月初めに北京で行われた置鮎龍太郎&緑川光イベントについてですが、たぶんこの連休で記事にまとめることができると思いますので、申し訳ありませんがもう少々お待ちください。


中国オタク的「初めてのライトノベル」

中国オタク達が初めてみたアニメ作品

中国オタクの「初めて手に入れたオタク的グッズ」

中国オタクの「さくらんぼ小学校問題」への反応

先日、山形県に開校予定の小学校「さくらんぼ小学校」と同名のアダルトゲームサークルが存在していたことから学校名を変更するといったことがニュースになりました。
山形「さくらんぼ小」、校名変更へ アダルトアニメサイトと同名で(産経ニュース)

ゲームサークル「私立さくらんぼ小学校」、名称変更を検討(ITmedia News)

日本のネットでの反応については痛いニュースさんの記事などをご参照下さい。
さくらんぼ小学校、校名変更へ…アダルトサイトと同名で(痛いニュース)

「小学校の名前が同人エロゲーとかぶってしまったために名前の変更をすることになった」
という事件には中国オタクの面々も驚いたようで、中国のソッチ系の掲示板ではちょっとした話題になっているようです。そんな訳で、今回はその反応などについて少々やらせていただきます。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


学校の名前すら変更させるとは……やはり日本の二次元の力はすさまじい。

「櫻桃小学校」か。名前のイメージとしてはそれほど悪くないように思えるが。

(訳注:中国語で「さくらんぼ」は「櫻桃」になります)

さっさとこのエロサイトを検索結果から消せばいいだろうに。
いちいち変えるのはめんどくさすぎるだろ。

ウチの国と違って日本では簡単にサーチエンジンの結果を変えたり特定のワードを表示できなくすることなんてできないぞ。できるのはクライアント側でフィルタリングをかけるくらいじゃないか。

「櫻桃小学校」ってのはわりと良い名前なんじゃないか?
まぁエロサイトが先にあったのが不幸なのかもね。

さくらんぼ小学校はエロサイトじゃなくて、同人エロゲサイトだぞ。
ロリ系のゲームを制作しているところでかなり有名な大手サークル。

こ……これが「さくらんぼ小学校」のゲームだと……!?
なんかこう、確かに間違っているかもしれないが、何か愛を感じてしまうゲームだ。

そもそも、英語でもチェリーは意味的にアレだからやめた方がいいんじゃないかなー

まぁ問題なら早いうちに変えた方がいいだろうね。
ただ、かぶっていても「櫻桃小学校」という名前自体は悪くないと思う。

「櫻桃小学校」ってちょっとヘンな感じもするけど別にいいんじゃない?
抗議する人間はエロゲーの方を知っているということだから全員ロリコンに違いない。そういった所からの意見は別に気にするほどでもないだろ。

「櫻桃小学校」ってその地方の名産を学校の名前にしたのか。こういった経緯で使えなくなるのは気の毒だね。

ふむ……私は日本の文化研究の観点からこの問題について非常に興味がわいた。参考資料として、さくらんぼ小学校のゲームのCGをもっとたくさんいただけないだろうか?
できれば圧縮ファイルで。

普通の名前の学校がロリエロゲーとかぶったから改名しなければならないとは……何ともいえない事件だな。

これ、エロゲー作ってるゲームサークルを潰して終わりとかになるんじゃないの?

故意では無いとはいえ、小学校の校名にロリエロゲーの名前をつけてしまうなんてやはり日本はトンデモナイ国だ。今更小学校の名前を変えたくらいでどうにかなるとは思えないから、もういっそこのままで押し通すのも良いんじゃない?

本当に故意じゃないってのが信じられないんだが。
検索エンジンで調べればすぐに分かることだし、トップが知らなくても関係者の誰かは分かると思うんだが。

ゲームが癒し系とかだったらまだ良かったが、さすがにロリゲーで小学校はイロイロと危険だよな。

ネットがこれだけ広まっている時代だし、学校の公式サイトを探そうと検索したらエロサイトが一番上に表示というのはだめだろう。

実際に犯罪者が来る可能性なんかも高くなりそうだよね。
まだ正式決定じゃないんだから変えた方がいいよ。

小学校の名前がエロゲーとかぶるというのは悲劇だと思う。
学校にとっても、エロゲー制作側にしても。



とまぁ、こんな感じで。
どちらかと言えば学校側に同情的な反応が多いですかね。

また「さくらんぼ小学校」という名前そのものについては、
日本のネットの反応と違い「そんなに悪くない名前」だと思われているようです。これについては翻訳を経たことなども影響しているのかもしれません。

中国語では「さくらんぼ」を「櫻桃」と書くのですが、このニュースの情報が伝わる段階で翻訳が入りますから学校名も中国語に変換されて
「櫻桃小学校」
となり、このニュースを知った中国オタクのほとんどは中国語表記の字面で認識している模様です。

やはり語感などを含めて
「さくらんぼ小学校という名前を日本人が聞いたときに感じる印象」
についてはあんまり伝わっていない模様ですが、こういった辺りのニュアンスがキッチリ伝わるのは難しいのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクの間で「ソードアート・オンライン」が中国のネット小説っぽいと話題に

現在電撃文庫で刊行中の
「ソードアート・オンライン」(以下文中ではSAOと略させていただきます)


ワードギア(作者公式サイト)

「Sword Art Online刀剣神域」という中国語名で既に翻訳出版も行われているそうですが、この作品がラノベ読みの中国オタクの間で
「なんか中国によくあるネット小説っぽいぞ」
と話題になっているようです。

中国ではネット小説の投稿が盛んなのですが、
ネット上の作品にはゲームっぽい設定やゲームのプレイヤーを題材にした作品も珍しくは無いそうで、ネットゲームのプレイヤーを題材にしたこの作品はどこかで見たような気がするのだとか。
そんな訳で、今回はその反応についてちょっとやらせていただきます。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた話題を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


電撃大賞の大賞受賞者の作品で話題になっているというからSAOを読んでみたんだが、真っ先に思い浮かんだ感想が「どこかで読んだことがある」だった……

ネトゲを題材にした作品ってウチの国のネット妄想小説でも少なくないからね。確かによくある設定か。

似たようなテーマでそれ以前に出た作品である「千の剣の舞う空に」やゲームの「.hack」に比べると、現実とゲーム内の世界、二重のキャラクターが並行して存在することによる面白さが描写されていない。
なんでこれが日本で人気になって話題になっているんだ?
俺は日本のラノベほとんど読んでるし中国のネット小説もたくさん読んでるけど、これより面白い作品なんていくらでも中国のネットにあるよ。

確かにこれが大賞受賞者の作品ってのは信じられないわ。
ストーリーの要素はボスキャラを順番に倒してるということ以外存在しない。
しかも続巻が順次刊行?そんな売れるもんなの?

ストーリーに関しては、そこまで悪い組み合わせじゃないと思うよ。
他の作品でも伝奇モノとか長編漫画とかは基本的にボスを倒したらもっと強いボスが出てくるって流れだし。

私は逆にSAOのようにゲームに入ってしまってそこが全てになるというのは良いやり方だと思うけど。そちらの方がまだ「ファンタジー」として認められる。
「ネットでは龍、リアルでは虫」みたいなネタはもう飽きた。ネットの鬼のような強さをリアル社会の成功に結びつける為に、ネトゲ通貨とリアルマネーを同価値にするとか勘弁してくれ。

読んでる時はネトゲの世界は夢のようなもので終わってみたら時間もそれほど経っていない……というような終わり方だと思っていたから、きっちり2年経ってしかもリアル社会の主人公は肉体的に寝たきりで衰え、イロイロと問題も解決していないっていうのには意表をつかれた。続きもあるみたいだしちょっと楽しみ。

俺はSAOは中国によくあるようなネトゲネタ妄想小説より随分と良いと思うけどね。ゲームやってるだけでその世界の皇帝として君臨しちゃったりするような展開では無いし、ちゃんと恋愛要素も混ぜてくれているし。

こういう妄想小説みたいなジャンルの作品がライトノベルの電撃文庫で出版されて評価されるものなんだろうか。これだったら似たようなの幾らでも出てきそうな気がするけど。

それは私も思った。SAOが作品として面白くないわけじゃないんだけど、ライトノベルでこんな妄想小説みたいに安易なネタやっちゃって良いのかね?

まぁ「どっかで見たことある」題材というのには同意。
ただ「ログアウトできない」「死んだら終わり」「ゲームクリアでしか生き残れない」「明確では無いが時間制限アリ」といった要素は緊張感を出せていいと思うよ。この辺はよくあるネトゲ妄想小説とは違うね。

全体的に悪くないんだけど、ストーリー展開が速過ぎるのはちょっと残念だね。
あと主人公が何でもできる最強の存在では無いけど、適度に妄想にひたれる強さってのは好み。

日本の商業作品だし、さすがに描写や設定の精緻さはウチの国でそこら辺にあるネット小説より上だよ。
別に俺は中国国産のネット小説を嫌っているわけではないし面白い作品もあると感じているが、字数ばっか多くて内容がどんどん薄くなるのが多いのはイヤになる。

突然神様に出会ったりして幸運やら能力に恵まれまくるネットの妄想小説なんかよりいいよ。

同じ作者だったら「アクセル・ワールド」の方がいいんじゃないかね。
私はあっちの方が引き込まれるものがあった。SAOは読みやすいんだけど、こっちの想像を超える展開が無いからなんとなく盛り上がらない。

読み進めるのは非常に簡単な作品だよね。
ネット小説なんかで慣れ親しんだ題材だし。ただ俺は主人公の性格が気に入らなくてダメだったわ。

ストーリー性の不足というか単純な話すぎるのは問題だと思う。
単純に強くなるのを描写するストーリーでしかないのはどうかね。

確かにストーリー部分は単純だが作品全体として見れば成功してると思うよ。
ネットゲームという慣れ親しんだ題材だから過剰な説明をしなくてもちゃんと設定が分かるし作中の雰囲気もきちんと描写されている。
ご都合主義な内容も読んでるときはそれほど気にならなかったわ。

個人的にはかなり読める作品だった。題材もありがちだけど、それだけに入り込み易い。
欠点も目立つし人によってはネットの妄想小説だとか批判したくなる所があるかもしれないけど、娯楽小説として考えればわりとイイカンジの作品だと思う。

第1巻としてまとめるということなら、このストーリーの速さも悪くないと思うよ。てかホントに続き出るんだよね?翻訳出版版は何時になるのか……

設定が分かり易いし良いテンポで1巻読み終わったが最後で「これで終わりなの?」と思ってしまった。
日本のラノベの作家って1巻だけで完結させる習慣が無いんだろうか。
まぁ日本で続きが出ているみたいだし、ちゃんと終わってくれることを祈るよ。

SAOは作者が昔ネットで公開していた作品らしいよ。
確か第4部までと幾つかの外伝がある。そっちを読めば、また評価も変わるんじゃないかな。
設定が単純すぎると感じている人もいるだろうけど、これ後の方でどんどん世界が広がるし、現実世界だけじゃなく別のゲームともつながっていく。

ネットで公開した作品をライトノベルとして出版するってのはちょっと不思議な感じもするね。
ライトノベルの場合、ネットで公開している作品があってもオリジナルの作品を書いてコンテストに応募するか編集に持ち込むかしなければならないものだと思っていたよ。

やはり日本でもネット小説の作品からの出版ってあるんだね。
考えてみればウチの国では珍しくないし、ネットが発達した現在ではどこの国でもありそうだ。

俺はこの作品かなり楽しめたね。
あと、ネトゲネタというこっちでもよくある素材を使った内容についてはどこの国でも同じようなことを考えるもんだと思ったよ。
日本のライトノベルもそれほど遠い存在じゃないんだと感じた。



とまぁ、こんな感じで。
作品についての考察などもありますが、やはり既視感を覚えるという反応が多いですかね。中国ではネットゲームも盛んですから、ある意味そういったものは日本以上かもしれませんね。

それと上で紹介した発言の中にはゲームの「.hack」やファミ通文庫の「千の剣の舞う空に」と比較する発言がありますが、SAOのネットでの連載が2002年からだったと思うので、作品が出た時期は「.hack」と同じくらいでしょうか。

また、仮想世界のゲームがテーマの商業作品ということでしたらライトノベルでも早い時期に「クリス・クロス」などが出ていますし、そういった仮想世界ゲームネタについては私が思いつくだけでも80年代に既に「クラインの壺」なんかがありますが、日本の商業作品でそういったテーマの作品が中国オタクの周りにはあまり入っていないんでしょうかね。


ちなみにライトノベルでネット小説から商業作品になった中ではSAOの他にも、
「錬金術師ゲンドウ」から出版になった「福音の少年」

「和風Wizardry純情派」から出版になった「迷宮街クロニクル」

といった辺りの作品も個人的にオススメです。
SAOやこれらの作品の元になったネット小説には私が中国にいて日本語の読み物に餓えていた時、その飢えを癒していただきました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国では貴重にして珍しい創作の場、ネット小説投稿サイト「起点」

中国オタクのカプコン稲船氏の「日本のゲーム産業終了発言」への反応

カプコンの稲船氏と言えばロックマンや鬼武者を作り、
最近では日本のゲーム業界の先行きについての警鐘を鳴らす発言で知られているかと思います。
稲船氏の発言については、以下のサイト様の記事などをご参照ください。

稲船氏が日本ゲーム市場の将来を危惧、カプコンの対抗策とは(Game*Spark)

カプコン稲船敬二、ここ最近の海外発言まとめ (はちま起稿)

この稲船氏の一連の発言について
「中国オタクの反応はどうなのか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてやらせていただきます。ありがたやありがたや。

それで以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた発言を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


そうか。日本は危ないのか。だが中国のゲーム業界はとっくの昔に死んでいるんだが。

てかウチの国のゲーム業界が生きていたことなんか無いよな。

言われてみれば確かにここ数年、日本のゲームって革新的な作品ってのが無いよね。

日本ではあれだけたくさんのエロゲーが毎月出ているのにヤバイのか?

少子化で日本のゲーム市場が縮小する傾向はあっても、日本のゲーム業界が死んだというのは言いすぎじゃない?
DSやPSPは売れているし、市場もまだ十分な規模だと思うけど。

まぁ、日本のゲームがどうなろうと中国の国産ゲームが良くなることはねぇな。
あと最近欧米のゲームが力をつけているのは確かだね。
ただ、日本のゲームはアニメや漫画を題材にしたキャラクターゲームが随分と遊べるようになってきているからそんなに悪くないと思うけど。

日本のゲーム業界が死んだ!?
中国のゲーム業界なんか一度も「生きた」ことがねぇよ!

海賊版が無ければ中国のゲーム業界も少しはマシになったのかなぁ……

海賊版はディスク1枚5元(約70円)だからな。こんな状況じゃあアイテム課金のあるネトゲくらいしかゲーム会社存在できない。

日本はまだそういった現状を否定したり心配したりする発言が出来るだけマシだ。
ウチの国なんか海賊版だらけで版権すらまともに保護できていない。

正直、稲船氏の発言は随分と贅沢な発言に思える。
日本の市場がどれだけ良好なのか理解していないんじゃないか?

確かに現状では日本の技術が欧米に比べて劣っているから、日本のクリエイターが危機感を持つのは正しいよ。
ただ、ウチの国はそんな心配すらできない状態なんだよね……

俺も一応意識してオリジナルのPCソフトを買っているけど現実は残酷すぎる。
ちょっと面白いゲームが出ても売り上げが伸びないから次回作の品質が落ちたり出なかったりといった負の連鎖が続くばかりだ。
唯一元気なネトゲだって、どれもイラストが違うくらいで中身はあまり変わらんし、課金ばかりだし。

稲船氏の発言って岡田斗司夫の模倣なんじゃない?

日本はコアゲーマーよりオタクが強くなっているらしいから、そっち向けのゲーム作ればいいんじゃね?
初音ミクとか戦国BASARAとか売れているし。

今こそ「ポケットファイター」や「クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡」のようなゲームを作るべきだ。

日本のゲームって大作じゃないけど一点突破的なゲームが出てくるから悪くないと思うんだけどね。
あと世界で最も発達したギャルゲーがあるから大丈夫だろ。

私は自分の中では「普通のゲーム」と「日本のゲーム」って区別して考えている。欧米のゲームと似たような作品は作って欲しくないなぁ。

市場縮小というのが問題なのかな。
現状の大作ゲームの開発費を考えると、世界市場を狙うのが唯一の選択なのは間違いないだろう。

日本のゲーム業界も今までの手法が通用しなくなって、業界の転換期になったってことだろ。
こういった転換期には「○○は死んだ!」と大声で否定するのが必ず出てくる。

欧米のゲームってファーストフードみたいで、一部の名作以外は内容が薄いんだよね。稲船氏のゲームがそういった作品にならないことを祈るよ。
あとロックマンX9出してくれ。

大作しか生き残れない欧米の市場と違い、日本のゲーム市場って小規模のゲームで利益を出せるのが良い所だと思うんだけど。

カプコンはスト2やバイオハザードにより世界で利益を上げているから視点が違うんじゃないか?
でも欧米系の大作開発は莫大な資金がかかる上に利益率も良くないからリスクも高いだろうね。カプコンは私も好きな会社だから、失敗して大ダメージとかにならないと良いけど。

俺はずっと欧米系のゲームやってる人間だけど、日本は任天堂とセガとカプコンとSCEがあるからそう簡単に死なないだろ。
最近よく否定される日本のRPGにしたって欧米のRPGとは実質的に別のジャンルとも言えるしね。

ファルコムの英雄伝説シリーズとかは無くならないで欲しいよね。
別にターン制がリアルタイムと比べて劣っているわけでもないし、ストーリー重視の作品が悪いわけでも無い。重要なのはゲームとして楽しめるかどうかだ。

世界市場を狙った作品を作ってもいいけど、日本的なセンスやシステムの良いところは消さないで欲しい。
FF12や13も自由度は無かったけど戦闘システムは素晴しかった。欧米と日本のゲーム、どちらにだって良い所と悪いところがあるんだから。

ところで、中国のゲーム市場が「生まれる」のって、いつになるんでしょうか……



とまぁ、こんな感じで。
日本のゲームには独自の良いところがあるし、中国に比べれば日本はまだ十分良い業界だという反応も多いですね。
まさに「ドウシヨウモナイ」としか言いようの無い中国のゲーム業界と比べるのは何か違うような気もしますが……

ちなみに本題とは関係有りませんが稲船氏を紹介するときに「遊戯鬼才」という二つ名付き(?)のものがありました。「遊戯鬼才・稲船」ってなんかカッコイイですね。

それにしても、現在の日本のゲーム市場を見た場合、やはり世界の最先端を走った経験のあるクリエイターからすると我慢できない状態なのかもしれませんね。

今の日本のゲーム市場ではソーシャルゲームやガラケーのゲームなどの、ゲームとしてはそれほど複雑ではないものの低開発費でローリスク更に課金システムにより当たればでかいというジャンルが大きくなり、それに引き換え今までの流れにあるゲームでは新しいことをやったり新しい要素のあるゲームを作ってもそれほどリターンが無いという難しい状況になっているのは確かかと思います。

また、次世代機のHDゲームの精緻なグラフィックやエンジン、広大なフィールドの作りこみはハリウッド映画のような予算とマンパワーが必要ですし、そういったことを実現するのは日本のゲーム会社や現在の日本のゲーム市場規模だけでは難しいでしょうから、昔に比べて日本のゲーム会社が家庭用据え置き機での大作を作るのが難しくなっているというのはありそうですね。
携帯機メインのユーザーも増えているようですし。

私自身、携帯電話でゲームする気にはならないものの、最近ではPSPやDSのゲームがメインでPS3やXBOX360はあまり動いていません。
私みたいな現状で満足しちゃうユーザーが増えていくと、そりゃ発展しませんよね。

ただ、個人的には現在のPSPやDSのレベルでも十分に面白いゲームが出ているように思えるのも確かだったりします。
自分でもハッキリしたことは言えないのですが、「良いゲーム」「面白いゲーム」が出て欲しいとは思うものの、何をもって「良い」「面白い」とするのかが自分でもハッキリしなくなっているようにも思える今日この頃です。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

フルメタル・パニックは理想的な中国オタク的妄想の一つ

ついに完結した
「フルメタルパニック」

ですが、この作品は中国オタクの間で非常に人気の高い作品です。

さすがに「NARUTO」や「名探偵コナン」などに比べると一歩譲る所はありますが、ややディープな層を中心としてかなり幅の広い層からの支持がありますし、中国オタクの間で下川みくにの知名度が非常に高いのもこの作品の主題歌を歌っているからというのが大きいですね。

先日「中国でのフルメタルパニックの人気が高い理由は?」という質問をいただいたので、今回はそれについてやらせていただきます。ありがたやありがたや。

さて、「フルメタル・パニック」が中国オタクに人気な理由ですが、
中国で作品が知られるようになった時期が比較的初期で中国のオタクな若者の数が拡大する流れに乗ったこと、
そして「フルメタル・パニック」の設定やストーリーが
「中国オタクの妄想を具現化」
したようなところがあるというのが大きいかと思います。

まず時期についてですが
「フルメタル・パニック」が中国で人気になったのは2003年に放映された原作の短編をアニメ化した
「フルメタル・パニック? ふもっふ」

の影響が一番大きいそうです。
ちょうどこの時期は中国でブロードバンドが普及していった時期でもあり、
ネット環境の整備と共に中国のオタクコミュニティも拡大していき、その流れに乗って中国オタクの好みに合ったこの作品の人気も上昇していったとか。


次に「中国オタクの妄想の具現化」について。
「フルメタル・パニック」は学園モノとミリタリーとロボットが絡む作品ですが、実はこの各要素が中国オタク的「妄想ネタ」にガッチリとハマっていたりします。

「学園モノ」ということに関しては、
中国と日本の学校では少々異なる部分もあるものの、
同世代の人間が学校に集まって学生生活を送るという基本的なところは同じですからイロイロと共感したり妄想したりできるジャンルです。

そして「ミリタリー要素」も中国オタク的に非常にウケのいいネタです。
中国の若者は抗日戦争や国共内戦などにおける軍や軍人の「英雄的行為」を小さい頃から教えられて育ち、学校でも軍事訓練などをはじめとする国防教育を受けていますから、中国の若者にとって「軍事」はかなり身近な要素です。

また、中国の子供が慣れ親しむ悪いヤツラ(まぁ主に日本軍なんですが)をバッタバッタとなぎ倒すヒーローも軍人です。
そして中国では基本的に「勝った戦争」「ピンチから大逆転した戦争」を教えているのでミリタリー関連に対しての拒否感は少なく、憧れが強かったりします。

そしてこのような背景からか、中国では中二病的妄想に
「軍人やエージェントとしてモノスゴイ有能で、敵をばったばったとなぎ倒す大活躍」
というのが必須ジャンル(?)としてあるようで、ミリタリー的な設定で一騎当千というか無双っぽいことをしたり、軍を指揮して大活躍したりといった妄想するのは中国オタクの若者の誰もが通る道だそうです。

もちろん武侠や剣と魔法のファンタジー、超能力や妖怪などの伝奇モノも妄想のネタにはなるようですが、それよりもミリタリー的な妄想の方が一般的(?)だとかなんとか。
中国のネットに流れている数多の創作小説の中にも、そういった妄想ミリタリーモノやら火葬もとい仮想戦記モノがかなりあったりしますね。

そういったことから、
アニメや漫画などのオタク関連の作品にミリタリー要素が含まれていると中国オタク的には妄想したりツッコミを入れたりとかなり楽しめるようで、かなり食いつきが良いですね。

例えば「ガンパレード・マーチ」や「マブラヴ」はコアなファンを中心として人気が高いですし、最近では「戦場のヴァルキュリア」や「ストライクウィッチーズ」が中国オタク的に話題になりましたが、ミリタリー要素が含まれていたからというのも大きいかと思われます。

そして「フルメタル・パニック」には、
凄腕の兵士であるものの日常生活の常識は皆無な主人公「相良宗介」が普通の学園生活に紛れ込み戦争ボケした常識の無さから巻き起こるコメディと、時折垣間見せる凄腕の兵士の能力による活躍があり、そこへ更に新型のロボット兵器ASによる活躍が加わるわけですから、「中国オタク的中二精神」(?)をわしづかみにしてしまうようです。


またグダグダと書いてしまいましたがとりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の学校生活における重要イベント「軍事訓練」

戦場のヴァルキュリアが中国オタク的に好評
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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